FXでは損切りが非常に重要ですが、
適当に損切りをしていては
逆に損失を広げるだけです。

一応、損切りにも”ダメ損切り
というのがあり、
下手をしたら
損切り貧乏になる可能性が高くなります。

 

では、そのダメな損切りとは、
いったいどんな損切りなのでしょうか?

 

これについて、
私の考えをお伝えしていきます。

 

FXの損切りでダメな損切りとは?

FXの損切り方法で、
ダメな損切りとは、
自分都合の損切りです

つまり、固定pipsでの損切りです。

 

FXで負けている人の多くが、

「損切りを設定しておけば、
リスク管理になっているだろ」

なんて感じていたり、

「〇〇円の損までしか許容できないから、
損切り幅は〇〇pipsに設定しよう」

なんて考えて、自分都合で
損切りを設定しています。

 

もちろん、固定pipsの損切り全てが
ダメなわけではありませんが、
この損切り方法だと、
損切り貧乏になる可能性が高いです。

 

なぜなら、
固定pipsに損切りを設定していると、
相場のボラティリティに合わずに

“損切り後に反転する”

ということが起きやすくなるからです。

 

例えば、あなたが損切りを
常に-10pipsに固定していた状態で、
下記チャートの黄色マルで
買いエントリーをしたとしましょう。

 

そしてこの時に
-10pipsの損切りを設定すると、
その場所は以下の水色ラインになります。

 

そして、その後の動きを見ると、
以下のようになりました。

 

損切り後に反転して、
大きく伸びていますよね。

これはなぜかというと、
買った人達が
完全に諦める場所まで
レートが下がっていないからです。

 

通常、損切りというのは、

「ここを抜けたら、
みんなが諦めて一斉に損切りをしてくる」

といった場所に置く必要があります。

 

今回の場面であれば、
以下のピンクライン辺りになります。

 

そして、
いざピンクラインの場所まで
レートが下がってくると、
買っている人達が、

「これ以上、下がるとヤバイ」

と思って、一斉に損切りをしてきます。

 

こうなると、
今まで買い目線だったのが、
売り目線に変わるので、
そこから大きく下がる要因になります。

 

その為、
ピンクラインにレートが来るまでは、
逆行されたとしても、
まだ売り目線にならないので、
損切りをする必要がありません。

 

このような心理を考えずに
損切りを常に固定していると、
ボラティリティがある相場では
損切り後に反転する確率が跳ね上がります。

これがダメな損切りになります。

関連記事:損切りを我慢すべき場所とそうでない場所とは?

 

損切りは自分都合ではなくチャート都合で

上記でチラッとお伝えしましたが、
損切りの位置というのは、

「ここを抜けたら周りが諦めてくる」

といった場所に設定すべきです。

 

要するに
自分都合で損切りをするのではなく、
チャート都合で損切りをするのです。

 

だから、
相場のボラティリティが高い時は
それに合わせて損切り幅も
広げる必要が出てきます。

逆に、ボラティリティが低い時は、
いつもより損切り幅が少なく済むので、
トータルで見ると、
ちょうどいい具合の損切り幅になります。

 

例えば、

「損切りは15pips以内で抑えたい」

と考えていたとしましょう。

 

だからといって、
常に損切りを15pipsに設定すると、
損切り貧乏になる可能性が高いので
ダメなわけですよね。

 

しかし、

・ボラティリティが高い時は-20pips
・ボラティリティが低い時は-10pips

といったように、
相場状況に合わせて可変させれば、
トータルで見ると
-15pipsの損切り幅に収まります。

 

このように、自分都合ではなく、
チャート都合で損切りを考えると、
余計な損切りが減って、
トレード内容も安定してきます。

 

もし、損切り位置の実践例について
知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
実践例を紹介!FXのトレードで損切りラインはどこに置く?

 

どうしても固定pipsで損切りをしたい場合

損切りは相場状況に合わせて
変える必要がありますが、

「どうしてもこの幅までしか
精神的に許容できない」

という場合もありますよね。

 

そのような場合、
固定pipsの損切り幅でも
ダメな損切りにならない方法があります。

 

それが、エントリー位置を
引きつける方法です。

 

例えば、

「損切り幅をどうしても-15pipsに固定したい」

といった場合、普通であれば、
損切り位置が先ほどと同じように、
水色ラインに来てしまうとしましょう。

 

その為、-15pipsの損切り位置が
ピンクラインに来るまで、
エントリー位置を引きつけるのです。

 

こうすれば、
固定pipsで損切りをしても、
本来損切りすべき場所に
損切りを設定することができるので、
ダメな損切りにはならないですよね。

私も損切りをする時は、
この方法を取っています。

 

ただし、この場合だと、
エントリーを引きつける分、
ポイントまで届かずに反転していき、
利益を取り逃すこともあります。

 

まぁ、それでも損切り貧乏になるよりは、
トータルでの収益が全然良いので、
私はこっちを採用しています。

関連記事:自分の手法に合った損切り幅を見極める方法とは?

 

固定pipsを使わずに損切り額を一定に抑える方法

損切りを固定pipsにする時って、
損失額を常に一定に抑えたいから
固定にする事がほとんどです。

でもこれだと、
自分都合の損切りになるので、
損切り貧乏になる可能性が高いです。

 

そんな時は、
先ほどお伝えしたように、
エントリー位置を引き付けて
トレードをするのが効果的ですが、
もう1つ方法があります。

それがロット管理で、
損失額を一定に抑える方法です。

 

例えば、あなたが、

「損切り額は6,000円までしか無理」

なんていう状態だとしましょう。

 

そして、あなたのトレードでは、
常に20pipsの損切り幅で
トレードをしていたとしましょう。

でもこれだと、
ボラティリティの大きい相場だと
根拠の崩れた場所に
損切りを位置を設定すると、
-40pipsの損切りになってしまいます。

 

このような時に、
-40pipsの損切りで、
6,000円の損失になるように
ロットを調整するのです。

仮にドル円でトレードするとしたら、
-40pipsで6,000円の損失なので、
ロットは1.5万通貨となります。

 

逆にボラティリティが低く、
根拠の崩れた場所が
-15pipsの損切りになる場合は、
-15pipsで6,000円の損失なので、
ロットは4万通貨となります。

 

このようにして損切りをすれば、

・根拠の崩れた場所に損切りを置ける
・損失額は常に一定に抑えられる

といった事が可能になりますよね。

 

ただし、この方法は、
損失額は一定に抑えられますが、
利食いに関しては、
ロットが少なくなる時は
大きな利益は望めません。

それでも、
まずは損を一定に抑える事が
FXで結果を出すには重要なので、
この方法は使う価値は十分あるでしょう。

 

その為、今現在のあなたが、
固定の金額までしか
損切りを許容できないのであれば、
この方法を使うのが良いと思います。

関連記事:FXで使う手法に対する資金管理はどうやればいいのか?

 

まとめ

今回はFXでのダメな損切りについて、
私の考えをお伝えしてきました。

 

固定pipsで損切りをする場合、
確かに損失は一定にできますが、
ボラティリティを無視すると、
損切り後の反転が多くなります。

その為、自分の損切り幅に対して
最大の許容値を決めておいて
その範囲で損切り幅を変えるように
していった方が良いでしょう。

 

その他、損切りをすべき場所について、
更に詳しく知りたい場合は
以下の記事も読んでみてください。
FXで損切りを小さく抑える方法なら大衆心理を使ってみよう!

 

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