トレードで損切りをする場合、
出来る限り小さく抑えたいですよね。

特に5pips以内で
損切りを抑えることができれば、
取り返すことが簡単なので、
損切りをした時の精神的苦痛も小さくなります。

 

では、その損切りを
5pips以内に抑えることは可能なのでしょうか?

今回はこの事について、
私の考えをお伝えしていきます。

 

損切りは5pips以内に抑えることができる?

では早速、損切りは5pips以内に
抑えることができるのかについてですが、
私の経験上、
5pips以内に抑えることはできます。

 

例えば、
私は昨日のドル円のトレードで、
下記画像の黄色マルで
買いエントリーをして、
水色マルで利食いをしました。

ドル円1分足

 

そして、この時の損切り幅は、
-5pipsに設定していました。

 

私のトレードは
15分足のデイトレがメインなのですが、
エントリーをする際は、
1分足でタイミングを計っています。

その為、サポレジに限りなく近い場所で
エントリーをすることができるので、
損切りを5pips以内に抑えることができます。

 

今回のトレードは、
1時間足以上で見ると、
単なる上昇トレンド中の
押し目を狙ったトレードです。

ドル円1時間足

 

いたって普通のトレードですよね。

こんな普通のトレードでも、
ボラティリティや、
チャートの形によっては、
損切り幅を
5pips以内に抑える事は十分可能です。

 

因みに昨日のトレードは、
朝8時ぐらいにエントリーしたのですが、
その時に、
ちょうどサポートラインまで戻ってきて、
ボラティリティも低かったので、
損切り幅も-5pipsで設定していました。

 

ただ、適当に損切り幅を、
-5pipsに設定したわけでなく、
サポートラインを下抜けた位置が
-5pipsだったので、
その幅に設定しました。

 

基本的に損切りというのは、
多くの相場参加者が、

「ここを抜けたらヤバイ!」

と思う位置に置きます。

 

今回のトレードで言うと、
それが赤ラインを下抜けした場所で、
その位置に損切りを設定すると、
-5pips以内で済みました。

因みに、何で赤ラインを下抜けすると、
みんなが一斉に逃げてくるかと言うと、
今まで一方的に上昇し続けているので、
買いが溜まっている状態だからです。

 

そのような状態で、
赤ラインでもみ合っているという事は、

「このまま更に上がれ!」

という買いと、

「いい加減下がるだろ!」

という売りの思惑がぶつかっている証拠です。

 

そして、仮にこの思惑が、
売り側に傾いた場合、
赤ライン近辺で買った人達と、
下の方で買って
含み益になっている人達が、

「あ、もう上がらないかも・・・」

と判断して、
一斉に損切りや利食いをしてきます。

 

更にこれに加えて、
新規の逆張り売りも入ってくるので、
赤ラインを下抜けると、
一気に下がる可能性が高いのです。

 

今回のトレードでは、
事前にこの事を想定しながら、
ボラティリティも確認していたので、
損切りになったとしても、
-5pipsで済むと判断しました。

エントリーポイント自体は、
いつもの大衆心理を使って、
赤ラインまで引き付けながら、
ローソク足の形を見てエントリーしました。

 

このように、サポレジラインに引きつけて、
1分足でローソク足の形を見ながら、
大衆心理を考えてトレードをすると、
損切りが5pipsで済む場所で、
エントリーする事ができます。

 

それでいて、
利益も大きく伸ばす事ができるので、
大衆心理を使ったトレードは、
私のお気に入りで、
メインのトレード手法になっています。

因みに今回は、
+25pipsで利食いだったので、
リスクリワードも1:5となって、
良いポイントだったと思います。

 

全てのトレードを5pips以内に抑えることは困難

上記では、損切りを5pips以内に抑えた
私のトレードをお見せしたのですが、
実際は全てのトレードで
損切りを5pips以内に抑えることは困難です。

 

