FXでトレードをする上で、
資金管理というのは凄く大事です。
適当なロット数でトレードをすると、
あっという間に破産します。
私も、FXで結果が出ない頃は、
しっかりした手法も持っていないのに、
資金管理を完全に無視して、
ハイレバでトレードをしていたのですが、
あっという間に資金を失いました。
そこで今回は、
自分が使う手法に対しての、
損切り幅やロット数から考える
資金管理について、
私の考えをお伝えしていきます。
自分の損失許容値を決める
資金管理をする時にまず考えるのが、
自分が1回のトレードで、
「いくら欲しいか?」
ということはでなく、
「いくらまで損を許容できるか?」
という事に重点を置きます。
この時に、利益額に着目してしまうと、
無理なロット数でトレードをして、
あっという間に
資金を失う確率が高くなります。
例えば、
・利食い:+30pips
・損切り:-20pips
という利益比率の手法だった場合、
「1回で3万は欲しいなー」
なんて考えると、
1回で3万円を得る為のロット数は、
10万通貨になります。
そして、実際に10万通貨で
トレードをした時に利食いではなく、
損切りになったとしましょう。
この場合であれば、-2万円の損失です。
しかし、もし、この2万円の損失が、
自分の精神的許容値を超えていたら、
あまりの苦痛から
すぐに損を取り返そうとして、
余計なトレードをしやすくなります。
これをやってしまうと、
・大ロットでのリベンジトレード
・ポジポジ病
といった、FXで破産を引き起こすような
トレードをしやすくなり、
あっという間に資金を失ってしまいます。
FXでお金を溶かしまくっていた頃の私も、
「1回で〇万円は欲しい」
なんて利益の事ばかりを
考えていたので
いつの間にか自分の損失に対する
精神的許容範囲を超えて
トレードをしていました。
そしたら案の定、
損切りになったら苦痛が強すぎて、
「すぐに取り返さなきゃ」
なんて考えてしまい、
無理なロットでリベンジトレードをして
損失を余計に膨らませていました。
ですから、まずは、
自分が1回のトレードで
許容できる損失額を決めておくことが重要です。
関連記事:私がFXで大損した理由の1つに資金管理をおろそかにしていから
損失許容額と損切り幅からロット数を決める
1回のトレードに対する
自分の損失許容額が決まったら、
自分が使う手法の損切り幅と照らし合わせて
ロット数を決めていきます。
例えば、
自分の手法の損切り幅:-20pips
自分の損失許容額:1万円
といったような場合は、
1回のトレードに対するロット数は
5万通貨になります。
このような感じでロット数を決めれば、
損切りになったとしても、
リベンジトレードをしてしまうような
激しい苦痛は避けられるはずです。
実際に私の場合も、
自分の資金に対して、
許容できる損失金額を考えてから、
手法の損切り幅と照らし合わせて
ロット数を決めることで
大まかな資金管理をしています。
そしたら後は、
その損切り幅で済むような位置で、
エントリーをしていきます。
こうすることで、
資金管理をしながら、
無理なく資金を増やす事を可能にしています。
連敗も考慮しておく
上記では、自分の損失許容値と
手法の損切り幅を照らし合わせて、
ロット数を決めましたよね。
しかし、これに加えて、
「自分のトレード手法が、
どのくらいの連敗がありえるのか?」
というのも考慮しておきましょう。
なぜなら、ここを考慮しておかないと、
リベンジトレードや
ポジポジ病が起きやすくなるからです。
例えば、
自分の損失許容額が1万円だった場合、
1回のトレードで1万円を失っても、
何とか耐えることができます。
しかし、仮に2連敗をして
2万円を失ってしまうと、
自分の損失許容額を超えてしまい、
そこから切れて、
リベンジトレードが始まる可能性があります。
よって、自分が使う手法が、
どれくらいの連敗がありえるのかを
知っておくことで、
1回のトレードに対するロット数を
更に安全に調整できます。
例えば、
・自分の損失許容額:1万円
・手法の損切り幅:-20pips
・手法の連敗数:3連敗
という感じであれば、
1回のトレードに対するロット数は
1.5万通貨程度になります。
このような感じで
資金管理をしておけば、
仮に連敗をしたとしても、
リベンジトレードをせずに
何とか耐えることが
できるようになると思います。
むしろ、FXでは連敗は当たり前なので、
1回のトレードで損失許容額が
一杯になるようなロット数にするよりも、
連敗を考慮したロット数の方が
いいかもしれません。
資金に対するパーセンテージでの資金管理はどうなのか?
資金管理方法で有名なのが、
資金に対して、
一回のトレード損失を
“2~5%以内に抑える”
というのもありますよね。
この資金管理方法が
どうなのかというと、
私の中では普通にアリだと思います。
ただ、上記でお伝えしたように、
自分の損失許容額を
超えないことを第一に考えた方が良いです。
そうしないと、
資金に対して2%の損失であっても、
切れてリベンジトレードが
発生しやすくなりますからね。
私も昔は、この資金管理方法を
使っていたのですが、
切れトレードが発生しないように
総資金に対して
1%の損失になるように、
ロット数を調整していました。
因みに、この比率は、
資金が大きくなっていくと、
小さくなっていきます。
なぜなら、
資金が大きくなっていくと、
損失の比率が資金に対して小さくても、
ロット数が大きくなって
資金の増え方も大きくなるからです。
例えば、資金が1000万ある場合と、
100万ある場合とでは、
資金に対して2%の損失を許容した場合、
その金額は、20万と2万になりますよね。
仮に1000万の1%としても、
10万の損失になるので、
資金に対する損失の割合を小さくしても、
10万までの損失が許容できます。
10万の損失を許容できるとなると、
損切りが-20pipsの手法を使ったとしても、
ロット数は50万通貨も張れるので、
資金が大きくなるほど
資金管理も楽になってきます。
ただ、そうはいっても、
50万通貨でトレードができるような
器になっていないと、
いくら資金が大きくても
FXでは失敗が起きやすくなります。
手法の損切り幅に迷う場合
ここまでは、
FXでの資金管理について
色々とお伝えしてきました。
しかし、中には、
「手法の損切り幅に迷っている」
なんてこともあると思います。
もし、このような迷いがある場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
自分の手法に合った損切り幅を
見つける目安になると思います。
⇒自分の手法に合った損切り幅を見極める方法とは?
まとめ
今回は、FXで使う手法に対して、
「どうやって資金管理をすればいいのか?」
といったことについて、
私の考えをお伝えしてきました。
FXで勝てていない頃や
資金が少額ない時って、
早く資金を増やしたい気持ちから
資金管理を無視して
トレードをする事が多くあります。
しかし、それをやってしまうと、
手法の優位性が崩れてしまい、
本来勝てるトレードも、
勝てなくなってしまいます。
確かに少額からFXを始めて、
資金管理通りにトレードをすると、
・損をしても数百円とか1000円
・利益が出ても数百円や数千円
といった感じなので、
チマチマ増減する感じが、
凄くもどかしいですよね。
でも、最初の内から、
資金管理をしっかり行って、
自分の手法通りに
トレードをする癖を付けてあげると、
それが後々、安定した稼ぎを
もたらしてくれる事になるでしょう。
FXでの資金管理は、
そこまで難しいものではないので、
今の内から取り入れて、
明るい未来へつなげていきましょう!
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