FXでデイトレをする際の効果的なチャートの見方は?

 

FXでデイトレをする場合、
“チャートの見方がわからない”
という人がいます。

これ実は同じ悩みを持つ人が
けっこう多くいます。

 

昔の私もデイトレをしたいけど、
チャートの見方がわからずに
困った時期がありました。

そこで今回は、
FXでデイトレをする際の
チャートの見方について
解説をしていきます。

 

デイトレ時のチャートの見方はMTF

FXでデイトレをする場合、
チャートの見方としては、
MTFを使います。

MTFとは
マルチタイムフレーム分析の事で、
要するに複数の時間足を同時に見ながら、
トレードをしていく事です。

 

この見方をすることで、
大きなトレンドに逆らうことなく、
数時間~1日程度で終わるデイトレを
効果的にすることができます。

では、この見方は
どのようにしていけばいいのでしょうか?

 

4時間足~日足レベルで大きな流れを見る

FXでデイトレをしていくには、
まずは4時間足~日足レベルで
大きな流れを確認していきます。

 

その日に終わるデイトレだからといって、
大きな時間軸のチャートを
見ないってことはあり得ません。

必ず確認します。

そうしないと、いくらデイトレでも
大きな流れに反したトレードをすれば
簡単に負けてしまうからです。

 

ということでまずは
日足から見ていきます。

例えば、現在のドル円が
以下の状態だったとしましょう。

 

ここで日足のトレンドを見るのですが、
見ればわかるように、
明らかに上昇トレンドですよね。

ですから、狙いは買いになります。

 

次に4時間足チャートを見てみると、
以下のようになっていました。

 

4時間足で見ても、
明らかに上昇トレンドなので、
やはりここでも買いを考えていきます。

 

そうなると、次に考えることが、

「どこで買いエントリーをしていくか?」

ということになりますよね。

 

1~4時間足を見て反転しそうな場所にラインを引く

次はエントリー場所を探すのですが、
その時に効果的なのが
1~4時間足を見て、
反転しそうな場所に水平線を引くことです。

例えば、今回の場合は
買いを狙って行くので、
サポートラインを引いていくわけです。

 

そこで、まずは4時間足を見て、
反転しそうな場所に
水平線を引いていきます。

以下が先ほどの
4時間足チャートですが、
あなたら水平線を
どこに引いていきますか?

 

私なら以下のように引きます。

 

ポイントはパッと見て
わかりやすい場所に引けばOKです。

なぜなら、
パッと見てわかる場所は
誰が見てもわかる場所なので、
そこで反応しやすいからです。

 

では次に1時間足も見てみると、
以下のようなチャートになっています。

あなたなら、
下記チャートのどこに
水平線を引いていきますか?

 

私なら以下のように引きます。

 

これもパッと見てわかりやすい場所に
水平線を引くようにします。

1時間足にも引いてみましたが、
実はこれは、
4時間足で引いた場所と同じ場所です。

 

ですから、4時間足に引いた時点で
水平線を引くのは終わっていたのですが、
今回はあえて1時間足も出しました。

 

なぜなら、時と場合によっては、
4時間足には引けないけど、
1時間足には引けることもあるからです。

その為、両方の時間足に
水平線を引く癖をつける為に
あえて出しました。

 

因みに、より詳しく
水平線の引き方を知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
効果的な水平線を引く際のちょっとしたコツとは?

 

では、1~4時間足に水平線を引けたので、
買いの戦略を立てる事ができますよね。

つまり、引いた水平線まで引き付けて、
反発し出したところで買いです。

 

戦略が決まったら、
あとはレートが水平線に来るまで
待っているだけです。

デイトレだからといって、
頻繁にトレードチャンスがあるわけではなく、
ちゃんと待つ必要があります。

これはFXで勝つには
非常に重要な事です。

 

レートが水平線まで来たら15分以下の時間軸に落とす

・トレンド判断
・水平線を引く
・買いの戦略を立てる

といった事をしたら、
レートが水平線まで来るのを待つのですが、
実際にレートが来たら、
次は5~15分足に時間軸を落として、
エントリーポイントを探っていきます。

 

例えば、今回のチャートだと、
以下のようにレートが落ちてきました。

1時間足チャート

 

15分で見ると以下のような感じです。

 

水平線付近まで
レートが近づいてきてますよね。

ただし、近づいてるからといって、
すぐにエントリーしてはいけません。

 

