FXで使う手法を作る場合、
確率を考えて作る事が必要です。

しかし、確率を考えているようで、
実はちゃんと理解しておらず、
手法探しの旅に出る人が多いです。

 

昔の私自身も、
確率を理解していたつもりですが、
少しトレードが上手くいかないと、

「ダメだ。この手法」

なんてすぐに止めていました。

 

そこで今回は、
FXで使う手法に対する
確率について、
私の考えをお伝えしていきます。

 

勝率80%=10回中8回勝てるわけではない

ネット上のFXに関する広告で

「勝率80%以上の手法を大公開!」

なんていうのを見ると思います。

 

そして、この広告文に飛びついて、
その商材を買って使ってみたけど、

「全然勝率80%じゃないじゃん!」

なんてことがあったと思います。
(私は何度もこれに騙されました笑)

 

少し話がそれましたが、
勝率80%の手法だからといって、

「10回トレードしたら、
8回は必ず勝てる」

と思い込んで、
トレードをする人が多いのですが、
実はそんなことはなく、
連敗することもしょっちゅうです。

 

仮に勝率が80%だとしても、
極端な話、20連敗してから、
80連勝する事もあります。

 

この確率が作用する仕組みを
理解していないと、

「10回トレードすれば、
8回は勝てるはずなのに、
何で勝てないんだ!」

なんて思ってしまい、
「この手法使えねー」
なんて判断して、
すぐに使うのを止めてしまうのです。

 

これ以外にも、

「2連敗したから、
次からは8連勝できるな」

なんて変な期待をしてしまい、
それで3連敗目をすると、

「この手法おかしいだろ!」
「勝率80%じゃねーのかよ!」

なんて怒って、
その手法を簡単に捨ててしまいます。

 

勝率80%というのは、あくまでも、

“勝てる確率が負ける確率よりも、
高いかもしれないよ”

という不確定なものであって、
“確実に勝てる!”
といったものではありません。

 

その為、確率の概念を
しっかり理解しておかないと、
せっかく使える手法なのに、
少し連敗したぐらいで、
それを捨ててしまいます。

そしてまた、
FX商材を買い漁ったり、
ムダに高額な塾に入ったりして、
手法探しの旅に迷走する事になるのです。

 

確率は試行回数が多いほど信頼性を増す

次に、確率というのは、
試行回数が多いほど
信頼性を増していきます。

その為、
仮に勝率80%の手法を使っても、
“10回中8回勝てる”
ということではありません。

 

例えば、サイコロがありますよね。

そして、
各サイコロの目が出る確率は
6分の1だと言われていますよね。

 

でも実は、
各サイコロの目が出る確率が
6分の1になるのって、

「2,000回以上、サイコロを振ったら」

というテスト結果を
とある研究機関で発表しています。

 

要するに、サイコロを2,000回振って、
やっとほぼ6分の1の確率になるのです。

よって、FXで使う手法に関しても、
仮に勝率80%だったとしたら、
本当に勝率80%になるのは、
サイコロと同じくらい
トレード回数が必要だったりするのです。

 

自分が使う手法の本当の勝率を知るには?

FXで自分が使っている手法の
本当の勝率を知るには、
とにかくトレード回数を重ねるしかありません。

 

ですが、勝てるかどうかも
よくわからない手法に対して、
リアルトレードを重ねることは
かなりリスクが大きいですよね。

もし、その手法の勝率が
30%以下とかだったら、
途中で資金が尽きることだって
あり得るわけですからね。

 

そこで、自分が使う手法の
本当の勝率を知るのに良いのが、
検証ツールを使って検証することです。

 

なぜなら、FXの検証ツールは、

・過去チャートで仮想売買ができる
・仮想売買の記録を自動で取ってくれる

といった機能があるので、
大量のトレード回数を
重ねることができるからです。

 

