FXでトレードをしていて
損切りを設定していると、
損切りされた時に
設定値よりも悪いレートで
損切りされてる事ありませんか?

いわゆる”滑り”ってやつです。

 

損切りが滑ると、
想定よりも損が大きくなるので、
これはかなり厄介ですよね。

仮に毎回1pip滑っていたら
10回で10pips分も
余計に損をすることになりますから。

 

では、なぜ損切りをした時に
滑るのでしょうか?

今回はこのことについて
お伝えしていきます。

 

損切りが滑るのはなぜ?

損切りを設定しているのに
滑って想定よりも
悪いレートで約定する理由は
逆指値の仕組みが大きく影響しています

 

なぜなら、逆指値というのは、

「指定したレートに来たら、
成行きで注文を出すよ」

という仕組みになっているからです。

 

例えば、100円で損切り設定を
していたとしましょう。

この時にレートが100円になると
そのレートで損切りになると思いきや
100円になった時点で
損切りの成行き注文が発動します。

 

その為、成行き注文が発動した時点で、
100円から99.97円にレートが動いたら
そのレートで約定してしまうのです。

これをスリッページと呼んでいて、
いわゆる滑りってやつです。

 

FXの場合、秒単位でレートが動くので、
損切り時に滑ることがほとんどです。

 

損切り時に大きく滑りやすい場合は?

損切りが滑る理由は
逆指値の仕組みが
大きく影響しています。

 

更に、この滑りですが、
大きく滑りやすい場合があって、
それが、

・指標や要人発言など
・通貨の流動性が低い
・FX業者のサーバーが弱い
・注文が殺到したとき

といった場合になります。

 

指標や要人発言など

指標や要人発言などは
損切りが大きく滑りやすいです。

 

なぜなら、これらの場合、
ボラティリティが大きくなるからです

つまり、
レートが動く値幅が大きくなるので、
その分、損切りの逆指値が発動した時に
滑る幅も大きくなります。

 

特に〇〇ショックなどの
暴落が起きた場合は、
ボラティリティが上がるだけでなく、
レートが飛ぶようになるので、
滑る幅がより大きくなります。

 

ですから、
損切りの逆指値を
入れているからといって、
絶対に安全とは言い切れないのです。

関連記事:私がスイスフランショックの時にFXで大損しなかった理由

 

通貨の流動性が低い

FXでは通貨をトレードするのですが、
その通貨の中には、

・流動性が高い通貨
・流動性が低い通貨

というのが存在します。

 

そして、
流動性の低い通貨をトレードすると、
値動きが悪くなるので、
急にレートが跳んだりします。

 

例えば、流動性の高い通貨だったら、
0.1pips単位でレートが動くのに対して、
流動性の悪い通貨だと、
0.5pips単位で動いたりします。

その為、0.1pips単位で
損切りを設定しておいても
1度で0.5pips動かれてしまうと
0.4pips分滑ることになるのです。

 

よって、損切り時の滑りを
できるだけ抑えたいのであれば、
流動性の高い通貨を
トレードするようにしましょう。

 

因みに、流動性の低い通貨とは、
マイナーな通貨です。

この通貨をトレードすると
かなり滑るので、
トレードをするなら、

・ドル円
・ユーロドル
・ポンドドル
・オージードル

などのメジャー通貨で
トレードをするようにしましょう。

 

FX業者のサーバーが弱い

実は滑りというのは、
FX業者のサーバーの強さによっても
起きやすいのです。

 

例えば、サーバーが弱いFX業者だと、
注文を出してから処理されるまでが遅く、
約定に時間が掛かります。

これによって、
損切りが大きめに滑ることが多いです。

 

特に〇〇ショックなどの
暴落が起きたようなときは
サーバーがダウンしてしまい、
全然約定しなくなります。

そして、やっと約定したと思ったら、
物凄く滑って、
とんでもなく悪いレートで
損切りされることがあります。

 

この良い例が
2015年に起きたスイスショックです。

この時はスイス系の通貨が
突然暴落をしたので
多くのFX業者のサーバーがダウンして
損切りが500pipsとか滑りました。

 