最低でも15分足で1本陽線が出て、

“水平線で反発したよ”

という合図が出るまで我慢です。

 

更に、ここで注意すべきなのが、
15分足では短期的に下落トレンドですよね。

 

だからといって、
売ろうと考えてはいけません。

4時間足~日足では、
上昇トレンドになっているので、
買いエントリーだけを考えます。

 

もちろん、売る方法もあるのですが、
それは上級者がやるテクニックです。

もし、FXで安定して勝てていないなら、
トレンドの方向には逆らわない事が鉄則です

 

デイトレをする場合、
短期足のチャートも見るので、
ここで短期足のトレンドに影響されて、
逆張り的なことをしてしまい、
負けることが多いです。

 

では、15分足で陽線が出るまで
待ってみた結果が以下のようになります。

 

かなり良い感じの陽線ですね。

水平線にタッチして反発してるし、
下ひげ陽線が出ているので、
水平線が機能している事がわかります。

 

そしたら、この次のローソク足で
エントリーしちゃっていいです。

 

もしくは、
15分足で見ると短期的に下落トレンドなので、
水平線を下抜ける可能性があります。

その為、15分足でダブルボトムを作って
下落できないのを確認してから
エントリーするのでもいいです。

 

今回は、15分で下ヒゲ陽線が出た、
次の足でエントリーにしてみましょう。

 

この時に損切りは、
水平線から少し離した場所です。

あまり水平線に近づき過ぎると
ノイズに引っかかって
狩られた後に上昇する事があるので。

 

今回でいうと、
ボラティリティが高いので、
損切幅が-50pipsになります。

デイトレだと
このぐらいの損切幅がギリギリですね。

これ以上になると
スイング的なトレードになりやすいので。

 

そして、利食い位置ですが、
デイトレなので、
あまり時間を掛けずに
利食いを狙って行きます。

その為、大きくは伸ばさずに、
15分足で直近の高値か、
そのもう1つ上の高値辺りで
サッと逃げるのがいいです。

 

今回だと直近の高値で+70pips、
その次の高値で+80pipsってところです。

損切幅が-50pipsなので、
リスクリワードも悪くないですね。

 

では、その後の動きを見てみましょう。

 

エントリー後に逆行されましたが、
損切りには掛からずに
水平線が効いて反転しましたね。

そして、
狙っていた利食いポイントまで届きました。

 

しかも、この後ですが、
以下のような動きになりました。

 

利食い位置が天井になって
一気に下げていきましたね。

デイトレで短期的に狙ったお陰で
上手く逃げることができました。

もし、無理に利益を伸ばしていたら
損切りになっていたところです。

 

因みに、エントリー方法ですが、
15分足ではなく、
5分足や1分足に落とせば、
更にピンポイントで
エントリーする事もできます。

例えば、5分足だったら、
以下のような感じですかね。

 

15分足よりも、
もう少しいいレートで入れてるので、
その分利食い幅も伸ばせます。

ただ、1分や5分足の場合、
ピンポイントで入れますが
その分、ダマシに会う事も多いので
難易度は上がります。

 

だから、最初の内は、
15分足ぐらいでエントリーするのが
やりやすいと思います。

 

もし、1分足や5分足で
エントリーを考えている場合は
以下の記事も参考にしてみてください。
デイトレで1分足を使ってピンポイントでエントリーする方法

デイトレに5分足を混ぜてトレード精度を上げる方法とは?

 

デイトレ時のリスク管理のポイント

上記ではFXでデイトレをする際の
効果的なチャートの見方について解説しました。

ただ、FXではチャートの見方もそうですが、
何よりも重要なのがリスク管理です。

 

FXでは勝率100%はありえないので、
リスク管理ができないと、
安定して勝ち続ける事は不可能です。

どんなにチャートの見方を磨いても
損切りになる事は必ずありますから。

 

リスク管理の中で最も重要なのが、

「どれくらいの損を許容できるか?」

ということです。

 

多くのトレーダーは
自分が勝ちたい金額をベースに
ロットを決めますが、
これは正直、間違っています。

正しくは、
どの程度の損失まで許容できるかです。

 

例えば、
FXで勝てていない人の場合、

・1回のトレードで3万は欲しい
・トレードの利食いは30pips
・という事は10枚でトレードする

といった感じで、
最初に勝った時の事を優先して枚数を決めます。

 

