FXで年間プラス利益が出ると、
確定申告をして税金を払う必要がありますが、
無職の場合も同じなのでしょうか?

 

無職の場合、定期収入がないので、
生活が不安定な状態です。

その為、FXで稼いだとしても、
安定した生活は保障されません。

 

だから、FXの税金を
免除して欲しいところですが、
免除することなんて出来るのでしょうか?

今回はその実態について
お伝えしていきます。

 

FXで稼いだ場合、無職なら税金免除可能?

無職の状態で、
FXでの稼ぎがプラスになった場合、
税金の免除は可能なのかというと、
不可能です。

 

つまり、無職でもFXの税金は
確定申告をして支払う必要があります。

これは絶対です。

 

通常、無職で無収入だと、
その事を申告すれば、

・国民年金
・住民税

といった税金を
免除することが可能になります。

 

だから、FXでの税金に関しても
無職な事を申告すれば、
免除されると思うかもしれませんが、
それは無理です。

 

よく考えて欲しいのですが、
無職で国民年金や
住民税が免除されるのは、
収入が完全にゼロだからです

 

収入がないからこそ、

「この人は収入がなく、
生活が苦しいだろうな」

「それだと税金が払えないので
免除してあげよう」

という事になっているわけです。

 

それなのに、FXで収入があれば、
どんなに低い収入であろうと、
この概念とは外れていることになるので、
免除されることはありません。

 

そもそも、FXをやる資金がある時点で

“無職でも生活に余裕がある”

と見られるので、
尚更、税金の免除は不可能です。

 

よって、
FXで利益がプラスになった場合は、
無職であっても、確定申告をして
税金を支払う必要があります。

 

無職だと減税措置がある?

仮に無職だとしても、
FXで稼いだ金額に関しては、
減税措置が取られることはありません。

 

そもそも、
“FXでプラスの利益である”
ということは、

“お金を稼ぐ力がある”

と見られるので、
そのような人に対して
減税をする理由がありません。

 

ですから、FXの税金に関しては、
減税されることもありません。

年間でプラスの利益になったら、
きっちり規定に沿って
税金を支払う必要があります。

 

あくまでも、
減税や免除がされるのは、
国民年金や住民税だけになります。

 

年間利益が20万までは確定申告をしなくてもいいのでは?

よく聞くのが、

「年間の利益が20万までなら、
確定申告はしなくていい」

という事だと思います。

 

これは確かにそうなのですが、

“副業をする会社員”

という決まりがあります。

 

つまり、働いている必要があるので、
無職の人にこれは当てはまりません。

その為、無職の場合、
極端な話、
FXでの年間利益が1円でもプラスであれば、
確定申告をする必要があります。

 

ただし、確定申告をすると、
誰でも必ず使える、
基礎控除が48万円あります。

これは収入に対して、
48万円は差し引いてくれる制度です。

 

例えば、あなたが無職で、
FXでの年間利益が30万だった場合、
そこから48万円を引く事ができるので、
合計で-18万円になりますよね。

つまり、
合計の所得がマイナスになるので、
所得税が発生しない事になります。

 

ですから、FXでの年間利益が
1円でもプラスになれば、
無職でも確定申告が必要ですが、
実際に所得税の支払いが発生するのは
このような控除額を差し引いて、
プラスになった分になります。

 

因みに、基礎控除以外にも、

・医療費控除
・雑損控除
・寄附金控除
・生命保険料控除
・地震保険料控除
・配偶者控除
・配偶者特別控除
・扶養控除
・社会保険料控除
・小規模企業共済等掛金控除
・障害者控除
・寡婦控除
・勤労学生控除

といった控除があるので、
これらを上手く利用すれば、
FXで結構な金額を稼いでも、
所得税は掛からなかったりします。

 

その為、
無職でFXで稼ぎがあっても、
確定申告をすれば、
必ず税金が発生するとは限らないのです。

 

もし、控除について、
更に詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
海外FXで税金を払う場合の控除額っていくらなの?

 

この記事では海外FXについてですが、
税金関係の事は、
海外だろうと国内だろうと
どっちの業者を使っても同じです。

 

FXでの税金はどれくらい取られるのか?

FXで取られる税金額に関しては、
使うFX業者によって変わってきます。

 

例えば、国内のFX業者を使って
年間の利益がプラスになった場合、
税率は一律20%となっています。

厳密にいえば、2037年までは、
復興特別所得税2.1%を
追加で納付することになりますが。

 

一方で、海外のFX業者を使った場合、
累進課税となるので、
稼げば稼ぐほど税率が上がります。

そして、その税率は
以下のようになっています。

稼いだ利益額税率
 195万以下15%
 196~330万20%
331~695万30%
696~900万33%
901~1800万43%
1801万~4000万50%
4001万~55%

 

上記の税率は、
所得税と住民税を合わせた税率です。

 

因みに、海外のFX業者を使って
利益を出した状態で、
アフィリエイトなどの収入が他にもあると、
その収入も合算された金額に対して
税率が決まるので注意が必要です。

 

例えば、その年の収入が

・海外FX:100万円
・アフィリエイト:100万円

となった場合、
この2つを合わせると200万円になるので、
税率は20%になります。

 

もし、FXの税率に関して、
更に詳しく知りたい場合は
以下の記事も読んでみてください。
FXの税金区分ってどうなっているの?税率は?

 

税金の支払いはいつになる?

FXで今年稼いだ分は来年の、

・所得税:3月
・住民税:6月以降

といった時期になります。

 

その為、今年稼げたからといって、
稼いだお金で遊んで浪費すると
来年に確定申告が終わってから
ごっそり税金で持っていかれるので
払えなくなる可能性もあります。

 

一応、所得税に関しては厳密にいうと、
支払い方法によって、
多少支払い期限が変わってきます。

もし、詳細を知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXの税金っていつ払うの?その答えを教えます

 

国民健康保険が意外な盲点になる

FXで支払う税金は、
所得税と住民税ですが、
実は国民健康保険に対しても
税金が重くのしかかってきます。

 

なぜなら、国民健康保険は、
前年の収入によって
保険料が計算されるからです。

その為、無職であっても、
FXで稼ぎがある場合は、
健康保険料も上がるので、
来年の税金の支払い料が
更に大きくなります。

 

よって、FXで得た収入は
基本的に税金分を残しておいて、
余った資金をトレード資金にしたり、
生活費に充てるようにしましょう。

 

税金は収入がある以上、
必ず払う必要があり、
逃れる事ができません。

もし、払わずに放置しておくと、
恐ろしい額の延滞料が掛かるので、
逆に火に油を注ぐことになります。

 

しかも、税金に関しては、
なにをどうやっても
逃れることはできませんから。

仮に自己破産したとしても無理です。

関連記事:FXの税金を払わないとどうなる?無申告や未払いの危険性とは?

 

まとめ

今回は、無職の状態で
FXで稼ぎがあった場合の
税金についてお伝えしてきました。

 

たとえ、無職であっても、
FXでの利益が年間でプラスになったら、
確定申告をして
税金を支払う必要があります。

国民年金などは申告をすれば、
減免や免除もできますが、
FXに関しては不可能です。

 

ですから、
今年FXで稼ぎがあった場合は、
来年の税金分は必ず別にしておきましょう。

さもないと、
とんでもなく苦しむ事になりますからね。

 

 

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