これによって、
数百万の追証を受けた人々が続出して
FX市場が騒然としました。

 

因みに、この時に
国内のFX業者を使っていた人達は
追証を受けて数百万の借金を
背負った人が続出しました。

一方で、
海外のFX業者を使っていた人達は
ゼロカットというシステムのお陰で
追証を受けることがなかったので
借金を背負わずに済みました。

 

だから、追証が怖いのであれば、
海外のFX業者を
使うことをオススメします。

もし、このゼロカットについて
詳しく知りたい場合は
以下の記事も読んでみてください。
海外FXのゼロカットは最強!国内FXと比較したら安全さが判明!

 

注文が殺到したとき

これはFX業者のサーバーが弱い時に
少し関係しているのですが、
注文が殺到したときも
滑ることが多いです。

 

例えば、〇〇ショックなど、
大きな動きが出るニュースが
突然出ると、
相場参加者が慌てて一斉に
損切りなどの注文を出してきます。

そうなると、
FX業者側で注文がさばけなくなって
約定拒否をしてきます。

 

また、FX業者のサーバーが弱いと
注文が殺到することで
サーバーがダウンしてしまいます。

そして、
やっと損切りできたと思ったら
大きく滑って想定よりも
遥かに大きな損を出してしまうのです。

 

特に国内のFX業者だと、
b-bookといって
呑み行為をしてくるので、
余計滑りやすくなります。

 

もし、FX業者の呑み行為について、
更に詳しく知りたい場合は
以下の記事も読んでみてください。
今の海外のFX業者はa-book?呑み行為はナシ?

 

滑っても損切りの逆指値は大事

損切りの逆指値が滑るからといって、
損切りを手動でしようとする人がいますが、
やっぱり滑ったとしても、
損切りの逆指値は入れた方がいいです。

 

なぜなら、
損切りを手動でやろうとすると、

「やっぱり損を確定したくない」

という気持ちが出やすくなるので、
損切りを先延ばしにしたり、
損切りができなくなったりするからです。

 

これをやってしまうと、
約定の滑りよりも
ずっと大きな損失を出してしまいます。

最悪、全資金を
失うことだってあり得ます。

 

実際に私自身も、
昔は損切りが苦痛で仕方なく、
手動でやろうとすると、
必ず先延ばしにしたり、
放置したりしていました。

更に悪いことに、
損切りができないせいで、
ナンピンをしてしまい、
最後は強制ロスカットになって
全資金を失うことが何度もありました。

 

ですから、
たとえ滑りがあるとしても、
損切りの逆指値は
絶対に使った方がいいです。

特にFX初心者は絶対です。

関連記事:FX初心者の損切りは成行ではなく逆指値を使うべき3つの理由

 

滑りが少ないFX業者はある?

損切りの逆指値を使うと
滑ることがよくありますが、
この滑りが少ないFX業者は
存在するのでしょうか?

 

これに関しては、
私の経験上、今のところ、
海外のFX業者が
比較的滑りが少ないです。

昔の海外のFX業者は
サーバーも弱くて
滑りがしょっちゅうだったし、
滑る幅も大きかったです。

 

しかし、ここ数年で
一気にシステムが良くなって
約定力も上がり、
滑りも大きく減りました。

下手したら、
国内のFX業者よりも
滑らないくらいです。

 

その為、もし抵抗がなければ、
海外のFX業者を
試してみるのもアリだと思います。

もし、海外FXの約定力について、
更に詳しく知りたい場合は
以下の記事も読んでみてください。
海外FXのスリッページはひどい!?約定力はどうなの?

 

まとめ

今回は、
FXで損切りが滑り理由について
色々とお伝えしてきました。

 

FXではトレードの特性上、
どうしてもスリッページが起きます。

しかも、
逆指値の仕組みも加わって、
損切り時に滑る事が多くなります。

 

ただし、そうはいっても、
損切りの逆指値を使わないと
損切りができなくなって
大損する可能性も高くなります。

ですから、滑りがあるとしても、
損切りの逆指値は
必ず使うようにした方がいいです。

 

 

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