しかし、この方法をすると、
仮に損切りが-20pipsだった場合に、
10枚でトレードをすると、
-2万円の損失になります。

もし、この損失額が、
自分の許容範囲を超えていたら、
悔しさからすぐに取り返そうとして
リベンジトレードをしやすくなります。

 

更に、リベンジトレードだけでなく、
ポジポジ病にもなりやすいので、
大損する可能性も高くなります。

このように、
自分の損失許容範囲を把握せずに
自分が欲しい金額だけに目を向けると、
どんなにチャートの見方が上手くても、
資金を失う可能性が高くなります。

 

私もポジポジ病や
リベンジトレードの癖が付いたせいで
大損した経験が何度もあります。

関連記事:私がFXで大損した理由の1つに資金管理をおろそかにしていから

 

ロット数はどうやって決める?

FXのデイトレでは
リスク管理が非常に重要になりますが、

「ロット数はどうやって決めればいいの?」

なんて思うかもしれません。

 

これに関しては、
まずは自分の損失許容値を把握して
そこから決めるのがいいでしょう。

 

例えば、あなたが、
-2万円の損をしたときにイラっとして
すぐに再エントリーをしてしまうなら、
それは損失許容値を超えている証拠です。

ですから、損失額を
その半分ぐらいにして、
損切りになっても切れないロットに
設定するのです。

 

仮に、あなたのデイトレードの損切り幅が
-20pipsの場合、損失額を1万円に抑えるなら、
ロット数は単純計算で5枚になります。

・-10pipsなら10枚
・-15pipsなら6枚
・-30pipsなら3枚

といった感じになります。

 

もし、リスク管理について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も参考にしてみてください。
FXで手法を作る際にリスク管理はどう考えるのが効果的なのか?

 

損切りは固定幅がいい?

リスク管理の1つに損切りがありますよね。

損切りはFXで安定して勝ち続けるには
絶対に必要な行為になります。

でも、損切りになると
自分の大切な資金が減ってしまうので、
物凄く苦痛なんですよね。

 

そんな苦痛を少しでも減らす為に、

「損切り幅は固定がいいの?」
「それとも可変がいいの?」

なんて迷う事があります。

 

これに関して私個人の意見を言うと、

「自分の性格に合っていればどっちでもいい」

というのが正直なところです。

 

損切り幅を固定した方が
常に損切り額が一定になるので、
そっちの方がメンタルが安定する人もいます。

一方で、損切り幅を可変にしたほうが
変なノイズに引っかからずに
無駄な損切りが減るので、
そっちの方がいい人もいます。

 

この辺りは自分の性格を考えて
決めればいいでしょう。

一応、損切り位置を変えながら、
損切り額を常に一定にする方法もあります。

個人的にはこれが一番オススメなのですが、
ここも人によるので何とも言えません。

 

もし、この損切り方法について知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXの損切りはチャートから判断!自分都合の損切りはしない!

 

デイトレ時のリスクリワードは?

これはFXのデイトレードに限らず、
どんなトレードスタイルでもそうですが、
リスクリワードも重要になります。

リスクリワードとは、
“損失と利益の比率がどれくらいになっているか?”
ということです。

 

例えば、自分のトレードが、

・損切り:-10pips
・利食い:+20pips

となっているなら、
リスクリワードは1:2になります。

 

ここに関しては、
ぶっちゃけてしまうと、
自分の性格にさえ合っていれば
どんな比率でもいいです。

ただし、リスクリワードが悪いと
1回の損失を取り返すのに
2連勝などする必要が出てきたりするので、
トレード回数が多くて勝率が高くないと厳しいです。

 

デイトレードの場合、
スキャルピングのように
1日に何度もトレードをするわけではないので、
私個人の意見からすると、
リスクリワードは高い方がいいです。

私の場合は、
最低でもリスクリワードは1:2にします。

 

このぐらいのリスクリワードであれば、
勝率が50%でもトータルでプラスになるし、
1回の損切り後に利食い出来れば、
損を取り返すだけでなく、
プラスにする事もできるので、
ストレスが少なく済むからです。

仮に2連敗しても、
1回の利食いでプラマイゼロにできるので、
この点も精神的には楽になります。

 

ただし、リスクリワードを良くし過ぎると、
今度はある程度含み益が乗ったのに
戻ってきて損切りになる場面増えます。

ですから、この辺りは
自分の精神的許容値を考えて
決めるのがいいでしょう。

関連記事:FXの手法で理想のリスクリワードはどれくらいなのか?