その為、自己資金を1円も減らさずに
自分が使う手法の
本当の勝率を知ることができます。

しかも、検証ツールで検証をすれば、
いくら失敗したとしても、
懐事情はまったく痛くないですからね。

 

それに、実際のリアルトレードでは
毎日トレードできるとは限らないので
トレード回数を100回などにするには
かなりの時間を必要とします。

一方で検証ツールの場合、
ローソク足を進めるスピードを
早めることができるので
100回以上の回数を取るのは
短時間で達成できます。

 

だから、検証ツールでの検証は
個人的にはものすごくオススメです。

もし、オススメの検証ツールについて
知りたい場合は、
コチラの記事で紹介しています。

 

逆に、検証ツールは持っているけど、
手法の勝率を確認する為の
検証方法がわからない場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
FXで勝てる手法を作れる具体的な検証方法とは?

 

手法の勝率はそこまで気にする必要はない

ここまで、確率の概念について、
色々とお伝えしてきましたが、
ぶっちゃけた話、
FXに勝率はあまり関係なく、
勝率が30%程度であっても、
リスクリワードが1:3以上あれば、
トータルでプラスになります。

 

FXをやる本当の目的は
勝率の高い手法で
トレードをすることではなく、
資金を増やすことですよね。

それであれば、
無理に高勝率を求めるのではなく、
ほどほどの勝率で、
自分の性格合った手法を使った方が
よっぽどストレスなくトレードができます。

 

それに、上記でお伝えしたような、
確率の基本的な事を理解しているだけでも、
変に勝率にこだわったり、
“連敗してすぐに手法を捨てる”
といった事も減らす事ができます。

実際に昔の私自身も
確率の事を正しく理解していなかったせいで
連敗が続いたりすると
すぐにその手法を捨てて
別の手法探しの旅に出ていました。

 

しかし、確率の概念を
正しく理解してからは
変に勝率にこだわらなくなったし、
すぐに手法を捨てる事もしなくなりました。

そしたら段々と心に余裕が出てきて
トレード結果も安定していきました。

 

だから、勝率はあまり気にせず、
自分に合った手法作りを
考えていくようにしましょう。

もし、自分に合う手法の作り方が
イマイチわからない場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXで自分に合う手法のルール作りはどうやればいい?

 

勝率が高ければ勝てるというものでもない

また、FXの場合、
勝率が高いからといって
勝てるようなものでもありません。

手法の勝率が80%あっても、
損切りと利食いの比率が悪ければ
トータルで負けることだってあります。

 

例えば、勝率80%の手法でも、

・損切り幅:-50pips
・利食い幅:+10pips

となっていたら、
100回トレードをすると
理論上では、

・損切り:-50pips x 20回=-1,000pips
・利食い:+10pips x 80回=+800pips

となるので、
トータルで-200pipsになりますから。

 

このようなことからも、
FXでは勝率が高いからといって
必ず勝てるようなものでもないのです。

関連記事:“高勝率な手法=FXで稼げる”という事ではない

 

まとめ

今回は、FXで使う手法に対する、
確率について、
色々とお伝えしてきました。

 

FXの相場というのは、
フラクタル構造と言って、
常に同じような動きを繰り返しています。

その為、確率論が有効で、
これを正しく利用していけば、
安定したトレードができるようになります。

 

逆に確率を正しく理解していないと
ちょっと連敗しただけで
すぐに使っている手法を捨ててしまい
また別の手法を探したりして
迷走することになります。

こうなると、
FXで結果を出すのに
かなり時間が掛かることになるので
今回お伝えした確率のことは
頭の片隅入れておきましょう。

 

Visited 1 times, 1 visit(s) today

P.S. メルマガを始めました

大衆心理を中心に、
FXで勝つ為のコツをお伝えしていきます。

「FX歴が長いけど勝てない」
という方には特におススメです。

もちろん、"勉強すべき事がわからない"
という場合にもオススメです。

メルマガの詳細内容はコチラ


登録はもちろん無料で、
解除もワンクリックで出来ます。