デイトレをする際に、
逆指値をする損切り幅に迷いません?

結構、逆指値を設定する位置について、
聞かれることが多いんですよね。

 

損切りはできることなら、
しないのが一番ですが、
FXでそれは不可能です。

どんなに良いポイントで入っても、
損切りは必ず起きます。

それを最小限に抑える為にも、
エントリー後に逆指値を設定して、
損失を限定します。

 

正しい損切りの位置とは?

ただ、その逆指値設定する位置というのは、
適当に置けばいいってものではありません。

あまり良くないのは、
固定の損切り幅で設定することです。

 

FXでデイトレをするにあたって、
損切り幅を逆指値で固定してしまうと、
損切り貧乏になる可能性が大きくなります。

もちろん、逆指値を設定するのは、
必須なのですが、
逆指値の設定場所は、
チャートやボラティリティを見て、
設定する必要があります。

 

例えば、下記画像の
黄色マルでエントリーした場合、
損切りの逆指値を、
固定で-15pipsに設定すると、
水色マルで損切りに引っかかります。

 

これはボラティリティが大きいせいで、
固定損切り幅に設定していると、

“損切りした瞬間に順行する”

という一番悲しい例です。

 

これが頻繁に起こることが
いわゆる”損切り貧乏”
ってやつです。

 

デイトレで損切りを設定する場合、
基本的に、逆指値を設定する位置は、

根拠が崩れた場所

という所に損切りを設定すべきです。

 

根拠が崩れた場所というのは、
意識されている場所を、
下抜け(上抜け)した少し下(上)です。

因みに意識されている場所とは、
直近高安値や水平線のことです。

 

今回の画像で言うと、
下記画像の黄色ライン辺りですね。

 

じゃあ、なんで黄色ラインに、
逆指値の損切りを設定するのか?

というと、赤ラインが
相場参加者に意識されているからです。

 

例えば、赤ラインは
上にブレイクする前には、
何度も上値を抑えられているので、
レジスタンスラインになっていますよね。

 

つまり、

「ここを上に抜かれたくない」

と考えている人が多く、
意識されている証拠です。

 

しかし、
ここを上にブレイクすることで、
赤ライン近辺で売っていた人達の
損切りが一斉に出て、

“上昇トレンドが継続している”

という見方に一斉に変わりました。

 

つまりレジサポ転換です。

 

こうなると、
大多数の相場参加者は

「戻ってきたら買いたい」

と考えるのですが、
買いが入りやすい場所が、
何度も上値を抑えられていた
赤ラインの場所になります。

 

よって赤ラインが
意識される場所となり、
そこで多くの買いが入ることで
上昇していきます。

そうなると、
赤ラインで買った人達は
このラインを下抜けるまでは
含み損にならないので、
損切りする理由がないのです。

 

少し考えてみてほしいのですが、
もし、あなたがデイトレをしていて、
赤ラインで買う事ができたら、
含み損になっていないポジションを
決済なんてしないですよね?

 

ということは、

“赤ラインを下抜けるまでは、
損切りは出ない”

ということになるので、
仮に黄色マルで買って、
含み損を抱えたとしても、
赤ラインを下抜けるまでは、
損切りはしなくてもいいのです。

 

逆に赤ラインを下抜けると、
この近辺で買っていた人達が
一斉に損切りをしてくるので、
一気に下落していく可能性が高くなります。

だから、これに合わせて、
赤ラインの少し下に
逆指値の損切りを設定しておくと
損失を最小限に抑えることができます。

 

このように、損切りというのは、
自分都合で考えるのではなく、
意識される場所を基準にして
設定する必要があるのです。

この事を理解せずに、
自分都合で損切り幅を固定してしまうと、
不必要に逆指値にヒットしてしまい、
損切り貧乏が起きる原因になります。

関連記事:損切りが小さな逆行やヒゲに掛かるのは何故なのか?

 

“単なる逆指値=損の限定”ではない

FXでデイトレをしていて、
損切り貧乏になっている人の場合、

損切りの逆指値を設定=損失の限定

と考えていることが多いです。

 

もちろん、
逆指値の損切りを入れておけば、
損失は限定されるのですが、
何も考えずに適当に損切りを設定するのは、
利益の機会損失につながります。

 

確かに、損失を限定する為に、
逆指値を設定するのは、
素晴らしいことですが、

「損切りをすべき場所」

というのを正しく理解する必要があります。

 

だから、損切り幅を設定する際は、
チャートの形を見て、
根拠の崩れた場所に設定するべきなのです。

 

ボラティリティを考えた損切りも重要

更に損切り幅を逆指値で設定する際は、
ボラティリティを見る事も重要です。

ボラティリティが高い状態なのに、
狭い損切り幅を設定していると、
すぐに損切りに掛かってしまいます。

 

特に1時間足や4時間足などの、
大きめの時間軸でデイトレをする場合、
損切り幅を-10pipsなどに
固定してしまうと、
すぐに逆指値に引っ掛かります。

ボラティリティが高い場合は、
利益も大きく取れるので、
その分、損切り幅を広げても、
トータルでは十分プラスになります。

 

逆に、ボラティリティが低いのに、
損切り幅を-30pipsなどにしてしまうと、
利益よりも損失が大きくなるので、
トータルでマイナスになってしまいます。

だから、
損切りの逆指値を入れる時は、
ボラティリティも考えて、
損切り幅を決めましょう。

 

デイトレは成り行きで損切りしてもいい?

