FXでのスキャルピングといえば、
最も難しいトレードスタイルです。

「2~3pipsぐらいなら簡単に取れそう」

なんて思ってトレードをすると、
逆に20~30pipsを失って
大損することも頻繁に起こります。

 

特にFXのスキャルピングだと、
逆張りが人気なのですが、
下手をすれば負け続けて
あっという間に資金を失います。

 

ただし、逆張りのやり方次第では、
失敗しやすい方法と
そうでない方法があるので、
今回はそれをお伝えしていきます。

 

失敗しやすい逆張りとは?

まずはFXのスキャルピングで
失敗しやすい逆張りについて
お伝えしていきます。

 

私の中で、
失敗しやすい逆張りといえば、

・ダラダラ下げている最中の逆張り
・利益を伸ばそうとする逆張り

この2つが特に失敗しやすいです。

 

ダラダラ下げている最中の逆張り

ダラダラ下げている最中の逆張りとは、
例えば、下記チャート画像の
黄色マルで買うような場面です。

 

このような場合の逆張りは
スキャルピングでも
失敗しやすいのですが、
その理由としては、
サポートラインに来たとしても、
ダラダラ下げてくることで

「買いが全然入ってこない」
「ということは売りが強いのか?」
「じゃあ、一旦様子見をしよう」

と買いたい人達が考えるので、
買いが入らずに上昇しません。

 

更に、売っている人達からしても、

「サポートラインに来たから
利食いポイントではあるけど
ダラダラ下げているな」

「ということは、買いが入らず
このまま下げるかも」

「じゃあ、利食いせずに
一旦様子見をしよう」

といったように考えるので、
売りの決済が出にくい状態です。

 

その為、サポートラインに来ても
反転上昇する力が弱く、
スキャルピングであっても
失敗する確率が高いです。

 

因みにこれは
押し目買いや戻り売りを狙う時にも
使う事ができるので、
是非、注意して見てみてください。

この事について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も参考にしてみてください。
反転しやすい押し目と反転しにくい押し目の形とは?

 

利益を伸ばそうとする逆張り

次に失敗しやすい逆張りが
利益を大きく伸ばそうとする逆張りです。

 

例えば、
スキャルピングで逆張りをする場合、
大きく下げた時に
エントリーにすることが多いですよね。

 

この時に、
良い位置で入れたからといって、
利益を伸ばそうとすると
失敗する確率が上がります。

 

なぜなら、
サポートラインにレートが来たとはいえ、
そこに来るまでに勢いが強く
下落してきているので、
多くの相場参加者たちは

「戻ってきたら売りたい」

と考えています。

 

その為、サポートラインで
一旦反発をしても、
またすぐに売りが入って、
そのまま下げていくことが多いです。

 

よって、ピンポイントで
エントリーできたからといって
スキャルピングなのに
大きく利益を伸ばそうとすると、
すぐに戻ってきてしまい、
逆に損切りになる事が多くなります。

 

成功しやすい逆張りとは?

では次に、私が考える、
スキャルピングで成功しやすい
逆張りに関してですが、

・強いサポレジで狙う
・二番底を狙う

といったスキャルピングです。

 

強いサポレジで狙う

スキャルピングといえば、
どこでエントリーしても
“サクッと利益が取れる”
というイメージがありますが、
そんなことはありません。

 

たった2~3pips程度でも、
逆張りをする以上、
そのまま抜けていくことが多いです。

その為、このような事を減らして
逆張りを成功させるには、
強いサポレジ付近で
エントリーすることが重要です。

 

これは多くの人がわかっているようで、
実際には出来ていない人の方が多いです。

スキャルピングで失敗するほとんどの人が
急落や急騰をした時に
エントリーすれば”簡単に成功する”
なんて考えています。

 

そもそも、
レートが反転する時というのは、
何度も反応したような場所に
レートが来るから、売っている人達が

「一旦利食いをしておこう」

と考えて決済をするからです。

 

何もないような場所では、
利食いをする理由がないので、
反転は起こりにくいです。

 

逆に、何もないような場所だと、

「今はサポートラインがないから
ここで売っても大丈夫だな」

なんて考えが多くなるので、
売りが入りやすくなります。

 

その為、逆張りで
スキャルピングをするにしても、
サポートラインがあるような場所でないと
成功率は大きく下がります。

 

因みに、雇用統計など、
大きく動く指標で動いた時に
強いサポレジで逆張りをすると
成功率は結構高いです。

その代わり、値動きが早い上に、
逆行されたらあっという間に
大きな含み損を抱えるので、
損切り設定は絶対に必要です。

 

もし、逆張り時の水平線の使い方について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も参考にしてみてください。
FXで順張りと逆張り時の水平線の使い分けはどうすればよい?

 

二番底を狙う

二番底を狙うとは、
ダブルボトム右肩で
エントリーをする事です。

 

なぜ、これが有効かというと、

「安値更新に失敗した」

という証拠を作るからです。

 

例えば、急落してきて反発しても、
再度売りが入りやすくなり、
そのまま安値更新をしていきます。

 

しかし、
ここで安値更新をできないと、
売っている人達が、

「あ、安値更新に失敗した」
「このまま上昇するかもしれない」

と感じて決済をしてきます。

 

更に買いを狙っている人達からしても、

「あ、安値更新に失敗した」
「このまま上昇するかもしれない」

と同じく感じるので、
買いでエントリーをしてきます。

 

こうなると、売り側と買い側による
2つの買いパワーによって
一気に上昇する確率が高くなります。

 

その為、逆張り側としては、
この流れに便乗して買っていくと、
成功しやすくなります。

 

しかもこの場合、
売りの決済も巻き込むことになるので、
普通のスキャルピングよりも
利益を大きく伸ばす事も可能です。

特にサポレジラインと組み合わされば、
より反発する確率が高まるので
上手くいきやすいです。

関連記事:FXのデイトレで意外に上手くいく逆張りの2パターン

 

逆張りの利食いはほどほどに

逆張りをする場合、
天底でのエントリーになるので、

「ここから大きく伸ばしてやる」

なんてつい思いがちです。

 

ですが、
“逆張り”というぐらいなので
基本的にはトレンドに逆らった
トレード方法になります。

ということは
利益は伸びにくい傾向にあるので、
ほどほどで利食いをするのが一番です。

 

それにスキャルピングは
基本は2~3pipsぐらいを狙って
トレードをしていくので
欲張らない方がいいです。

伸ばすにしても
10pipsぐらいで十分ですね。

 

もし、1回の利益を大きく取りたいなら、
順張りでトレードをした方がいいです。

 

まとめ

今回は、FXのスキャルピングで
逆張りをする際の、

・失敗しやすい逆張り
・成功しやすい逆張り

というのをお伝えしてきました。

 

因みに、今回は買いで説明しましたが、
売りはこの逆と考えてOKです。

 

ただ、この逆張り方法は、
あくまでも私の経験によるものなので、
鵜呑みせずに、ぜひご自身でも
検証をしてみてください。

 

もし、FXのスキャルピングの精度を
更に上げたい場合は、
以下の記事も参考にしてみてください。
FXで1分足のスキャルピング手法を作るなら大衆心理を使おう!

 

 

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