FXではチャートを元にして
値動きを予想して
トレードをしていくのが主流です。

特にデイトレードの場合、
チャートの動きを見ながら
トレードをするのがほぼ全てです。

 

しかし、

“チャートの今後の動きを予想して
トレードをする仕方がわからない”

という人はかなり多くいのですが、
実は予想の仕方自体は
特に難しい事はありません。

 

そこで今回は、誰でもできる
FXチャートの予想仕方について
3ステップでお伝えしていきます。

 

全体の流れを確認する

FXに限らず、何事にも当てはまりますが、
未来というのは、過去と現在があって、
予想できるものです。

その為、FXの値動きの予想の仕方も
まずは過去チャートから
現在までの動きを分析していき、
それを未来の予想へつなげていきます。

 

そして、その為の最初のステップが
全体の流れを確認することです。

 

“トレンドはフレンド”
なんていう格言が相場にあるように、
全体の流れに沿ったトレードが
一番勝率も高く利益も伸びやすいです。

よって、まずは全体の流れを把握して、
それに沿ったトレードプランを
立てていくのがセオリーです。

 

例えば、今現在のレートが
下記チャート画像の
黄色マルにあったとしましょう。

 

この時の今後の動きの予想の仕方は、
まずチャートの過去から、
全体の流れを見ていきます。

 

今回の場合であれば、
高値と安値を切り下げているので、
下落の流れが出ていますよね。

 

つまり、今現在の状況は、
買いよりも売りが優勢な証拠です。

よって、基本的には、
売りエントリーを狙っていきます。

 

もし、全体の流れを把握する方法について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
環境認識は大衆心理からどう読み解いていくの?

 

直近のサポレジを確認して水平線を引く

全体の流れを確認したら、
次にやるのが
サポレジを確認して、
水平線を引くことです。

これをやることで、
反応する可能性がある場所を
視覚的にすぐ理解でき、
そこからエントリーの予想を
しやすくできます。

 

今回の場面であれば、
今現在下落トレンドなので、

「どこで下げ止まりそうなのか?」

ということを考えていきます。

 

そこで、
直近の下げ止まりそうな場所をを探すと、
今現在のすぐ左側に、
反転した形跡がありますよね。

よって、そこが意識されて
下げ止まりそうなのが予想できるので、
そこへ水平線を引きます。

 

これによって、今後の値動きが
どうなる可能性があるのかを
かなり予想しやすくなりましたよね。

ここから考えると、
予想できる動きは2つに絞られます。

 

つまり、

・赤ラインで反発して上昇する
・赤ラインを下抜けて下落する

ということになります。

 

このように、水平線を1本引くだけでも、
この後の動きを予想して、
トレードのシナリオが見えてきますよね。

 

もし、水平線の引き方について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
効果的な水平線を引く際のちょっとしたコツとは?

 

トレードのシナリオを考える

反転しそうな場所に水平線を引いて、
ある程度、今後の値動きの予想ができたら、
ここからは実際にエントリーをする為の
シナリオを立てていきます。

 

今回のチャート画像であれば、

・赤ラインで反発して上昇する
・赤ラインを下抜けて下落する

ということでしたよね。

 

よって、まず赤ラインまでレートが来て
そこで下に行かない動きを見せたら、

「赤ラインが強く意識されている」

と見ることができるので、
全体の流れが下落トレンドとはいえ、
買いでエントリーをすることができます。

 

そして、ここから更に
損切りと利食いの目途を予想していきます。

 

まず、損切りに関しては、
赤ラインが意識されているので、
ここを下抜けたら、
赤ライン近辺で買った人達が
含み損になるので、

「一斉に損切りが出る可能性が高い」

と予想する事ができます。

 

その為、それに便乗して、
赤ラインの少し下に
損切りを設定します。

 

次に利食いの目途ですが、
今現在下落トレンドなので、
どちらかというと、

「レートが上昇して
戻ってきたら売りたい」

と考える人の方が多いわけです。

 

