FXでトレードをする時に、
できるかぎり
損切りはしたくないですよね。

これは誰でもそう思うはずです。

 

私は極度の負けず嫌いなので、
損切りをすると、
普通の人の倍は苦痛を伴います。

それでも損切りをしないと、
FXで安定した結果を得られないので、
怒りながら仕方なく損切りしています(笑)

 

ただ、私の場合、
ある程度含み益が乗ったら、
損切り位置を移動させて、
同値撤退を取り入れています。

例えば、利益が20pips以上乗っていたのが、
急に戻ってきて、
そのまま止まらずに損切りになった場合、
いつもよりも激しい怒りが沸いて来て、
すぐに取り返そうとしてしまうからです。

 

でも、この同値撤退ですが、
実際に取り入れると、
収益は本当に良くなるのでしょうか?

 

同値撤退を入れた場合と入れない場合の検証結果

昔、とある手法を検証している時に、
同値撤退をする場合としない場合で、

“収益や勝率がどう変わるのか?”

というのを分析していた事があります。

 

たまたま昨日、
PC内を整理していたら、
その記録が出てきたので、
今回は特別に
その時の検証記録を
お見せしようと思います。

 

まず、このとある手法ですが、
検証記録を見てみると、
単純に4時間足のサポレジに来たら、
押し目買いや戻り売りをする
といった手法です。

こんな感じで↓↓
黄色マル:エントリー
水色マル:決済

 

そしてこの手法の検証記録を見ると、
同値撤退なしの結果は以下です。

 

ちょっと小さくてすみません。
一応、以下に結果を書いておきます。

 

トレード数:972
勝率:51.5%
平均利益:24pips
平均損失:-14pips
利益:+5409pips
リスクリワード:1.74

これが同値撤退せずに、
エントリーしたら、
利食いか損切りの2つだけで、
トレードをした結果になります。

 

では、次に、同値撤退ありの、
検証結果を以下に載せます。

 

こちらも以下に
結果を書き出しておきます。

トレード数:972
勝率:51.3%
平均利益:21pips
平均損失:-7pips
利益:+4993pips
リスクリワード:3.15

因みに勝率に関しては、
同値撤退分は入れていません。

 

上記の結果を見比べてみると、
なんとも言いがたい結果ですね(笑)

トレード手法自体は、
トータルでプラスなので、
優位性はあるのですが、
同値撤退を入れた時と
入れない時では、
勝率は同じなのに、収益自体は
同値撤退ナシの方が良いですね。

 

ただ、平均損失とリスクリワードは、
同値撤退を入れた方が2倍良いですね。

これは単純に同値撤退を
損としてカウントしているので、
平均損失が下がって、
リスクリワードが上がっているからです。

 

見づらいかもしれないですが、
一応、二つを並べた結果も載せますね。

 

上記の結果を見てみると、
基本的にトータルの収益は、
同値撤退なしの方が良いですが、
あんまり変わらないですね。

その為、同値撤退を取り入れても、
トレードの収益自体には、
そこまで劇的に効果があるとは
言えないですね。

 

同値撤退を入れるかは自分のメンタル次第

上記では、同値撤退を入れた場合と、
そうでない場合の結果に関して
お伝えしました。

結果としては、
どちらも大きく変わることはありませんでした。

 

その為、同値撤退を入れるかは、
自分のメンタル次第で
決めた方が良いと思います。

 

例えば、同値撤退を使った場合、
当然ながら、
同値決済後に反転して
利食いポイントまでいく事もあります。

また、これの逆で、
せっかく含み益があったのに、
同値撤退を使わないことで、
損切りになる事もあります。

 

よって、どっちが自分にとって
精神的な負荷が小さいのかを
天秤にかけて、
負荷が小さい方を採用すればいいでしょう。

 

