海外FX業者のFBSでは、

・最大レバレッジ3,000倍
・ボーナス
・追証なし

といったメリットがあり、
使い勝手の良いFX業者です。

 

しかし、FBSで両建てをする場合、
OKな両建てとNGな両建てがあります。

 

そこで今回は、
どんな時に両建てがOKとNGなのか?

そして両建てのメリットやデメリットは
どんな状況なのか?

といった事をお伝えしていきます。

 

FBSでNGな両建てとは?

まずはFBSでNGな両建てについて
お伝えしていきます。

これは私自身が実際に
FBSへ問い合わせてみたのですが、
NGな両建ての答えとしては、
アービトラージになります。

 

アービトラージとは、
2つのFX業者を使って、
レートの価格差を利用した取引です。

 

例えば、FBSと別の海外FX業者では、
カバー先の銀行が違うので、
レートが同じではありません。

 

その為、例えば、
今現在のドル円が110円だとしても、

・FBS:109.9円
・他の海外FX業者:110.1円

といったように
レートに差が出る事があります。

 

つまり、
レートに価格差が出た場合に、

・FBSで買い
・他の海外FX業者で売り

といった感じで両建てをすれば、
価格差の分の差益を取る事ができます。

 

FBSでは、
このアービトラージでの
両建てが禁止されています。

 

これは規約にも書いてあるので、
この両建て方法で利益を出しても、
利益分が取り消されます。

もし、この方法を何度も行うと
“悪質”と見なされて、
最悪、口座凍結になります。

 

ゼロカットを利用した両建ても危険

FBSでは万が一、
口座残高がマイナスになった場合、
マイナス分をリセットしてくれる
“ゼロカット”という機能があります。

その為、この機能によって、
FX業者に対して
借金を背負う必要がありません。

 

しかし、このゼロカットを利用した
両建ての取引方法もNGです。

 

例えば、FXでは、
月曜朝一に窓が開くことがあります。

 

ということは、この窓開けを狙って、
金曜の終値にフルレバレッジで、
買いと売り両方のポジションを持って
両建てをしておけば、
月曜朝一に窓が開いた際に、

・片方は爆益
・もう片方はロスカット

となったとしても、
ロスカットのマイナス分は
ゼロカットで補填されるので、
トータルでプラスの利益になります。

 

このように、ゼロカットを利用した
両建てをした場合も、
利益が取り消される可能性が高いです。

 

なぜなら、ゼロカットでは、
マイナス分がリセットされますが、
これはFBS側が補填をしています。

つまり、FBSの自腹です。

 

よって、このような事を何度もされると、
FBS側の損失が膨らんでいき、
経営状態を圧迫することになります。

 

FBSでは規約上、両建てに関しては、
アービトラージのみが禁止されています。

 

しかし、規約の中には、
コチラの記事でも紹介しましたが、

「FBSがNGだと判断したものに関しては、
利益を取り消す」

といった事も書いてあります。

 

よって、
ゼロカットを利用した両建ては、
FBSに損失を与えることになるので、
規約に書かれていなくても
NGになる可能性が高いのです。

 

私の経験上、FBSに限らず、
他の海外FX業者でも
この両建てはNGなので、
恐らくFBSでもダメだと思います。

関連記事:海外FXで両建てが禁止の場合とOKの場合は?禁止の理由とは?

 

FBSでOKな両建てとは?

FBSでOKな両建ては、
NGな両建ての逆です。

つまり、
同じ口座内での両建てです。

 

これはよくある、
含み損を抱えたら、
その損失拡大を防ぐ為に
もう片方のポジションを保有する
取引方法です。

 

この両建てであれば、
FBS側に損失は与えないので、
特に問題ありません。

むしろ、FBS側からすれば、
スプレッドとスワップ分が
利益になるので、
嬉しい取引方法になるでしょう。

 

しかし、
私たちトレーダーからすると、
両建ては損でしかないです。

そもそも、
損失の拡大を防ぐ為に
両建てをするとはいえ、
含み損の状態で両建てをしているので、
それらを外すタイミングが難しいです。

 

その為、両建てすること自体、
あまり意味がないので、
やらない方がいいでしょう。

関連記事:FXで両建ては避けよう!失敗する確率が上がるから

 

FBSで両建てをするメリット

次に、FBSで両建てをするメリットですが、

“利益の確保”

という点がそれにあたります。

 

具体的なやり方としては、
まず買いか売り、
どちらかでエントリーをして
それなりに含み益が乗ったとします。

この時に反対のポジションを持って
両建てをするのです。

 

これによって、
含み益だったポジションが逆行し始めて
利益が減ったとしても、
反対側のポジションが含み益になるので
常に一定の利益をキープできます。

そして、片方のポジションの利益が
伸びきったと思った場所で
含み益のポジションを利食います。

 

こうなると、
含み損のポジションだけが残るのですが、
ここでまた反対のポジションを持って
両建てをするのです。

そうすると今度は、
含み損が固定されるので
損失の拡大を防ぐことができます。

 

