FXで失敗が書かれた本を読めばFXでの失敗は防げるのか！？

FXをする上で、
失敗は避けては通れません。

色んな失敗をして
それを糧にしていくことで
FXで稼げるようになっていきます。

しかし、FXの本の中には、
失敗について書かれた本があり、

「これをやったら必ず失敗する！」
「これだけはやるな！」

といったことが書いてあります。

その為、このような本を読めば、
「FXでの失敗を防げるのでは？」
なんて考えますよね。

本を読むことで失敗は防げるのか？

FXでの失敗を書いた本を読めば、
失敗を防げるのかと聞かれれば、

“ほぼ確実に失敗は防げない”

と私は答えます。

なぜなら、
人間は何事も実際に経験しないと
物事の本質を本当に理解できないからです。

例えば、あなたが車の免許を取る為に、
教習所に通おうとしますよね。

その時に、車を運転する前に
運転の仕方が書かれたマニュアルを読んで、
イメージトレーニングをすると思います。

でも、実際に車を運転してみると、
失敗の連続になり、
思っていたようにいかないですよね。

FXの場合もこれと同じで、
本を読んだからといって、
イメージ通りにトレードができて
“失敗しない”なんて事はありえません。

例えば、FXでの失敗が書かれた本で、

「エントリー後は損切りを入れないと
破産するから必ず入れましょう」

と書かれていたとしましょう。

その為、
実際にトレードを始めた当初は、
必ずエントリー後すぐに
損切り設定をします。

しかし、2連続で損切りになって
損切り後にレートが反転したりすると、
悔しさから本で読んだことなんて忘れて、
次にエントリーをする時には
損切り設定を入れなくなります。

そして、そういう時に限って、
とことん逆行されて、
最後は強制ロスカットになります。

このような感じで、
FXの失敗について書かれた本を
読んだとしても、
本に書かれた失敗をするのがオチです。

中には、

「本で読んでおけば、
少しは抑止力になる」

という人がいますが、
私の経験上、最初の1，2回だけです。

FXの場合は失敗すると
お金を失うので、
それが何回か連続で続けば、
悔しさから本で読んだことなど
あっという間に飛びます。

そのぐらい、お金を失うというのは、
人間にとって苦痛なことなのです。

失敗は1度や2度では済まない

FXの失敗に関する本を読んだところで、
実際にトレードをすれば、
ほぼ確実に同じ失敗をします。

しかも、その失敗というのは、
1度や2度では済みません。

なぜなら、1回失敗をしてしまうと、
自己資金が減っているので、
その資金を取り返さなければ
気が済まないようになっているからです。

しかも、ナンピンやリベンジトレードで
仮に失った資金を取り返せたとしても、
また同じ失敗をするだけでなく、
次はもっとひどい失敗がやってきます。

例えば、エントリー後に逆行されても、
損切りをせずにナンピンをして
助かった場合、

「損切りをしなくても、
ナンピンをすれば助かるんだな」

というのが意識に刷り込まれて、
ナンピンが癖になります。

こうなると、次回トレードをして
また逆行された場合に
損切りをせずに再度ナンピンをします。

しかし、このような事をしていると、
いつか必ず、
ナンピンをしても戻ってこずに
強制ロスカットになる日がきます。

そして、強制ロスカットによって
失った資金を取り返そうとして、
今度は倍のロット数で
リベンジトレードをやり始めます。

ただ、このような時に限って、
リベンジトレードをした分も
強制ロスカットになってしまい、
結局、失敗を重ねることになります。

そこから、本で読んだことなんて、
完全に頭の中から消えてしまい、
同じ失敗を繰り返し続けて、
全ての資金を失う事になるのです。

その為、失敗が注意書きされている
FXの本を読んだところで、
たどり着く場所は変わらないのです。

むしろ、本の代金を損するくらいです。

私も狂ったように失敗を続けた

実際に私自身も、FXを始めた当初は、
本を読みまくって、
失敗しないように心掛けたつもりでした。

もちろん、エントリーした瞬間に
損切り注文を入れていました。

しかし、いざ損切りになると、
資金を失う悔しさから、
本で読んだことなんて忘れて、

・損切りしないで放置
・ナンピン
・リベンジトレード

といったことをガンガンして、
資金を失いまくりました。

更に、最悪なことに、
このような失敗を繰り返していたら、
ポジポジ病まで癖になってしまい、
ひたすらナンピンとリベンジトレードを
繰り返していたら、
1,000万以上の損失を出しました。

