FXでは経済指標がたくさんあり、
指標によっては、
大きく動くものが結構あります。

そして、その経済指標で
上手くトレードができれば、
ちょっとしたボーナスにもなります。

 

特に毎月第一金曜日は、
米雇用統計があるので、
注目のビックイベントですよね。

そんな経済指標時ですが、
有効なトレード手法はあるのでしょうか?

 

経済指標で有効な特定の手法はある?

経済指標は大きく動くので、

「何か決まった手法があるのでは?」

なんて思うかもしれません。

 

しかし、残念ながら、
特定の有効な手法はありません。

 

いくら経済指標が、
大きく動くからといっても、
毎回同じように、
動くわけではありません。

 

上に大きく動いて、
そのまま伸びる場合もあれば、
全戻しになって、
V字のようになる事もあります。

 

だから、経済指標に対して、

“毎回、全く同じ手法が通用する”

という事はありません。

 

ただ、大きく動く指標は、
上手くトレードをすれば、
結構美味しいです。

私も大きく動く指標の場合は、
大体トレードします。

 

昔は指標用に使える手法が存在した

実はFXが認知され始めた頃は、
経済指標用の特定の手法がありました。

この手法は、指標発表直前に、
今現在のレートから少し上下の位置に
買いの逆指値と
売りの逆指値を入れるのです。

 

これによって、
指標発表でどっちへ大きく動いても、
どちらかの逆指値に掛かって
約定と同時に爆益になっているのです。

 

この手法だと、
大きく動く通り道に
注文を置いておくので
約定したと思ったら
レートがすでに頂点にいて、
一瞬で数十pips取れていました。

 

が、しかし!

 

この手法は今では使えません。

なぜなら、
一時期この手法が流行って、
荒稼ぎをする人達が増えて、
FX業者に大きな負担が掛かったからです。

 

その為、
すぐにFX業者に対策をされてしまい、
今では逆指値をしておいても、
最高値や最安値で
約定するようになりました。

 

しかも今では、
大きく動く経済指標で
このようなトレードを繰り返していると、
FX業者に口座凍結をされやすくなります。

私自身はなったことはありませんが、
この手法を使って荒稼ぎしていた知人が
口座凍結されていました。

 

よって、今では、
経済指標で効果的な
特定の手法は存在しなくなりました。

もしかしたらあるかもしれませんが、
そのような手法というのは、
FX業者の隙を突くような手法なので、
すぐに対策されるのがオチでしょう。

 

昔のFX業者はけっこう緩かったのですが、
今は常に監視されているような感じで、
少しでも怪しい動きを繰り返すと
突然口座凍結が起きやすいです。

 

経済指標でも普通にトレードをするのが一番

経済指標の場合、
大きく動くことから、

「あの大きな動きを取りたい!」

なんて思ってしまい、
何か手法を探すのですが、
何だかんだ言って、
普通にトレードするのが一番です。

 

主な方法としては、
指標発表前に、
全体の流れを見ておき、
直近の意識されそうな場所へ
水平線を引いておく。

そして、指標発表後に動いて、
水平線の位置まで来たら
値動きを見てエントリーをする。

この単純なトレードが
実は一番効果的です。

 

例えば、先日私は、
指標トレードをしたのですが、
下記チャート画像の
黄色マルでエントリーをして
水色マルで利食いをしました。

 

これは指標発表前に、
全体の流れを見ておき、
水平線を引いておいたお蔭で
できたトレードになります。

因みに、この時の上位足を見ると、
以下のようになっています。

 

これを見ればわかると思いますが、
短期下落トレンドだった状態で
指標で大きく上に動いて
意識されるレジスタンスまできたので、
そこで戻り売りをしただけです。

 

このように、大きく動く経済指標でも、
止まるべき場所では止まるので、
そこにきたら値動きを見ながら
トレードをしていくだけで十分です。

特別な手法は必要ありません。

 

相場参加者の心理を使うのも有効

指標トレードをする際は、
上記で解説したように
普通のトレードをするだけで十分です。

 

更にこれに加えて、
相場参加者の心理を考えると
トレードの精度が上がります。

 

相場参加者の心理とは、
ローソク足やチャートの形から

・買ってる人の気持ち
・買いたい人の気持ち
・売っている人の気持ち
・売りたい人の気持ち

といったことを考えて
トレードをしていくことです。

 

この方法を使う事で
指標などの速い動きでも
正確にトレードをする事が可能になります。

 

例えば、このFXブログでは、
雇用統計の時のトレードを
載せているのですが、
全てが大衆心理を使っています。

 

その大衆心理を使って
雇用統計をトレードした
ここ2ヶ月の結果は
以下の記事から見ることができます。

2017年5月の雇用統計

2017年6月の雇用統計

 

もし、相場参加者の心理について
詳しく学んでみたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
FXでも相手の気持ちを考える事が重要です

 

追記

ユーロ政策金利時の指標トレードを
練習用で動画撮影してみました。

この時は動きが早かったのですが、
事前に全体の流れを見て
ある程度戦略を立てていたので
落ち着いてトレードができました。

 

見てみればわかりますが、
特に難しい事はしていません。

もし、興味があれば見てみてください。

 

エントリーは3分からなので、
2分ぐらいから見ると、
指標時の動きも見ることができます。

 

トレードチャンスがある経済指標は?

FXの経済指標の場合、
全てが大きく動くわけではなく、
大きく動く指標が決まっています。

 

そして、その指標というのが、

・失業率
・小売売上高
・消費者物価指数
・政策金利

といった指標になります。

 

そして、これらの指標は、

・米ドル
・ポンド
・ユーロ
・オージー
・カナダ

といった通貨で大きく動くので、
1ヶ月で20回以上は
トレードチャンスがあります。

 

もちろん、
大きく動かない月もあるので、
絶対に20回以上
トレードチャンスがあるわけではありません。

それでも、大きく動く指標も
必ずいくつか出てくるので
上手くトレードをすれば
利益の積み増しができます。

 

指標は無理に手を出す必要はない

ここまで、指標トレードについて、
色々とお伝えしてきましたが、
指標トレードは
値動きが大きい上に、
上下に激しく動くので、
下手をすると、値動きに翻弄されて、
損切りを連発します。

 

その為、指標トレードは、
かなりの訓練が必要になるので、
無理に手を出すのは止めましょう。

 

それに、大きく動く
経済指標でトレードをしなくても、
普通のトレードさえしていれば、
十分安定した結果は出ます。

間違っても、
今までの負けを取り返そうとして、
大きく動く指標発表の前に、
ポジションは持つべきではありません。

逆に破産を招くだけですから。

 

その為、もしあなたが、
未だにFXで勝てないのなら、
指標トレードには手を出さずに、
通常のトレードで結果を出す為に、
検証や訓練を行いましょう。

それが一番の近道ですので。

 

もし、普通のトレードで
結果を出す為にやるべきことが
よくわからない場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXで勝つ為に勉強する事はたった3つで十分!

 

もしくは、今現在、
自分の手法がないような場合は
以下の記事で手法の作り方を紹介しているので
よければ参考にしてみてください。
FXで自分に合う手法のルール作りはどうやればいい?

 

まとめ

今回は、経済指標で使える、
決まった手法はあるのか?
ということについて
記事を書いてきました。

 

残念ながら、経済指標の場合、
毎回同じように動くことはないので、
特定の手法が使えることはありません。

むしろ、全体の流れや
サポレジをチェックしておき、
普通にトレードをした方が
よっぽど結果は出ます。

 

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