なぜなら、

・トレードスタイル
・トレード通貨
・現在の相場状況

といったことによって、
ボラティリティが大きく変わるからです。

 

トレードスタイル

例えば、
デイトレードやスイングトレードなど、
時間軸が大きくなる場合、
1分足のトレードなどに比べると、
ボラティリティが大きくなります。

その為、利食い幅を大きくできますが、
損切り幅も広げないと、
ノイズに引っかかって
損切り貧乏になる可能性が高くなります。

 

私の感覚では、
15分足のデイトレードまでなら
損切りを5pips以内に抑えることができますが、

・ボラティリティが高くない相場
・限りなくサポレジ付近でエントリーできる形

といった状況が揃わないと、
5pips以内の損切りは難しいです。

 

先程解説したトレードも、
15分足のデイトレードですが、
これら2つの条件が揃ったからこそ
5pips以内に抑えることができたのです。

 

トレード通貨

FXでは通貨をトレード対象にできますが、
実は通貨によっても
ボラティリティが変わってきます。

 

例えば、ポンド系の通貨は
ボラティリティが異常に高いので、
損切りを5pips以内に抑えるのは
かなり困難です。

逆にドル円やオージー系の通貨は
ボラティリティが低いことが多いので、
損切りを5pips以内に抑えることが可能です。

関連記事:FXは通貨別にチャートの動きに癖がある

 

現在の相場状況

私の経験上、
損切りを5pips以内で抑えられるかは、
これが一番影響してくると思っています。

 

FX市場では、
ボラティリティが高い相場と
低い相場が存在します。

その為、ボラティリティが高い相場だと、
どんな通貨であっても、
損切りを5pips以内に抑えるのは難しいです。

 

サポレジラインで決め打ちで
バチンとエントリーして上手くいけば、
5pips以内に抑えられますが、
その分、サポレジを抜けやすいので、
勝率が悪くなります。

 

ですから、現在の相場状況が、

“ボラティリティが高い相場なのか?
それとも低い相場なのか?”

といったことを把握しておかないと、
逆に損切り貧乏になる可能性が高くなります。

 

無理に5pips以内にこだわらずチャートの位置から判断すべき

損切りは5pips以内に
抑えることは可能ですが、
この値幅にこだわりすぎると、

“自分が損切り後に反転する”

といったことが起きやすくなり、
損切り貧乏になる可能性が高くなります。

 

もちろん、損切り幅は
小さい方が良いに越した事はないですが、
広いからと言って悪いわけでもありません。

 

あくまでも損切りというのは、
自分都合でするものではなく、
チャートの位置から

「ここを抜けたらヤバいだろうな」

というのを判断して、
その付近に設定するものです。

 

そうすることで、
損切り貧乏を防ぎながら、
損を最小限に抑えることができます。

別に損切りが-10pipsを超えたって、
正しい位置に損切りを設定していれば
それでOKだし、
むしろそっちの方が
損切りの仕方としては正しいです。

 

本来FXをやる目的は、
キレイなトレードをする事ではなく、
資金を増やすことですよね。

その為、損切り幅が大きくなっても、
資金が増えていけばそれが正解です。

 

ですから、

「損切りは5pips以内に抑える!」

なんてことにこだわらずに、
チャートの位置から
根拠の崩れた場所に損切りを設定して
トレードをするのが一番です。

 

もし、”根拠の崩れた場所”
というのがよくわからない場合は、
以下の記事も読んでみてください。

「なぜそこで損切りをするのか?」

ということを実践例を紹介して
解説しています。

実践例を紹介!FXのトレードで損切りラインはどこに置く?

 

まとめ

損切りは5pips以内に
抑えることはできますが、

・トレードスタイル
・トレード通貨
・現在の相場状況

これらが上手くかみ合わないと、
かなり難しいです。

 

その為、無理に損切り幅を
5pips以内に抑えようとするのではなく、
あくまでもチャートの位置から判断して、

「結果的に5pips以内で済んだ」

というのがベストです。

 

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