「FXで損切りがどうしてもできません」
と言う方は非常に多くいます。

その気持ち、物凄くわかります。
自分が必死で貯めたお金を失う辛さは
表現のしようがないですよね。

 

実際に昔の私自身も、
お金を失うのが苦痛で仕方なく、
損切りが全くできない状態でした。

 

損切りができないのはなぜなのか?

例えば、ネット上などでは、

「損切りしないとその内、大損するよ!」

といったことがよく書いてあるのですが、

「そんなのわかってるよ!」
「それでも出来ないから困ってるんだよ!」

と言い返したくなりますよね。

 

そもそもFXで損切りができない理由の1つに、

「自分が損切りした後に思っていた方向に動く」

という事があります。

 

これは恐らく誰しもが経験している事でしょう。

私自身も数え切れない程、
多分余裕で1000回以上はこの経験をしています。

 

これを経験してしまうと、

「いつも損切りした後に戻るから今回は我慢しよう」

という心理が働いてしまいます。

 

そしてそのような時に限って、

“戻らずにどんどん逆行して、
結局耐えられずに損切り”

“もしくは強制ロスカット”

なんてことが起きます。

 

更に最悪な事に、
損切りしたらその位置から戻っていき、

「何なんだよ!これ!」

と怒り狂った事が何度あった事か・・・

 

こんなことを繰り返している内に
段々と損切りをするのが嫌になって
損切りができなくなっていくのです。

 

損切り後に戻る原因を探ってみたところ

FXで損切りできない状態が続いて、
どうにもこうにもできなくなった時に、
損切り後に戻る場合と戻らない場合を
比較してみたところ、
ある共通点がありました。

 

それは、

根拠の崩れた場所で
損切りしているかどうか?

という事でした。

 

例えば、
下記画像の赤マルでエントリーした場合、
あなたなら損切り位置をどこに置きますか?

 

更にもう1つ、
下記画像の赤マルで
エントリーした場合はどうでしょうか?

 

恐らく2つの上記画像を見たあなたは、
損切りの場所がわかったと思います。

それでは、各画像の
エントリー後の動きを見てみましょう。

最初の画像はエントリー後、
少し上昇してその後逆行していますが、
2枚目の画像は少し含み損になった後、
耐えて上昇しています。

この違いがわかりますか?

 

それは、

「ここを抜けたらヤバイ!」

という場所を抜けたか、
抜けてないかという事です。

 

両方の画像では、
エントリーポイントのすぐ下に
サポートラインがありますが、
その下には下げ止まりそうな場所が
特に見当たりません。

 

その為、サポートラインを下抜けると、
多くの相場参加者が
「ヤバイ!」とわかるので、
そこを下抜けると、
大きく下がっていきやすいのです。

そして、この多くの相場参加者が
「ヤバイ!」と思う位置こそが、
根拠の崩れた場所になります。

 

1枚目の画像では、
サポートラインを下抜けたことで、
その付近で買っていた人達が、

「損切りをしないと更に損が大きくなる」

と判断して一斉に損切をしてきたことで、
大きく下落しています。

 

一方で2枚目の画像では、
赤マルでエントリー後逆行していますが、
サポートラインを下抜けなかったので、
買っている人達の損切りが出ずに
反転上昇していっています。

 

このように、サポートラインや、
レジスタンスラインを見極めて、
買っている人達や売っている人達が、

「どこで損切りをしてくるのか?」

といったことを考えていけば、
“損切り後に思っていた方向に動く”
というのをかなり減らすことができます。

 

そしてこのことによって、

「自分の損切り位置が正しい」

と意識が刷り込まれて、
徐々に損切りができるようになってきます。

 

ただし、覚えておいてほしいのが、
どんなに正しい位置で損切りをしても、
損切り後の反転は必ず起きます。

FXでは”100%○○になる”
ということはありえないので、
ある程度は受け入れる必要があります。

関連記事:損切り後に戻るのが多い場合の確認すべき点と対処方法とは?