損切りは逆指値を使う以外に、
成り行きで手動損切りする方法もあります。

 

ただ、個人的には、

「絶対に手動で損切りできる!」

という強い意志がない限り、
成り行きでの損切りは
止めた方がいいと思います。

 

なぜなら、
ボラティリティが高い状態で
エントリー後即逆行されると、
思考停止になって、
成り行きで損切りできないことが
多くあるからです。

 

しかも、手動損切りにすると、
本来は切るべき場所なのに、

「ここから反転するのでは?」

なんて思いがよぎってしまい、
成り行きでの決済を
ためらう可能性が高くなります。

 

また、デイトレの場合、
ポジションの保有時間が
数時間になることもあるので、
成り行きで損切りをするとなると、
その間ずっと
チャートに張り付く必要があります。

その為、デイトレをする際は
成り行きの損切りではなく、
エントリー後の逆指値の損切りを
すぐに設定すべきです。

関連記事:FXで強制ロスカットの失敗を防ぐ為にやるべき事とは?

 

デイトレをするならどの時間軸?

ここまではデイトレをする際の
損切り方法を中心に
お伝えしてきました。

 

しかし、
損切り場所はわかったけど、

“どの時間軸で
デイトレをするのがいいのか?”

なんて迷いもあるかもしれません。

 

そこで、
私が個人的にオススメなのが、
15分足のデイトレになります。

 

なぜなら、このぐらいの時間軸だと、

・勝率:70%
・トレード回数:1日1~2回
・冷静にトレードができる
・損小利大のトレードができる

といったメリットがあるので、
全ての面でちょうどいいからです。

 

また、このぐらいの時間軸なら、

・極端にトレード数が多い
・極端にトレード数が少ない

といったことがほとんどないので、
トレードの経験値も
ちょうどいいペースで積めます。

 

その為、私個人としては、
デイトレをするなら、
15分足がやりやすいと考えています。

15分足のデイトレについて、
特徴を更に詳しく説明しているので、
興味があれば、
以下の記事も参考にしてみてください。
FXでデイトレをするなら15分足の手法が一番やりやすい!

 

FX初心者は1時間足以上のデイトレがオススメ

個人的にはデイトレをするのであれば、
15分足のデイトレがオススメですが、
FX初心者の場合は、
1時間足以上のデイトレがオススメです。

 

なぜなら、FX初心者の場合、

・トレンドの判断力が弱い
・効果的な水平線が引けない
・ポジポジ病などに掛かりやすい
・損小利大のトレードができない

といったように、
FXに対する知識が不足していたり、
損失に対する免疫が弱いので、
悪い癖が付きやすいからです。

 

その為、1時間足以上のデイトレで、

・全体の流れを読む力をつける
・効果的な水平線引けるようになる
・冷静にトレードをする癖をつける
・損小利大のトレードをできるようにする

といったことを学んで
トレードの基礎を身につけると
効率的に結果を出せるトレーダーへ
変貌することができるでしょう。

 

私も、1,000万以上の損失を出して
ボロカスに負けていた時に
FXで安定した結果を
出すきっかけとなったのが、
4時間足のデイトレでした。

そして、結果が安定したら、
15分足のデイトレに移行しました。

 

だから、FX初心者や、
ポジポジ病が癖になっている場合は、
1時間足以上のデイトレなら、
安定したトレードをするための
きっかけをつかめると思います。

一応、4時間足のデイトレについても、
特徴をまとめてみたので、
1時間足以上のデイトレに興味があれば、
以下の記事も参考にしてみてください。
4時間足のデイトレがFXで勝てるきっかけになった!

 

まとめ

今回は、
デイトレで逆指値の損切り幅の決め方
という内容で書いてきました。

損切りを逆指値で設定することは、
損失を限定する上で非常に重要ですが、
正しく設定しないと、
逆にトータルでマイナスになります。

 

ただ、適切な損切りの位置というのは、

“相場参加者がどこを抜けたら諦めるのか?”

ということを考えていけば、
見つけることができます。

 

だから、もしあなたがデイトレをしていて、

「損切りしたら思ってた方向に動く」
「細かい損切りが多い」

ということが頻繁に起こるなら、
“相場参加者の心理を考える”
という訓練をした方がいいでしょう。

 

このブログでは、
“相場参加者の心理を考える”
という事をメインに書いているので、
参考にしていただければと思います。

相場参加者の心理を学びたい場合は、
まずは以下の記事から読んでみてください。
FXでも相手の気持ちを考える事が重要です

 

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