複雑な手法は不要!シンプルなデイトレードで勝つ方法

 

FXトレードは複雑な手法を駆使しなくても、
シンプルな考え方で
十分勝てることをご存じでしょうか?

 

実は相場参加者の心理をしっかりと理解し、
チャートを丁寧に分析すれば、
無駄なエントリーを減らしながら、
精度の高いトレードが可能になります。

 

そこで今回は、
私が実際に行ったドル円のトレードを例に、
どのように相場の流れを読み、
エントリーのタイミングを判断したのかを
詳しく解説していきます。

 

「エントリーすべきタイミング」と
「見送るべきタイミング」の違いを知ることで、
あなたのトレード精度も向上するはずです。

それでは、
具体的なトレードの流れを見ていきましょう。

 

動画で見る場合は以下から見れます↓↓

 

先日私はドル円でトレードをしたのですが、
下記画像の黄色マルでエントリーをして、
水色マルで決済をしました。

ドル円15分足

 

まず、1時間足を見ると、
以下のようになっていました。

 

高値と安値を切り下げているので、
全体の流れは下落トレンドになっています。

よって、買いたい人よりも
売りたい人の方が多い状態です。

 

ただし、直近の流れを見ると、
高値と安値を切り上げているので、
上昇トレンドにもなっていました。

 

これだと、
短期的には買いが優勢なので、
少し売りづらい状況です。

そこで、15分足を見て、
現在のチャート状況がどうなっているかを
確認してみたところ、
以下のようになっていました。

 

一見、上昇トレンドに見えるのですが、
よく見てみると、
まず押し安値を下へ抜けていました。

 

つまり、15分足レベルでは、
トレンド転換をした可能性が高くなっていました。

 

また、押し安値を下へ抜けた際の
動きをよく見てみると、
勢いが強い下落をしていました。

 

このような下落の仕方をすると、
買いを考えている人達は、

「ちょっと下落の勢いが強いな」
「まだ下がるかもしれないから
買うのは一旦様子見をしよう」

と考えて、買いを見送ってきます。

 

よって、仮に反発をしたとしても、
上がる力があまり出ずに、
高値を抜けるような上昇は起きにくいです。

 

また、これ以外にも、
上の方から売っている人達もいます。

 

この人達も、
下落の勢いが強いのを見ることで、

「ちょっと下がる勢いが強いから
もう少し下がるかもしれないな」

「じゃあ、まだ利食いせずに様子見をしよう」

と考えて、
売りポジションの決済をあまりしてきません。

 

売りの決済は、
反対売買の買いになるので、
本来なら上昇する力になります。

ただ、下落の勢いが強い事で、
売りポジションの決済があまり出ないので、
仮に上昇をしたとしても
大きくは上昇しません。

 

これらの状況に加えて、
15分足の押し安値を下へ抜けて、
トレンド転換をしているので、
このまま大きく上昇していく可能性は低く、
もう一度下がる可能性の方が高いと判断しました。

 

更によく見てみると、
15分足で三尊を作りそうになっていました。

 

しかも、
三尊のネックが押し安値になっていて、
その押し安値を下へ抜けているので、
下がる確率がより高くなっています。

 

よって、

・1時間足で下落トレンド
・15分足で下落の勢いが強い
・15分足でトレンド転換
・15分足で三尊のパターン

といったように、
売る根拠が揃ったので、
売りを狙っていきました。

 

ただ、今の状態から
上昇する可能性もゼロではないので、
三尊の左肩付近で反転するかを
確認する必要があります。

そこで次のローソク足がどうなったかを
見てみましょう。

 

三尊の左肩を上へ抜けたのですが、
上ヒゲになって戻ってきた上に、
陰線にもなりました。

つまり、三尊が相場参加者に
意識されている証拠です。

 

これで下がる確率がかなり高くなったのですが、
念のため、1分足を見て
もう少し細かく見ていきます。

この時の1分足が以下のようになっていました。

 

1分足だと上昇トレンドでした。

この状態を見た時に
ちょっと微妙だったのですが、
トレンドラインを引いてみると、
そこを下へ抜けた状態でした。

 

これだと、1分足でも、
完全なトレンド転換とまではいかなくても、
上昇の流れが一旦切れた可能性があります。

そこに、1時間足と15分足の下落の流れ、
15分足のチャートパターンも考慮すると、
ここから売っても問題ないと判断しました。

 

