FXテクニカル指標勉強はいらない

私個人としてはそう思います。

 

ここで言うテクニカル指標とは、
RSIとかMACDなどの、
“オシレーター”というやつです。

ではなぜ、FXを勉強するうえで、
テクニカル指標は必要ないのか?

その理由について、
私の考えをお伝えしていきます。

 

テクニカル指標は過去の値動きを複雑にしただけ

MACDやストキャスティクスなどの
テクニカル指標は、
過去の値動きに対して、
複雑な計算式でわざと難しくして、
数値を出しています。

 

例えば、買われ過ぎ、売られ過ぎを
数値化したストキャスティクス。

これの計算式は以下です。

 

上記の計算式を見ればわかるように、

・現在の終値
・過去の最安値
・過去の最高値

これらを引いたり割ったりして
最後になぜか100を掛けて
数値を出しています。

 

別にこんなことをしなくても、
ローソク足から作られるチャートを見れば、
普通に売られ過ぎや買われ過ぎがわかります。

例えば、下記チャート画像では、
水色ラインを見ると、
一方的に買われていますよね。

 

これを見た時点で、

「かなり買われているから
そろそろ反転するかな」

ってなんとなくわかります。

 

更にそこから下記画像の
黄色ラインを見ると、
高値更新に失敗していますよね。

 

この動きを確認した時点で、

「あ、買い相場が終わったかも」

というのがわかります。

 

このような感じで、
テクニカル指標を使わなくても、
買われ過ぎや売られ過ぎはわかります。

だから、わざわざ
複雑な計算式にあてはめて、
数値化する必要性が私には感じません。

 

しかも、
有名なテクニカル指標を作った人達って、
実は相場で破産していることが多いです。

 

例えば、ボリンジャーバンドを作った
ジョンボリンジャーは、
確か株で破産しているはずです。

それで相場から引退して、
執筆関係で飯を食っていたそうです(笑)

 

このような話を知ると、
テクニカル指標はやっぱり、
特に勉強する必要がないんじゃないの?
なんて私は思ってしまいます。

 

フィルターが掛かり過ぎてエントリーを逃す

テクニカル指標を入れると、
フィルターが掛かるので、
エントリーチャンスを
逃すことが多くなります。

 

例えば、MACDの使い方を勉強して、
それをトレードに使おうとすると、

「チャートの形とサポレジを見ると買いだけど、
MACDの数値がまだ30以下じゃないから見送り」

なんてことをしてしまい、
結局後でエントリーしておけばよかった
ってことが起きやすくなるんです。

 

これはテクニカル指標の数を増やすほど、
その分、フィルターが掛かる事になるので
エントリー数が減っていき、
チャンスを逃しやすくなります。

 

過剰最適化も起きやすい

また、テクニカル指標を多く使うと
過剰最適化も起きやすくなります。

過剰最適化とは、
テクニカル指標を多く入れる事で、
過去の値動きに
ぴったり合わせてしまう事です。

 

これをやってしまうと、
逆に全く通用しない手法が出来上がります。

 

なぜなら、FXの相場では
チャートは同じような動きをしますが、
完全に同じ動きにはならないからです。

その為、
テクニカル指標を多く使い過ぎて
過剰最適化をしてしまうと
過去と少し違った動きをするだけで
全く勝てなくなってしまうのです。

 

チャートが見づらくなる

たまにテクニカル指標を使っている人の
チャートを見る事がありますが、
多くのテクニカル指標を表示させています。

例えばこんな感じで↓↓

 

このように、
何個もテクニカル指標使っている人を見ると、
チャートが見づらくなるので、
水平線の位置などがわかりにくくなります。

 

しかも、
こんなにテクニカル指標を出すと、
エントリー時に迷う原因にもなるので、

・エントリーの機会損失
・決済し損ねる

といった現象が起きやすくなります。

 

やはり、チャートをメインに
トレードをするのであれば、
基本はローソク足がメインです。

 

テクニカル指標を使うなら1つか2つに絞る

私自身、
“テクニカル指標を勉強する必要はない”
と感じていますが、
テクニカル指標を使うこと自体は否定しません。

 

もちろん、テクニカル指標を使って、
FXで結果を出している人は大勢いますし、
テクニカル指標を使って
トレード精度が上がるなら、
使うべきだと思っています。

 

ただ、テクニカル指標を使って
FXで結果を出している人達って、

・全体のトレンドを正しく読める
・効果的な水平線が引ける

といったように、
テクニカル指標なしでも、
FXで十分勝てる技術を持っています。

 

また、テクニカル指標に関しても、

「なぜそれが作られたのか?」

という事をちゃんと理解しているし、
何よりも使うテクニカル指標を
1つか2つに絞って、
補助的な役割として使っています。

 

これは料理と同じような感覚です。

せっかくいい素材があっても、
多くの調味料をガンガン使ってしまうと
素材の味も死んでしまうし、
不味い料理ができるのが想像できますよね。

FXのテクニカル指標もこれと同じ事です。

 

だから、
テクニカル指標を使うとしても、
1つか2つに絞って、
補助的な役割に使うべきです。

 

メインはチャートから心理を読み取ること

私個人の考えとしては、
テクニカル指標を勉強してFXをやる前に、

「まずはチャートを読めるようにすべき」

と思っています。

 

なぜなら、相場はFXに限らず、
人間の思惑で動いてます。

 

もちろん、FXでは、
EAやAIなどの自動売買もありますが、
それも全て過去に人間の思惑が作り出した、
値動きを利用してプログラムされています。

 

つまり、チャートから
相場参加者の心理を読む勉強をした方が、

「次にどっちへ動きやすいのか?」

といった事が複雑な計算式で
過去の値動きを複雑にしたテクニカル指標よりも、
ずっと簡単にわかるようになります。

 

だから、私からすれば、
ローソク足から作られる、
チャートの値動きを勉強するだけでも、
十分FXで結果は出せると考えています。

実際に私もチャートの形状や、
ローソク足の勢いから、
相場参加者の心理を読めるようになったら、
一気にトレードの質が変わりましたから。

 

もしあなたが、テクニカル指標頼らずに
チャートだけで
“トレードをできるようになりたい”
と考えているなら、
是非、以下の記事も読んでみてください。
FXでも相手の気持ちを考える事が重要です

 

まとめ

今回は、FXの勉強に、
テクニカル指標はいらない理由について
私の考えをお伝えしました。

 

テクニカル指標は上手く使えば、
トレード精度を上げる為の
スパイスとなります。

 

ただ、いくつも使ったりすると、

・エントリーが遅れる
・決済し損ねる
・チャートが見づらくなる

といった弊害が起きやすいので、
使うにしても1つか2つにしましょう。

 

それでも私個人の意見としては、
まずはチャートから、
相場参加者の心理を読むことを勉強して、
シンプルなトレードをしていった方が、
息の長いトレーダーになれると思います。

 

人間は何でも複雑にすると、

「なんかスゴイ!」

という感じになって、
ごちゃごちゃしたのを好むんですけど、
“それが結果に直接つながるか?”
というとそうでもありません。

 

FXでは特にこれが当てはまって、
テクニカル指標を色々勉強して、
チャートに表示させて複雑にすればするほど、
迷いが出て勝てなくなります。

常にパーフェクトエントリーを目指すと、
トレードチャンス自体も減るし、
それで損切りなんてなったら、
精神的苦痛も大きくなります。

 

だから、この事を考えると、
やはりテクニカル指標の勉強よりも前に
チャートを読む力を付けた方が良いと思います。

 

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