しかも、この時の失敗によって、

・ナンピン
・リベンジトレード
・ポジポジ病

といったことが癖づいてしまい、
これらの悪癖が治るまでに、
5年以上の時間を費やす事になりました。

関連記事：FXで1000万を失う失敗をした私の末路・・・とは！？

このような経験からも、
本でFXについて色々学んだとしても、
それを実践で出せる力なんて、
最初の内だけです。

損切りが連続で続いたりすると、
そこからは失敗の連続になります。

そもそも、たった数千円の本を読んで
失敗が防げるなら、
FXで億万長者が大量に出ているはずだし、

「FXをする90%以上は失敗している」

なんてことは言われないはずですからね。

FXでの失敗を可能な限り抑えるには

FXの書籍を読んだところで
失敗をゼロにするのは
ほぼ不可能だと思った方がいいです。

それでも、FXでの失敗を
可能な限り抑えるには
焦らずに王道の道を進む事です。

王道の道とは、

・検証をする
・自分に合った手法を作る
・デモトレードで試す
・低ロットで実践をする

といった事です。

要するに、
最初から大きく稼ごうとせずに
時間を掛けてゆっくりと力をつけていき、
徐々に実践で慣らしていくのです。

こうすることで、
無駄な損失を最小限に抑えて
FXでの大きな失敗を
防ぐことが可能になります。

特に検証をする事は、
FXでの失敗を防ぐのに
大きく役立ってくれます。

なぜなら、
検証を徹底的にする事で、

・失敗しやすいパターン
・勝ちやすいパターン

といったものがわかるので、

「これをしなければ
FXで勝てるんだな」

というのをはっきりと
認識する事ができます。

更に、検証を続けていく事で、
失敗しやすいパターンや
勝ちやすいパターンが
意識に刷り込まれていきます。

これによって、
チャートをパッと見た瞬間に

「今の相場状況は負けやすいな」

といった事を判断できるので、
無駄にトレードをする事なく、
失敗を未然に防ぐことができます。

だから、FXでの失敗を
可能な限り防ぎたいなら、
まずは徹底的に検証をしましょう。

もし、検証方法について、
よくわからない場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
⇒FXで勝てる手法を作れる具体的な検証方法とは？

同じ失敗を何度も繰り返しているなら

もし、今現在のあなたが
同じ失敗を何度も繰り返しているなら、
まずはトレード記録を確認しましょう。

自分のトレード記録には

・負けやすいパターン
・勝ちやすいパターン

といった事が載っているので、
失敗している原因を
特定する事ができます。

また、これ以外にも、

・ロットが自分に合っているか？
・焦って稼ごうとしていないか？

などのメンタル的な部分も
確認してみましょう。

これらの事をすれば、
ほとんどの場合、
失敗している原因を特定できますので。

関連記事：FXで何度も同じ失敗をして資金を失っている場合の対処方法とは？

まとめ

FXの本を読んだところで、

“失敗を100%防げる”

というのはありえません。

やはり自分で経験して、
その失敗に対しての原因究明や
対策を行っていく事で、
徐々に失敗しなくなってきます。

ですから、まずは焦らずに
王道の道を進んで、
FXで勝つ為の力を身につけながら
トレードの経験値を積んでいきましょう。

もし、FXで勝つ為の力について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
⇒FXで勝つ為に勉強する事はたった3つで十分！