FXのトレードでは、
順を追って大衆心理を考えながら
トレードをしていくと、
精度が上がりやすいです。

そこで今回は、
私が実際にトレードをした場面で
大衆心理を交えながら
解説をしていきます。

 

今回のトレード

今回のトレードは
以下の画像の黄色マルで売って、
水色マルで利食いしました。

ドル円15分足

 

このトレードで+30pipsでした。

では早速、このトレードでは、
どのように考えていたのかを
解説していきます。

 

1時間足の流れを確認

まず、私のトレードの場合、
比較的短期のデイトレードなので、
1時間足の流れをメインに考えながら
トレードをしていきます。

その為、
まずは1時間足の全体の流れを見ていきます。

 

今回の場合だと、
1時間足は以下のようになっていました。

 

1時間足全体の流れを見ると、
上昇トレンドですよね。

しかも小売売上高の指標によって
レンジをブレイクしたので、
かなり良い感じの上昇トレンドです。

その為、基本的には、
売りたい人よりも買いたい人の方が多く、
買いを狙っていく場面です。

 

ただ、このチャートを少し細かく見ていくと、
「一旦は売ってもいいかな?」
と感じました。

 

まず、指標によってレンジをブレイクした事で
上昇トレンドが継続となりました。

 

そしてその後に、
レンジの上限までレートが戻ってきていますよね。

 

ここでは、レジスタンスだった場所が
サポートに変わる場所なので、
押し目買いが入ってきてもいい状態です。

 

それなのに押し目買いは入らずに
赤のサポートラインを下抜けていきました。

しかも、1分足で見ても
サポートラインで反発せずに下抜けました。

 

ドル円1分足

 

これを見た時点で、

「あ、押し目買いが入らない」
「てことは買いの力が弱いんだな」

と判断しました。

 

でも実は、

「サポートラインに来たとしても
そこまで反発はしない可能性が高いな」

というのを考えていました。

 

なぜなら、サポートラインに来るまでに
時間をかけながら一方的に下がってきたからです。

5分足や15分足を見ると、
その感じがよくわかります。

 

ドル円5分足

 

ドル円15分足

 

このような感じで
サポートラインまで戻ってくると
反発しにくくなります。

 

なぜなら、一方的に下がってきたり、
ダラダラと時間をかけて下がってきたりすると、
買いを狙っている人達が、

「下げる力が強いな」
「てことは反発しにくいかも・・・」

と判断してくるので、
サポートラインまでレートが戻ってきても
買いを控える傾向にあるからです。

 

更には、頂点の方から逆張り売りをした人達も、
本来はサポートライン付近で
利食いを考えています。

 

しかし、サポートラインに到達するまでに
時間をかけてダラダラ下がったり、
一方的に下がったりすると、

「あれ、下げの力が強いな」
「一旦利食いを見送って様子見をするか」

と判断してきます。

 

この買いたい人と売っている人の
2つの思惑によって、

・新規の買いが入らない
・売りの決済が出ない

という現象が起きるので、
サポートラインで反発せずに
そのまま下抜けていくのです。

 

この戻ってくる時の大衆心理について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も参考にしてみてください。
反転しやすい押し目と反転しにくい押し目の形とは?

 

エントリーまでの流れを読み解いていく

次に、エントリーまでの流れですが、
1時間足のサポートラインを下抜けた時点では、
まだ売りは考えていませんでした。

なぜなら、サポートラインを下抜けても、
まだ上昇トレンド中だったからです。

 

一応、次のサポートラインで
買うことも考えたのですが、
下げの勢いが強かったので、
一旦買いは見送りました。

 

そしたら、
サポートラインから見事に反発していったので、

「買えばよかったかなー」

なんてちょっと後悔しながら
その後の動きを見ていました。

 

ただ、反発をしていったとはいえ、
直近の流れでは売りの力が強いので、

「どこかで戻り売りは入ってくるかも」

なんて思っていました。

 

それでも、
直近にレジスタンスとなる場所が見当たらないので、

「ちょっと売るのは難しいかな」

なんて思ってもいました。

 

これを読むと、

「え、レンジ上限のサポートラインが
レジスタンスラインになるんじゃないの?」

「それを目途に売る事ができるのでは?」

なんて思うかもしれません。

 

確かに出来上がったチャートだけ見れば、
そこをレジスタンスと見て
売る事はできたかもしれません。

 

しかし、私の場合、
ここではサポレジ転換と見ません。

なぜなら、
サポートラインまで戻ってきた時に
そこで反発した形跡がないからです。

 

