「トレンドに沿っているのに
エントリー後即逆行されます」

といった悩みをいただきました。

 

FXの場合、エントリー後に
そのまま順行して
利益になる事は
そこまで多くありません。

その為、エントリー後に
即逆行されるのは
ある程度仕方ありません。

 

ただ、そうはいっても、
実際に見てみないと
何とも言えないので
その人のトレードを見せてもらったら
即逆行される原因がわかりました。

 

原因はエントリーの待ち過ぎ

トレンドに沿っているのに
エントリー後に即逆行されて
損切りになるという人の
トレードを見せてもらったところ、

“エントリーを待ち過ぎている”

というのがわかりました。

 

例えば、今回悩みをくれた方の
とあるトレードを見せてもらったら、
下記画像の黄色マルのような場所で
エントリーをしていました。

 

上記のエントリーを見ると、
後付けにはなりますが、
かなり上がりきったところで
買いエントリーをしていますよね。

 

そこでこの方の
エントリー根拠を聞いたら、

“5分~4時間MAが
全て上向き(下向き)になって
全部の時間軸でトレンドが明確になったら”

ということでした。

 

これを聞いた時に、

「安全に考えすぎて
エントリーを待ち過ぎかな」

という印象がありました。

 

確かに、MAを利用して
トレンド判断を行うこと自体は
何も間違っていません。

むしろ良い方法だと思います。

 

ですが、この方の場合、
全ての時間軸に対して
同じ根拠を使っています。

これだと、
凄く強いトレンドが出ていれば、
成功することもありますが、
そうでない場合は、
トレンド転換間近での
エントリーになることが多いです。

 

むしろ、私の経験上、
エントリーが遅くなりすぎて
勝率が悪くなる傾向があります。

 

待てば勝率が高いというわけではない

FXで安定した結果を出すには、
自分に合った手法を作って
そのエントリーポイントに来るまで
待つことが大事です。

 

相場の格言でも

“待つのも相場”

なんて言われますよね。

 

これは私もその通りだと思います。

自分のポイントに来るまで
待った方が勝率も高くなります。

 

しかし、安全性を重視し過ぎたり、
過度に怖がったりして待ち過ぎると
それが逆効果になる事の方が多いです。

 

特に、テクニカル指標を使う場合、
ローソク足を中心にトレードをするよりも
どうしてもエントリーが遅れる傾向があります。

それなのに、
いくつもテクニカル指標を加えたり、
全ての時間軸に対して
同じテクニカル指標の
条件を付けたりすると、
更にエントリーは遅れていきます。

 

こうなってしまうと、
“待つのも相場”
というのが通用しなくなって
逆に勝率が落ちやすくなります。

 

実際に昔の私も、
テクニカル指標をたくさん入れて

“全てが上昇トレンドの数値になるまで
エントリーはしない”

なんて似たような事をしていました。

 

ですが、これのせいで
エントリーが遅れて
ブレイクを狙う形になって
何度もダマシに会った経験があります。

しかも、
テクニカル指標を何個も入れることで、
エントリーチャンス自体が激減して
全然上手くいきませんでした。

 

適度に緩さを持たせることも重要

安全性を重視し過ぎて
待ち過ぎると
エントリーが遅れて
逆効果になります。

 

ですから、
エントリー条件に
適度に緩さを持たせることも
実は重要になってきます。

 

例えば、
今回お悩みをいただいた方のトレードだと、

“5分足~4時間足まで全てが
上昇トレンドになったらエントリー”

となっていましたよね。

 

ですが、今回の場合であれば、
この時のトレンド判断を、
1時間~4時間足をメインに
考えていけば十分です。

 

なぜなら、
トレンドは短期足よりも
長期足の方が
強く反映されるからです。

その為、
短期足が多少下落基調でも、
結局は長期足の流れに沿って
動くことの方が多いです。

 