 

固定の損切り幅が損切りできなくなる原因に!?

通常、損切りをする場合、
損切り幅というのは、
固定にしている人が多いです。

ですが、損切り幅を固定する場合、
損切り貧乏になってしまい、
それが損切りできない状態へと
悪化することがあります。

 

例えば、毎回損切り幅を
-10pipsに設定していたとしましょう。

しかし、ボラティリティが高い相場だと、
-10pipsに損切りを固定することで、
根拠の崩れた位置へ
損切りを設定することができなくなります。

 

その為、自分が損切りをした後に
反転していくことが多くなり、
損切り貧乏になりやすいです。

 

このようなことが続くと、
損切りがものすごい苦痛になり、
逆行されたとしてもその内、

「損切り後に反転するから
損切りをしないで放置しよう」

なんて考えるようになり、
損切りができなくなっていきます。

 

ですから、固定の損切り幅を使う場合は、
その損切り幅が
根拠の崩れた位置に設定できるようになるまで、
エントリーを引き付けた方がいいです。

 

もう1つの手としては、
損切り幅を広げる方法がありますが、
これをやるとリスクリワードが悪くなるし、
損切りした時の苦痛も大きくなるので、
あまり使わない方がいいです。

安全にいくなら、
エントリーチャンスを逃したとしても、
根拠の崩れた場所で損切りが設定できる位置まで
引きつけてエントリーした方がいいです。

 

あまりにも損切り後の反転が多い場合

自分のトレード記録をチェックして、
損切り後に反転する確率が
50%以上ある場合は、
ストップ狩りに
巻き込まれている可能性が高いです。

 

その為、エントリーポイントを
損切り位置に変更してみると
いいかもしれません。

ただ、私の経験上、
損切りトレードを全て見返してみると、
損切り後に反転する確率は、
大体20%ぐらいがいいところです。

 

自分のトレードに自信がない事も影響している

更に、損切りができない
もう1つの理由に、

「自分のトレードに自信がない」

というのもあります。

 

例えば、
昔の私がそうだったのですが、
自分の中で、

「トータルでプラスにできる」

という自信がない状態で
無理にトレードをしていました。

 

その為、エントリー後は
常にビクビクしてしまい、
含み損になると、
損失を確定したくない気持ちから
損切りせずにそのまま放置していました。

それでいて、
含み益が乗ったら
すぐに利食いをするという
典型的なコツコツドカンでした。

 

FXの場合、
1回1回のトレードで考えるのではなく、
トータルでプラスになれば
損切りになろうとそれでいいのです。

ですが、
自分のトレードに自信がないと、
このことが理解できずに
損切りができなくなることが多いです。

 

逆に、自分のトレードが、

「トータルでプラスにできるんだ」

という自信を持つことができると、
損切りができないことがなくなります。

 

そうなる為には
やはり徹底的に検証や訓練をして、
自分の手法を磨いていくしかないです。

ですから、
損切りできずに困っているなら、
自分のトレードに自信がつくまで
まずは徹底的に検証をしましょう。

 

もし、検証方法がわからない場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
FXで勝てる手法を作れる具体的な検証方法とは?

FXの検証で優位性のある手法を作る為に絶対必要なことは?

 

まとめ

今回は、
FXで損切りができない理由について、
私の考えをお伝えしてきました。

 

FXで損切りができない主な理由は、

「損切り後の反転が多い」

と感じているからだと私は考えています。

 

実際に私自身も、
損切りができなかった時は、
損切り後の反転が多いと思っていましたから。

ですから、あなたが今現在、
損切りができないと悩んでいるなら、
まずは自分のトレード記録を見返して、
そこから改善策を考えていきましょう。

 

その他、損切りの改善策などについても
知りたい場合は、
以下の記事も参考にしてみてください。

FXで損切りを小さく抑える方法なら大衆心理を使ってみよう!

自分の手法に合った損切り幅を見極める方法とは?

損切りが小さな逆行やヒゲに掛かるのは何故なのか?

 

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