FXでのトレード手法を作る時の検証方法は、
人によって様々です。

その為、「この検証方法が絶対に正しい!」
というものはなく、人によっては、
私がやっている”検証方法が合わない”
という人も絶対にいると思います。

 

ただ、中には「役立った!」
と言ってくれる方もいるので、
今回はそんな方の為に、
私の検証例を、
少し具体的にお教えしたいと思います。

 

手法をガチガチに固める

私がFXのトレード手法を検証する時は、
まずは手法をガチガチに固めます。

 

例えば、15分足での押し目エントリーが、
有効かもしれないと感じたら、
エントリーポイントは、

“15分足でトレンドが出ていて、
水平線まで戻ってきたらエントリー”

“利食いは+40pipsで、損切りは-20pips”

こんな感じでガチガチに固めます。

 

この時にポイントなのは、
最初からルールを複雑にしない事です。
むしろ、シンプルな物の方がいいです。

最初はベースとなる手法が、
どのくらい通用するのかを確認したいので、
シンプルなトレードルールで十分です。

調整なんて後でいくらでも出来ますから。

 

だから、最初の検証例としては、
ルールはガチガチに固めるけど、
シンプルなルールにするのがオススメです。

 

もし、手法になる大元を
見つけられなかったり、
作れないような場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXで自分に合う手法のルール作りはどうやればいい?

 

検証データを最低でも100個は集める

次の検証方法としては、
データを最低でも100個取る事です。

つまり最低100トレードって事です。

 

なぜなら、FXは極端に表現すれば、
確率のゲームだからです。

確率はデータ数が多ければ多いほど
その信頼性が増していきます。

 

ですから、検証で取るデータ数としては、
最低も100個以上あった方がいいです。

可能なら300以上あると、
より信頼性の高い結果が出て、
検証している手法の
本当の実力がわかってきます。

 

ルールが決まったら、
実際にチャートを使って、
“完全に”ルール通りに検証をしていきます。

ルールに例外を作ったり、
決済ポイントをずらしたりなど、
そのような事はせずに、
最初に決めたルールに完全に従って下さい。

 

よく、FXの検証途中で、

「こうした方が上手くいきやすいかも?」

なんてアイデアが浮かんで、
途中からルールを変更する人がいますが、
これをやってしまうと、
ルールの優位性が変わってしまい、
今まで取ったデータが水の泡になります。

 

その為、アイデアが浮かんだとしても、
それはメモを取っておいて、
あとで検証するようにしましょう。

 

では、ここで実際に、
私のFX手法を作る際の、
検証例を紹介していきます。

まず、トレードルールは、
先程、適当に作ったルールを使いましょう。

 

“15分足でトレンドが出ていて、
水平線まで戻ってきたらエントリー”

“利食いは+40pipsで、損切りは-20pips”

 

このルールを使って検証をしてみましょう。

まずFXチャートを表示させて、
自分が「ここは意識されるだろう」
という場所に水平線を引きます。

 

例えば、以下のように、
チャートがなっていたとしましょう。

 

上記画像の状態で、
次はエントリーのポイントになる、
水平線を引いていきます。

今回の場合であれば、
15分足の押し目エントリーなので、
以下の場所に水平線を引いて、
そこでエントリーをしていきます。

 

上記画像例のように準備ができたら、
ローソク足を赤ラインに来るまで進めます。

そして、赤ラインにタッチした瞬間に、
エントリーしていきます。

 

そこからエントリーしたら、

損切り:-20pips
利食い:+40pips

に設定して、
あとは、どっちかに掛かるまで放置です。

 

例えば、こんな感じです↓↓

 

じゃあ、その後どうなったか、
ローソク足を進めますね。

 

はい、余裕の損切りです(笑)

実際に検証をしていて連敗すると、
イラッとしてやる気が落ちたりしますが、
そこは我慢して
ひたすらエントリーを繰り返していきます。

 

では、このまま実際に続けて、
10回分の検証データを取ってみますね。

 

2回目:損切り-20pips

 

3回目:損切り-20pips

 

4回目:損切り-20pips

 

5回目:利食い+40pips

 

6回目:利食い+40pips

 

7回目:利食い+40pips

 

8回目:利食い+40pips

 

9回目:利食い+40pips

 

10回目:利食い+40pips

 

上記の検証例の感じで、
ひたすらルール通りに、
15分足の押し目で検証していきます。

これを最低100トレード以上して、
データを取ります。

関連記事:FXの検証回数は最低100トレードは必要!その理由はなぜ?

