FXでチャートの動きを効果的に予想する仕方は簡単2ステップ!

 

FXではチャートを元にして
値動きを予想して
トレードをしていくのが主流です。

特にデイトレードの場合、
チャートの動きを見ながら
トレードをするのがほぼ全てです。

 

しかし、

“チャートの今後の動きを予想して
トレードをする仕方がわからない”

という人はかなり多くいのですが、
実は予想の仕方自体は
特に難しい事はありません。

 

そこで今回は、誰でもできる
FXチャートの予想仕方について
たった2ステップでお伝えしていきます。

 

動画で見る場合は以下から見れます↓↓

 

全体の流れを確認する

FXに限らず、何事にも当てはまりますが、
未来というのは、過去と現在があって、
予想できるものです。

FXの値動きの予想の仕方も
まずは過去チャートから
現在までの動きを分析していき、
それを未来の予想へつなげていきます。

 

そして、その為の最初のステップが
全体の流れを確認することです。

 

“トレンドはフレンド”
なんていう格言が相場にあるように、
全体の流れに沿ったトレードが
一番勝率も高く利益も伸びやすいです。

よって、まずは全体の流れを把握して、
それに沿ったトレードプランを
立てていくのがセオリーです。

 

例えば、今現在のレートが
以下のような状態だったとしましょう。

 

この時の今後の動きの予想の仕方は、
まず全体の流れを見ていきます。

 

 

今回の場合であれば、
高値と安値を切り下げているので、
下落トレンドになっていますよね。

 

つまり、今現在の状況は、
買いよりも売りが優勢な証拠です。

ということは、
今後の動きとしては
上がるよりも下がる可能性の方が
高いことが予想できますよね。

これがまずは予想ステップの1個目です。

 

もし、全体の流れを把握する方法について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
環境認識は大衆心理からどう読み解いていくの?

 

反転しそうな場所を把握する

全体の流れを確認したら、
次にやるのが
反転しそうな場所を探して、
そこへ水平線を引くことです。

これをやることで、
反応する可能性がある場所を
視覚的にすぐ見つけることができるので、
今後の値動きの予想がしやすくなります。

 

今回の場面であれば、
あなたならどこに水平線を引きますか?

ちょっと考えてみてください。

 

私であれば、
以下のように水平線を引きます。

 

そしてここから、
今後の値動きの予想をしていきます。

 

まず、現在の位置から最も近くにある、
一番下の水平線を見ていきましょう。

ここは直近の安値で、
この安値から反発した形跡がありますよね。

 

ということは、
もう一度この安値までレートが来たら、
ここが相場参加者に意識されて
反発する可能性があります。

 

ここでもし反発したら、

「安値更新に失敗した」

という合図になるので、
この後の動きの予想としては、
下落トレンドが止まって
上昇トレンドへ入っていく
きっかけになるかもしれません。

 

逆に、直近の安値を下に抜けるようであれば、
安値更新となって下落トレンドが継続するので、
更に下げが加速していきそうですよね。

 

つまり、直近安値に引く水平線というのは、
下落トレンドが終わるのか?
それとも継続するかの
重要な場所になる事がわかりますよね。

 

次に、真ん中の水平線ですが、
ここまでレートが戻ってきたら、
もう1度反応して下がる事が予想されます。

 

なぜなら、この場所では
すでにダブルトップができているので、
相場参加者に明らかに
意識されているのがわかるからです。

その為、ここまでレートが来たら、
もう一度売りが入ってきて、
トリプルトップになって
下がる動きが予想されます。

 

最後に一番上の水平線ですが、
この位置は戻り高値です。

安値を更新した起点になるので、
ここは相場参加者に強く意識されます。

 

よって、まず考えられる動きとしては、
この場所から売りが入って下落する事です。

 

しかし、戻り高値までレートが戻ってきた場合、
直前の流れを見ると、
高値と安値を切り上げることになるので、
短期的に上昇トレンドにもなります。

 

こうなると、
全体の流れと戻り高値を重要視して
売ってくる人達と、
直前の上昇トレンドを重要視して
買ってくる人達の2つが出てきます。

 

この2つの思惑がぶつかる事になるので、
戻り高値から売りが入って下がっても、
真ん中の水平線付近で買いが入ってくるでしょう。

これら2つの動きによって、
一番上の水平線と真ん中の水平線の間で
レートが揉みあう動きが予想されます。

 

逆に、
一番上の水平線を強く上に抜けてくると、
トレンド転換が起きるので、
ここから上昇していくことが予想できます。

 

このように、
反転しそうな場所に水平線を引くと、
相場参加者がアクションを起こす場所が見えてくるので、
チャートの動きを予想することができますよね。

 

以上が、チャートの動きを予想する、
簡単2ステップになるのですが、
やっている事としては、

・全体の流れを把握する
・反転しそうな場所に水平線を引く

といった、いたって普通の事ですよね。

 

でも、この普通の事をするだけでも、
チャートの動きを予想できて、
それをトレードに活かすことができるので、
バカにはできないですよね。

 

因みに、水平線の引き方について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
FXで水平線の引き方はシンプルに6本引くだけで十分!

