FXは税金を払わなくてもばれない？見て見ぬふりはできるのか！？

FXで大きく利益を出すと、
税金を支払う必要があります。

しかも、FXの場合、
税率もそこそこ高いので、
実際に稼ぐとわかりますが、
ひくほど税金を持っていかれます。

だから、中には、

「税金を払わなくてもばれないのでは？」

なんて考えてしまい、
確定申告をしない人もいます。

しかし、FXの税金は、
払わなくても本当にばれないのでしょうか？

今回はこの件について、
解説をしていきます。

税金は黙っていれば払わなくてもばれない？

“FXで稼いだ分を確定申告せずに
税金を払わなくてもばれないのか？”

という事に関してですが、
100%ばれます。

国税の調査能力をなめてはいけません。

税金というのは、
国の収入になるので、
搾り取れる分は
徹底的に搾り取ってきます。

その為、国税は徹底的に
調べつくしてくるので、
“確定申告をしなければ、ばれない”
ということはありえません。

実際に私のFX仲間も、
昔FXで300万以上の利益を出した際に、

「面倒くさいし、
確定申告をしなくてもばれないでしょ」

なんて放置していたそうです。

そしたら、その3年後ぐらいに突然、
通知書みたいのが送られてきて、
結局、確定申告をしなかったことが
ばれてしまい、
税金をガッツリ払うはめになったそうです。

このようなことからも、
FXで稼いだ利益に関しては、
確定申告をしなければ、
ばれないということはないので、
必ず申告した方が良いです。

因みに、よく言われているのが、
国税はある程度期間を空けて
泳がせてから、
追徴課税などをガッツリ溜めて
税金を搾り取ってくるそうです。

先ほどお伝えした、
私のFX仲間も3年ぐらい経ってから
取り立てに来たらしいので、
あながち間違いではないと思います。

海外FXを使えば税金を払わなくてもばれない？

FXの場合、国内のFX業者以外に、
海外のFX業者を使って
トレードをする事ができます。

その為、

「海外のFX業者なら海外だし、
ばれないだろう・・・」

なんて思うかもしれませんが、
海外のFX業者を使っても必ずばれます。

これは何をやっても、
税務署にばれます。

基本的に自分のお金の流れは
全て筒抜けだと思った方が良いです。

よく、税金回避の為に、
海外の銀行に口座を作って
ばれないようにしてばれてしまい、
税金が取られるニュースが出ていますよね。

あれを見ればわかるように、
海外に逃れたとしても、
必ず国税は突き止めてきます。

税金を搾り取ることに命をかけてますから。

関連記事：海外FXで得た利益に対して税金の抜け道はあるのか？

税金を払わずに放置しておくとどうなる？

税金を支払いたくないからといって、
確定申告をせずに放置しておくと、
ばれて罰則が課せられます。

しかも、申告せずに放置しておくと、
無申告加算税といって、
本来支払うべき税金額の15~20%を
罰金として支払う必要があります。

その為、
仮に納税額が10万円だったとした場合、
1万5千円~2万円の罰金が掛かります。

更に税金には延滞税といって、
金利も2~8%ぐらい取られるので、
放置しておけば放置しておくほど、
毎日金利が加算されていくことになります。

また、悪質だと見られた場合、
脱税行為とみなされて、
重加算税となり、
罰則が40%になることもあります。

こうなると、本来払う税金の
約二倍の額を支払うことになるので、
めちゃくちゃきつくなります。

だから、
FXで年間の利益が出た場合は、
必ず確定申告をして
税金を払うようにしましょう。

もし、税金を払わなかった場合の
ペナルティについて、
更に詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXの税金を払わないとどうなる？無申告や未払いの危険性とは？

因みに、FXに限らず、
副業をする場合は、

“年間の利益が20万を超えない限り、
確定申告の必要がない”

なんて言われていますが、
これはあくまでも会社員が
副業をする場合に限ります。

その為、無職やフリーランスなどは
FXでの年間利益が1円でもプラスになれば、
確定申告の必要があるので注意しましょう。

また、海外のFX業者を使った場合は、
総合課税になるので、

・給与所得
・FXでの収入

これらを合算した金額に対して
税率が決まるようになっています。

この事について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
⇒給与をもらうサラリーマンは海外FXで税金はどうなる？

会社にはFXはばれない？

税金のばれるばれないとは
少しそれますが、
ばれないつながりで、
会社にFXをしている事は
ばれないのでしょうか？

これに関しては、
住民税でばれる可能性があります。

なぜなら、会社員の場合、
基本的に住民税は
会社側で計算をして、
給料から天引きされますよね。

ということは、
FXで大きく稼ぐと、
それだけ住民税の額も大きくなるので、
会社側で計算をした時に、

「なんでこの人はこれぐらいの給料なのに
住民税がこんなに高いんだ？」

「さては副業をやっているな？」

なんてわかってしまい、
FXをやっている事が
ばれるかもしれません。

今の時代は副業が
当たり前になってきていますが、
まだ会社内で禁止のところもありますし、

「ちゃんと仕事してるのか？」

なんて思われて、
印象が悪くなる事もありえます。

ですから、
このような事を避ける為には、
確定申告時に、
住民税を自分で払うように
選択しておけば大丈夫です。

そうすれば会社に
ばれることはありませんので。

もし、この事について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
⇒海外FXをすると会社にばれる？税金でばれる事があるので注意！

上記の記事では、
海外FXについてですが、
国内のFX業者を使った場合も同じです。

FXの税金はどのくらい取られる？

FXで稼いだ場合、
税金が掛かるわけですが、
その時の税金って、
どのくらい取られるのでしょうか？

これは国内のFX業者と、
海外のFX業者で税金の区分が変わるので、
それによって税率も変わります。

国内のFX業者の場合は、
申告分離課税となっていて、
税率は一律20%となっています。

逆に海外のFX業者の場合、
累進課税となっているので、
稼げば稼ぐほど税率が上がります。

そして、その税率は
以下のようになっています。

因みに、この税率は、
住民税の10%を加えた税率ですが、
それでも恐ろしい税率ですよね。

1800万円を超えると、
稼ぎの半分が税金で持っていかれます。

ということは、このぐらいの稼ぎで
確定申告をせずに放置しておくと、
罰則の金額が270~720万円とかになります。

これはちょっとヤバすぎですよね。

この金額をFXで稼ぐのが、
どれくらい大変な事なのかわかりますよね。

因みに、FXでの税金区分について、
更に詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXの税金区分ってどうなっているの？税率は？

まとめ

今回は、

「FXの税金は払わなくてもばれない？」

ということについて、
解説をしてきました。

FXで稼ぐと、せっかくの稼いだ金額が
税金で持っていかれるのが嫌で
確定申告をせずに放置する人がいます。

ですが、納税は国民の義務なので、
どんなことをしても逃れることができません。

だから、年間の利益がプラスになったら、
必ず確定申告をして
税金を支払うようにしましょう。
（会社員は利益が20万を超えたら）

さもないと、
恐ろしいペナルティが課されて、
無駄な損をするだけですからね。