FXでは大きく動く指標が多く、
大損する危険性も含んでいます。

特に指標前後というのは、
大損する危険度MAXなので、
注意すべきです。

 

では、その指標前後というのは、
どのように危険なのでしょうか?

このことについて、
色々とお伝えしていきます。

 

指標前の注意点

まずは指標前の注意点から
お伝えしていきます。

 

指標前の注意点としては、

・スプレッドが広がる
・ダマシ的な動きをしやすい

といった点があります。

 

スプレッドが広がる

指標前になると、
スプレッドが広がります。

特に雇用統計など、
大きく動く指標では、
早ければ指標発表1分前から
スプレッドが広がり始めます。

 

そして、指標直前の10秒前くらいから
更にスプレッドの広がりが大きくなるので、
その際にポジションを持っていると、
スプレッドの広がりによって
損切りになることもあります。

 

その為、指標前というのは、
エントリーしない方がいいです。

もし、ポジションを持っているなら、
できるだけポジションを閉じましょう。

 

指標で大きく動くのを見越して、
指標発表前に
ポジションを持つ人がいますが、
これはただのギャンブルです。

ギャンブルと割り切るならいいですが、
長期的にFXで稼いでいきたいなら
絶対にやらない方がいいです。

 

ダマシ的な動きをしやすい

FXの全ての指標には、

“前月比よりも良い・悪い”

といったような、
予想が必ずされています。

 

その為、この予想を元に、

「今月の予想は良いから買いだな」
「今月の予想は悪いから売りだな」

なんて、色んな思惑が働きます。

 

これによって、
指標発表直前は、
上下に激しく動きます。

 

特に厄介なのが、
指標発表1秒前ぐらいに
突然上にグーンと動いて、

「上昇するのか!?」

なんて思ったら、
指標発表と同時に、
下にドーンと動いてきます。

 

よって、指標前に
ポジションを持っていたりすると、
ダマシの動きで損切りされた後に
“狙っていた方向へ動く”
ということが起きやすくなります。

 

昔の私も指標前に
フルレバでエントリーして
発表と同時にダマシ的な動きをして、
ピッタリヒゲで狩られて
強制ロスカットになってから
大きく思っていた方向に
動いた事があります(笑)

 

指標後の注意点

次に指標発表後の注意点ですが、

・スプレッドが広がったまま
・値動きが速く上下に激しい

といった点になります。

 

スプレッドが広がったまま

指標前ではスプレッドが広がるので、
危険なのですが、
実は指標発表後もしばらくは
スプレッドが広がったままです。

しかも、スプレッドが収まる時間も
FX業者によってまちまちなので、
かなり危険な状態が続きます。

 

特に雇用統計なんかは、
“5分以上スプレッドが広がったまま”
なんてFX業者がちょこちょこあります。

 

あとはスプレッドが収まったと思って
エントリーしたら、
突然スプレッドが広がったり
戻ったりを繰り返すのでけっこう危険です。

 

値動きが速く上下に激しい

指標発表直後というのは、
ドーンと大きく動いた後なので、
この大きな動きを取ろうとして、
相場参加者が一斉に参加してきます。

 

その為、売りと買いが激しくぶつかって、
上下に行ったり来たりを繰り返すので、
そこに突っ込んでいくと
間違いなくケガをします。

 

だから、トレードをするにしても、
最低5分ぐらいは様子見をして、
値動きが落ち着いてきてから
エントリーをするようにしましょう。

 

指標は逆指値がすべる

FXの指標トレードをする時は、
必ず損切りを入れる必要がありますが、
指標発表前後というのは、
実は損切りの逆指値がすべります。

よって、予定よりも
損失が大きくなることが多いです。

 

これはなぜかというと、
逆指値というのは、

「設定した値にレートが来たら
成り行き注文を出す」

という仕組みだからです。

 

つまり、
レートが損切りの値に来て
成り行き注文が発動したとしても、
指標前後の動きが速いので、
成り行きで決済されるときには
すでに設定値から
大きく離れていることが多いのです。

 

このようなことからも、
指標前後というのは、
いつも以上に損失が
大きくなる可能性が高まるので、
トレードはしない方がいいのです。

 

危険な経済指標はどれ?

指標前後はスプレッドや値動きなど、
トレードをするには
危険な要素がけっこうあります。

しかし、
全ての指標が危険なのかというと
そういうものでもありません。

 

むしろ、
いくつかに絞られるのですが、
その危険な指標というのが

・雇用統計
・政策金利
・消費者物価指数
・小売売上高
・GDP

といった指標になります。

 

指標の数としては5つしかないので、

「そこまで危険じゃないかな~」

なんて思うかもしれません。

 

が、しかし!

 

経済指標というのは、

・アメリカ
・日本
・イギリス
・ヨーロッパ
・オーストラリア

といったように、
各国の通貨に対して存在します。

 

ですから、たった5つとはいえ、
これに国数を掛けたら、
結構な数になります。

 

因みに、大きく動いて危険な通貨は、

・アメリカ
・イギリス
・ヨーロッパ
・カナダ
・オーストラリア
・ニュージーランド

といった辺りが
特によく動きます。

 

ですから、これらの通貨に
指標の数を掛け合わせると
合計で30個もあるわけです。

その為、これらの通貨で
ポジションを持っていて、
大きく動く指標が近い時は
発表前に決済するのが無難です。

関連記事:FXでの指標は避けよう!危険な指標やトレード内容を教えます

 

指標トレードをするなら値動きが落ち着いてから

指標トレードと聞くと、
初動で大きく動くポイントを
取りにいくイメージですが、
上記でもお伝えしたように、
指標前後というのは、

・スプレッドが広がる
・ダマシ的な動きが多い
・値動きが速く上下に激しい

といった動きをしやすいので、
初動の動きを取ることは
まず無理だと思った方がいいです。

 

それであれば、
指標で大きく動いた後に
5~15分ぐらい待って、
ある程度方向が決まるのを待ちます。

そして、方向感が定まったら、
同じ方向へ向かって、
押し目買いや戻り売りをした方が
勝率は遥かに高いです。

 

しかも、
このような単純なトレードでも、
指標の初動で動いた値幅よりも
大きな値幅が取れることも多いです。

だから、指標トレードをするなら、
しばらく待って値動きが落ち着いてから
エントリーをするようにしましょう。

 

因みに、指標トレード時のコツについて、
別で記事を書いてみたので、
興味があれば参考にしてみてください。
大衆心理を使って指標での相場をトレードする際のコツとは?

 

まとめ

今回は、指標前後の注意点について、
色々と解説をしてきました。

 

指標発表前後というのは、
色んな思惑が絡んでくるので、
変な動きをしやすくなります。

特にスプレッドが広がったり、
ダマシ的な動きが多かったりと、
大損する要素満載です。

 

あとから指標後の動きを見ると、

「この初動で取れたらなー」

なんて思うのですが、
指標発表後に動きが落ち着いてからでも、
初動よりも大きな値幅を
取ることも十分可能です。

 

その為、指標トレードをするなら、
指標前後ではなく、
値動きが落ち着いてから
エントリーをしていくようにしましょう。

 

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