FXのトレード手法を作る時に、

「検証期間はどのくらいやればいいの?」

という質問をされることがあります。

 

しかし、私の考えでは、
検証期間も大事ですが、
それ以上に検証データの個数の方が
大事だと考えています。

では、なぜ検証期間よりも
データの個数の方が大事なのでしょうか?

 

そこで今回は、
私が考えるFXで手法を作る為の検証期間や、
検証データの個数について
お伝えしていきます。

 

検証期間よりも検証データの個数が重要

私の中では、FXでの手法を作る際には、
検証期間よりも
検証データの個数を重要視しています。

 

そして、1つの手法を作るのに
必要な検証データの個数は、
コチラの記事でも書いたのですが、

 

“データは最低でも100個必要”

 

と考えています。

 

なぜなら、基本的に、
FXは確率の世界で勝負するからです。

 

FXはフラクタル構造と言って、
同じような動きを永遠と繰り返しています。

その為、チャートのサイクルに合わせて、
ひたすら同じようなポイントで
トレードをしていけば、
利益を出すことが可能です。

 

ということは、
同じ形でエントリーし続ける
トレードデータを多く取ればとるほど、
その手法の勝率やトータルの利益に
信頼性が出てくることになります。

よって、FXでの手法を検証する際は、
あまり検証期間にこだわらずに、
とにかくデータ量を多く取るべきです。

 

また、たくさんの検証データをとることで、
検証している手法の、

・トータル収益
・勝率
・リスクリワード
・売りと買いどっちが得意か?
・時間帯別収益
・曜日別収益

など、多くのことが、
はっきりと数値として出てきます。

 

そして、これらの数値を
分析していくことで、

・利食いになりやすいパターン
・損切りになりやすいパターン

というのもはっきり出やすいので、
あとはこの辺りを調整をしながら、
再度検証をしていきます。

 

これをひたすら繰り返していくことで、
徐々にその手法が洗練されていき、
最後は自分だけの、
オリジナルの最強手法が出来上がるのです。

関連記事:一気に勝ち組へ!FXの検証で確認すべき項目とは?

 

確率の信頼性が高くなるのは2,000回以上の試行回数が必要!?

上記では、
FXで使う手法の信頼性を高めるために、

“検証データは最低100個以上必要”

とお伝えしました。

 

しかし、実は確率の信頼性が高くなるのは、
“試行回数が2,000回以上”
というデータが出ていたりもします。

 

例えば、サイコロがありますよね。

 

サイコロの中のとある目が出る確率って、
6分の1と言われていますよね。

つまり、1の目が出るのは、
“6回サイコロを振れば1回は出る”
ということになりますよね。

 

しかし、とある研究データによると、
実際に1の目が出る確率が
限りなく6分の1になるのは、

「サイコロを2,000回振ってから」

なんて結果が出ているのです。

 

あの単純なサイコロでさえ、
確率が6分の1に収束するには
2,000回以上振る必要があるのです。

ですから、FXでの手法を作る際も、
信頼性を極限まで高めるには、
このぐらいの検証量が必要です。

 

ただし、私が長年検証した結果によると、
最低でも100個以上あれば、
それなりに信頼性が高くなってくるので、
“最低100個のデータが必要”
という考えに私の中ではなっています。

 

検証期間も一応大事

今回の記事では、
FXでの手法を作る際は、
検証期間よりも
検証データの個数が大事だと
お伝えしています。

 

しかし、そうは言っても、
1年の間で時期によって

・ボラティリティが高い
・動きが鈍い、激しい

といったように、
相場の動きも変わってくるので、
検証期間も大事になってきます。

 

だから、私の場合は、
まずは1年を通して検証します。

そして、1年分の検証をして、
データ数が100回以上取れれば、
いったんそこでストップして
検証データのまとめに入ります。

 

逆に、1年分検証をしても
100個以上データが取れなければ、
また次の1年を検証するようにしています。

仮に次の年の途中で
検証データが100個に達したとしても、
そこで止めることはせずに
1年間を通して検証をします。

 

検証のデータはあればあるほど良いので、
「100回に到達したからそこで終わり」
という事は絶対にしません。

 

それに、
年単位の期間で手法の検証をすると、

「この年は良く機能してるな」
「この年は一方的な動きが続いたから、
あんまり成績が良くないな」

といったこともわかってくるので、
検証をするのであれば、
1年間通してやった方がいいと考えています。

 

私の場合だと、
1年分の検証データを取った後に
チェックして手法を固めたら、
次は5~10年分は検証してます。

ハッキリ言って
物凄く面倒くさいですが、
これをやることで
手法が脳に刷り込まれるので、
リアルに移行しても
ルール通りにできるからです。

 

私が検証データを取る数について

私の場合、
15分足のデイトレがメインで、
1つの手法に対して
複数の通貨を検証するので、
1年間の検証期間でも、
トレード数が余裕で300回とか超えます。

 

最近の検証記録を見ても、
972トレードとかなってますから(笑)