 

デイトレにはチャートパターンが効果的

FXでデイトレードをする上で、
チャートパターンはかなり効果的です。

チャートパターンとは、
ダブルトップ/ボトムや
三尊/逆三尊などです。

これらをデイトレに組み込むと
より精度の高いトレードが可能になります。

 

例えば、下記画像の黄色マルで
エントリーするような場面です。

 

エントリーポイントを見ると、
ダブルトップができていますよね。

 

なぜダブルトップができてからの方が
精度の高いトレードができるのかというと、
これは相場参加者の心理を考えればわかります。

今回の場合であれば、
戻り売りをしているのですが、
エントリーゾーンに来るまでに
短期上昇トレンドになっていますよね。

 

ということは短期的には
売りたい人よりも買いたい人の方が多いので、
ここで適当に売ってしまうと、
短期の上昇トレンドに飲み込まれて
損切りになる確率が高くなります。

 

逆にダブルトップができてから入るようにすると、
損切りになる確率を減らすことができます。

なぜなら、ダブルトップを作るという事は、

「高値更新に挑戦して失敗した」

という事実が出来上がるからです。

 

今回の場面であれば、
高値を付けてから一旦下がって
押し目を付けていますよね。

これは短期上昇トレンドの流れを見た人達が
押し目買いをしてきている証拠です。

 

しかし、押し目買いが入って
一旦は上昇しているものの、
直近の高値を超えられずに下がって
ダブルトップを作っていますよね。

 

これは直近高値を超えられなかった事で、
上昇トレンドが続くと見越して買った人達が、

「あれ?高値更新に失敗した」
「てことはここから下がるかも」
「大きな流れは下落トレンドだし」

と判断して、買いポジションを
決済してきた証拠です。

 

更にこれに加えて、
全体の大きな流れは下落トレンドなので、
売りを狙っている人達もいます。

この人達もダブルトップができることで、

「あ、短期上昇の流れが終わったかも」
「そしたら売ってみるか」

といった感じで、
売りエントリーをしてきます。

 

これによって、

・買っている人達の決済売り
・売りたい人達の新規売り

といった2つの売りパワーが働くので、
下がりやすくなるのです。

 

このような心理が働くので、
ダブルトップができてから売った方が
余計な負けを減らすことができるのです。

もちろん、ダブルトップでなくても、
三尊の形でエントリーしてもいいし、
フラッグやペナントを利用するのもアリです。

 

とにかく言えることは、
FXのデイトレードでは
チャートパターンを利用すると
より勝率が上がる傾向にあります。

私自身もデイトレードをする際は
チャートパターンを多用します。

 

もし、チャートパターンについて、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も参考にしてみてください。
FXで基本的なチャートパターンが作られる心理を解説します

 

デイトレにオススメのテクニカル指標ってある?

FXのデイトレードでは、
チャートパターンを組み入れると
効果的ですが、
テクニカル指標を使ってもOKです。

 

でも、テクニカル指標とはいっても、
無数にあるので、

「どれを使えばいいの?」

なんて迷っちゃいますよね。

 

トレンドフォローならMA

もし、自分のデイトレスタイルが
トレンドフォローなら、
MA(移動平均線)が使いやすいです。

そもそもMA自体の用途が
トレンドを判断するテクニカル指標なので、
当然相性はいいです。

 

私の個人的な経験からすると、
特にエントリー時に使えます。

例えば、
チャートパターンを紹介した際のチャートに
MAを加えると以下のようになります。

 

この場合だったら、
短期上昇トレンドの状態で
MAを下抜けてきたら、

「一旦は上昇の流れが終わったかも」

と判断して売りエントリーができます。

 

これにチャートパターンの
ダブルトップを加えると、

・MAを再度下抜けてきた場所
・ダブルトップ完成

という2つの根拠ができるので、
より安心してエントリーができますよね。

 

この方法以外にも、
MA自体がサポートやレジスタンスになって
反発する事もあるので、
サポレジとして使う方法もあります。

 

このように、MAの場合、
視覚的にわかりやすいテクニカル指標でありながら、
押し目買いや戻り売りと相性もいいので、
トレンドフォローのデイトレをするなら
使いやすいテクニカル指標となっています。

