FXでデイトレードをする際に、
利食いと損切りの幅をどうすればいいか?
というのに迷う事がありますよね。
特に利食いなんて決まりがないので、
利食い幅や利食いのポイントに関しては、
永遠のテーマですよね。
そこで今回は、
デイトレードをする際の
私なりの損切りと
利食い幅の決め方について
お伝えしていこうと思います。
リスクリワード比率をまずは意識する
私がデイトレードをする場合、
利食いと損切り幅に関しては、
リスリワード比率をまずは意識します。
これは人によっては、
“報酬比率”
なんて言うこともありますよね。
このリスクリワードとは、
“利食い幅が、損切り幅に対して、
どのくらいの比率になっているか?”
という事ですよね。
例えば、損切り幅が-20pipsで、
利食い幅が+40pipsであれば、
リスクリワードは1:2になります。
そして、私がデイトレードをする際は、
このリスクリワードを
最低でも1:2以上にするようにしています。
なぜなら、FXの場合、
連敗することが普通にあるので、
それが起きても
1回で取り返せるような利食い幅の方が
精神的負担が少なくトレードできるからです。
因みに、リスクリワードが1:2あれば、
2連敗したとしても、
1回の利食いで損失を回収できるので、
私はこのぐらいの比率が気に入っています。
リスクリワードを良くし過ぎると勝率が落ちる
リスクリワードを1:3や1:5など、
良くすれば、
連敗を多くしても、
1回の利食いで一気に取り返せます。
しかし、
リスクリワードを良くし過ぎると、
勝率が悪くなります。
なぜなら、利益幅を伸ばすほど、
利食いポイントに届かずに
レートが戻ってきて、
建値や損切になる確率が
高くなるからです。
その為、
リスクリワードを良くし過ぎると、
勝率が30%以下などになって、
人によっては、
精神的にきつくなることがあります。
逆に、リスクリワードを1:1や1:0.5など、
悪くすると勝率は上がります。
当然ですが、利食い幅が短いと、
その分、利食いポイントまで
到達する時間も短くなるからです。
ただ、勝率は上がりますが、
その分連敗をすると、
連勝しないと損を取り返せないので、
勝率がすごく高くない限り、
これも精神的にキツイ場合があります。
よって、これらのことを考慮すると、
私の中では、
リスクリワードは1:2ぐらいが
ちょうどいいと感じています。
しかも、デイトレードの場合、
そこそこ値幅は取れるので、
リスクリワードを悪くすると
かなりもったいないです。
それに私の経験上、
デイトレードで
リスクリワードを悪くしても、
そこまで勝率は上がらなかったので、
やっぱり1:2はあった方がいいと感じました。
勝率は意識過ぎない方がいい
リスクリワードの比率を
小さくすれば勝率は上がりますが、
あまり勝率に関しては
意識しすぎない方がいいです。
もちろん、
勝率が良いに越したことはないのですが、
勝率にこだわり過ぎると
逆に負けやすくなることもあります。
例えば、
リスクリワードの比率を小さくして
勝率90%の手法が出来たとしましょう。
しかし、勝率90%でも、
連敗をすることは普通にあるので、
これによって、
「なんで勝率90%なのに連敗するんだ?」
なんて迷いが出てしまい、
トレードが崩れることが結構あります。
ですから、高勝率を求めるよりも、
リスクリワードを少し良くして
勝率もほどほどを狙っていくのが
実は精神的負担も少ない状態で
トレードができるのです。
チャートの位置とボラティリティから決済幅を考える
リスクリワードを決めたら、
次はチャートの位置とボラティリティから
利食い幅や損切り幅を決めます。
なぜなら、
デイトレードをする時間軸によって、
ボラティリティは変わってくるし、
チャートの位置から決めないと、
適切な場所で決済ができないからです。
因みに、私の場合、
15分足、1時間足、4時間足を使って、
デイトレードをします。
そうなると、この3つの時間軸でも、
ボラティリティが違うので、
利食いと損切り幅も変える必要があります。
例えば、
15分足でデイトレードをする場合、
下記画像の黄色マルで
