損切りなぜ必要?」

 

こんなことを思う人は多くいます。

 

確かに自分が損切りをした後に
思っていた方向へ反転すると

「損切りしない方が良かったじゃん!」

なんて思いますよね。

 

特に損切り後の反転が連発すると、

「損切りは本当に必要なのか?」
「別に損切りしなくてもいいんじゃね?」

なんて考えてしまいますよね。

 

私も昔は”損切りは必要ない”
なんて思っていましたからね。

それなのに、”損切りは必要”
なんて常に言われているのは
何故なのでしょうか?

 

今回はこの事について、
私の経験から
損切りの必要性をお伝えしていきます。

 

FXは1回の損失で全てを失う可能性がある

FXで損切りが必要な一番の理由は、
たった1回の損失で
全てを失う可能性があるからです

 

基本的にFX相場というのは、
永遠に下がり続けたり、
上がり続けたりすることはなく、

・大きく下がれば反転して上がる
・大きく上がれば反転して下がる

ということが起きます。

 

だから、損切りをしなくても、
8~9割ぐらいはその内戻ってきます。

 

しかし、FXは不確実な世界なので、
下げ止まりや上げ止まりが
どこで起きるのか全くわかりません。

その為、損切りをせずに放置して
戻ってくるのを待っている間に
自分の証拠金維持率が耐えられなくなり、
1回の損失で全ての資金を
失う可能性を秘めています。

 

だからこそ、その不確実な事に備えて
損切りが必要になってくるのです。

いわゆる保険みたいなものです。

 

損切りをせずに資金を失った例

損切りが必要な一番の理由は、
1回の損失で全てを失う可能性があるからです。

この良い例になったのが、
2019年に1月に起きた、
フラッシュクラッシュ相場です。

 

この日は2019年の始まりも始まりで、
1月2日に大きな理由もなく、
突然大暴落を起こしました。

 

この時に、損切り設定をせずに
ポジションを放置していた人達が
強制ロスカットになり、
大損者が続出しました。

 

年始早々、ツイッターのトレンドに
“ロスカット”が出てきたぐらい
騒然としていました。

 

因みに、この時のツイッターは、
以下のようなタイムラインが
めちゃくちゃ多かったです。

 

このように、
FXではいつ何が起きてもおかしくない相場です。

 

しかも、ここ最近の動きを見ていると、
1~2年ぐらいの間隔で、
暴落相場が起きています。

その為、このような時に備える意味でも、
損切りというのは必要になります。

 

ただ、こんな事を伝えたとしても、
「損切りはなぜ必要?」
なんて考えている時点では、
損切りの重要性の10%ぐらいしか
理解できていないと思います。

 

こういうのは、
実際に経験して初めて、

「損切りって必要なんだ・・・」

と認識するものですからね。

 

実際にFXで勝てない頃の私も、
損切りを嫌がって、
しないままトレードをしていたら
何度も大損した経験があります。

関連記事:資金管理さえすればFXは損切り不要?その真実はいかに?

 

機会損失になって資金の回転率が悪くなる

FXで損切りが必要なもう1つの理由に、
トレードの機会損失になって、
資金の回転率が悪くなるからです。

 

エントリー後に逆行されて
ずっと損切りせずに放置すると、
資金が拘束されてしまいます。

その為、これによって、
本来はトレードチャンスなのに
エントリーができなくなり、
機会損失につながります。

 

例えば、下記チャート画像の
黄色マルで買っていたとしましょう。

 

この場合、
基本的な損切り場所としては、
赤ラインを下抜けた場所になります。

その為、赤ラインの少し下で
損切りをすべきです。

 

そして、赤ラインを下抜けたことで、
トレンド転換した可能性が高いので、
次は赤ラインで戻り売りをすれば、
損をした以上の利益が取れて
トータルでプラスになります。

 

しかし、損切りをせずに放置すると、
資金が拘束されて何もできなくなるので、
この売りチャンスも逃してしまいます。

このような事が何度も起きると、
資金の回転率が悪くなり、
増える資金も増えなくなります。

 

また、損切りをしないせいで
含み損が拡大していくと、
ただ状況を眺めているだけになり、
時間の無駄にもなります。

このような事を防ぐ為にも、
損切りは必要なのです。

 

悪い癖がつきやすくなる

損切りをする癖をつけないと、

・ナンピン
・リベンジトレード

といった悪い癖も付きやすくなります。

 

例えば、損切りをせずに放置して
含み損が大きくなってくると、
早くポジションを解消したい気持ちから
ナンピンをしやすくなります。

 

こうすることで、
平均取得単価が下がって(上がって)、
レートが少し戻ってきた時に
プラスマイナスゼロで逃げれるからです。

 

しかし、ナンピンをして
助かってしまったら、

「ナンピンをすれば損切りは不要だな」

なんて間違った認識をしてしまい、
次からも損切りをせずに
ナンピンをしてしまいます。

 

これが癖になってしまうと、
最後はいつかどこかで
ドカンとやられてしまい、
全ての資金を失ってしまいます。

更には、ナンピンによって
失った資金を取り返す為に
いつも以上のロットで
リベンジトレードをしてしまいます。

 

これによって、
更に傷口を広げてしまい、
FXから退場するはめになります。

昔の私も同じ事をして、
何度も退場をさせられました。

関連記事:損切りの大切さが身にしみる!ナンピンで何度も逝った過去!

 

損切りは難しい?

損切りの必要性を疑問視する人は、

「損切りは難しい」

と考えている事が意外に多いです。

 

だから、損切りの必要性を
考える事から逃げてしまい、

「損切りはなぜ必要なの?」

なんて余計感じてしまいます。

 

ですが、実は損切りは
全く難しいことはありません。

「なぜそこで損切りすべきなのか?」

という事が納得できないから
損切りの必要性がわからないのです。

 

だから、

「損切りは本当に必要なのか?」

なんて感じてしまい、
損切りに躊躇したり、
損切りせずに放置しやすくなるのです。

 

ということは、
なぜそこで損切りすべきなのかを
納得することができれば、
損切りをできるようになるはずです。

 

そして、納得する為には、
チャートから相場参加者の心理を
読み取ることが重要になってきます。

もし、この事について、
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
大衆心理を使って損切り位置を見つける方法とは?

 

まとめ

今回は、

「損切りはなぜ必要なのか?」

ということについて、
私の考えをお伝えしてきました。

 

損切りが必要な主な理由としては、

・1回の損で全てを失う
・資金の回転率が悪くなる

といったことになります。

 

特にFXの場合、
何が起こるかわからない世界なので、
損切りをする癖をつけないと、
あっという間に破産します。

ですから、今回お伝えしたことが
少しでも伝わってくれることを願います。

 

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