 

予想からトレードのシナリオを考える

ある程度、今後の値動きの予想ができたら、
ここからは実際にエントリーをする為の
シナリオを立てていきます。

 

今回のチャートであれば、
直近の安値で反発をする。

 

直近の安値を更新して
下落トレンドが継続する。

 

直近の高値で反応して下げる。

 

戻り高値で反応して下落してくる。

 

戻り高値を上に抜けてトレンド転換をする。

 

といった動きが予想できましたよね。

これらを踏まえて、私であれば、
トレンドに沿ったトレードがメインなので、
戻り売りと押し目買いを狙っていきます。

 

まず、一番勝率が高くて利益が伸びやすいのが、
直近の安値を更新して
下落トレンドの継続が確定した後の戻り売りです。

 

これは意識されている
直近安値を下抜けることで、

「買いが負けて、
下落トレンドが継続した」

と判断できるので、
相場参加者の多くは、

「戻ってきたら売りたい」

と考えています。

 

ということは、
サポレジ転換の法則で、
今までサポートだったところが、
今度はレジスタンスに変わるので、

「一番下の赤ラインが戻り売りの目途になる」

と考えることができます。

 

この時の損切り位置は、
赤ラインの少し上です。

赤ラインを上に抜けてくると、
短期的に上昇トレンドになって
上がる可能性があるからです。

 

利食いに関しては、
直近の安値でもいいですし、
下落トレンドな上に、
目立った反発する場所もないので、
それを見越して伸ばしてもいいです。

 

もしくは、今回の場面だと、
近くに反発しそうな場所がないので、
ブレイクを狙うこともできます。

 

例えば、直近安値を少しブレイクしたら、
売りエントリーをして、
伸びきったところで利食いをすれば
上手く利益が取れそうですよね。

 

因みに、この時の損切り位置ですが、
基本的には直近の高値を
上抜けた位置がセオリーです。

 

ただし、これだと、
損切り幅がかなり広くなるので、
大きく利益を伸ばせればいいですが、
実際に損切りになると
精神的にけっこうきついです。

 

そのような場合は、
エントリー後に赤ラインの内側に
戻ってきた場所で
損切りしてしまうのがいいです。

 

ブレイクを狙う場合、
ダマシが結構多くなるので、
ブレイクに失敗すると、
一気に反対方向へ動きます。

 

その為、
赤ラインの内側に戻ってきたら
ブレイク失敗と見て
すぐに損切りをしてしまうのです。

そうすれば、
損小利大のトレードができます。

 

私の場合は、
直近安値をブレイク後の戻り売りの方が
勝率も高くて利益を伸ばしやすいので、
ブレイクは狙いませんが。

関連記事:FXのブレイクアウトは失敗しやすい!狙うべき場所は?

 

もし、逆張りが好きな人の場合は、
直近の安値で下げ止まりを見せたら、
買っていく方法がいいかもしれません。

 

例えば、直近安値までレートが来て
そこで下に行かない動きを見せたら、

 

「直近安値が強く意識されている」

と見ることができるので、
全体の流れが下落トレンドとはいえ、
買いでエントリーをすることができます。

 

この時の損切りに関しては、
直近安値が意識されているので、
ここを下抜けたら、
直近安値近辺で買った人達が
含み損になるので、

「一斉に損切りが出る可能性が高い」

と予想する事ができます。

 

その為、それに合わせて、
直近安値の少し下に損切りを設定します。

 

次に利食いの目途ですが、
今現在下落トレンドなので、
どちらかというと、

「レートが上昇して
戻ってきたら売りたい」

と考える人の方が多い状態です。

 

つまり、
直近の高値がレジスタンスとなり、
戻り売りが入る可能性があるので、
そこが利食いの目途となります。

 

話が少しそれましたが、
次に私が狙うトレードとしては、
真ん中の水平線での戻り売りです。

 