 

972トレードも検証すると、
得意なパターンや苦手なパターンが、
めちゃくちゃハッキリするので、
手法の優位性がわかりやすいです。

この手法の場合は、
時間帯別で見ると、特に結果が顕著です。

16時~24時の間が特に、
良い結果になっているので、
この手法は”欧米時間に強い”
という事がはっきりわかりますよね。

このような感じで
検証データの数が多いほど
その手法の優位性がはっきりするので
自信をもってトレードをする事ができます。

 

検証をする時はチャートの右端で行う

FXで使う手法の検証をする際は、
チャートの右端で
ローソク足を1本ずつ進めて、
リアルトレードと同じように検証をしましょう。

 

実際にリアルトレードをする際も、
未来が見えない状態で判断して
エントリーと決済をしていきますよね。

ですから、検証の段階でも、
リアルトレードと同じようにやらないと、
手法の信頼性も落ちやすくなります。

 

もし、手法を作る際の検証方法について、
具体的な内容を知りたいばあは、
以下の記事を参考にしてみてください。
FXで勝てる手法を作れる具体的な検証方法とは?

 

検証を最も効率的に進めるには?

FXで使う手法を検証する場合、
ローソク足を1本ずつ動かしていくので、
とにかく時間が掛かります。

 

そこで、この検証を
最も効率的に進めるには、
検証ツールを使うことを激しくオススメします

 

なぜなら、FXの検証ツールは、
ローソク足のスピードを
調整できる機能が付いているからです。

 

その為、
検証する手法のポイントでない時は、
ローソク足のスピードを速めてザッと流していく。

逆に手法のポイントに来たら、
ローソク足のスピードを遅くして
リアルトレードと同じ感覚でエントリーをする。

ということができるので、
正しい検証データを取りながらも、
検証時間の大幅な短縮につながります。

 

また、検証ツールを使うと、

・仮想売買ができる
・トレード記録を自動で集計してくれる

といった機能もついているので、
検証効率が格段にアップします。

 

ですから、FXで検証をする場合は、
検証ツールは絶対にあった方が良いです。

もし、検証ツールを今持っていない場合は、
以下にオススメの検証ツールを紹介するので、
よければ参考にしてみてください。
検証ツール練習君プレミアム

 

結果が出るスピードは集中力によっても決まる

検証を効率よく行うには
検証ツールが効果的ですが、
検証は集中力によっても
大きく結果が左右されます。

 

これはFXの検証に限らず、
何事にも当てはまるのですが、

・集中して検証した30分
・ダラダラ検証した1時間

この2つでは、
頭への入り方や
取るデータの質が大きく変わります。

 

よく、

「今日は10時間検証した」

なんて言う人がいますが、
私からすれば、

「それって本当に集中できてるの?」

と思ってしまいます。

 

もちろん、中には
長時間集中して検証できる人も
普通に存在します。
(私からすれば羨ましい限りです)

 

ただ、基本的には

“人間の集中力は2時間まで”

と言われています。

 

ですから、その範囲内で
自分が集中できる時間を
検証にあてる方が賢明です。

 

むしろ、仮に1回で
30分しか検証ができないとしても、
凄く集中して検証をすれば
ダラダラ1時間やるよりも
ずっと効果的です。

そして、トータルで見てみても、
ダラダラ1時間やるよりも、
ずっと早く自分に合った手法が
出来上がります。

 

検証は毎日続けることが大事

検証ツールなどを使って
どんなに効率を上げても、
継続できなければ意味がありません。

 

たとえ、1回30分でもいいから、
集中した検証を
毎日コツコツ続けることが
何よりも大事です

 

これはFXに限らず、
何かを習得する際には
凄く大切なことですが、
FXも全く同じです。

大きな結果を出したいなら
小さな事をコツコツと
積み上げていくことが重要です。

 

これが逆に、
1回2時間をダラダラ検証して、
しかも検証をする頻度が
3日に1回や1週間に1回などでは
身につくものも身につきません。

 

下手したら、

「前回はどんな検証してたっけ?」

なんて前回の検証内容を忘れてしまい、
またゼロから勉強が必要になります。

 

こうなってしまっては、
いつまでも勝てる手法は
出来上がりません。

ですから、検証は、
検証時間を気にするよりも
まずは短時間でもいいから
毎日続ける癖をつけた方が
よっぽど近道になります。

 

まとめ

今回は、FXで使う手法を検証する際の、
検証期間や必要な検証データ数について
色々とお伝えしてきました。

 

この記事の最初の方でお伝えしたように、
FXでの相場は同じような動きを繰り返す
フラクタル構造なので、
検証期間を重要視するよりも、
検証データの個数を重要視した方がいいです。

 

その為、検証期間に関しては、
そこまで神経質にならずに
とにかく検証データの個数を
集めていくようにしましょう。

そうすれば、1日も早く
あなただけの手法ができて、
自分が思い描く結果へと導いてくれるはずです。

 

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