もしこれが、
サポートラインで一旦反発した形跡があれば、
サポレジ転換と見て、
そこまで戻ってきた時に売っていたと思います。

 

でもそうではなかったので、
一旦売りも見送りました。

そしてまた、しばらく様子見をしていると、
一旦下がった後に再度戻ってきました。

 

ドル円15分足

 

ここでは、

・直近の高値を超えたら見送り
・直近の高値を超えられなかったら売り

という戦略を立てました。

 

なぜなら、直近の流れは強めの下落なので、
もしここで直近高値を超えられないと、
下から買っていた人達は、

「直近の高値を超えられない」
「てことは下落の流れが続いて下がってくるかも」

と判断してくるので、
利食いをしてくるからです。

 

そうなると、買いの決済は売りになるので、
レートが下がる一因になります。

 

更に、直近の高値を超えられない事で、
売りを狙っている人達も、

「直近高値を超えれないって事は
ここから下がる可能性が高いな」

と判断してくるので、
売りで参戦してきます。

 

つまり、”直近高値を超えられない”
この1つの事実によって、

・買いの決済が出やすい
・新規売りが入りやすい

という思惑が働くので、
下がりやすくなるのが想像できると思います。

 

エントリー時もローソク足をしっかり見る

直近高値を超えられないと、
そこから下がりやすいのですが、
だからといって
すぐにエントリーをするわけではありません。

1分足でもう少し細かく見て、
エントリータイミングを探っていきます。

 

まず、直近高値に来た時の
1分足を見てみると、
以下のようになっていました。

ドル円1分足

 

正直、ここで入ってもいいのですが、
一方的に上がってきていたのと、
5分足が陽線で終わりそうだったので、
ちょっと嫌だったんですよね。

もし下がっても一旦は押し目買いが入って
また上昇して来るかな?って感じで。

だから一旦見送りました。

 

そしたらその後の動きは以下のようになりました。

 

下がっていってしまいましたね。

 

これを見た時に

「あ~取り逃しちゃったかな」

なんて思ったのですが、
その次の足で以下のようになりました。

 

いきなり大陽線が出てきました。

これを見た時に

「あ、高値更新するかな」

なんて思って次の足の動きを見ていたら、
以下のようになりました。

 

前の大陽線を全否定する大陰線が出ましたね。

これを見た時に、

「大陽線が出たのに高値更新をせずに
大陰線が出たって事は高値更新に失敗したっぽい」

「じゃあここから下がりそうだから売るか」

と判断して、次の足で売りエントリーをしました。

 

エントリーをしたら損切りと利食いを設定します。

今回の場合であれば、
損切りは直近の高値を超えた場所です。

もし、エントリー後に逆行されて
高値更新をすると、
短期的な上昇トレンドが発生するので、
一気に持っていかれる可能性があるからです。

 

この時の損切り幅は-10pipsです。

次に利食いですが、
この時はすでに金曜日の夜中1時前で、
大きく伸ばそうとすると、
月曜持ち越しになってしまうのが嫌だったので、
直近のサポートラインになりそうな場所にしました。

 

この位置で利食い幅は+30pipsです。

よって、

・損切り:-10pips
・利食い:+30pips

となり、リスクリワードも1:3なので十分です。

 

エントリー後はしばらく見ていたのですが、
動きがちょっと悪かったので、
眠気に耐えられずにストップを建値に入れて寝ました。

そしたら2時ちょい過ぎに利食いになっていたので、
朝起きた時の気分は良かったです(笑)

 

後から見れば利益をもっと伸ばす事ができましたが、
それは結果論なので利食いできただけで十分ですね。

このような感じで、
大衆心理を考えながらトレードをしていました。

 

どうでしたか?

多分、この記事を読んでいるあなたも
特に難しいと感じずに理解できたと思います。

 

トレードって難しいように感じますが、
実際は順を追って丁寧にチャートを読み解いていけば、
そこまで難しくはありません。

今回のもいたって単純な戻り売りですしね。

 

ですから、もし今のあなたが
トレードを難しいと感じているのであれば、
大衆心理を考えながら、
順を追ってチャートを読むようにしてみてください。

そうすれば、トレードの精度が上がって、
望む結果が近づいてくるかもしれませんよ!

 

もし、大衆心理について
もう少し詳しく知りたい場合は、
以下の記事から読んでみてください。
FXでも相手の気持ちを考える事が重要です

 

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