ここでもまだ下落トレンドだし、
ダブルトップができているので、
この水平線は意識される可能性が高いです。

よって、そこで反応して、
トリプルトップを作りそうな動きを見せれば、
売りでエントリーをしていきます。

 

この時の損切り位置は、
水平線を上へ抜けた場所になります。

水平線を上へ抜けると、
短期上昇トレンドに入って、
戻り高値まで上昇する可能性が高いからです。

 

利食いに関しては、
一旦は直近の安値を目途にします。

 

下落トレンドなので、
直近の安値も下に抜けて
伸びる可能性もあるのですが、
反発して上昇してくる可能性もあります。

 

仮に直近安値で利食いをした後に
更に伸びていったとしても、
今度は戻り売りを狙えばいいので、
私は直近の安値で一旦利食いします。

利益を伸ばすにしても、
直近の安値で半分利食いをして、
もう半分を伸ばす感じにします。

 

3つ目のトレードシナリオとしては、
戻り高値を上へ抜けた後の押し目買いです。

 

戻り高値を抜けると、
トレンド転換をして
上昇していく可能性が高くなります。

しかも、戻り高値を抜ける頃には、
短期の流れでも上昇トレンドを作っているので、
長期と短期の流れが一致する事になります。

 

こうなると、上昇する確率がより高まるので、
買いを狙った方が勝率が高くなるし、
利益も伸びやすいからです。

 

因みに、この時の損切り位置は、
戻り高値の水平線を下に抜けた場所です。

 

この水平線を下に抜けてくると、
今度は短期的に下落トレンドになって、
面倒くさい動きをしそうなので、
サッサと切っておくのが精神的に楽だからです。

 

利食いに関しては、
直近の目立った高値付近です。

 

私の場合は、大きく伸ばそうとして
戻ってきて建値や損切りになるのが嫌なので、
リスクリワードがよければ、
ある程度のところで利食いをしちゃいます。

 

では、実際にこの後どうなったのかを
以下の画像で確認してみてください。

 

上記を見ると、
今回は直近安値を下に抜けて
更に下落していきましたね。

 

よって、
“直近安値での戻り売り”
という戦略が使えましたね。

もし、ブレイクを狙う人であれば、
ブレイク売りも使えましたね。

 

しかも、戻り売りを狙った場合は、
下落トレンドなのも加わって、
大きく利益が狙えましたね。

 

どうでしたでしょうか?

このような感じで、
チャートの動きを予想した後に
トレードシナリオを立てておけば、
どう動いたとしても、
焦らずにトレードができますよね。

 

因みに、エントリーの仕方に関しては、
短期足に落とし込んで、
相場参加者の心理を考えると
より精度の高いエントリーが可能になります。

あとは、テクニカル指標なんかも使うと、
迷わずにエントリーが出来るようになります。

 

もし、この事について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。

 

 

わからないならトレードをしないこと

チャートの動きを予想しても、
よくわからない場合は、
トレードをしないのが一番です。

 

例えば、現在の状態が
以下のような感じだったとしましょう。

 

このチャートを見ると、
微妙に上昇トレンドなんだけど、
レンジっぽい動きをしていますよね。

どこで反転しやすいかもわかりづらくて、
水平線も引きにくい感じです。

 

こういう時は無理に予想をしても
余計混乱するだけなので、
何もやらないのが一番です。

 

私はこのようなチャート状態だったら、
予想すらしません。

どっちかに大きく動いて、
はっきりとしたトレンドが出始めてから
チャートの動きを予想していきます。

 

特にレンジ相場の場合、
売りたい人と買いたい人の割合が
同じぐらいなので、
どっちに動くか予想しにくいです。

 

このような状態で
無理にトレードをしたとしても、
余計な負けを引き起こすだけです。

仮に勝てたとしても、
わからない状態での勝ちは
間違った成功体験になります。

 

そして、その行為が癖になり、
続けていくと
資金を徐々に溶かしていき、

“気付いたら全部なくなっていた”

なんて事もありえます。

 

その為、わからない状態なら
トレードを見送る事が重要です。

むしろ、
トレードを見送るスキルを
身につけると、
トレードの成績は劇的に上がりますから。

関連記事:トレードを見送ることの重要性とは?

