FXスキャルピングをする場合、
何度もトレードをして
2~3pips程度の利益を
積み重ねていくことが多いです。

こうなると、
損切り幅も小さくなるのですが、
あまり小さくしすぎても
損切り貧乏になってしまいます。

 

しかし、損切りを大きくすると、
今度はトータルの収益が悪くなるので、
損切り位置に迷うことも多いです。

そこで今回は、
スキャルピングをする際の
損切り場所について
どこが最適なのかを
考えてみました。

 

損切りは根拠の崩れた場所に置くべき

FXでスキャルピングをする場合、
1回で取れる利益が少ないので、
損切り幅も可能な限り小さい方が良いです。

 

しかし、損切りを小さくし過ぎると、
損切り貧乏になってしまうので、

「どこで損切りすればいいの?」

なんて迷ってしまいます。

 

ただ、スキャルピングであっても、
損切り位置というのは、
根拠の崩れた場所に置くべきです

 

根拠の崩れた場所とは、
例えば、下記チャート画像の
黄色マルで買いエントリーをした場合、
水色ライン辺りでの損切りが
その位置になります。

 

パッと見た瞬間、
セオリー通りの損切り位置ですよね。

でも、この位置というのは、
相場参加者の心理を考えれば、
実は適切な損切り位置になります。

 

なぜなら、黄色マルの少し下に
赤のサポートラインが引けますよね。

ということは、この近辺では
買った人が多い事を意味しています。

 

よって、赤ラインを下抜けると、
買った人達の多くが含み損になるので、
損失を最小限に抑える為に、
一斉に損切りをしてきます。

 

これによって、
赤ラインを明確に下抜けると、
大多数の相場参加者が、

「上昇トレンドが終わったかも」

と判断し始めるので、
買いが入りにくくなります。

 

しかも、赤ラインを下抜けた際に、
損切りができずに
含み損で捕まった人達もいます。

 

その為、このような人達は、

「頼む!戻ってきてくれ!」

とお祈りをしています。

 

よって、レートが戻ってきたら、

「助かったー」

と安堵な気持ちになり、
赤ライン近辺で建値か微損で
逃げてきます。

 

更に、赤ラインを下抜けたことで、
トレンドが終わったと判断されるので、
戻り売りを狙ってくる人もいます。

 

これによって、

・買いの決済
・新規の売り

という2つの売りパワーが入るので、
本格的に大きく下げていくのです。

 

その為、この大きな下げが
起きるきっかけというのが
最初に赤ラインを下抜けた場所になるので、
この位置で損切りをしておけば、
損失を最小限に抑える事ができるのです。

 

通常、スキャルピングの場合、

“含み損が-5pips程度になったら、
すぐに損切りをする”

みたいなことを言われていますが、
この事にこだわり過ぎると、
損切り貧乏になります。

 

よって、スキャルピングであっても
今回説明したように、
多くの相場参加者が

「ここを抜けたらダメだ」

と思うような場所に
損切りを設定すべきなのです。

 

因みにスキャルピングだと、
短期トレードになるので、
根拠の崩れた場所は、
直近の高値や安値を
超えた場所になる事が多いでしょう。

 

例えば、下記画像の
黄色マルでエントリーをしたら
水色ラインが損切り位置になる感じです。

 

直前の大陰線の安値を割らずに
そこを起点に上げてきたので、
安値を割ったら、
上昇の根拠が崩れるからです。

関連記事:FXの損切りはチャートから判断!自分都合の損切りはしない!

 

固定pipsの損切りはアリ?

スキャルピングの場合、
値動きが速いので、
エントリーと同時に損切りを入れないと、
大損する可能性があります。

その為、固定pipsで逆指値の
損切り注文を入れることが多いですが、
これってアリなのでしょうか?

 

私個人の意見としてはアリです。

 

ただし、固定pips損切りの場合、
ボラティリティによっては、
根拠の崩れた位置へ
損切りを置けなくなる事があります。

 

例えば、下記チャート画像の黄色マルで
買いエントリーをしたとしましょう。

 

この場合に、
-5pipsの固定損切りにすると、
ボラティリティによっては、
以下の水色ラインに
損切りが来るようになってしまい、
根拠の崩れた位置へ設定できません。

 

これによって、
損切り貧乏になる確率が
一気にアップするので、
固定損切りにする場合は
ボラティリティも考慮するようにしましょう。

 

因みに、私もスキャルピングをする際は
基本的に固定損切りなのですが、
根拠の崩れた位置に置ける場所まで
エントリーを引きつけるようにしています。

こうすれば、損切り幅を固定しながらも、
根拠の崩れた位置に設定できるので、
損失を最小限に限定できます。

 

ただその分、
エントリーポイントに届かずに
利益を取り逃す事も増えますが、
FXでは損失を抑える事が第一なので、
そこは仕方ないと諦めています。

関連記事:ダメな損切り方法とは?これをやると損切り貧乏になる!?

 

スキャルピングはエントリーの精度も必要

スキャルピングの場合、
薄利多売になる上に、
利益より損失の方が
大きくなる傾向があります。

その為、勝率が高くないと
成り立ちません。

 

よって、エントリー位置も
かなり精度が高くないと難しいです。

これがスキャルピングが
最も難易度が高いと言われる証拠です。

 

そんなスキャルピングで
エントリー精度を上げるのに効果的なのが
大衆心理の考えを取り入れる事です。

大衆心理とは、
相場参加者の考えのことです。

 

そもそもチャートというのは、
相場参加者によって作られています。

その為、大衆心理を
考えながらチャートを見ていけば、
この後にどう動きやすいかを
予測することが可能です。

 

そしてこの事が、
スキャルピングでの
エントリー精度を上げるには
効果的なのです。

もし、この事について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
FXで1分足のスキャルピング手法を作るなら大衆心理を使おう!

 

まとめ

今回は、FXのスキャルピングで
損切り位置はどこにすればいいのかを
お伝えしてきました。

 

上記の内容を読むと、
セオリー通りの損切り位置ですが、
実はその場所というのは
相場参加者の心理を考えると
適正な損切り位置になります。

 

基本的に損切り位置に迷う人は、

「なぜそこでそこで損切りすべきなのか?」

といったことをわからないまま
損切りをしているので、
迷っているわけです。

 

ただ、相場参加者の心理を考えれば、
損切りすべき場所が見えてきて
納得して損切りができるようになります。

その為、スキャルピングをする際も
「どこを抜けたら周りが諦めてくるのか?」
といった事を考えながら、
損切りを設定するようにしましょう。

 

また、相場参加者の心理は
エントリー精度の向上にも役立つので、
スキャルピングをする際は
かなり効果的なトレード方法です。

もし、相場参加者の心理について、
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も参考にしてみてください。
負けなくなるローソク足の読み方とは?

 

 

Visited 1 times, 1 visit(s) today

P.S. メルマガを始めました

大衆心理を中心に、
FXで勝つ為のコツをお伝えしていきます。

「FX歴が長いけど勝てない」
という方には特におススメです。

もちろん、"勉強すべき事がわからない"
という場合にもオススメです。

メルマガの詳細内容はコチラ


登録はもちろん無料で、
解除もワンクリックで出来ます。