因みに、私の場合は、
収益がそれほど変わらないので、
同値撤退を入れています。

なぜなら、せっかく+20pipsとか、
含み益が乗っていたのに、
それを損切りに変えてしまったら、
苦痛が最高に強くなるからです。

 

この苦痛が激しいと、
そこから怒りが生まれて、
すぐに取り返そうとして、
ムダにエントリーしてしまいます。

 

そして、そこで”再度損切り”
なんてことが起きてしまったら、
益々怒りが強くなって、

・リベンジトレード
・ポジポジ病

といったことが
起きる可能性が高くなるので。

 

だから、私の場合は、
トレードに及ぼす精神的苦痛を考えると、
含み益を損切りになるまで放置するよりも、
同値撤退を入れた方が、
安定したトレードができます。

 

自分でも検証してみるのがベスト

私の検証結果では、
同値撤退を入れても入れなくても、
結果はあまり変わらなかったので、

“どっちでも良い”

という結論になりました。

 

ただし、自分が使う手法や
自分のトレード技術などで、
やはり結果は変わってきます。

 

ですから、私の結果を鵜呑みにせずに、
自分が使う手法に対して、

・同値撤退を入れる場合
・同値撤退を入れない場合

この2つを検証して、
結果を確認するのがベストです。

 

正直、これを検証するのは
かなり面倒くさいのですが、
自分の中に曖昧な意識を持ったまま
トレードをすることが一番危険なので、
絶対に確認した方がいいです。

 

比較的効率的な方法としては、
まず同値撤退入りで検証をします。

そして同値撤退後に

・順行した場合
・そのまま逆行した場合

この2つの割合をチェックします。

 

例えば、同値撤退のトレードが
100トレードあったとしましょう。

そして、同値撤退後に

・順行:60回
・逆行:40回

という結果だったら
順行率が60%なので、
同値撤退を入れない方が
成績が良い事がわかりますよね。

 

このような感じで検証すれば、
ある程度効率的に
同値撤退の成績を
チェックする事ができると思います。

もちろん、この方法以外に
効率的な方法が見つかれば、
そっちを使うべきです。

 

もし、手法の検証方法自体が
よくわからない場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
FXで勝てる手法を作れる具体的な検証方法とは?

 

自分のトレード記録で検証すれば効率的

同値撤退を入れるかどうかは
今使っている手法を
検証してみるのが一番効果的です。

ただ、コレだと時間が掛かるので、
自分のトレード記録から
同値撤退を入れた場合と
そうでない場合の仮説を立てると
効率的にチェックができます。

 

例えば、
損切りのトレード記録を見返して、
それらのトレードの
最大含み益をチェックするのです。

 

この時に、
損切りトレードの含み益が
20pips以上乗ってから
損切りになる回数が多ければ、

“含み益が20pips以上乗ったら
同値にストップを設定する”

という感じで
同値撤退を取り入れれば
トレードの成績も良くなりそうですよね。

 

逆に、損切りトレードをチェックしても
最大含み益が全然ないのであれば、
同値撤退を入れる必要がないとわかりますよね。

ですから、
まずは自分のトレード記録から
同値撤退を入れるかを
簡単にチェックしてみてみると
いいかもしれませんね。

 

その上で、

「検証した方がよさそうだな」

と感じたのであれば、
検証をすればいいと思います。

 

まとめ

今回はFXでのトレードで、
損切りだけの場合と
同値撤退を使う場合、
どっちがいいのかについて、
私の検証結果をお伝えしました。

 

私の検証結果では、
同値撤退を入れたとしても
そこまで結果は変わりませんでした。

ただ、一般的には、
同値撤退を使わずに
損切りまで放置した方が
“結果が良い”
なんて言われています。

 

ですから、
私の結果を鵜呑みにせずに
自分が今使っている手法に対して
検証してみるのがベストです。

そして、その結果と、
自分のメンタルを考慮して、
同値徹底を使う・使わないを
判断していくと
ストレスの少ないトレードが
できるようになるでしょう。

 

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