「損切り位置がわからない」

と悩む人は意外に多いです。

その為、本に損切りの仕方や
損切り位置を求める人が多いです。

 

しかし、損切りの為に
わざわざ本を使う必要はなく、
大衆心理を考えれば、
自ずと損切り位置がわかります。

今回はこの事について
解説をしていきます。

 

何でもかんでも本に頼る必要はない

まず始めにお伝えしたいのが、
困った時などに
何でもかんでも
本に頼る人がいるのですが、
その必要はありません。

 

なぜなら、私も今まで
色んなFX本を読んできましたが、
ほとんどがネット上で無料で
手に入る情報ばかりだからです。

私達は学生の頃から
本で勉強をする癖があるので、
何かわからない事があったり、
新しい事を学んだりする時に、
何でも本に頼りがちです。

 

ですが現在は、
ネットが普及したこの世界では
本以上の内容を
ネット上で学ぶ事ができます。

それに本の場合、
ページ数の都合からか、
全てを細かく説明しているものは
ほとんど見かけません。

 

もちろん、本を読んで
役に立った事もありますが、

「この本のお陰で
FXで勝てるようになった!」

みたいな事はありませんでした。

 

ですから、FXに関しては、
何でもかんでも
本に頼る必要はないのです。

 

損切り位置は大衆心理を考えれば簡単にわかる

FXでの知識に対して、
何でもかんでも
本で頼る必要がない事を
説明したところで、
損切り位置について
お伝えしていきます。

 

まず、損切り位置に関して
悩む人が多いのですが、
チャートから大衆心理を考えれば、
意外に簡単にわかります。

 

例えば、下記チャート画像の
黄色マルで買ったとしましょう。

 

この時の損切り位置は、
下記チャート画像の
水色ラインになります。

 

なぜなら、
高値を更新した安値付近では、
大口や個人トレーダー達の
買いが多く入っているので、
そこを下抜けると
大量の損切りが出てくるからです。

その為、この安値を下抜けると
トレンド転換した可能性が高く、
そこから大きく下がっていく
可能性が高くなります。

 

では実際にその後の動きを見てみましょう。

 

やはり赤ラインを下抜けたら、
一気に下落が加速していますよね。

 

これは赤ラインを下抜ける事で、
買っていた人達が

「ヤバい!損切りしないと一気にやられる!」

と判断して、
損切りを一斉にしてきたのです。

 

そしてその後に
一旦戻ってきてから
再度下落していますよね。

 

これは赤ラインを下抜けた時に
損切りできずに
捕まっていた人達が影響しています。

 

損切りできずに
含み損で捕まっている人達は
大きく下落している時点で、

「頼む!買い値まで戻ってきてくれ!」

とお祈りしている状態です。

 

そして、運よくレートが
赤ラインまで戻って来たところで、
含み損で捕まっていた人達が

「相場の神様ありがとー!」

という感じで、
建値やちょいプラスで
決済をしてきます。

 

しかしこれは、
“買いの決済=売り”
となるので
下落する要因になります。

更にこれに加えて、
赤ラインを下抜けた事で
トレンド転換したと判断した人達が
赤ライン付近で
戻り売りをしてきます。

 

ということは、

・買いの決済
・新規の売り

という2つの売りパワーによって、
再度大きく下がっていき、
下落トレンドに入っていったのです。

 

このような事が起こりやすいので、
赤ライン付近で買った場合の損切りは、
赤ラインを下抜けた場所になるのです。

 

今度は売りの場合も、
見てみましょう。

例えば、下記チャート画像の
黄色マルで売った場合の
損切り位置は水色ライン辺りです。

 

この場合、
レンジ状態なので、
赤ラインを上抜けると
一気にブレイクする事になるので、
レンジ上限より少し上に
売っている人達の損切りが
多く溜まっています。

 

その為、損切りは
ブレイクした場所に
設定しておかないと
大損する危険性が高まります。

 