 

他人の予想には少し注意が必要

FXをやっていると、
色んな人が相場の予想を
毎日のようにしていますよね。

こういうのは、
軽く参考にする程度ならいいですが、
鵜呑みにするような事は
なるべくしないようにしましょう。

 

例えば、相場予想の代表的な例として、
アナリストがいますよね。

 

この人たちは物凄く頭の良い大学を出て、
朝から夜中まで毎日、
多くの市場を調査して、

「今日のドル円は上がるでしょう」

みたいにやっていますよね。

 

FX業者のニュースを見ると、
必ずといっていいほど、
今日のレート予想をしていますよね。

 

でも、
ここでちょっと考えてみてください。

 

アナリストの中で、
高確率で予想が当たっている人を
あなたは見たことがありますか?

更に言えば、
その予想に従ってトレードをして
億を稼いでいる人、
もしくは億を稼いでいるアナリストを
あなたは見たことがありますか?

 

おそらく見たことがないと思います。

実際に私も見たことがありません。

 

昔の私は、
実はアナリストの予想を
鵜呑みにしてトレードをしていました。

 

毎日FX業者のニュースで、

「今日のレートは100~103円でしょう」

という予想を見ては、

「よし!買いだ!」

なんてやっていましたが
全戦全敗でしたから(笑)

 

 

SNSでの予想も鵜呑みにしないこと

SNSを見ていると、

「ドル円は170円まで到達します」
「だから絶対に買いです」

みたいなことを予想して
投稿している人を見かけます。

 

このようなSNSでの予想も
鵜呑みにしない方がいいです。

 

SNSでは予想が当たる人も
見かけるのですが、
その予想だって100%ではありません。

中にはその予想に従って
ハイレバレッジでトレードをして
大損をした人を何人も
見たことがあります。

 

SNS上には無限に情報が散らばっています。

そのような情報を鵜呑みにすると、
余計な混乱を引き起こして、
自分のトレードがブレてしまいます。

これだと元も子もないので、
参考にし過ぎないようにしましょう。

 

他人依存ではなく自分依存で進もう

他人の情報というのは
有益なものもあるのですが、
それに依存し過ぎると逆効果になります。

 

ここでちょっと考えてみてください。

 

例えば、億を稼いでいるトレーダーが
他人の情報に頼って稼いでいると思いますか?

そんなこと思わないですよね。

 

実際にFXで稼いでいる人達はみんな、
他人の予想に頼らずに、
自分でスキルを磨き上げて稼いでいます。

 

結局、FXで結果を出している人は
こういう人達です。

他人依存ではなく、
自分を信じて自分の道を
突き進んだ人達から
勝てるトレーダーへなっていきます。

 

今、この記事を読んでいるあなたは、
FXで思うような結果が出ていないかもしれません。

ですが、実際のあなたは、
FXで勝つ力を十分持っているのです。

それでも結果が出ないのは、
ちょっとした歯車がかみ合ってないだけです。

 

その歯車をかみ合わせるには、
自分を信じてスキルを磨いていくしかないです。

もっと自分の力を信じてあげてください。

 

 

予想を鵜呑みにするとバイアスが掛かる

更に、他人の予想を鵜呑みにすると、
相場の見方にバイアスが掛かってしまいます。

 

例えば、昔の私は、
チャートを見て自分で予想をした後に
アナリストの予想を見ていました。

その時に、
自分では上がりそうなので
買おうと考えていたら、
その人の予想は下がる予想でした。

 

これを見た時に、

「え、この人が言うなら下がるかも」

なんて自分の予想を捨てて
売り先行でトレードしていました。

 

そしたら案の定、損切りの嵐で、
結局、自分が予想した買いをしていれば
普通に勝てた経験があります。

 

このような感じで、
他人の予想を鵜呑みにしてしまうと
変にバイアスが掛かって
チャートをフラットに見れなくなるので、
注意しましょう。

 

まとめ

今回は、チャートの動きを予想する為の
ステップを紹介しましたが、
いたって普通のやり方でしたよね。

 

再度、予想の仕方をまとめると、

・全体の流れを確認する
・反転しそうな場所に水平線を引く

たったこれだけです。

 

あとは自分の予想に対して、
トレードシナリオを立てて、
エントリーをしていくだけです。

こんな簡単なやり方でも、
値動きの予想もある程度できるし、
トレードの精度も上がるので、
良ければ参考にしてみてください。

 

もし、今回の場面以外にも、
トレードのシナリオの立て方について、
見てみたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXで失敗しにくいトレードシナリオの書き方や考え方

 


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FXで勝つ為のコツをお伝えしていきます。

「FX歴が長いけど勝てない」
という方には特におススメです。

もちろん、"勉強すべき事がわからない"
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