大衆心理を考えながらのトレード6【USDJPY】逆三尊の中の逆三尊

 

大衆心理を考えながらのトレードと称した
普通のトレード解説を今日もしていきます。

今回のポイントは
逆三尊の中の逆三尊です。

 

まずは環境認識から

今回のトレード時の
全体の流れを見てみると、
以下のようになっていました。

ドル円4時間足

 

4時間足の流れを見ると
下落トレンドとなっています。

その為、買いたい人よりも
売りたい人の方が多い状態です。

 

では1時間足でも
全体の流れを見てみましょう。

ドル円1時間足

 

1時間足で見ても、
高値と安値を切り下げているので
下落トレンドですね。

よって、売りを狙いたいところなのですが、
直近の流れやチャートの形を見ると、
ちょっと売りたくないんですよね。

 

現状のチャートの形を見ると、
戻り高値を抜けたのですが、
上ヒゲ陰線になっているので、
戻り高値に抑えられたと私は見ます。

 

だから、トレンド転換はしていないので、
売り優勢なのは変わらないのですが、
ここから売るかというと
戻り高値までの戻り方も強いので、
売ることもしたくないです。

ここで安易に売ってしまうと、
直近の上昇の流れに飲まれて
損切りになる確率が高いので。

 

更によく見てみると、
逆三尊ができそうな形でもあります。

 

しかも、
逆三尊ができる位置を見てください。

 

下落トレンドの底値圏で
逆三尊ができそうですよね。

つまり、
底値圏での逆三尊ということは、
トレンド転換のサインになります。

 

更に、1時間足で
はっきりとわかる逆三尊なら、
多くの相場参加者に意識されるので
尚更、トレンド転換の可能性がありそうです。

 

ということは、
大きな流れは下落トレンドでも
1時間足ではっきりとしたチャートパターンが
できそうな事を考えると、

「逆三尊の右肩まで引き付けて
買いから入った方が勝率が高いのでは?」

と判断したので、
買いを狙っていく事にしました。

 

どこでエントリーをしていくか?

環境認識をして、
買いで入っていくと決めたら、
次はエントリーをする場所です。

今回の場面であれば、
エントリー場所は明確ですね。

 

そうです。

逆三尊の右肩でのエントリーです。

 

買いを狙う場所が決まったら、
あとはそこへ来るまで我慢です。

 

短期足でエントリーを狙っていく

逆三尊の右肩で
エントリーを狙うと決めて
待っていたら、
そこまでレートが戻ってきました。

ドル円1時間足

 

そしてここからは短期足に変えて
細かいエントリーポイントを探っていきます。

まず、15分足を確認すると、
以下のようになっていました。

ドル円15分足

 

15分足を見てみると、
押し安値を下抜けていて、
短期上昇トレンドから
下落トレンドへ転換したような形でした。

 

この形を見た時に

「ちょっと面倒くさいな」

と思いました。

 

1時間足では
はっきりとした逆三尊ができそうですが、
それでも全体の流れは下落トレンドです。

これに加えて、
短期のトレンド転換も起きているので、
逆三尊の右肩に来ても止まらずに
そのまま下抜けていく可能性があります。

 

だから、
買いでエントリーをするにしても
逆三尊の右肩で下げ止まって、

「これ以上、下がらないよ」

といった合図を出してからです。

 

因みに、
逆三尊右肩の水平線の引き方ですが、
この時は左肩を見てみると、
ヒゲとヒゲの距離が近い状態で
固まっていました。

 

こういう場合、
どこで反転してもおかしくないので、
水平線を2本ほど引いて、
反転しそうな場所をゾーンで見ていきます。

 

こうやって反転場所に
幅を持たせることで、
どっちで反転しても
エントリーできるようにします。

 

ではここから1分足に変えて、
更にローソク足を進めていきます。

ドル円1分足

 

逆三尊右肩の位置まで落ちてきましたね。

ここで入りたいところですが、
短期ではトレンド転換をして
下落トレンドに入った可能性があります。

しかも、1分足で見ても、
高値と安値を切り下げているので
下落トレンドの状態です。

 

だからすぐに買いで入ると、
そのまま下に抜ける可能性があるので
まだ入らずに我慢です。

ではもう少しローソク足を
進めてみましょう。

 

逆三尊右肩の水平線で反転しましたね。

ただし、
1分足の戻り高値すら超えていないので
まだ我慢です。

更にローソク足を進めます。

 

今度は水平線で反転後に
戻り売りが入って
安値を更新してしまいました。

こうなると
下落トレンド継続となるので、
まだ様子見です。

 

むしろここから
更に下がっていきそうですよね。

では、もう少しローソク足を
進めてみましょう。

 

そのまま下抜けて行くかと思いきや
今度は強めに反転しましたね。

この時に入りたいと思ったのですが、
流れ的にこのまま一直線で
上がるイメージが見えなかったので、
ここでもまだ我慢しました。

 

入るにしても、
もう少し上昇してから
押し目買いをするイメージでした。

 

その為、ここから更に様子見をしていると、
以下のような形になりました。

 

お、かなりいい形になりましたね。

1分足でも逆三尊の右肩で反発しました。

 

「これはもうエントリーでしょ」

と思ったのですが、
5分足を見ると以下のようになっていました。

ドル円5分足

 

5分足の確定足が陰線でした。

これだと、一旦反発しても
また下がってきて
水平線を突き抜けそうでした。

だからまだ我慢です。

 

そして、
そこから更にローソク足を進めると
以下のような形状になりました。

ドル円1分足

 

今度は水平線上で
ダブルボトムができました。

 

更に5分足で見ても、
確定足が陽線になりました。

ドル円5分足

 

つまり、

・1時間足で逆三尊の右肩
・1分足でも逆三尊右肩
・1分足の逆三尊右肩でダブルボトム
・5分足の確定足が陽線

といった感じで、
逆三尊の中の逆三尊ダブルボトムができたので、
これはもう入るしかないと判断して
次のローソク足で買いエントリーをしました。

 

因みにこの時の損切りは
逆三尊の左肩を下抜けた場所で
-15pipsでした。

次に利食いですが、
短期ではトレンド転換していたので、
大きく伸ばす事はせずに
直近の高値付近の+30pipsに設定しました。

 

そしてエントリー後は
5pipsぐらい逆行されました(笑)

「あんなに我慢して、
エントリー根拠も揃えたのに
逆行されるのかよ」

なんてちょっと思いましたが、
それでも耐えて上がってくれたので
よかったです。

 

途中に押し安値で売りが入って
下がってくる可能性があったので、
押し安値までレートが到達したら
ストップを建値に移動しました。

でも、なんとか耐えて
利食いになってくれました。

ドル円15分足

 

こんな感じで
今回のトレードは終了しました。

結局、1時間足で見ると、
キレイに逆三尊ができあがって
大きく上がっていきました。

 

底値圏のチャートパターンで反発という
お手本のような動きになりましたね。

ドル円1時間足

 

こんなキレイな逆三尊なのに
私は30pipsしか取れず、
何とも言えない気持ちになりましたが、
これも結果論なので仕方ないですね。

損をしなかっただけ
ありがたいと思いましょう。

 

それではまた次回のトレードで。

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