FXスキャルピングをする場合、
小さい利益をコツコツ積み上げて
資金を増やしていきます。

その為、取引回数が多くなるのですが、
1日の取引回数って、
どれくらいやればいいのでしょうか?

 

もちろん、多ければ多いほど
上手くやれば資金は増えるのですが、
ある程度目安が欲しいですよね。

 

そこで今回は、FXで資金を増やす為に
最低限必要な獲得pips数である、
月間200pipsをスキャルピングで狙うには

“1日にどれくらいの取引回数が必要なのか?”

といった事をかんがえてみました。

 

1日の取引回数がどれくらいで月間200pips?

では早速、FXのスキャルピングで
1日の取引回数がどれくらいで
月間200pips達成できるのかを
計算してみましょう。

 

これにはまず、
スキャルピングのルールが必要で、
今回のルールとしては、

・勝率80%
・利食い:+5pips
・損切り:-10pips

といった、スキャルピングで
よくあるルールで計算してみましょう。

 

まずはこのルールで
取引回数が10回だとした場合、

・利食い:40pips
・損切り:-20pips
・合計:+20pips

となるわけですよね。

 

ということは、
月間+200pipsを獲得するには、
この10倍の結果を取ればいいので、
取引回数も単純に10倍すると、
合計100回の取引回数が必要になります。

 

よって、この回数を
1ヶ月の営業日で割ると、
1日に必要な取引回数がでるので、

100回 ÷ 20営業日 = 5回

となり、1日に必要な取引回数は
最低でも5回必要になるわけです。

 

この取引回数を見てどうですか?

「このぐらいなら簡単そうだな」

って思いました?

 

これ、実際にやってみればわかりますが、
いくらスキャルピングであっても、
実はけっこうキツイ取引回数です。

特にFXに使う時間がない
サラリーマンなどは余計難しいです。

 

なぜなら、スキャルピングとはいえ、
どこでエントリーしても良いわけではなく、
しっかりポイントを絞らないと、
勝率が大きく崩れるからです。

 

スキャルピングの場合、

「5pipsぐらいなら簡単に取れそう」

なんて思って、
手を出す人が物凄く多いです。

 

しかし、今回の場合であれば、
最低でも勝率が80%必要になります。

 

取引回数がたった10回ぐらいなら
まだ可能かもしれませんが、
100回の取引回数で
勝率80%を維持するのは
物凄い大変です。

仮に1日に5回トレードをして
予定よりも1回多く負けて
勝率が80%未満になってしまったら
それだけで月間200pipsが無理になります。

 

高勝率に対する重圧が引き起こす弊害

スキャルピングの場合、
利益よりも損失額の方が
大きいことがほとんどなので、
とにかく勝率が重要になります。

 

なぜなら、1回損切りになるだけで、
それを取り返すのに
2回以上の利食いが必要だからです。

 

その為、仮に1回損切りになると、

「すぐに取り返さなくては」

なんて焦ってしまい、
ルール以外のポイントで
エントリーをしやすくなります。

 

そして、このエントリーが
更に損切りを引き起こすと、

「もう負けられない」
「1回で大きく取り返さなきゃ」

といった感じで余計焦ってしまい、
更に自分のトレードが崩れる事になります。

 

これによって、
どんどんトレードがおかしくなっていき、
損切りを重ねていく内に
取引回数が異常に増えて
ポジポジ病になってしまい、
最後は大損することになります。

よって、高勝率というのは、
実は物凄いプレッシャーになるので、
スキャルピングは難易度がMAXなのです。

関連記事:“高勝率な手法=FXで稼げる”という事ではない

 

1回の利益はどれぐらいがいい?

FXのスキャルピングでは

「1回の利益幅小さくてもOK」

なんて言われていますが、
勝率が大きく関係してくるので、
実は利益幅に関しても
しっかり考える必要があります。

 

例えば、月間200pips取るには、

・利食い:3pips
・損切り:-5pips
・勝率:80%

というルールだった場合、
月間の取引回数は約150回必要です。

 

こうなると、
1日辺りの取引回数は約8回必要です。

FXの場合、取引回数が増えるほど
リスクが増えて難しくなるので、
ポジポジ病などが出る可能性も
より高まる事になります。

 

この事を考えると、
利益幅は大きい方が良いのですが、
この利益幅を広げると、
今度は勝率が悪くなります。

 

このように、
スキャルピングをする場合、
勝率とリスクリワードのバランスが
物凄く重要になるので、
FXの中でも最も難しい
トレードスタイルになるのです。

 

基本は損失幅よりも利益幅を大きくする

スキャルピングと聞くと、
勝率を重視するので、
利益幅よりも損失幅の方が
大きくなる傾向があります。

 

ですが、個人的な考えでは、
スキャルピングであっても、

“利食い幅>損切り幅”

という構図にした方が良いと
考えています。

最低でも”利食い幅=損切り幅”
にした方が良いです。

関連記事:FXの手法で理想のリスクリワードはどれくらいなのか?

 

まずはデイトレードで勝てるようになろう

スキャルピングは
FXのトレードスタイルの中でも
最も難易度が高いスタイルです。

また、取引回数も多くなるので、
ポジポジ病などの
悪い癖もつきやすいです。

 

だからまずは、
スキャルピングよりも
難易度の低いデイトレードで
勝てるようになった方がいいです。

 

より難易度が低いスタイルで
勝てるようにならないと、
スキャルピングなんて話になりません。

 

それに、デイトレードだと、
取引回数は少なくなりますが、
1回の利益が大きくなります。

その為、FXで勝てない内は
スキャルピングよりも、
効率的にpips数を稼ぐ事ができます。

 

私個人の意見としては、
FX初心者や時間がない人は
1~4時間足のデイトレードが
オススメです。

このぐらいの時間軸だと、
1回に獲る利益も100pipsなど取りやすいです。

 

また、チャートに張り付かなくて済むので、
余計なトレードもせずに、
ポジポジ病などの悪い癖もつきにくいです。

実際に私自身も、
スキャルピングからFXを始めたら、
大損してしまい、
その後に4時間足のデイトレードに変更しました。

 

それがきっかけとなり、
FXで結果を出せるようになりました。

関連記事:4時間足のデイトレがFXで勝てるきっかけになった!

 

また、FX歴が1年以上あって、
FXに使う時間をある程度取れる場合は、
15分足のデイトレードがいいでしょう。

このぐらいの時間軸になると、
利益をそれなりに大きく取りながらも、
取引回数もそれなりにあるので、
資金効率が良くなります。

 

私も4時間足のデイトレードで
結果が出るようになったら、
15分足のデイトレードに移行して
資金効率を高めていました。

そして今では、
15分足デイトレードが
メインのトレードスタイルになりました。

関連記事:FXでデイトレをするなら15分足の手法が一番やりやすい!

 

まとめ

今回は、月間200pipsを取るには
スキャルピングでの取引回数が
どのくらい必要なのかについて
考えてきました。

 

スキャルピングと聞くと、
「数pipsの利益を積み上げればいい」
という感覚がありますが、
その分、取引回数が多くなるし、
高い勝率も必要になります。

しかも、取引回数が多くなるほど
リスクも高まるので、
スキャルピングは
最高難度のトレードスタイルです。

 

それであれば、
まずはデイトレードで
勝てるようになった方が
難易度は大きく下がります。

 

ただ、それでもスキャルピングで
利益が出せるようになりたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。

スキャルピングの精度を
高めるコツについて解説をしています。
FXで1分足のスキャルピング手法を作るなら大衆心理を使おう!

 

 

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