FXのトレードで負けまくっていると、

「いつもと逆のエントリーをすれば、
利食いになりまくるんじゃないか!?」

なんて思うこともあるでしょう。

 

実際に私自身も、
FXで全然結果が出なかった時に
このことを思いついて試したのですが、
結果は惨敗でした(笑)

 

では、なぜ逆のトレードをしても
上手くいかないのでしょうか?

今回はこの理由について、
私の経験から
お伝えしていこうと思います。

 

人間はいつもと逆の動きを急にはできない

わざといつもと逆のエントリーをした際に
私が感じたことは、

「急にいつもとは逆の行動ができない」

ということでした。

 

例えば、いつも買うと負けるので、
わざと逆にして売ろうとすると、
全ての考えも逆にしようとしてしまい、
頭が混乱するのです。

人間は今まで慣れていた事と、
反対の事を急にやろうとしても、
上手くできない生き物です。

 

例えば、車の運転をする際に、
今までずっと左側通行だったのに、

「明日からは右側通行です!」

なんて急に言われても、
すぐに対応できるわけがありません。

 

なぜなら、運転をする時は、
「車は左側通行」
という意識が刷り込まれているからです。

 

FXでのトレードもこの原理と同じで、

「この形では買いエントリー」

というのが意識に刷り込まれているので、
いつも買いエントリーしている形を見ると、
買いボタンを衝動的に、
押してしまうようになっているのです。

 

その為、急に今までのエントリーと、
わざと逆の事をしようとしても、
頭が混乱してしまい、
思い通りのエントリーができなくなります。

 

リスクリワードが悪くなる

いつものトレードとは
逆のエントリーをしても
上手くいかない次の理由に、
リスクリワードが関係してきます。

 

例えば、いつものトレードを逆にすると、
利食い幅と損切り幅も逆になります。

 

よって、いつものトレードなら、

・利食い:+30pips
・損切り:-15pips

となっているところが、

・利食い:+15pips
・損切り:-30pips

となるわけです。

 

これによって、
リスクリワードが悪くなるので、
勝率が多少良くなったとしても、
トータルで負けやすくなるのです。

仮に利食い幅と損切り幅を
逆にしない状態でトレードをすると、
全く別の手法に変わってしまい、
逆にする意味がなくなります。

 

わざと逆にするなら、
エントリーから決済まで
全てを逆にしないと、
いつものトレードの逆にはなりません。

 

このような感じで、
いつものトレードが負けるからといって、
単純に逆のトレードをしても、

「結果が真逆になってプラスになる」

ということはないのです。

 

今の売買ルールを見返す方が効率的

トレードでやたらと負けるからといって、
エントリーをわざと逆にしても、
ほとんど上手くいくことはありません。

 

それであれば、
自分の売買記録を見返して、

“どのような場所でエントリーをすると、
損切りになりやすいのか?”

という事を見つけて、
売買ルールを改善していった方が、
遥かに早くFXで結果が出るようになります。

 

基本的に負けやすいポイントというのは、

・全体の流れに反してエントリーをしている
・ローソク足から大衆心理を読めない

といった事が原因です。

 

全体の流れに反してエントリーをしている

例えば、環境認識ができていない場合、
下記画像の赤マルのような位置から、
売りで入ってしまう事が多くあります。

 

後から出来上がったチャートを見ると、

“明らかに売りでエントリーする場面ではない”

とわかるのですが、
実際にチャートの右端で判断すると、
このようなありえないエントリーを
してしまうことは多いです。

 

これが起きてしまう場合、
トレード前の環境認識が
できていない状態です。

環境認識ができていないと、
視野が狭くなって、
直近の動きだけしか、
見えなくなってしまいます。

 

特にこの現象は、
短期足をずっと見ている場合に
起きやすくなります。

 

FXで結果を出す為に
最も大事なのは、
全体の流れを正しく読むことです。

全体の流れが見えていなくては、
どんなにピンポイントでエントリーをしても、
逆行されて損切りになる確率が上がります。

 

例えば、1000の人が前に進んでいるのに、
あなただけが逆に後ろへ進もうとしても、
全体の大きな流れに負けて、
無理矢理、前に進まされますよね。

FXもこれと同じで、
全体の流れが上なのに、
下へエントリーをしても、
全体の流れにのまれて
勝率が低くなります。

 

FXで上手く結果が出ていない人は、
後から見れば、
正しく流れを把握できるのですが、
いざエントリーとなると、
一気に視野が狭くなってしまい、
流れとは逆のエントリーを
していることが多いのです。

 

ですから、まずは、
全体の流れを把握してから、
流れに沿ったエントリーポイントを
探す癖をつけるのが良いです。

 

もし、全体の流れを
正しく把握する方法がわからない場合は、
以下の記事を読んでみてください。
FXの勉強は何から始めればよい?まずやるべき事はコレ!

 

ローソク足から大衆心理を読めない

次に負けやすい原因として、

“ローソク足から
相場参加者の心理が読めない”

というのがあります。

 

ローソク足というのは、
トレーダーの心理によって
作られています。

その為、
相場参加者の心理が読めないと、
トレードの精度が悪くなります。

 

例えば、
下記画像を見てみてください。

 

ローソク足から
相場参加者の心理が読めないと、
上記画像の赤マルで

「流れが上で、
サポートラインまで来たので
押し目買いだ!」

と判断して買いで入ってしまい、
緑マルで損切りになる事が多いです。

 

しかし、相場参加者の心理が読めれば、
このような損切を大きく減らすことができます。

 

まず、直近の動きを細かく見ていくと、
徐々に高値を切り下げていますよね。

 

これは下から
買いポジションを持っていて、
含み益になっている人達の利食いと、
逆張り売りが入っている証拠です。

その為、買いよりも、
売りの圧力のほうが強いので、
上昇する力が弱っています。

 

そして赤のサポートラインに
レートが到達して、
赤マルから押し目買いが
入っているのですが、
上昇する力が弱いです。

私の経験上、
ここから反転上昇する際は、
もう少し大きめの陽線がでます。

 

大き目の陽線を見る事で、
上から売っている人達が、

「もうダメかも・・・」

と思って利食いをしてきたり、
押し目買いを狙っている人達が、

「お、上がりそうだ」

と判断して買いを入れてくることで、
大きく反転上昇していきます。

 

その為、赤マルで買った人達が、

「上に行く力が弱い」

と判断したことで、
損切りをしてきたので、
一気に下落したのです。

 

このように、ローソク足から
相場参加者の心理が読めれば、
損切りになりそうな場面を
ある程度予測できるようになります。

また、これ以外にも
ピンポイントで
エントリーをすることもできるので、
トレードを精度を上げるには、
非常に役立つテクニックです。

 

もし、ローソク足から
相場参加者の心理を
読めるようになりたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
FXでも相手の気持ちを考える事が重要です

 

まとめ

今回は、

「いつもとはわざと逆で
エントリーをすれば勝てるのか?」

といったことについて、
私の経験をお伝えしてきました。

 

結果としては、
エントリーをいつもとは逆にしても、

・頭が混乱する
・リスクリワードが悪くなる

といったことから、
上手くいかないことがほとんどです。

 

それであれば、
自分の負けトレードをチェックして、

“どんな時に負けやすいのか?”

というのを分析して、
売買ルールを改善していった方が
ずっと効率的で効果的です。

関連記事:FXの売買履歴から自分だけの聖杯を作れるのを知っていますか?

 

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