FXで安定した結果を残すには、
損切りが非常に重要なのですが、
中には、

損切り間に合わない

なんて悩む人もいます。

 

正直、私からすれば、
損切りが間に合わないというのが
よく分からないのですが、
昔、FXで負け続けていて
相談してきた人の中に、
このような人がいました。

 

ということで、
この時の話について
今回はしていこうと思います。

 

損切りが間に合わない理由は?

私に”損切りが間に合わない”
と相談してきたその人に、
なぜ損切りが間に合わないのかを
聞いてみたところ、

「手動で損切りをしている」

ということでした。

 

要するに、損切りするポイントは
決まっているのだけれでも、
いざそのポイントに来ると、
悔しくで損切りできずに
結局、間に合わなくなるようです。

 

このことを聞いた時に、

「まぁ、当然だろうな」

と感じました。

 

基本的に私たちは、
日常生活の中で
お金を失うことはありません。

仮に失ったとしても、
それは何か対価を得る事がほとんどです。

 

例えば、買い物なんかが良い例です。

お金を失う代わりに、
食べ物や服など、
何か手元に残る物を
手に入れていますよね。

 

しかし、FXでは、
損切りをした場合、
手元に残る物は何もありません。

 

単純にお金を失うだけです。

その為、このことが
激しい精神的苦痛を引き起こすので、
手動で損切りをしようとしても
躊躇してしまい、
損切りが間に合わなくなるのです。

 

一応、”経験”というものを
手に入れてはいるのですが、
それは目に見えないし、
手元に残るものではないですからね。

 

FXでは損を避けられない事を認識しよう

損切りが間に合わないと悩む人は
手動で損切りをする人に多いのですが、
この場合、

「損をしたくない」

なんて思ってしまうからです。

 

しかし、FXは
自分のお金をリスクに晒しながら
お金を稼ぐような仕事です。

ということは、
自分のお金をリスクに晒している以上、
損失は避けられません。

まずはこの事を
しっかり認識するようにしましょう。

 

特に損切り後に反転するのを
経験してしまうと、

「自分が損切りをした場所から反転するのでは?」

なんて次から思うようになってしまい、
いざ損切りをしようとしても、
この事が再度脳裏によぎって
損切りを躊躇しやすくなります。

 

こうなってしまうと、
実際に損切りしようと思っていた場面で
損切りをしようとしても
間に合わなくなって、
逆に傷口を広げてしまうのです。

 

ただ、損切り後の反転が
あまりにも多い場合は、
トレード自体に問題がある可能性があります。

そのような場合は、
以下の記事で原因を書いているので、
よければ参考にしてみてください。
FXで損切り後の反転が多い?その時はココを確認!

 

損切りはエントリーと同時に設定すべき

損切りを手動でやろうとすると、
どうしても躊躇してしまい、
間に合わなくなることが多いです。

 

しかも、FXの場合、
突然急落や急騰をするので、
これが起きてしまうと、
一気に含み損が拡大します。

そうなると、
余計損切りが間に合わなくなり、
どんどん拡大していく含み損を
ただ眺めているだけになります。

 

そして、最後は”強制ロスカット”
なんてことになって大損するのです。

だから、損切りは手動ではなく、
エントリーと同時に
損切りの逆指値を入れるべきです。

 

例えば、FXには、
IFD、IFD-OCOといったように、
エントリーと同時に
損切りの逆指値を
自動で入れてくれる注文方法があります。

その為、これらを駆使して
最初から損切り設定をしておけば、
“損切りが間に合わない”
なんてことをなくせます。

 

これはFXでトレードをする上では、
基礎中の基礎なのですが、
実は出来ていない人が意外に多いです。

特にFX初心者なんかは多いですね。

関連記事:FX初心者の損切りは成行ではなく逆指値を使うべき3つの理由

 

しかし、本当に損切りが間に合わない事もある

トレードをする際は、
エントリーと同時に
損切りの逆指値を入れておけば、

“損切りが間に合わない”

ということは基本的になくなります。

 

しかし実は、逆指値を入れておいても、
本当に損切りが間に合わない事もあります。

 

それが指標や暴落などで
一瞬で大きく動いた時になります。

 

例えば、雇用統計などの指標では、
指標発表の時間と同時に、
大きくドンッと動きますよね。

 

このような場合、
損切りの逆指値を入れておいても、
間に合わずに
指定したレートよりも
大きく滑って約定します。

 

なぜなら、逆指値の定義というのは、

“指定したレートに到達したら
成り行き注文を行う”

という事になっているからです。

 

その為、指標や暴落によって
一瞬で大きく動いた場合、
指定したレートに届いて
損切り注文が発動した時点で
すでに大きく離れたレートになっているので、
そこで約定してしまうのです。

 

よって、このような場合は、
本当に損切りが間に合わずに
最悪、強制ロスカットになって、
口座残高がマイナスになり、
FX業者に対して借金を背負うことになります。

関連記事:FXは損切りが滑る!?その理由はなぜ?

 

実際に2015年のスイスショックでは、
ユーロスイスという通貨が、
わずか10分程度で4,000pipsも下落しました。

これによって、
損切りが間に合わずに大損して、
数百万~数千万円もの追証を
受けた人が続出しました。

 

因みに、この追証ですが、
国内のFX業者を使っていると
発生します。

逆に海外のFX業者だと、
“ゼロカット”と言って、
仮に自己資金以上の損失を出した場合、
マイナス分を補填してくれる制度があります。

 

その為、海外のFX業者を使えば、
追証は発生しないので、
追証が怖い場合は、
海外のFX業者を使うのもありです。

もし、この事について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
海外FXのゼロカットは最強!国内FXと比較したら安全さが判明!

 

まとめ

今回は、損切りが間に合わない場合の
対処方法にお伝えしてきました。

 

「損切りが間に合わない」
という人の場合、
損切りを手動で行っている事が多いです。

しかし、この方法だと、
損を確定したくない気持ちが強くなることから、
損切りができずに
間に合わなくなる事がほとんどです。

 

ましてや、指標や暴落があった場合、
一瞬で含み損が大きくなるので、
余計、損切りができなくなります。

その為、”損切りが間に合わない”
と悩んでいる場合は、
必ず注文と同時に
損切りの逆指値を入れるようにしましょう。

 

そうすれば、
最悪の自体が起きることを
最小限に抑えることができるでしょう。

また、大きく動く指標がある場合は、
損切りの逆指値が間に合わない事もあるので、
このような時は、
ポジションを保有しないことがベストです。

 

その他、損切りの位置などに
迷っているような場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXで損切りを小さく抑える方法なら大衆心理を使ってみよう!

損切りのやり方がわかると思います。

 

 

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