トレードをする時に、
損切りラインの位置って迷いますよね。

 

私もFXで負けていた頃は、

“自分が損切りした場所から順行する”

なんてことがしょっちゅうだったので、
いつも損切りラインの位置に迷っていました。

 

今でも、自分が損切り後に、
順行していくことがあって、
それが起きるとかなりイラつきます(笑)

ただし、今では、
損切りラインの場所は決まっているので、
損切りの場所については、
ほとんど迷う事はありません。

 

そこで今回は、私が考える、
損切りラインの置く場所を
実践例を紹介しながら
お伝えしていきます。

 

私の損切りラインの実践例を紹介

私が損切りラインを置く場所は、
相場参加者が、

「ここを抜けたらダメだ」

と諦めてくる場所です。

 

その場所に設定することで、
損切り後に戻ることを
最小限に抑えながら
損失も抑えることができます。

 

例えば、昨日のドル円のトレードですが、
私は下記画像の黄色マルで入って、
水色マルで決済しました。

 

これで+40pipsだったのですが、
エントリー後の動きを良く見ると、
少し逆行していますよね。

 

実はこのトレードですが、
一時的に含み損を抱えて、
設定した損切りラインに
掛かりそうになりました。

ただし、何とか耐えて、
運良く反転して利食いになった訳です。

 

因みに、この時に設定した
損切りラインは以下の水色ラインです。

 

なんでこの場所に、
損切りラインを置いたかというと、
短期的な流れは下落トレンドで、
直近の安値を下抜けしたら、

“売りが加速して強めに下げる”

と思っていたからです。

 

この場合、短期下落トレンドなので、
買いたい人よりも、
売りたい人の方が多い状態です。

 

その為、直近の安値を下抜けると、
逆張り買いをしている人達が、

「あ、やっぱりダメだ」
「ここで逃げないと損が大きくなる」

と判断して損切りをしてきます。

 

また、このことに加えて、
売りたい人達も、

「お、直近の安値を下抜けた」
「まだ下げる可能性が高いから売ろう」

といったように考えて、
ブレイク売りをしてきます。

 

よって、この2つの思惑によって、
売りの勢いが加速して
大きく下落する可能性があるので、
直近安値の少し下へ
損切りラインを設定したのです。

 

ただし、直近安値のすぐ下に置くと、
ノイズで直近安値を少し割ってから、
順行していくことがあります。

そうなると、
そのノイズに引っ掛かって
損切りされてから
反転上昇する可能性があります。

 

それを防ぐ為にも、
直近安値から少し離して、
損切りラインを設定しました。

この時は直近安値から5pips下に離して、
-10pipsの損切り幅を取っていました。

 

因みに、利食いは直近高値の、
+20pipsを狙っていたので、
リスクリワードは1:2となり、
特に問題はありませんでした。

+40pips取れたのは、
上昇の勢いが強かったので、
結果的にそうなっただけです。

 

私が損切りラインを設定する場合、
このように、相場参加者が、

「もうダメだ」

と思って一斉に逃げてくるような場所に、
損切りを設定します。

 

固定pipsでの損切りは損切り貧乏になる可能性が

トレードをしている人の中には、
損切りを固定pipsで
設定している人が多くいます。

 

ですが、固定pipsで
損切りを設定している場合は、
損切り貧乏になる可能性があるので、
少し注意が必要です。

 

なぜなら、
ボラティリティが高い相場だと、
あっという間に
固定の損切り幅に掛かって、
その後に順行することが多くなるからです。

 

よって、基本的に損切りは、
チャートの位置から判断して、
相場参加者が、

「ここを抜けたらヤバい」

と考えるような位置に設定すると、
無駄な損切りを減らす事ができます。

 

また、ボラティリティに関しては、
通貨によっても変わってきます。

特にポンド系の通貨は
ボラティリティがすごく高いので、
ドル円などと同じ損切り幅にすると、
あっという間に掛かる可能性が高くなります。

 

固定pipsの損切りにすると
確かに損失は常に一定にできるのですが、
本来の損切りというのは
根拠が崩れた場所に設定するものです。

その為、逆行されたとしても
そのような場所を抜けない限りは
我慢する部分がでてきます。

関連記事:損切りを我慢すべき場所とそうでない場所とは?

 

固定の損切り幅をどうしても使いたい場合は?

固定pipsでの損切り幅を使うと、
損切り貧乏になる可能性がありますが、
それでも固定の損切り幅を
使いたい場合は、
エントリー位置をずらすのがオススメです。

 

例えば、
損切り幅を-10pipsに固定した状態で
下記チャート画像の
黄色マルでエントリーした場合、
損切り位置が水色マルになるとしましょう。

 

これだと、損切り後に順行していき、
利益を取り逃してしまいますよね。

その為、-10pipsの損切り幅のまま
トレードをしたいのであれば、
-10pipsの損切りラインが
直近安値を下抜けた位置に来るように
エントリー位置を下げるのです。

 

こうすれば、
固定pipsで損切りができるようになるし、
相場参加者が諦める場所で
損切りができるようになるので、
一石二鳥ですよね。

 

実は私もこの方法を使って
トレードをしていますし、

「損切り位置が本来のエントリー位置」

なんてことも言われているので
この方法はけっこう使えます。

 

ただし、この場合、
エントリーポイントまで届かずに
反転していく可能性も増えます。

それでも、損切り後に反転して
損切り貧乏になるよりは
悔しさも少ないので、
私個人としてはこの方法はオススメです。

 

FXにキレイなトレードは必要ない

トレードをしていると、
エントリー後すぐに順行して
利食いになるような
キレイなトレードを目指しがちです。

ですが、FXをやる本来の理由は、
キレイなトレードをすることではなく、
資金を増やしていくことです。

 

その為、
エントリー後に即逆行されても、
自分の決めた
損切りラインに掛からずに
反転して利食いになれば、
そのトレードは正解なのです。

 

確かに、エントリー後に
含み損を抱えずに利食いになると
気分が良いのですが、
それにこだわりすぎてしまうと、
エントリーの躊躇につながります。

そして、躊躇している間に
どんどんレートが思っていた方向へ動き、
結局、エントリーし損ねて
利益を取り逃すことになるのです。

 

昔の私も、
キレイなトレードを気にし過ぎるあまり、
躊躇して入れずに
利益を取り逃したトレードが何度もありました。

しかも、躊躇せずに入れた時に限って
逆行されて損切りになってましたから(笑)

それでそこから切れて
リベンジトレードをしたりと
散々な目に会いました。

 

ですから、
無理にキレイなトレードをしようとはせず、
自分のエントリーポイントに来て、
その時の損切りラインを
相場参加者が諦めるような
位置に設定できるなら、
迷わずエントリーしていきましょう。

多少カッコ悪いトレードをしても、
お金が増えていれば、
それでいいわけですから。

 

まとめ

今回は、「損切りラインはどこに置く?」
という事で、実践トレードを交えながら、
説明をしてきたのですが、
“この損切り方法が絶対に正しい”
という訳ではありません。

損切りの仕方や、
損切り幅の許容度など、
人によって変わってきます。

 

あくまでも今回は、
私が損切りラインを設定する際の
参考例にすぎないので、
自分に合った損切りラインを
見つけてもらえばと思います。

 

もし、今回紹介した損切り方法について、
更に詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXで損切りを小さく抑える方法なら大衆心理を使ってみよう!

 

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