FXでは買う人達と
売る人達の需給によって
上昇と下降を繰り返しています。

その為、FXで稼いでいくには
この需給の波を見極めて
トレードしていく事が重要です。

 

特に売り圧力や買い圧力を
見極める事ができれば、
トレンドに沿った
トレードができるので、
より稼ぎやすくなります。

では、その売り圧力や
買い圧力の見方は
何を基準に
見ていけばいいのでしょうか?

 

今回はこの事について
私の考えをお伝えしていきます。

 

まずはトレンド把握から

FXのチャートから
売り圧力と買い圧力を
判断するには、
まずは長期足のトレンド把握から
始めるのが鉄則です。

なぜなら、
長期足のトレンドを把握する事で
今現在の流れが、
売り優勢なのか?
それとも買い優勢なのかを
簡単に見極められるからです。

 

例えば、日足のチャートを見ると
以下のようになっていたとしましょう。

 

この場合、明らかに
上昇トレンドになっていますよね。

ということは、
売っている人よりも
買っている人の方が多い状態なので、
買い圧力の方が
売り圧力よりも強い証拠です。

 

これによって、
買いを狙っている人の方が
多くいるので、
上昇する可能性の方が高いです。

 

その後のチャートを見てみると、
以下のように動きました。

 

買い圧力の方が強いので、
やはり更に上昇していきましたね。

よって、今回の場面で
トレードをするのであれば、
買いを狙っていきます。

 

ジワジワ上昇(下降)は更に圧力が強くなる

買い圧力や売り圧力の
第一の見方としては
長期足でのトレンドを見る事です。

 

更に、その長期足のチャートが
ジワジワ上昇(下降)している場合は
より買い(売り)圧力が強い証拠です。

例えば、以下のようなチャートです。

 

上記のチャートでは、
長時間に渡って、
ジワジワ上昇し続けてますよね。

 

この場合、大多数の人達が
買い目線になっている為、
ちょっと下がったら上がるを
繰り返します。

要は買い圧力が非常に強い状態です。

 

その為、このような場面で
売ってしまうと、
簡単に買いの養分になって
負けやすくなるので注意です。

 

しかも、
ジワジワ上昇(下降)し続ける時って
とことん上がって(下がって)、
最後はドカンと動く事が多いです。

これによって、
逆張りをする人達が
ロスカットさせられるので、
基本的に逆張はしてはいけません。

 

今回のチャートのその後を見ると、
以下のようになりました。

 

最後に一気にドカンと上昇してますよね。

これは買い圧力に負けて、
逆張り売りをしていた人達が
ロスカットさせられた証拠です。

 

このように、
売り圧力や買い圧力を見る場合は、
まずは長期足の流れを
必ず確認するようにしましょう。

ここさえ抑えておけば、
売りと買いの圧力を
見間違える事は大きく減らせますから。

 

テクニカル指標やオシレーターを使うのもあり

FXでの売り圧力や買い圧力は
長期足チャートの流れを見れば、
基本的に間違う事はありません。

しかし、これだけだと
ちょっと不安に感じるかもしれません。

 

そんな場合は、

・MA(移動平均線)
・一目均衡表
・MACD
・RSI

といった、
テクニカル指標や
オシレーターを使うのもありです。

 

もしかしたら、
これらを一緒に使った方が
売り圧力や買い圧力を
判断しやすいかもしれません。

例えば、MAを使えば、
MAの傾き具合で
現在のトレンドが一目でわかるので、
圧力の判断がしやすいです。

 

 

上記のチャートであれば、
MAの傾きが右肩上がりなので、
買い圧力が強いとすぐに判断できます。

 

また、買われ過ぎや
売られ過ぎを見る為の
RSIなんかも入れてみても、
圧力がわかりやすいです。

 

上記のチャートであれば、
RSIの数値が70を超えてきた辺りから
上昇トレンドが出ているので、
これでも買い圧力が強いとわかります。

 

このような感じで、
売り圧力や買い圧力の見方は
テクニカル指標や
オシレーターを使っても、
判断しやすいです。

 

ただし、
このようなものを使う場合は、
いくつも使うのではなく、
1つか2つで十分です。

それ以上多く使うと、
逆に迷いを引き起こす原因になるので。

 

私個人としては、
チャートと相性が良くて
エントリーにも使いやすい
MAがオススメです。

私も以前はMAを使って
売り圧力と買い圧力を
チェックしていました。
(今はチャートのみですが)

関連記事:移動平均線から大衆心理は読み取れるの?

 

 

デイトレードに圧力の見方を活かすには?

FXでの売り圧力や
買い圧力の見方は、

・長期足のチャート
・テクニカル指標
・オシレーター

といったものを使えば、
簡単に判断ができます。

 

しかし、FXでは、
デイトレードをする人が多く、
圧力の見方がわかっても、

「上手く活かせない」

といった人も多いです。

 

そこでここからは、
私の方法ではありますが、
デイトレードにおける、
圧力の活かし方を
お伝えしていきます。

 

長期足で全体の流れを確認する

買い圧力と
売り圧力の見方は
長期足を基準に見るのですが、
デイトレードの場合は、

・4時間足
・1時間足

これらのチャートの流れも
確認すると効果的です。

 

見方としては、
日足で全体の流れを
ザっと確認した後に、
1~4時間足で売り圧力や
買い圧力を見て、
圧力の強い方向へ
トレードをしていきます。

 