 

検証データをチェックする

実際に検証をして、
データを100個以上取ったら、
自分が検証した手法の
トータルの収益を出していきます。

このデータ分析に関しては、
自分が必要だと思う記録で良いです。

 

例えば、私の場合は、
以下のようにデータを取っています。

 

全体利益

 

時間帯別収支

上記の例のような感じで、
手法の検証結果をまとめます。

 

そして、今回の手法の検証結果を見ると、

10戦6勝4敗で勝率60%
トータル:+160pips

時間帯別収支を見ると、
アジア時間:-80pips
欧米時間:+240pips

といった感じの集計結果が出ました。

 

適当に作って検証した割には、
トータルでプラスですね(笑)

トレンドが出てる時に、
押し目を狙うだけでも、
普通にプラスになっちゃうんですね。

 

そしたらここから、
更に手法の精度を上げる為に、
細かいデータを見ていきます。

今回の例だったら、
時間帯別収支に関してですね。

 

アジア時間に負けて、
欧米時間に勝っているという事は、

“トレンドとボラティリティが出やすい、
欧米時間に強い手法”

という事がわかりますよね。

 

つまり、
今回の手法を使う場面というのは、
欧米時間に限定して使うと、
より効果的な手法に進化する
という結果が出ました。

このような感じで
検証結果を分析していけば、
比較的効率よく、
自分に合った手法が作れると思います。

 

因みに、
私が毎回検証時に取っているデータに関して、
もっと詳しく知りたい場合は、
以下の記事も参考にしてみてください。
一気に勝ち組へ!FXの検証で確認すべき項目とは?

 

検証時のトレード画像も取っておく

FXで使う手法を検証する際は、
検証時のトレード画像も
必ず取っておいた方がいいです。

なぜなら、
自分のトレード結果を目で見返すことで、
エントリーポイントが頭に入りやすいからです。

 

また、トレード結果を画像に残して、
後で見返してみると、

・利食いになりやすいパターン
・損切りになりやすいパターン

というのがはっきりしてきます。

 

こうなったら、
利食いになりやすいパターンだけで
トレードをすればいいし、
損切りになりやすいパターンを調整して、
利食いになりやすいパターンへ
進化させることもできます。

 

ですから、検証時にトレードをしたら、
その際に必ず画像を保存した方がいいです。

 

まとめ

今回の記事では、

“FXのトレード手法を作る時の
検証例をお教えします”

という事で記事を書いてきました。

私が検証をして、
FXで使うトレード手法を作る際は、
毎回、この例と同じやり方です。

 

まずは、ルールをガチガチに固めて、
それで最低100回以上データを取る。

そうすると勝ちやすいパターンや、
負けやすいパターンが出てくるので、
そこを調整して、再度検証する。

 

検証で使えるのがわかったら、
デモトレードをする。

デモトレードでも結果が出たら、
リアルに移行する。

 

こんな感じで、
毎回FXで使うトレード手法を作っています。

ただ、今回は、
あくまで私が検証する場合の例なので、
ご自身に合った検証方法で、
検証をしていくのが一番です。

とはいえ、この検証方法でも、
FXで通用する手法を作れるのは確かです。

 

その為、もし、検証方法に迷っていたら、
この例を参考にしながら、
自分の検証スタイルを
作ってもらえればと思います。

 

もし、より完璧な検証方法について、
もっと詳しく知りたい場合は、
検証に特化した教材を作ったので、
以下の記事も読んでみてください。
FXで自分に合った手法を無限に作り出す為の検証方法

 

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