そこで、次のローソク足がどうなるかを
確認してみると、以下のようになりました。

 

上ヒゲ陰線になった上に、
トレンドラインがレジスタンスとなって
下がり始めています。

また、細かく見ると、
高値を切り下げているので、
明らかに上へ行く力がない証拠が出ています。

 

よって、
ここで売りで入っても良いのですが、
念のため、もう1本陰線が出てから
エントリーをしていきます。

この後のローソク足を見ると、
以下のようになりました。

 

ここでも陰線が出たので、
売りでエントリーです。

 

この時の損切り位置は、
直近の高値を上へ抜けた場所の-20pipsでした。

15分足で見ると、
以下のような位置になります。

 

ここを上へ抜けると、
三尊で売った根拠が崩れる上に、
三尊形成失敗で上昇する可能性が高くなります。

 

次に利食いの位置ですが、
直近の目立った安値の手前で、
+50pipsになります。

 

最初は、
この安値の手前にある安値で
利食いを考えていました。

 

ただ、1時間足を見てみると、
下側の安値の方が
明らかに意識される事がわかりました。

 

なぜなら、下側の安値は、
上昇した起点なのがはっきりとわかるので、
反発するならここだと思ったからです。

つまり、
ここまでは伸びてもおかしくないと思ったので、
利食いはこの位置に設定しました。

 

ではその後の動きを見てみましょう。

 

含み損をほとんど抱えずに下がってくれて、
運よく利食いとなりました。

しかも、珍しく利食いをした場所が
ほぼ底になりました。

 

やっぱり、1時間足の上昇の起点が
相場参加者に意識されていたみたいで、
そこから反発していきました。

もし利益を伸ばそうとしていたら、
建値になっていたので
運が良かったですね。

 

どうでしたか?

トレード内容を見ても、
けっこう普通の戻り売りですよね。

FXはこんなシンプルなトレードでも
チャートを丁寧に読んでいけば、
十分勝つことができます。

 

特に、相場参加者の心理を考えると、
シンプルなトレードでありながら、
精度も高くなるので、
よければ真似してみてください。

 

もし、相場参加者の心理を
読めるようになりたいと思った場合は、
まずは以下の記事から読んでみてください。
FXでも相手の気持ちを考える事が重要です

 

もしくは、今回のようなトレードを
もっと見てみたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
大衆心理を考えながらのトレード【USDJPY】10月編

 

おまけ

今回は私がしたデイトレードを
紹介したのですが、
実はこのトレードの前にも
エントリーを考えた場面がありました。

 

それが15分足で見ると、
以下のような場所になります。

 

この画像の黄色マルで
買いを考えたのですが見送りました。

まず1時間足を見ると、
以下のような状態になっていました。

 

全体の流れを見ると下落トレンドなのですが、
直近の流れを見ると、
高値と安値を切り上げて
上昇トレンドになっていました。

 

しかも、15分足を見てみると、
いい感じのサポートラインも引けました。

 

だから、ここで反発し出したら、
短期的に上がる可能性があったので、
買いを考えていました。

 

しかし、直前の流れを見ると、
下落の勢いが強かったんですよね。

これは先程のトレード解説の中でも
お伝えしたみたいに、
下落の勢いが強いと、
買いを狙っている人達は

「まだ下がる可能性があるかも」

といったように考えてくるので、
積極的に買いを入れてきません。

 

更に逆張り的に売っている人達も、
あまり決済をしてこないので、
上昇する力が出ません。

仮に上昇したとしても、
上昇の力が続かずに
もう一度下がってくる事が多いです。

 

この状況を考えて、
いい押し目買いの位置だったのですが、
買いを見送りました。

結局、その後は更に下げていったので、
見送りが成功しました。

 

このように、相場参加者の心理を
考える癖をつけてあげると、
いいエントリーポイントであっても、
逆行する場面を見抜けるようになります。

 

こういう見送りができるようになると、
余計な負けが大きく減るので、
勝率アップにつながります。

もちろん、見送ったら反発して、
思っていた方向へ動くこともありますが、
トータルで見ると見送った方が
成績が明らかに良くなります。

 

イメージとしては、
勝ちが増えるというよりも、
負けが減って、
勝率が上がる感じです。

例えるなら、
今まで10勝7敗だったのが、
8勝2敗になるようなイメージです。

 

相場参加者の心理を考えられるようになると、
こういうメリットもあるので、
もし負けが多い場合は、
是非、真似してみてください。

 


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