FXでは経済指標があって、
その経済指標の時には
大きく動く事があります。

特に雇用統計や
政策金利発表の際は
大きく動くので
チャンスである事も多いです。

 

でも、経済指標でトレードする時に
特別な勝ち方はあるのでしょうか?

必勝は存在するのでしょうか?

 

今回はこの事について
私の考えをお伝えしていきます。

 

経済指標のトレードに必勝法はある?

FXでの経済指標は
大きく動く事があるのですが、
この大きな動きに対して
必勝法はあるのでしょうか?

 

これに関する私の答えとしては、

「今は必勝法はない」

ということになります。

 

必勝法とは読んで字のごとく、
“必ず勝てる方法”
という意味ですよね。

残念ながらFXには
“100%勝てる”
というのはないので、
必勝法はありません。

 

しかし、昔は
必勝法が実はありました。

まだFXがそこまで世の中に
知れ渡っていない時で、
FX業者にも色んなスキマがあり、
そこを突いた手法です。

 

逆指値を使う必勝法

まず1つ目の必勝法として、
経済指標発表の直前に
買いと売りの逆指値を使って
トレードする方法がありました。

 

例えば、雇用統計など、
必ずといっていいほど
大きく動く経済指標の直前に
買いと売りの逆指値注文を
入れておきます。

 

こうすることで、
どちらか一方に大きく動いたら、
その逆指値が引っかかって
一瞬で大きな利益になります。

 

上記のチャートでいうと、
経済指標の発表後に
大きく上に動いたので、
買いの注文が引っかかって
一瞬で爆益になります。

昔はこの必勝法で
ガンガン稼ぐ事ができました。

 

私の知り合いのトレーダーは
この必勝法を使って
合計1000万以上稼いでいましたから。

 

両建てを使った必勝法

次の必勝法としては、
両建てを使った方法になります。

これも逆指値の方法と
似ているのですが、
経済指標発表の前に
買いと売りポジションを
両建てで持っておくのです。

 

そして、買いと売りに対して、
損切りの逆指値を入れておきます。

 

これによって、
経済指標発表と同時に
大きく動いた際に
どちらか一方が損切りになって
どちらか一方が爆益になるので、
トータルでプラスになります。

 

上記のチャートであれば、
上に大きく動いたので、
買いが爆益になって、
売りが損切りになります。

あとはこの方法を
大きく動く経済指標で
繰り返していけば
利益がどんどん膨らんでいくので、
この手法が必勝法になるわけです。

 

どの手法も今は100%勝てない

昔は上記で説明した手法が
経済指標でトレードをする際の
必勝法になったのですが、
残念ながら今は
この必勝法を使っても
100%勝てません。

 

なぜなら、経済指標で
大きく動く際に
逆指値注文を使うと
必ずスリッページが発生して
一番悪いレートで約定するからです。

 

その為、上記でお伝えした必勝法は
全くもって使えなくなったので、
今は経済指標のトレードで
必勝は存在しないのです。

 

これは上記でお伝えした手法で
多くの人が荒稼ぎした事により、
FX業者が損をするので、
対策が取られてしまったのです。

 

基本的にFXは
FX業者との相対取引になるので、

・トレーダーの利益は業者の損失
・トレーダーの損失は業者の利益

という構図になります。

 

よって、これらの必勝法で
ガンガン稼がれてしまうと
FX業者は大損をしてしまうので、
スリッページを発生させて
対策をするようになったのです。

 

更にこれに加えて、
このような業者のスキを突いた
手法を使って利益を出した場合、

・利益の没収
・口座凍結

といった措置が取られるようになり、
完全に必勝法が使えなくなりました。

 

一時期、FX業者では
口座凍結祭りがあったのですが、
その理由はこのような事が原因でした。

よって、今では
これらの手法は使えないので
必勝法がなくなったのです。

 

今これらの手法を使っても
100%負けるので
絶対に使わないようにしましょう。

関連記事:FXの経済指標で確実に勝てる手法は存在するのか!?

 

経済指標のトレードでの勝ち方は?

経済指標のトレードで
必勝法は今は存在しません。

では経済指標のトレードでの
勝ち方ってあるのでしょうか?

 

これは私からすればYesです。

 

ただ、勝ち方があるとはいえ、
何も特殊な事をする必要はなく、
普通にトレードをすればいいだけです。

 

要するに現在のチャートから

・全体の流れ
・反発しやすい場所

というのを探して、
押し目買いや
戻り売りをするだけです。

 

例えば、
先ほどと同じチャートを使って
簡単に解説しますね。

まず、経済指標発表前は
何もせずに
どっちに動くかを確認します。

 

今回であれば、
上に大きく動きましたよね。

ここで1本確定足を見たら、
全体の流れと
反転しそうな場所を探します。

 

今回のチャートだと
以下のような感じで
押し目買いを狙う感じでしょうか。

 

で、実際の動きは
以下のようになりました。

 

引いた水平線で
反発したところで
押し目買いができます。

 

これ以外にも、
MAを組み合わせて
トレードをしてもいいです。

 

このような感じで、
経済指標で大きく動いても、
ほとんどの場合、
一旦はレートが戻ってきます。

そして、水平線が引ける場所や
MAで反発しやすいので、
そこで押し目買いや
戻り売りを狙うので十分勝てます。

 

むしろ、大きく動いた時というのは
水平線やMAなどのテクニカルが
利食いやエントリーの
目途になりやすいので良く効きます。

その為、全体の流れや
反発しやすい場所を見ながら
普通にトレードしていれば勝ちやすいです。

 

実際に経済指標でトレードをする際は
私もこのような感じで、
普通にトレードをしています。

これが私が考える、
経済指標でトレードをする際の勝ち方です。

 

実際の雇用統計のトレードを
見てみたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
米雇用統計でトレードするなら予想はいらない?その理由は?

