FXで損小利大の手法はシンプルな手法で十分な理由とは？

FXで安定して勝ち続けるには、
損小利大の手法を使う事が鉄則です。

損小利大の手法でなくても、
結果を出すことはできますが、
その分、勝率が高い必要があります。

しかも、
勝率が高い手法を目指すと、
数回負けただけで、

「これ以上負けられない！」

と焦ってしまい、
視野が狭くなって、
無駄なトレードをしやすくなるので、
FXで安定した結果を出し続けるには、
やはり損小利大の手法が理想的です。

そうなると、

「損小利大の手法って何がいいの？」

って事になりますよね。

そこで今回は、私が良いと思う、
損小利大の手法をお伝えしていきます。

損小利大の手法はどんな手法が良い？

FXで損小利大の手法は
色々とあるのですが、
私が個人的に気に入ってるのが、

・トレンド中の押し目買いと戻り売り

といった手法になります。

「なにそれ！」
「そんな単純な手法って
本当に使えるの！？」

なんて思ったかもしれませんが、
こんな単純な手法でも、
十分、損小利大のトレードができて、
FXで安定した結果は出せます。

私の場合、
15分足ベースでのデイトレが
メインなのですが、
全てが押し目、戻し目を使った手法です。

例えば、先日、
下記画像の黄色マルでエントリーして、
水色マルで利食いをしました。

どうです？

物凄くシンプルなトレードですよね。

私は以前、FXを教えていたのですが、
その人達にこのようなトレードを見せると、
ほとんどが、

「こんな単純な手法で勝てるんですか！？」

と驚くのですが、
これでも十分FXで結果を出すことができます。

なぜ単純な押し目買いや戻り売りでも良いのか？

FXで安定した成績を出すには、
単純な手法で良いわけですが、
トレンド中の押し目買いや戻り売りが

「なぜ、損小利大のトレードが可能なのか？」

という事を、
先程の画像を例に解説してみます。

まず、先程の画像では、
下落トレンドになっていますよね。

ということは、
買いたいと考える人より、
売りたいと考える人の方が
圧倒的に多いわけです。

その為、買いを狙うよりも、
売りを狙った方が
エントリー後に順行しやすいし、
利益も伸びやすくなります。

そして、
下落トレンドが出ている状態で
下記画像の赤ラインを下抜けて、
安値更新をした時点で、
大多数の相場参加者が、

「下落トレンドが続く可能性が高いから売りたい」

と考えます。

ただし、売りエントリーをするにしても、

「できるだけ良いレートで売りたい」

と考える人が多いです。

その為、安値更新をした時点で
飛びついてエントリーをするのではなく、
戻りを狙う人が多くなります。

そしたら次に、

「どこで売るのか？」

という事になるのですが、
これは赤ライン近辺になります。

なぜなら、上記画像の赤ラインは、
サポートとして機能すべき場所でしたが、
そこを下抜けてしまったので、
今度はそれがレジスタンスとして、
機能しやすくなります。

いわゆる、サポレジ転換というやつです。

その為、
赤ラインまで戻ってきたら、

「戻り売りをしたい」

という人達が多くなるのです。

そして、実際に、
赤ラインまで戻ってきたら、

「戻り売りをしたい」
と思っている人達が、
一斉に売りエントリーをしてくるので、
順行しやすくなるし、
利益も伸びやすくなるのです。

因みに、損切りに関しては、
赤ラインのすぐ上になるので、
損も最小限で抑えることができます。

このように、
単純な手法であっても、
損小利大のトレードは十分可能なのです。

むしろ、単純な手法だからこそ、
みんながそのポイントで”反転しやすい”
と判断できて、
多くの人達が一斉にエントリーをしてくるので、
損小利大のトレードになりやすいのです。

関連記事

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複雑な手法＝良い手法というわけではない

勝率が高い手法や、
損小利大の手法となると、

「緻密に計算された
複雑な手法でないと無理そう」

なんて思うかもしれませんが、
実はそんなことはありません。

むしろ、テクニカルや
インジケーターを色々入れて
手法を複雑にしてしまうと、
過剰な最適化が起きて
逆に負ける手法になりやすいです。

なぜなら、チャートというのは
常に同じような動きをしますが、
過去とぴったり同じになる事はないからです。

その為、テクニカルや
インジケーターをいくつも使って
過剰な最適化を行ってしまうと
過去と少し違う動きをしただけで
急に手法が通用しなくなるのです。

しかも、手法を複雑にすると、
エントリーチャンスが減るし、
それでいて勝率100%はありえないので、
複雑な手法を使えば
FXで勝てるようになるわけではないのです。

因みに私の手法は、
上記でもお伝えしたように、
トレンド中の押し目買いや
戻り売りを狙うシンプルな手法ですが、
そこに大衆心理を加えて、
更に精度を高めています。

この大衆心理の考えを加えると、
通常よりもピンポイントで
エントリーができるので、
より損小利大が可能になります。

もし、大衆心理を使った
トレード方法について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒デイトレで1分足を使ってピンポイントでエントリーする方法！

自分に合った損小利大の手法を作るには？

もし、自分に合った
損小利大の手法を作りたい場合は、
自分のトレード記録を見返すのが良いです。

なぜなら、自分のトレード記録には、
自分の癖が入っているので、
それを分析することで、

・得意なエントリーパターン
・負けやすいエントリーパターン
・自分に合ったトレード時間

といったことがわかるからです。

また、自分のトレード記録から
勝ちトレードに対する、

・最大含み損
・最大含み益

といったことをチェックすれば、
より損小利大の手法が作れます。

例えば、いつもは損切り幅を
-30pipsに設定しているとしましょう。

この時に勝ちトレードに対する、
保有中の最大含み損をチェックしたら、
平均で-15pips逆行されていたとしましょう。

そしたら、
-15pipsから少し余裕を持たせて
-20pipsで損切りをするようにすれば、
損切り幅を5pips分縮めることができるので
これだけで損小利大の手法に変わりますよね。

このように、
自分のトレード記録を見返して、
手法に改良を加えてから
今度は徹底的に検証をしていきます。

こうすることで、自分に合った
損小利大の手法ができあがっていきます。

もし、検証方法がわからない場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
⇒FXで勝てる手法を作れる具体的な検証方法とは？

ただ、もし、今使っている手法が、
テクニカルやインジケーターを
いくつも使っているのであれば、
できれば1つか2つに減らして
手法を再構築した方が良いです。

その方が、
トレード自体がシンプルになって、
色んな点で融通が効きます。

この方法以外には、

・他人の手法を真似る
・FX商材の手法を使う

といった方法があるのですが、
これらについて詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
⇒FXで自分に合う手法のルール作りはどうやればいい？

まとめ

今回は、FXで使う手法は、
シンプルな手法でも
損小利大ができる理由について
お伝えしてきました。

FXで損小利大のトレード手法を考えると、

「何か特別な手法でないと無理」

と思ってしまうのですが、
実際はそんなことはなく、
シンプルな手法の方が
損小利大のトレードが可能です。

その為、もしあなたが、
損小利大の手法を探しているなら、
まずはリスクリワードを1:2ぐらいにした、
シンプルな手法を考えて
徹底的に検証をしてみてください。