関連記事:FXで勝ちへつなげる移動平均線の使い方と設定期間

 

逆張りのトレードスタイルの場合

もし逆張りのトレードスタイルなら、

・MACD
・ストキャスティクス
・RSI

といった、オシレーター系と呼ばれる、
テクニカル指標がいいでしょう。

 

これらのテクニカル指標は、

・売られ過ぎ
・買われ過ぎ

といったことを見る指標なので、
逆張りのトレードスタイルには
相性がいいでしょう。

 

ただ、私の場合、
逆張りはほとんどしないし、
これらのオシレーターを使わないので、
正直、効果的な使い方はわかりません。

もし、逆張り型のデイトレで、
これらのテクニカル指標を使いたい場合は、
ご自身で調べてみてください。

的確なアドバイスができずに申し訳ありません。

 

トレードの精度をより上げたいなら大衆心理

今回はデイトレ時の効果的なチャートの見方について
色々と解説をしていますが、
トレード精度をより上げたいなら、
大衆心理を考える癖をつけた方がいいです。

 

大衆心理とは、

・買いたい人
・売りたい人
・買っている人
・売っている人
・様子見の人

といったように、
相場参加者の心理を
チャートから読み解くテクニックです。

 

そもそもチャートというのは、
大口トレーダーを含めた、
相場参加者の思惑によって
形成されています。

つまり、
チャートから大衆心理を
読み解くテクニックを身につければ、
“次にどっちへ動く可能性が高いか?”
といった事も判断しやすくなります。

 

ですから、
デイトレの精度をより上げたいなら、
大衆心理を学ぶ事をオススメします。

私自身も大衆心理を学んでから、
トレードの精度が大きく上がりました。

もし、大衆心理について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も参考にしてみてください。
FXでも相手の気持ちを考える事が重要です

 

徹底的な検証も必要

デイトレードの精度をより上げるなら、
大衆心理を学ぶ事がオススメですが、
当然、徹底的な検証も必要です。

これは大衆心理に限らず、
どんなトレードにも言えるのですが、
本やネット上の知識を学んだだけでは
トレードに活かす事は難しいです。

 

やはり、自分で手を動かして
徹底的に検証をする事で初めて、
学んだ知識を実践で活かす事ができます。

何度も失敗と改善を繰り返していくことで、
自分の中に知識と経験が積み上がって、
トレード結果につながっていくのです。

 

その為、
学んだ知識を実践で使えるようにする為に
徹底的な検証も必要なのです。

もし、検証法について詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
FXで勝てる手法を作れる具体的な検証方法とは?

 

デイトレのメリット

この記事ではFXのデイトレードにおける、
効果的なチャートの見方を中心に
色々と解説をしていますが、
デイトレードにもメリットやデメリットがあります。

 

資金効率が良い

デイトレードの場合、
その日の内に終わる事が多いので、
トレードの回転効率が良いです。

つまり、何日も長く保有するわけではないので、
資金が拘束される事が少なく済んで
資金効率が良くなります。

 

ポジポジ病になりにくい

デイトレードは比較的短時間で終わりますが、
スキャルピングのように、
1日に何十回、何百回と
トレードをするわけではありません。

その為、
「常にトレードせずにはいられない」
といった気持ちになりにくいので、
ポジポジ病にもなりにくいです。

 

このポジポジ病になると
本当に厄介です。

私はFXを始めた時に
スキャルピングから入ったせいで、
ポジポジ病になってしまいました。

そして、何年もこれに苦しまされて、
大きな資金を溶かしてきました。

関連記事:これホント!FXでのスキャルピングは大損の元!

 

デイトレードであれば、
1回のトレード時間が数時間とかになるので、
1日に1回、多くても2~3回ぐらいです。

その為、ポジポジ病になりにくいのも
デイトレードのメリットです。

 

マイナススワップが取られない

デイトレードは
その日の内に終わる事がほとんどなので、
基本的にマイナススワップが取られません。

スワップって取られると
地味に痛いんですよね。

1日持ち越しただけで、
1~3pipsぐらい取られます。

 

しかも、
スワップ3倍デーなんていうのもあるので、
その時にマイナススワップを取られたら
利益が大分目減りしてしまいます。

1回で100pips以上取るトレードなら、
そこまで痛くはありませんが、
デイトレードだと利益はそこまで大きくないので、
マイナススワップがバカになりません。

 

この事を考えると、
デイトレードはマイナススワップが取られないので、
これもメリットになりますよね。

もちろん、
プラススワップを取り逃す事にもなるのですが、
FXは減らさない事の方が大事です。

 

しかも、マイナススワップって、
プラススワップよりも多く取られる事が多いので、
これも考慮すると、
持ち越さないデイトレードはいいですよね。

関連記事:FXの豪ドルで失敗!?スワップポイントが失敗の原因に!

