FXではラウンドナンバーという、
.000や.500といった、
キリの良い数字が意識されます。

キリ番なんて呼ばれる事も多いです。

 

そんなラウンドナンバーを使った手法が
FXでは意外に有効なのですが、
実はラウンドナンバーを使うにしても、
上手くいかない場合もあります。

今回はラウンドナンバー手法を使う際の
注意点をお伝えしていきます。

 

ラウンドナンバーの手法が上手くいかない場合とは?

FXではラウンドナンバーは
強く意識されるので、
手法に組み込むことは有効です。

しかし、強く意識はされますが、
ラウンドナンバーだけで
エントリーするような手法だと
上手くいくことは少ないです。

 

なぜなら、
FXで最も強く意識されるのは、
やはり何度も反応している場所だからです。

 

もちろん、
ラウンドナンバーも意識しますが、
通常、チャートを開いた瞬間に
まずチェックするポイントは
ラウンドナンバーよりも

「どこで反転したのか?」

といった点です。

 

そして、その後に
もう少し詳しくチャートを見ていって、
反転している場所に
ラウンドナンバーが絡んでいれば、

「あ、ラウンドナンバーが
意識されているんだな」

程度に見ることが多いです。

 

その為、相場参加者からしたら、

何度も反転している場所>ラウンドナンバー

という構図が無意識にできているので、
単純にラウンドナンバーだけで
エントリーするような手法を使っても、
トータルで負けることになります。

 

有効なのはラウンドナンバー+α

ラウンドナンバーだけの
単純な手法だと、
トータルでは負ける可能性が高いです。

ラウンドナンバーは
FXでは強く意識されますが、
絶対ではありません。

 

むしろ、ラウンドナンバーは、
その上下付近に、
損切りの注文などが
溜まっている事が多いので、
大口の餌食になりやすいです。

関連記事:FXで大口投資家はどこを狙ってくる?大衆心理から考えてみた

 

だから、ラウンドナンバーを
手法に組み込むのであれば、
“ラウンドナンバー+α”の形にすると、
一気に有効性がパワーアップします。

 

その中でも特に有効なのが、
ラウンドナンバー+水平線です。

これは単純ではありますが、
相場参加者が意識するポイントが
2種類あることになるので、
かなり強力に働きます。

 

例えば、下記チャートの黄色マルは、
何度か反転している場所なので、
再度そこへレートが来たら
強く反転していますよね。

 

実はこの場所というのは、
更に詳しく見てみると、
水平線のすぐ下に
ラウンドナンバーがあったのです。

 

今回の感じだと、
水平線とラウンドナンバーを
下抜けていますが、
レートの動き方を見ると、
両方を下抜けた後に
急反転していますよね。

恐らくこれは、
大口に狙われて損切りが出た後に
ダマシになって急上昇したのでしょう。

 

このように、
ラウンドナンバーを手法に入れるにも、
もう1つ反転する何かを組み込んだ方が
より手法の信頼性がアップします。

その中でも特にわかりやすくて
信頼性が高いのが水平線なのです。

 

もし、効果的な水平線の引き方について、
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
効果的な水平線を引く際のちょっとしたコツとは?

 

安易な逆張りに注意

ラウンドナンバーは、
FXでは強く意識されるので、
手法に入れることは有効ですが、
いくら有効だからといって、
安易に逆張りをすると負けやすくなります。

 

なぜなら、
先ほども簡単にお伝えしたように、
ラウンドナンバーは
相場参加者に強く意識されるので、
そのすぐ上下に損切りが入っているからです。

つまり、大口投資家達の
ストップ狩りの餌食になりやすいのです。

 

例えば、大口投資家の手口として、
損切りが多く入っている場所、
特にラウンドナンバーを狙って、
その付近で大量の売りを浴びせてきます。

こうすることで、
わざと損切りを出させて、
その間に利食いをしてきます。

 

そして、損切りが出きってから
今度は買いエントリーをすることで、
下に行くと思って慌てて売った人達を
更に損切りさせて、
それに便乗して利益を取るのです。

いわゆるダマシってやつです。

 

その為、ラウンドナンバーが
意識されるからといって、
安易に逆張りをすると、
損切りされた後にレートが反転していき、
ダマシに会う確率も高くなります。

 

また、トレンドとは反対の方向で
逆張りをする場合は、
そのまま一気に抜けて、
トレンドが加速する事もあるので、
注意が必要になります。

関連記事:FXは逆張りだとなぜ勝てない?その原因は主に4つあった

 

ブレイクを狙う場合も注意

ラウンドナンバーの少し上下には、
損切りが多く入っているので、
ブレイクを狙う人が多くいます。

しかし、ブレイク手法を使う場合も、
ダマシが多くなるので注意が必要です。

 

これは上記でお伝えしたような、
大口投資家達のストップ狩りです。

ラウンドナンバーという、
誰しもが意識するような場所は
大口投資家からすれば、
逆手にとって儲けるビックチャンスです。

 

その為、ラウンドナンバーを利用した
ブレイク手法というのも、
その餌食になりやすくなるので、
少し注意が必要になります。

 

もし、ブレイクを狙うを狙うなら、
一旦レートが戻ってきて、
ラウンドナンバー付近で
下値を固めてから入る手法が有効です。

 

この手法の方が、
ラウンドナンバーを抜けて
サポートになったことで、
トレンド転換が起きやすくなり、
勝率が上がって利益も伸びやすくなります。

関連記事:FXのブレイクアウトは失敗しやすい!狙うべき場所は?

 

まとめ

今回は、ラウンドナンバーを
手法に組み込む際の
注意点をお伝えしてきました。

 

ラウンドナンバーは、
大多数の相場参加者が意識するので、
手法に組み入れる事は有効です。

 

ただし、
大多数の相場参加者が意識するという事は、
その分、大口の餌食にもなりやすいので、

「ラウンドナンバーに来たから買い(売り)!」

なんてことを安易にすると、
逆に負け込むことにもなるので、
その辺りは注意しましょう。

 

もし、ラウンドナンバー以外にも、
自分のトレード手法の
精度を上げたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
FXのあらゆる手法でエントリー精度を上げる方法とは?

 

 

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