2015年1月に、
スイスフランショックってありましたよね?

 

ユーロスイスの通貨レートに対して、
「1.20の水準は絶対にキープする!」
って政府だか中央銀行だかが、
言っていたのに、
ある日突然・・・

「やっぱりやめるわ」

なんて手のひらを返す発言をしたことで、
スイスフランが暴落した日です。

 

「あのスイスフランショックで大損した」

というので大騒ぎになりました。

 

確か1~2分ぐらいで、
10,000pips以上下げて、
数百万単位の損失になったり、
追証額が数千万になって払えないとか、
色々ありました。

あれで、どっかのFX業者が大損して、
潰れたりもしていました。

 

因みにこの時に私は、
このショックの影響は、
特に受けませんでした。

その理由について、
今回はお伝えしていきます。

 

マイナーな通貨をトレードしていなかった

私がスイスフランショックで
大損しなかった一番の理由は、

“スイスフラン系の通貨を
トレード対象にしていなかったから”

というのがあります。

 

スイスフランショックの時は
ユーロスイスという通貨が
1~2分ぐらいで
10,000pipsぐらい下げました。

その為、
ユーロスイスを持っていた人達は、
たった数枚のロット数でも、
数百万の損失を出したわけです。

 

この時はツイッターなどのSNSで、

「FX業者に対する追証が2,0000万」
「こんなのどうやって払うの?」

なんて書き込みがすごくて
異様な雰囲気でした。

 

そもそも、ユーロスイスという通貨は、
マイナーな通貨なので、
流動性が低い通貨になります。

その為、このような
流動性の低い通貨をトレードすると、
スイスフランショックのような
暴落が起きた時に、
一瞬で信じられないほどの下落が起きます。

 

しかも、流動性が低い状態で暴落すると、
FX業者のレート配信も止まってしまい、
損切りをしたくてもできません。

そして、レートが動き出した時には、
レートが大きく跳んでいるので、
その跳んだレートで損切りされて
強制ロスカットとなり、
多額の追証が発生しているのです。

 

更に、スイスフランを含む
マイナー通貨って、
流動性が少ないので、
何かあったら逆指値を設定していても、
約定せずに大損することがよくあります。

 

また、流動性が少ないと
値動きも悪いし、
ちょっとしたことで乱高下するので
けっこうトレードがやりづらいです。

だから、いくらFXで、
「色んな通貨がトレードできる」
といっても、
私は無理にトレード通貨は増やしません。

 

このようなことを考慮していたので、
スイスフランショックでの
大損を避けることができたのです。

 

トレードをするなら流動性の高い通貨を

今ではスイスフランショックのような、
30年に1度と言われる暴落は、
2年おきぐらいに発生します。

特に、スイスフランのような
マイナーな通貨の対象国で
暴落が起きた時は悲劇です。

 

ですから、FXでトレードをするなら、
流動性の高い通貨を選んで
トレードをするのが一番です。

 

もちろん、
スイスフランショックの時は、
スイス系以外の通貨も大きく動いて
乱高下をしていました。

ただ、スイス系の通貨のように、
“レート配信が止まって約定しない”
というのはほとんどありませんでした。

 

FXには”絶対大丈夫”
というのはありえません。

常にリスクと隣り合わせです。
ぶっちゃけた話、
どんな事も起こりえるので油断は禁物です。

 

スイスフランショックで
大損した人の中には、

「逆指値を設定しておいたのに大損した!」
「これはFX業者が悪い!」

なんて言っている人がいました。

 

ですが逆指値の本来の意味は、

「逆指値で指定した
レートに来たら成行で決済するよ」

という意味なので、急落して
設定レートを飛び越えてしまったら、
飛び越えた時のレートで約定されます。

 

だからあれはFX業者は悪くないんです。

むしろFX業者の方が
追証を払えない人が逃げて、
それを負担する事になったりして
大損したぐらいなのです。

 

FXにおけるリスク管理といえば、
エントリー後の損切りや、
資金に対するロット数などがありますが、
実は通貨に対するリスクも、
管理する必要があります。

 

また、マイナー通貨の中には、

・南アフリカランド
・トルコ

といった、
スワップが魅力的な通貨もあります。

 

その為、スワップ狙いで
損切りも入れずにナンピンをしながら
ずっと放置してトレードをしている人がいます。

しかし、流動性が低いと、
スイスフランショックのような
大事件が起きた場合、
取り返しのつかない大損を
する事もあるので、
今一度、注意しておきましょう。

 

因みに、FXで流動性の高い通貨は、

・ユーロドル
・ドル円
・ポンドドル
・オージードル

といった感じになっているので、
この辺りの通貨を絡めた通貨で
トレードするのが良いでしょう。

 

そうすれば、
スイスショックのような暴落が起きても
レートが数千pipsも跳ぶようなことが
起きる確率は格段に低くなるでしょう。

 

それに、
これらの通貨でトレードした方が
値動きもわかりやすいし、
スプレッドも低いので、
やりやすいというのもあります。

とはいえ、一応通貨別に
動きが違うこともあるので、
この事について詳しく知りたい場合は
以下の記事も読んでみてください。
FXは通貨別にチャートの動きに癖がある

 

追証が怖いなら海外のFX業者を使うのもアリ

FXで怖い現象の1つとして、
追証があります。

追証とは、
値動きが一瞬で大きく動いてしまい、
ロスカットになったけど、
自己資金以上の損失を出した場合に
マイナス分を払う必要がある制度です。

つまり、FX業者に対する借金です。

 

スイスフランショックで大損した人達は、
ロスカットの時に、
自己資金以上の損失を出して
口座残高がマイナスになっていました。

そして、そのマイナスの金額というのが、
数百万~数千万円だったわけです。

 

だから、

「こんなのどうやって払うんだよ・・・」

なんて大騒ぎになったのです。

 

しかし、実はこの追証を避ける方法があり、
それが海外のFX業者を使うことです。

 

なぜなら、海外のFX業者には、
“ゼロカット”という制度があって、
万が一急な値動きによって
自己資金以上の損失を出しても
マイナス分を補填してくれるからです。

つまり、FX業者に対する借金を
チャラにしてくれるわけです。

 

その為、最大の損失は
自己資金だけで済むので、
スイスフランショックのような
暴落に巻き込まれて大損をしても、
借金は背負わずに済むのです。

 

実際に海外FX業者で人気のXMでは、

「スイスフランショックで受けた
損失のマイナス分は補填しました」

といったような
声明文を公式に出していましたから。

 

海外のFX業者では、
このような損失補填があるので、
もし追証が怖いのであれば、
海外のFX業者を使うのもアリです。

 

もし、オススメの海外のFX業者を
知りたい場合は、
以下の記事で紹介しています。
海外のFX業者を使う場合のオススメの業者は?

 

まとめ

今回は私がスイスフランショックで
大損を避けることができた理由について
お伝えしてきました。

 

今では30年1度と言われるような暴落も、
2年おきぐらいに発生します。

そのような時に、
スイス系の通貨のような
マイナーな通貨を取引していると、
再起不能レベルの大損をする可能性があります。

 

その為、FXでトレードをするなら、
出来る限りマイナーな通貨は避けて
流動性の高い通貨で
トレードをしていくのがいいでしょう。

 

もし、通貨別のトレード方法について
詳しく知りたい場合は
以下の記事を参考にしてみてください。
FXのデイトレードでやりやすい通貨ペアは?実体験を教えます

FXのスイングトレードで通貨ペアはどれがベストなのか?

 

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