今回のトレード手法であれば、
短期足に関しては、
無理にMAが上向きになるまで
待つ必要はなく、

・転換の形になったらエントリー
・MAを上抜けたらエントリー

といったように、
適度に下落基調を受け入れて
エントリーをしていった方が
上手く押し目や戻りを
取れることが多いです。

 

そもそも相場は生き物なので

“こう動きやすい”

というのはあっても、

“必ずこう動く”

というのはありません。

 

だから、完璧を求めてしまうと、
ほんの少し条件から
ずれた動きをしただけで
途端に通用しなくなる事が多いです。

 

エントリー条件を絞るならまずは検証で

エントリー条件を絞り過ぎて
待ち過ぎると
逆効果になることが多いです。

 

「それでも
エントリー条件を絞らないと不安」

なんて思う場合は、
リアルトレードでするのではなく、
まずは検証で試してみましょう。

 

そして、
条件を絞った手法が
本当に通用するのかを確認してから
リアルトレードへ移行しましょう。

 

むしろ、検証時は
エントリー条件を絞った方が
一貫したトレードデータが取れるので
実は効果的だったりします。

あとは、そのデータを全て見返して、
通用するならリアルへ移行すればいいし、
ダメなら少し条件を緩めるか、
テクニカル指標を1つ加えて
再度検証してみるのが良いです。

 

もし、検証方法がわからない場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
FXで勝てる手法を作れる具体的な検証方法とは?

 

手法は単純なもので結果は出る

FXで使う手法自体は、
条件を絞らなくても
実は単純な手法で十分結果は出せます。

実際に私自身も、
トレンドが出ている最中の
単純な押し目買いと
戻り売りがほとんどです。

 

その為、個人的には
ローソク足が作り出す
チャートをメインに
手法を作るのがいいと思います。

テクニカル指標は使うにしても
最初は1つで十分です。

 

それで勝てるようになって

「もう少し何か加えたいな」

と思えば、その時に
他のテクニカル指標を
足してもいいと思います。

 

もし、単純な手法でも
本当に大丈夫なのかを
知りた場合は、
以下の記事も参考にしてみてください。
FXは簡単な手法で本当に勝てる?リアルな結果をお見せします

FXは単純な手法こそ結果が出やすい!これホントの話

FXが戻り売り、押し目買いの単純な手法でも十分結果が出る理由

 

色々試してみるのもアリ

FXは単純な手法でも
十分結果が出るとはいえ、
実際にトレードをしていて
上手く結果が出ていないと、

「本当に単純なので勝てるの?」

なんて思いますよね。

 

それであればそれでOKです。

まずは自分が思うように
色々と試してみるのがベストです。

 

やはり、
人に言われたことよりも、
自分で体験した方が納得できるし、
理解力も高まっていきます。

更にそれが経験値となって
後々のトレードに
活きてくることも多いですから。

 

実際に私自身も、
とにかく色んな手法を試して
迷走しながら進んだ結果、

「単純な手法の方が結果が出やすい」

という結論にたどり着きましたから。

 

ただし、試すにしても
検証で試すようにしましょう。

リアルで色々やってしまうと、
資金が大きく減って焦ってしまい、
更に余計なことをして
泥沼にはまりますから。

 

私のトレード仲間にも
検証をリアルでやった人がいて、
その人が言うには、

「リアルでの検証は
あまりにも代償が大き過ぎた」

なんて言ってました。

 

まとめ

今回は、

“エントリーが遅れる”

と悩みをくれた方の
トレードを紹介しながら
その原因をお伝えしました。

 

FXは自分の大切な資金を
危険にさらしながら
稼いでいくので、

「損をしたくない」

という気持ちが
どうしても強くなります。

 

これによって、
エントリー条件を絞り過ぎて
安全にいこうとしやすくなります。

ですが、条件を絞り過ぎると
逆効果になることが多いので、
適度に緩さをもった方が
良い方向に行くことが多いです。

 

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