 

デイトレのデメリット

次にデイトレードのデメリットです。

短時間で資金効率良くできるデイトレですが、
デメリットもあります。

 

チャートを見る為のまとまった時間が必要

FXのデイトレードの一番のデメリットは
チャートを見る為のまとまった時間が必要な事です。

なぜなら、
エントリーチャンスというのは、
いつ来るかわからないからです。

 

いくら1日1回程度の
エントリーチャンスがあるとはいえ、
そのチャンスは毎日決まった日に
来るわけではありません。

その為、パソコン画面の前に座って
待っている必要があります。

 

この部分は
どうしてもデメリットになります。

特に日中働いている人にとっては、
夜の2~3時間ぐらいしか
チャートを見る時間がないと、
それだけチャンスも減ってしまいます。

 

だからといって、
「スキャルピングで稼いでいやる」
なんて事をしようとすると、
ほぼ確実に資金を溶かす事になります。

 

実際にサラリーマン時代の私も、
チャートを見る時間がなかったので、

「それならスキャルだ!」

なんてことをやったら、
案の定、大損してしまい、
ポジポジ病やリベンジトレードなどの
悪い癖までついてしまいました。

関連記事:FX大損体験談!トレードで負けるのが簡単すぎた理由とは!?

 

もし、あなたがチャートを見る時間を取れないなら、
トレードの時間軸を広げて、
1~4時間を主体にしたデイトレードがオススメです。

このぐらいの時間軸だと、
チャートを見る時間を大きく減らせるので、
FXに使う時間が少なくてもできます。

 

私自身もスキャルピングで大損した後は
4時間足のトレードに変更して、
FXで結果を出す為のきっかけを掴めました。
4時間足のデイトレがFXで勝てるきっかけになった!

 

デイトレ時の注意点

FXのデイトレードをする上で、
いくつか注意点もあります。

 

指標発表の時間を避ける

FXでは指標が存在します。

しかも、この指標では、
大きく動くものも結構あるので、
指標がある時間帯のデイトレードは
避けるようにしましょう。

 

特に、

・雇用統計
・政策金利
・消費者物価指数
・小売売上高

といった指標が大きく動きます。

 

しかもこれらの指標は

・アメリカ
・イギリス
・オセアニア
・カナダ

といった国の指標に存在するので、
単純計算をするだけでも
1カ月に合計16個も指標があります。

 

しかも、指標発表の時間直前と直後は、
大きく動くだけでなく、
スプレッドも広がります。

よって、いくら損を小さく抑えらえる
デイトレードであっても、
この時間帯に巻き込まれると
簡単に損切りになります。

 

それどころか、
いつもよりも大きな損になりやすいので、
指標付近でのトレードは避けた方がいいです。

すでにポジションを持っている場合も、
指標発表の前に決済はした方がいいです。

関連記事:FXでの指標は避けよう!危険な指標やトレード内容を教えます

 

しかし、指標は一瞬で大きく動くが故に
トレードチャンスでもあります。

もし、デイトレードで
安定して勝てるようになったら
挑戦してみるのもアリです。

 

とはいえ、スキャルピングみたいになるので、
かなり高難度なトレードとなります。

もし、詳しく知りたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
FX指標トレード 米小売売上高

 

トレードする通貨ペアに注意

FXではトレードする通貨ペアが多くあります。

そして、この通貨ごとに
動きの特徴があります。

その為、自分がやりやすい通貨を判断して
トレードをしていく必要があります。

 

例えば、ポンド系の通貨やゴールドなどは、
ボラティリティが物凄く高い上に、
大きく上がったと思ったら、
大きく下がってくるような動きをするので、
値動きに翻弄されやすいです。

上手くデイトレードができれば、
簡単に大きな利益を狙えますが、
当然大損する確率もアップします。

 

デイトレで安定した結果が出せない人が
これらの通貨に手を出して、
大損しているのを何度も私は見ました。

だから、FXで勝てていない内は、
これらの通貨に手を出すのは止めた方がいいです。

 

個人的には、

・ドル円
・ユーロドル

この辺りが素直な動きをしやすいし、
ボラティリティもちょうどいいので、
まずはこの辺りから始めるのがオススメです。

 

ただ、ドル円も介入などがあった場合は、
それ以降、しばらくボラティリティが高くなって
難しくなる事もあります。

関連記事:FXでトレードが難しい通貨は?難しい理由を解説!