因みに、今回の場面だと
ブレイクしそうなのが
明らかにわかるので、
赤ラインを上抜けしたところに
損切りを置かないと危険です。

なぜなら、
赤ラインで反応して下げた後に
下げ切らずに
安値を切り上げていますよね。

 

つまりこれは、
売られる力が弱い証拠です。

更にブレイク直前の動きを見ても、
ずっと安値を切り上げていますよね。

 

これは明らかに
買いが強い証拠なので、

「今からブレイクしますよ」

と言っているようなものです。

 

ですから、
黄色マルで売っている場合、
赤ラインを上抜けした場所に
損切りを設定しておかないと
大損する可能性が高くなるのです。

 

このように、
損切り位置というのは
チャートから大衆心理を考えれば、
自ずと見えてきます。

その為、わざわざお金を払って
本を買う必要もないのです。

関連記事:損切り位置を決めるのが難しいと感じる時の対処方法は?

 

 

損切り位置に迷う理由

損切り位置がわからずに、
本を頼ろうとする時って
必ず理由があって、

・損切りをする理由がわからない
・損切り後の反転が多い

といった事が
主な理由になります。

 

損切りをする理由がわからない

基本的にFX歴が1年以上ある人は
正しい損切り位置を知っています。

 

しかし、

「なぜそこで損切りをすべきなのか?」

といった事を
ちゃんと理解せずに
正しい位置で損切りをできているから、

「損切りすべきなのはわかるけど
なんとなく釈然としない」

なんて思ってしまい、
損切り位置に迷っているのです。

 

ただ、この点においては、
先ほどチャート画像を使って
説明したように、
大衆心理を考えれば、

「なぜそこで損切りをすべきなのか?」

といった事がわかると思います。

 

その為、損切り位置はわかるけど、
そこで損切りする理由が
イマイチわからない場合は、
大衆心理を考える訓練を
するといいでしょう。

もし、大衆心理について
より詳しく学びたい場合は、
まずは以下の記事を読んでみてください。
FXでも相手の気持ちを考える事が重要です

 

損切り後の反転が多い

損切り位置に迷って
本に頼ろうとする一番の理由は
もしかしたらこれかもしれません。

 

FXをやっていると、
自分が損切りをした後に
思っていた方向に動く事があります。

 

これが何回か連続すると、

「損切り位置は本当に合ってるのか?」

なんて感じてしまい、
迷いが出やすくなります。

 

これによって、
損切り位置がわからなくなり、
本などにすがろうとしてしまうのです。

 

しかし、損切り後の反転は
勝っているトレーダーでも経験します。

もちろん、それが
連続する事だってあります。

 

これに関しては、
どんなに損切り幅を広げても
必ず起きてしまいます。

その為、損切り後の反転は
ある程度許容するしかないです。

 

もし、あまりにも
損切り後の反転が多い場合は、
そのトレードが全体の何%かを
チェックしてみるといいでしょう。

もし、全ての損切りに対して、
半分以上が損切り後に反転しているなら、
それは損切り位置に問題があると思うので、
位置を調整する必要があります。

 

逆に損切り後の反転が
10~30%以内であれば、
特に問題ないと私は考えています。

実際に私も損切り後に
反転することはありますが、
大体このぐらいの確率で収まっています。

関連記事:損切り後に戻るのが多い場合の確認すべき点と対処方法とは?

 

まとめ

損切りが続いて
トレードが上手くいかないと

「損切り位置が悪いのかな?」

なんて思って、
本に頼ろうとしがちです。

 

ですが、今では
ネットが普及しているので、
本よりもネット上の情報の方が
役立つことが多いです。

もちろん、本も役に立ちますが
そこまで頼る必要はないでしょう。

 

それに、損切りに関しては、
チャートから大衆心理を
考えてあげれば、
自ずと損切り位置がわかるので、
尚更、本に頼る必要はないと思います。

 

 

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