例えば、現在の日足チャートが
以下のようになっていたとしましょう。

 

この場合、大きく見ると
まだ上昇トレンドなので、
買い圧力が強そうですよね。

しかし、
デイトレード視点で見ると
短期的には下落トレンドの
見方ができます。

 

更に4時間足と
1時間足で見ると、
以下のように見えます。

4時間足

 

1時間足

 

上記のチャートを見ると、
どちらも高値と安値を
切り下げているので、
短期的に下落トレンドと判断できます。

要するに今現在は、
買い圧力よりも売り圧力の方が
強い状態なのです。

 

これによって、
デイトレードで狙っていくのは
売りでのトレードになります。

 

短期足でエントリータイミングを計る

全体の流れから売り買いの圧力を判断したら、
次は短期足に落とし込んで、
エントリータイミングを計っていきます。

 

今回であれば、
売りを狙っていくのですが、
すぐにエントリーするのではなく、
戻り売りを狙っていきます。

1時間足チャート

 

その後、レートが戻ってきて、
以下のようになりました。

 

黄色の四角枠下限まで
レートが戻ってきたので、
ここから短期足に落とし込んで
エントリーを狙っていきます。

 

まず、この状態から、
15分足にしてみると、
以下のような状態でした。

 

 

現時点で、
四角枠の下限にいるので、
ここで売ってもいいのですが、
強く上昇して戻ってきてますよね。

 

つまり、15分足レベルでいうと
買い圧力が強い証拠です。

その為、ここで売りで入ると、
そのまま買いの勢いに負けて
損切りになる可能性が高いです。

 

その為、最低でも、
ダブルトップを作って、
買いの圧力が弱まるのを待ちます。

 

そしてその後の動きを見ると、
以下のようになりました。

 

やはり、黄色枠の辺りが
レジスタンスになっているのか、
ダブルトップになって
買い圧力が弱まってきましたね。

ということで、
次の足で売りエントリーです。

 

因みにこの時に
5分足まで落とすと、
以下のような感じです。

 

更に細かく見ると、
小さいダブルトップを
5分足でも作っています。

 

ここでも買い圧力が
弱まっているのを確認できるので、
5分足のダブルトップで
売りエントリーするのもありです。

 

そして、この時の損切りと
利食い位置は以下のような感じです。

 

損切り位置は
ダブルトップを上抜けしたらです。

ここを抜けると、
短期的にまだ買い圧力が強い証拠なので、
一気に持っていかれる可能性があります。

だから、
ダブルトップを上抜けしたら損切です。

 

次に利食い位置ですが、
これも短期的に
買い圧力が強いので、
欲張らずにサポートがある場所で
利食いをしていきます。

 

因みに、ここでは、

・損切り:-40pips
・利食い:+120pips

といった感じなので、
リスクリワードも1:3で十分です。

 

ではその後の動きを見てみましょう。

 

上手く下がってくれて、
利食いができましたよね。

もう少し利は伸ばせましたが、
45分ほどで120pipsも取れたので
十分でしょう。

それに、もし欲張っていたら
反転されて
損切りにもなっていましたしね。

 

このような感じで
デイトレードをする場合は、
長期足から短期足の
買い圧力と売り圧力を見て
トレードをすれば効果的です。

 

テクニカル指標やオシレーターと合わせて使うのもあり

デイトレードをする場合、
長期足から短期足へと
売り圧力や買い圧力を見ていき、
トレードをするのが効果的です。

 

更にこれに加えて、
テクニカル指標や
オシレーターを使うのも
効果的です。

 

例えば、
先ほどのチャートの続きを見ると
以下のように動きました。

1時間足チャート

 

利食い後に一旦戻してから、
更に下落していってます。

この時にMAを合わせて使いながら
買い圧力や売り圧力を見ていくと、
より明確な
エントリーポイントが見えてきます。

 

例えば、
4時間足から5分足まで
MAを表示させて見ていくと、
下落していった起点で、
以下のようになっていました。

4時間足:20SMA

 

1時間足:20SMA

 

15分足:20SMA+200EMA

 

5分足:200EMA

 

上記を見ると
全てのチャートで
20~200MAの下に潜り込んで
反応してから下落してますよね。

 

ということは、
MAの下に潜り込んだ後に
そこで反応したら
売りエントリーをしていけば、
大きな利益が狙えます。

今回のチャートだと
最大で600pipsは取れます。

 

このように、MAなどの
テクニカル指標や
オシレーターと組み合わせると、
より買い圧力や
売り圧力の強さがわかるので、
効果的なデイトレードができます。

 

もし、チャートだけから
圧力を読み取って
トレードするのが不安なら、
このような方法を使うのがいいでしょう。

 

その代わり何度もいいますが、
テクニカル指標や
オシレーターはいくつも使うのではなく、
1つか多くても2つに絞りましょう。

そうしないと迷いが出ますので。

関連記事:FXはテクニカル指標を多く使えば勝てるとは限らない理由

 

まとめ

今回は、FXで売り圧力や
買い圧力の見方について
私の方法をお伝えしました。

これらの圧力を
上手く読めるようになれば、
トレードの精度が上がるので
是非、訓練してみてください。

 

更にこれに加えて、
大衆心理の読み方も訓練すると、
よりトレードの精度が上がります。

大衆心理の読み方については、
以下の記事を読んでみてください。
FXでも相手の気持ちを考える事が重要です

 

 

 

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