 

各国の市場が祝日の時にやらない

各国の市場が祝日の時も
トレードをやらない方がいいです。

なぜなら、動きが不安定になって
変な動きをしやすくなるし、
スプレッドも広がりやすいからです。

 

特に、FX市場で一番流動性が高い、
欧米市場(16時以降)の時間帯に、
アメリカやヨーロッパが祝日だと、
流動性が一気に低下します。

そして上下にガチャガチャ動く、
または全然動かない事があり、
それでいてスプレッドが広がりやすいです。

 

この時にデイトレードをすると、
不安定な動きやスプレッドの広がりに巻き込まれて
余計な損をしやすくなるので注意が必要です。

因みに、日本が祝日の場合も、
午前中の動きが不安定になるので、
トレードは控えた方がいいです。

 

デイトレに向いている人とは?

では最後に、
デイトレに向いている人について
お伝えしていきます。

デイトレードは大体がその日に終わって、
資金効率もいいので便利ですが、
やはり人によって向き不向きがあります。

 

チャートを見る時間がある人

デイトレードのスタイルを
上手く利用できる人は
チャートを見る時間がある人です。

デイトレードは
トレードチャンスが多いとはいえ、
いつチャンスが来るかわからないので、
チャートを見る時間ある人の方が有利です。

 

資金効率を高めたい人

デイトレードは
トレード回数が比較的多めなので、
資金効率がいいです。

ですから、資金効率を高めたい人は
デイトレードが向いています。

 

利益を大きく伸ばせない人

FXをやっていれば、
誰しもが大きく利益を伸ばして、
1回で大きく稼ぎたいと思いますよね。

ですが実際にやってみると、
利益を大きく伸ばすのって苦痛なんですよね(笑)

 

大きく伸ばそうとして
ポジションをずっと保有してたら
戻ってきて建値や損切になる事が多くなります。

こうなると、
せっかくあった含み益をゼロにしてしまうので、
ストレスが物凄く強くなります。

 

そして、取り逃した利益を取り戻そうとして、
すぐに再エントリーをして損切り。

今度はその損切りに切れてリベンジトレード。

こんな事のサイクルに巻き込まれて、
気付いたら大損なんて事も珍しくありません。

 

だから、利益を大きく伸ばすのが苦痛な人は
ある程度の利食い幅で
利食いができるデイトレが向いているでしょう。

 

因みに、適度な利食い幅と損切り幅で
デイトレードをしたい場合は、
15分足を主体にしたデイトレードが
個人的にはオススメです。

もし、その内容を知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXでデイトレをするなら15分足の手法が一番やりやすい!

 

日をまたいで持ち越すのが嫌な人

日をまたいで
ポジションを持ち続けるのが苦手な人も
デイトレードに向いています。

 

FXの市場は24時間動いているので、
自分が寝ている間にも
チャートは動いています。

その為、ポジションを持ち越すと、
自分が寝ている間も
ポジションを持ち続ける事になるので、
気になって寝れない事もあります。

 

これだとストレスが強くなるし、
何よりも寝不足になってしまい、
日中の仕事やトレードに影響が出るので、
こういうのが嫌な人は
数時間程度で終わる事の多い、
デイトレードがオススメです。

 

まとめ

今回はFXでデイトレをする際に
効果的なチャートの見方を中心に、
私の考えをお伝えしてきました。

 

FXでデイトレをする場合、
複数の時間足を使って
トレードをするのが効果的です。

 

ただし、最初の内は慣れなくて
難しく感じてしまい、
ごっちゃになる事もあります。

ですから、いきなり
リアルトレードをするのではなく、
まずはデモトレードで
慣らしていくのがオススメです。

 

因みに、MFTに関しては、
以下の記事でも紹介しているので、
よければ読んでみてください。
FXで複数の時間足チャートをシンクロさせてトレードする方法

 

 


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