買いエントリーをするとします。
そうすると、
まず、損切りと利食いの場所は、
強めのサポートになっている、
赤ラインを下抜けたら損切り。
利食いの一旦の目標は、
直近の高値に設定します。
よって、この場合だと、
直近高値までが、40pipsあって、
損切りの場所までが、15pipsぐらいで、
リスクリワードは1:2.6となるので、
何の問題もありません。
むしろいつもより良いぐらいです。
今度は、
1時間足でデイトレードをする場合、
エントリーの形は同じでも、
利食いと損切り幅は、
15分足よりも広くなります。
例えば、15分足と同じように、
下記画像の黄色マルで
買いエントリーをするとしましょう。
この時の利食いと損切り位置も、
15分足同様に、
損切りは赤ラインを抜けたら、
利食いは直近高値を目処に設定します。
ただ、15分足の時よりも、
1時間足でのデイトレードの方が、
ボラティリティが大きいので、
利食い幅と損切り幅が変わります。
今回の画像で言うと、
損切り:-30pips
利食い:+110pips
となり、リスクリワードが、
1:3以上あるので、
これもトレードとしては十分ですね。
このように私の場合、
デイトレードをする際は、
基本的にチャートの位置から、
損切りと利食い場所を決めます。
その上で、トレードする時間軸の
ボラティリティを見ながら、
利食いと損切り幅を確認して、
リスクリワードが
最低でも1:2以上ある場合に、
トレードをするようにしています。
ただ、利食いと損切り幅が
完全に可変かというと
そうでもありません。
ある程度の目安を決めておいて、
そこから調整していく感じです。
大体、私の感覚で言うと、
15分足のデイトレードの場合は、
・損切り:-10~-20pips
・利食い:+20~+50pips
といった感じです。
また、1時間足以上のデイトレードだと、
・損切り:-30~-50pips
・利食い:+60~+150pips
といった感じです。
これらの範囲内で、
チャートの位置とボラティリティから
その時に合わせて
利食いと損切り幅を決めます。
固定pipsの損切りは少し注意が必要
デイトレードをする上で、
損切り幅と利食い幅を
常に固定にしている人が多くいます。
これはこれで、
損失を固定できるので、
一見良さそうに見えるのですが、
ボラティリティを考えないと、
損切り貧乏になる可能性が高くなります。
例えば、損切り幅を、
常に-10pips固定などにしていると、
まだ反転の可能性がある場所なのに、
損切りに掛かってしまい、
“損切り後に反転していく”
ということが起きやすくなります。
このように、
ボラティリティを考えずに、
常に固定で損切りや、
利食い幅を決めてしまうと、
エントリー位置が良くても、
トータルの成績が悪くなります。
もし、損切り幅を固定したいなら、
エントリーをサポレジラインまで
かなり引き付けて
トレードをするようにした方がいいです。
その分、エントリーに届かずに
反転する可能性は高くなりますが。
まとめ
今回は、デイトレードをする際の
適切な損切りと利食い幅を
決める方法について、
私の考えをお伝えしました。
デイトレードの場合、
トレードする時間軸によって、
ボラティリティが変わってくるので、
まずはリスクリワードを
決めるのが良いでしょう。
そしてそこから、
大まかな利食いと損切り幅を決めて、
その時のチャート位置から
確定させていくと良いでしょう。
そうすれば、
その時のトレードに合った、
利食いと損切り幅で
デイトレードができるようになり、
トータルの成績も
プラスに持っていきやすくなります。
もし、デイトレードのリスクリワードを
可能な限りよくしたい場合は、
エントリーをピンポイントで
できるようになるといいです。
その方法について、
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
⇒デイトレで1分足を使ってピンポイントでエントリーする方法
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