昨日の米雇用統計も大衆心理で何とか乗り切る!

 

経済指標でトレードをする際の注意点

FXの経済指標で
トレードをする際は
必勝法はありませんが、
普通にトレードをしていれば
勝つことはできます。

 

ただし、注意点もあって、

・スプレッドが広がる
・スリッページが起きやすい
・ダマシ的な動きをする

といった点に注意が必要です。

 

スプレッドが広がる

経済指標発表時は
スプレッドが大きく広がります。

特に雇用統計や政策金利など
大きく動く経済指標では
必ずスプレッドが広がります。

 

しかも、
スプレッドが元に戻るまで
5分ぐらい掛かる時もあるので、
そこは注意しましょう。

「エントリーしたら悪いレートだった」

なんてこともありますから。

 

スリッページが起きやすい

経済指標直後に
トレードをすると
スリッページも起きやすいです。

 

経済指標直後というのは、
値動きが上下に物凄く荒くなります。

だから、エントリーをしたら、
値動きの荒さに巻き込まれて
悪いレートで
約定する事が多いです。

 

最悪、エントリー後に
画面がフリーズして
しばらくしてから
勝手に悪いレートで
約定する事もあります。

 

ですから、
エントリーをする時は
値動きが落ち着いてから
した方がいいです。

その方が
スプレッドの広がりも
収まってますし。

 

ダマシ的な動きをする

経済指標では
ダマシ的な動きをする事もあります。

 

例えば、下記チャートの
黄色枠の部分を見てください。

 

下ひげ陽線になって
大きく上昇してますよね。

これは経済指標発表時に
大きく下に動いた直後に
ダマシて反転した場面です。

 

ここでは下落トレンドだったので、
経済指標発表で
大きく下に動いたことで、

「ブレイクした!」
「更に下に動くぞ!」

と判断して、
飛びついた人たちが騙されて
一斉に損切りをさせられたのです。

 

このように、経済指標では
ダマシ的な動きをする事が
意外に多いです。

だから、すぐに飛びつかずに
発表直後の大きな動きを
一旦見送ってから、
冷静に押し目買いや
戻り売りを狙うのが一番です。

 

指標直後の大きな動きを見ると、
どうしてもそこを狙いたくなりますが、
実際は負ける事の方が圧倒的に多いです。

 

経済指標が発表される時間は覚えておこう

FXでトレードをするなら、
経済指標の事前予想については、
特に気にする必要はありませんが、
発表時刻に関しては
必ず把握しておきましょう。

 

なぜなら、
指標は一瞬で大きく動くからです。

その為、指標発表の時間を知らずに
ポジションを保有したままにしておくと、
突然指標で動いて、
損切りになる可能性が高くなるからです。

 

しかも、指標で大きく動くと、
損切り設定をしていも、
逆指値で注文を出すスピードが追い付かず、
設定値よりもずっと悪いレートで
損切りされてしまいます。

ですから、
指標が発表される時間というのは、
必ず覚えておきましょう。

 

特に大きく動いて危険な指標は?

経済指標は多くの種類がありますが、
その中でも特に大きく動いて
危険な指標なのが、

・雇用統計
・政策金利
・GDP
・消費者物価指数
・小売売上高

といった5つの指標になります。

 

更に、これらの指標というのは、
各国で存在していて、

・アメリカ
・ユーロ
・イギリス
・オーストラリア
・ニュージーランド
・カナダ

この6ヶ国で大きく動くので、
合計30個の指標が
危険な指標になります。

 

しかも、これはほぼ毎月なので、
毎月約30回のリスクが訪れます。

だからこそ余計に、
経済指標が発表される時間には
注意をしましょう。

 

特に短期足のトレードをする場合は、
スプレッドの広がりや
ダマシの動きに大きく影響されるので、
最新の注意を払っておきましょう。

関連記事:FXでの指標は避けよう!危険な指標やトレード内容を教えます

 

自分勝手な予想もしないようにしよう

FXをやっている人の中には、
大きく動く指標の初動を狙って、
変に指標の動きを予想する人がいます。

 

例えば、

「今回の指標の予想は上か・・・」

「じゃあ、予想が下だったら
大きく下に動くから、
コッチの方が美味しいな」

なんて勝手な予想をして
指標発表前に売りエントリーをするなどです。

 

こんなことをしても、
基本的に指標は上か下の50%なので、
はっきり言って意味がないどころか、
逆に損をする可能性の方が高いです。

 

しかも、これで予想が外れて大損すると、
そこで切れてしまい、
損を取り返そうとして、
めちゃくちゃなトレードをし始めます。

 

そして、そこから、

・ナンピン
・リベンジトレード
・ポジポジ病

といった悪い癖がついてしまい、
FXでの成功から遠ざかる原因になります。

 

まとめ

今回は、

「FXの経済指標では
必勝はあるのか?」

「どんな勝ち方があるのか?」

ということについて
お伝えしてきました。

 

経済指標は大きく動くので、
その動きを取りたくなるのですが、
今では必勝法はなく、
飛びつくと負ける確率が高くなります。

 

ですから、
発表直後は一旦見送って
戻ってくるのを待ってから
押し目買いや戻り売りを
狙っていくのが一番です。

 

もし、指標トレードの
具体的なやり方を知りたい場合は、
以下の記事も参考にしてみてください。
大衆心理を使って指標での相場をトレードする際のコツとは?

 

 

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