これによって
レートがどっちかに動いたら
また含み益の方を利食いしてから
反対のポジションを持って両建てすれば
含み損の拡大を防ぎながら
ポジションを持つことができます。

あとはこれを繰り返すことで
資金を増やすことができるので
利益を十分とり尽くしたら
最後のポジションを
許容範囲で損切りすれば
トータルプラスで終わることができます。

 

これがFBSで
両建てをするメリットになります。

 

証拠金は二倍にならない

因みに、FBSで両建てをする場合、
同一通貨の両建てに関しては
必要証拠金に関しては二倍になりません。

 

例えば、同じ口座内でドル円を
買いと売り両方でエントリーして
両建てをしたとしても、
必要な証拠金は片方のポジションを
持った時と同じになります。

 

その為、上記でお伝えした方法で
トレードをしたとしても
二倍の必要証拠金は掛からないので
資金を多く入れる必要もないですよね。

 

もちろん、

・買い:10万通貨
・売り:5万通貨

といったように
異なるロット数で両建てをした場合は
その差額分は必要になりますが。

 

もし、このことについて
更に詳しく知りたい場合は
以下の記事も読んでみてください。
海外FXで両建てをする時の証拠金ってどうなっているの?

 

FBSで両建てをするデメリット

次に、FBSで両建てをするデメリットとして、

・スプレッドが2倍になる
・スワップでマイナスになる
・両建てを解消する判断が難しい

といった点があげられます。

 

スプレッドが2倍になる

FXではポジションを持つごとに
スプレッドという
手数料みたいなものが掛かります。

 

よって、買いと売り、
両方でエントリーして両建てをすると、
その分だけスプレッドも必要になるので
スプレッドが二倍になります。

これによって、
利益が減ってしまうので
デメリットになります。

 

特にスプレッドが広い、
ポンド系で両建てをする場合なんかは
ダメージが結構大きいので
両建てをする場合は、
スプレッドも考慮する必要があります。

関連記事:FBSのスプレッドってどれくらい?FXの通貨をリアルチェック!

 

スワップでマイナスになる

更にFXでは、
スワップという手数料も掛かります。

 

これは通貨間の金利差を利用したもので

買い:+〇〇円
売り:-〇〇円

といったように、
どちらかのポジションを保有すると、
日付が変わるごとに
手数料がもらえたり、
払ったりしていきます。

 

その為、
仮にスワップがもらえる方の
ポジションを長期保有すれば、
為替の差益だけでなく、
スワップ分の利益も加算されるので
かなり美味しいです。

逆にスワップが取られるポジションを
長期保有していくと
利益が減ってしまうので悲しいです。

 

しかし、実はこのスワップは
プラスで貰える金額よりも
マイナスで取られる金額の方が
大きいのです。

 

その為、両建てをすると
必ずスワップ分はマイナスになるので
長期保有をしていくにつれて
利益が少しずつ減っていき、
ボディブローのように
後になって効いてきます。

関連記事:海外FXではスワップポイントの計算ってどうなっているの?

 

両建てを解消する判断が難しい

両建てをするメリットの個所で
トレードの仕方をお伝えしましたよね。

 

あの方法を使えば、
利益の確保ができて、
損失の拡大も防げるのですが、
最後に残ったポジションを
解消する場面が出てきます。

この時の判断が難しいです。

 

仮に、両建てを解消しようとして、
最後に含み損になった
買いポジションが残っているとしましょう。

 

もし、売りのポジションを利食いした後に
そこからすぐに反転して
買いポジションの含み損が減る、
もしくはプラスになってくれれば
何も言うことはないですよね。

 

しかし、FXの相場では
未来の動きは誰にもわかりません。

売りポジションを利食いした後に
更に大きく下落する可能性もあります。

 

そしたら、
最後に残った買いポジションは
大きな含み損を抱えることになり、
最悪、今までの利益を
全て吹き飛ばして損をする可能性もあります。

こうなってしまうと、
今までコツコツ増やしてきた利益が
なくなってしまい、
両建てをした意味がなくなってしまいます。

 

このような感じで
FBSで両建てをする場合、
デメリットも存在します。

 

まとめ

今回は、FBSでOKな両建てと
NGな両建てについて
お伝えしてきました。

 

再度、この内容をまとめると、

OKな両建て
⇒同一口座内の両建て

NGな両建て
⇒アービトラージ
⇒ゼロカットを利用した両建て

といったようになっています。

 

その為、FBSでは、
両建てをしたところで
あまりメリットがないので、
両建てをしないのが無難です。

また、これらの両建ては、
他の海外FX業者にも当てはまるので、
そもそもトレード内容に
両建てを入れてもあまり意味はないです。

 

もし、FBSの総合的な使い勝手について、
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
FBSってどうなの?トータルの使い勝手を調べてみた

 

 

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