FXスキャルピングを極めると、
ハッキリ言って最強ですが、
その代わりに最も難しい
トレードスタイルとなっています。

 

特にFX初心者が
スキャルピングに手を出すと、
ほぼ確実に資金を失います。

では、なぜFXでは、
スキャルピングが
最も難しいトレードスタイルなのでしょうか?

 

今回はその理由について
お伝えしていきます。

 

値動きに翻弄されやすい

FXでスキャルピングをやる場合、
1分足を主体にトレードをしていきます。

その1分足の値動きというのが、
他の時間軸と比べると一番早いです。

 

その為、大きく上昇したと思ったら
急に大きく下落したりするので、
FX初心者やFXで結果が出ていない人が
1分足に手を出すと、
値動きに翻弄されてしまいます。

 

これによって、
損切り後にすぐに反転して
再エントリーしたと思ったら
“またすぐに逆行されて損切り”
なんてことを繰り返して
どんどん資金を減らしていくのです。

 

通貨別のボラティリティにも注意

スキャルピングの場合、
1分足での値動きが激しいので、
値動きに翻弄されやすくなります。

更にこれに加えて、
トレードをする通貨に関しても
注意が必要になります。

 

なぜなら、通貨ごとに
ボラティリティの
大きさが変わるからです。

 

例えば、ドル円に比べて、
ポンド系の通貨だと、
約1.5~2倍のボラティリティがあります。

ということは、
それだけ値動きの上下する幅も広いので、
余計値動きに翻弄されます。

 

特にここ最近のゴールドなんかは、
ポンド以上にボラティリティがあるし、
上下により激しく動きます。

1分で50pips上がったと思ったら、
その1分後に100pips下がるなんてことも
けっこうありますからね。

 

だから、通貨によっても、
スキャルピングの難しさは
大分変ってきます。

もし、スキャルピングに適した
通貨を知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
FXでスキャルピングにおすすめの通貨はどれ?

 

悪い癖がつきやすい

スキャルピングをすると、
値動きに翻弄されやすいので、
損切りを繰り返すことが多くなります。

 

損切りを繰り返しているとその内、

「これ以上、損をしたくない」

という気持ちが強く働いて
損切りをしなくなります。

 

そして、損切りをしない時に限って、
どんどん逆行されてしまい、
含み損が大きくなるにつれて
余計損切りができなくなってしまいます。

これによって次に起こるのが
ナンピンになります。

 

ナンピンをすることで、
保有ポジションの
平均レートを下げていき、
“レートが戻ってきたら決済する”
という方法を取っていきます。

 

しかし、
ナンピンで成功体験をしてしまうと、

「損切りしなくても利益が出るんだ」

という考えが身に付いてしまい、
ナンピンが癖づいてしまいます。

 

そして、この癖がついてしまうと、
いざナンピンをして逆行された時に
ナンピンにナンピンを重ねてしまい
最後は強制ロスカットになります。

 

これによって、
大きな損失を受けてしまい、
今度はその損失を取り返す為に、
倍のロット数でリベンジトレードをしたり、
何度もポジションを持ったりして、

・ナンピン
・リベンジトレード
・ポジポジ病

といった悪い癖がつくのです。

 

スキャルピングに手を出すと、
欲望の部分が思いっきり影響します。

特に金銭的な欲望というのは
抑える事が非常に難しいので、
技術的な面もそうですが、
メンタルの部分も大きく影響するので、
最も難しいトレードスタイルなのです。

 

実際に私もFX初心者の頃に
スキャルピングに手を出したせいで、
これらの悪い癖がついてしまい、
大損した経験があります。

関連記事:これホント!FXでのスキャルピングは大損の元!

 

視野が極端に狭くなる

FXでは大きな時間軸の流れに沿って
トレードをしていくのが鉄則です。

そして、流れに沿ったトレードが
勝率が高く、
利益も伸びやすくなります。

 

しかし、スキャルピングをすると、
1分足だけの動きを注視するので、
極端に視野が狭くなり、
上位足の流れが見えなくなります。

 

こうなってしまうと、

“大きな流れでは下落トレンドなのに
買いでエントリー”

“上位足のサポートラインがある場所で
売ってしまう”

といったことが起きやすくなり、
エントリー後に即逆行されて
損切りになる事が多くなります。

 

そして、これを繰り返していく内に
損切りをしなくなっていき、

・ナンピン
・リベンジトレード
・ポジポジ病

といったことをしやすくなり、
資金を大きく減らしていくのです。

 

クロス通貨でのスキャルピングは特に難しい

FXの場合、
通貨をトレードするわけですが、
ポンド円やユーロ円といった
クロス通貨でのスキャルピングは
特に難しいです。

 

なぜなら、クロス通貨の場合、

・ユーロドル x ドル円=ユーロ円
・ポンドドル x ドル円=ポンド円

といったように、
2つの通貨を掛け合わせて
作られています。

 

その為、ユーロ円であれば、
ユーロドルとドル円の動き両方に
引っ張られることになります。

よって、ユーロドルが上がって
ユーロ円も上がったと思ったら
急にドル円が下がり出すと、
今度はそっちに釣られる動きをします。

 

このような動きに加えて、
1分足の速い値動きが加わると、
難易度が一気にアップするので
クロス通貨でのスキャルピングは
特に難しくなるのです。

関連記事:FXは通貨別にチャートの動きに癖がある

 

早く結果を出したいならデイトレードから

上記でもお伝えしたように、
スキャルピングは
凄く難しいトレードスタイルです。

その為、悪い癖がつきやすく、
FXで結果を出すには
遠回りをしやすくなります。

 

それであれば、
まずはもっと時間軸の大きい、
デイトレードをした方が
より早く結果を出せるようになります。

 

なぜなら、デイトレードの場合、
1分足などの短期足を見なくても
トレードができるので、
値動きに翻弄されにくいからです。

よって、このことが、
ポジポジ病などの
悪い癖がつくのを防いでくれます。

 

また、時間軸が大きくなるほど、
値動きがゆっくりになるので、
落ち着いてトレードができるのも
難易度が下がるポイントです。

 

実際に私自身も、
スキャルピングで大損した後は
4時間足のデイトレードや
15分足のデイトレードに移行したら、
FXで結果が出るようになりました。

 

もし、これらのデイトレードについて
特徴をより詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
4時間足のデイトレがFXで勝てるきっかけになった!

FXでデイトレをするなら15分足の手法が一番やりやすい!

 

まとめ

今回は、FXでのスキャルピングが
最も難しい理由について
お伝えしてきました。

 

スキャルピングの場合、

「2~3pips程度をサクサク取れそう」

なんてイメージがありますが、
値動きの速さや欲望が大きく影響するので、
実は最も難しいトレードスタイルなのです。

 

実際に私自身も、FX初心者の内から
スキャルピングに手を出したせいで、
1,000万以上の大損をした上に、

・ナンピン
・リベンジトレード
・ポジポジ病

といった悪い癖がついてしまい、
FXで結果を出せるようになるまでに
5年以上の時間が掛かりました。

 

その為、デイトレ以上で
安定した結果を出せていないなら
スキャルピングに手を出すのは
止めた方がいいです。

 

それでもスキャルピングで
結果を出したい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXで1分足のスキャルピング手法を作るなら大衆心理を使おう!

 

 

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