つまり、
直近の高値がレジスタンスとなり、
戻り売りが入る可能性があるので、
そこが利食いの目途となります。

 

これで買いエントリーのシナリオの完成です。

 

では次に売りのシナリオを
考えていきましょう。

 

これは人の好みによるのですが、
2通りのシナリオがあり、

・赤ラインのブレイク売り
・赤ラインブレイク後の戻り売り

といった戦略になります。

 

特に今回の場合、
チャートの左側を見ると、
赤ラインを下抜けたら、
意識されそうな場所がないですよね。

 

ということは、
赤ラインをブレイク後に
そのまま下げ続ける可能性があります。

 

よって、赤ラインを少しブレイクしたら、
売りエントリーをして、
伸びきったところで利食いをすれば
上手く利益が取れそうですよね。

 

因みに、この時の損切り位置ですが、
基本的には直近の高値を
上抜けた位置がセオリーです。

 

ただし、これだと、
損切り幅がかなり広くなるので、
大きく利益を伸ばせればいいですが、
実際に損切りになると
けっこうきついです。

 

そのような場合は、
エントリー後に赤ラインの内側に
戻ってきた場所で
損切りしてしまうのがいいです。

 

ブレイクを狙う場合、
ダマシが結構多くなるので、
ブレイクに失敗すると、
一気に反対方向へ動きます。

 

その為、
赤ラインの内側に戻ってきたら
ブレイク失敗と見て
すぐに損切りをしてしまうのです。

そうすれば、
損小利大のトレードができます。

 

そして次の売り戦略は、
赤ラインをブレイク後の
戻り売りになります。

 

これは意識されている
赤ラインを下抜けることで、

「買いが負けて、
下落トレンドが継続した」

と判断できるので、
相場参加者の多くは、

「戻ってきたら売りたい」

と考えています。

 

ということは、
サポレジ転換の法則で、
今までサポートだったところが、
今度はレジスタンスに変わるので、

「赤ラインが戻り売りの目途になる」

と予想ができます。

 

よって、第2の売り戦略としては、
“赤ラインで反落し始めたら戻り売り”
ということになります。

 

この時の損切り位置は、
赤ラインの少し上です。

そして利食いは、
直近の安値でもいいですし、
現在は下落トレンドなので、
それを見越して伸ばしてもいいです。

 

このような感じで、
売りのシナリオも立てておけば、
どう動いたとしても、
焦らずにトレードができます。

 

では、実際にこの後どうなったのかを
以下の画像で確認してみてください。

 

上記を見ると、
今回は赤ラインを下に抜けて
更に下落していきましたね。

 

よって、

・赤ラインのブレイク売り
・赤ラインでの戻り売り

という戦略が使えましたね。

 

しかも、戻り売りを狙った場合は、
下落トレンドなのも相まって、
大きく利益が狙えましたね。

 

どうでしたでしょうか?

 

効果的な予想の仕方とはいっても、
特に難しいことはなく、
過去の値動きから丁寧に見ていけば、
普通に予想ができますよね。

 

因みに、エントリーに関しては、
相場参加者の心理を考えると
より精度の高いエントリーが可能になります。

もし、この事について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
デイトレで1分足を使ってピンポイントでエントリーする方法

 

まとめ

FXで上手く結果が出ていない人だと、
過去の値動きを軽視して、
今現在の部分だけで判断して予想するから
あまり上手くいかないのです。

その為、チャートの左側から
丁寧に見ていけば、
ある程度、今後の値動きの予想ができて、
トレードのシナリオも立てられます。

 

再度、予想の仕方をまとめると、

・全体の流れを確認する
・直近のサポレジを確認して水平線を引く
・自分のトレードシナリオを立てる

この3つのステップを踏むだけで、
値動きの予想もある程度できるし、
トレードの精度も上がるので、
良ければ参考にしてみてください。

 

もし、今回の場面以外にも、
トレードのシナリオの立て方について、
見てみたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXで失敗しにくいトレードシナリオの書き方や考え方

 

 

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