本を使ってFXで使う手法を作ろうとしても効果がない理由

FXの手法を作る時には、
色んな物を参考にすると思います。

その中でも、本を使って、
手法を作る方法もありますが、
私個人の意見としては、
わざわざ本を買う必要はありません。

私も実際にFXの手法を作るのに、
本を使って作ろうとしていたのですが、
そこまで有効な手法は作れませんでした。

では、なぜ本を使ったとしても、
有効な手法が作れないのでしょうか？

この辺りの経験談を
今回はお伝えしていこうと思います。

FX関係の良書は海外の本が多い

手法を作るのに本を使ったとしても
あまり役立たない理由に、
FXでそれなりに役立つ本というのは、
基本的に海外の本が多いからです。

「海外の本が手法とどう関係あるの？」

なんて思うかもしれませんが、
これが意外に関係あるのです。

そもそも海外のFX本は、
私達日本人が理解できるように
日本語に翻訳されているわけですが、
この翻訳が結構くせ者なのです。

実際に翻訳された文章を読むと、
翻訳者がFXを理解していないせいなのか、
内容が英文と微妙に違っていて、
意味不明になっている事が多いです。

しかも、肝心な箇所に関しては、
英文を直訳して、
カタカナになっているので、
余計意味不明になります。

だから、
FXの手法に関する本を読んでいても、
読んでいる最中に、
意味不明な言葉が出ると、
いちいちその言葉の意味を、
考える必要があるので、
読むのが面倒くさくなります。

こうなってしまうと、
手法作りを途中で諦めてしまい、

「結局、時間の無駄だった」

なんて事にもなりかねないので、
本でFXの手法を作るのは、
個人的にオススメしません。

関連記事：FX初心者は本で勉強する必要ナシ！その理由とはいったい何故？

海外のFX本に載っている手法はそのままでは使えない

更に、海外のFX本で紹介されている手法は、
欧米のトレーダー向けで、
けっこう難しいので、
書いてあることを正しく理解して
手法を調整する必要があります。

しかし、先程もお伝えしたように、
翻訳が雑な部分があるので、
正しく理解できるか怪しい部分もあります。

かといって、
中途半端に理解して
その知識を基に手法を作ったとしても、
中途半端な手法ができるか、
逆に負ける手法が出来てしまう事もあります。

また、海外で使われている手法そのものが
日本人には合わないこともあるので、
仮に英文でオリジナルのものを読んでも
手法自体の調整も
必要になる場合があります。

日本のFX本を使って手法を作るのは？

FX本に関しては、
海外の本に良書が多いわけですが、

「じゃあ、日本のFX本を使って
手法を作ればいいんじゃないの？」

なんて感じると思います。

昔の私も、最初はこれをやろうとして、
FXに関する本を
いくつか買って読んだのですが、

「押し目買いは
サポートラインが引ける場所ですること」

みたいな、
ネットで無料で手に入る情報しか
載っていませんでした。

恐らくこれは、
本で手法の内容を詳しく説明しようとすると
図解入りで説明する必要があって、
それをやろうとすると
手間が掛かる上に
ページ数が激増するからでしょう。

こうなると、
読み手側も疲れて挫折しやすくなるし、
本自体の価格も高くなってしまいます。

このようなことから、
本だと手法に関しては
ありきたりの事しか伝えられず、

「詳しくは自分で勉強してね」

というスタンスになるのでしょう。

それであれば、
ネットで手法を探せば、
今はいくらでも手法が見つかるし、
かなり詳しく書いてある事も多いので
手法に関しては
本で勉強する必要もないと私は考えています。

もしかしたら、
私が買った本がたまたま
ありきたりな手法しか載っていない
本だったのかもしれませんが、
とにかく全く役立ちませんでした。

FXの本はどちらかというとメンタル重視

私が今までFXの本を読んだ感じでは、
手法などのテクニック的な部分よりも、

「大損する時の心理は〇〇」

といったような、
メンタル的な内容のものが多いです。

むしろ、メンタル的な部分については、
本でも、まともなことを書いてあるので、
大損した経験がある私からすれば、

「あーそうなんだよねー」
「これやるとダメなんだよね」

みたいな感じで、
納得できる部分が多かったです。

その為、FXの本を読むにしても、
メンタル的な部分を
参考にする為に読むのが良いと思います。

ただ、本を読んだところで、
結局、自分で大損しないと、
あまり意味がなかったりしますが・・・

手法を作るにはどんな作り方が効果的？

私の個人的な経験からすると、
本を使ったところで
有効な手法を作ることは難しいです。

それであれば、

・自分の売買記録から手法を作る
・他人の無料ブログの手法を真似て作る
・FX商材の手法を基に作る

といった方法を使った方が、
よっぽど効果的な手法を作れます。

特に、自分の売買記録を見返して、

・勝ちやすいパターン
・負けやすいパターン

といったものをを見つけ出して
それを元に手法を作っていくと、
自分に合った手法を
簡単に作ることができます。

実際に私自身もこれらを使って
トレード手法を作っていったら
かなり効率的に作ることができました。

もし、自分に合った手法を
作る方法について、
更に詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXで自分に合う手法のルール作りはどうやればいい？

自分に合った手法を作るには検証も必要

手法を作る時というのは、
当然ですが検証が必要になります。

よく、FX商材の手法を手に入れて
そのまま使ったりする人がいるのですが、
これだと失敗する可能性の方が高いです。

なぜなら、このような手法の場合、

・FXの経験値
・トレード技術
・性格
・生活環境

といったものが、
手法の作成者と、ぴったり一致しないと、
同じ力を発揮できないからです。

また、手法の利食いや損切り幅が
自分の性格に合わない事もありえます。

その為、手法を作る際は、
徹底的に検証をして

・自分に合っている部分
・自分に合っていない部分

というのを洗い出して、
自分に合うように調整して
手法を進化させていく必要があります。

この作業は非常に面倒くさいですが
やはり他人の手法をそのまま真似しても
上手くいくことはないですからね。

昔の私も検証が面倒くさくて
他人の手法をそのまま真似していましたが
全然上手くいかなくて

「結局、自分で検証して
調整ないとダメだな」

という結論になって
自分でも検証するようになりました。

もし、手法の検証をする際の
具体的なやり方について
知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXで勝てる手法を作れる具体的な検証方法とは？

⇒一気に勝ち組へ！FXの検証で確認すべき項目とは？

⇒FXの検証回数は最低100トレードは必要！その理由はなぜ？

まとめ

今回は、手法を作るのに
本を使ってもあまり役立たない理由を
お伝えしてきました。

基本的にFXに関する本は、
手法を作るというよりは、
自分の失敗経験と照らし合わせて、

“FXでこれをやったら失敗する”

という事を再確認する程度に使うのが
一番効果的だと思います。。

もちろん、本の内容は、
参考になることはなりますが、

「手法に関してはそんなでもないな～」

というのが私の感想です。

私達は”本を読んで勉強する”
という習慣が身についている為、
FXでも同じ事をしがちです。

しかし、手法を作るとなると、
本の内容は、
著者の主観的な意見も含まれるので、
読んだ全ての人に対して、
有効とは限りません。

その為、FXの手法を作るのであれば、
自分の売買記録などから、
トレード手法を作った方が、
よっぽど自分に合った手法を作れます。