FXで安定して勝ち続けるには、
損切りができるようになる必要があります。

私はFXで勝てていない頃に、
損切りが出来ずに
塩漬けやナンピンをして、
1000万の損失を出しています。

 

ただ、損切りが必要とは言え、

「損切りの値幅はどのくらいがいいの?」

なんて思ったりしますよね。

 

FXでは損切りの値幅はどのくらいにすべき?

FXでトレードをする際に、
損切りの値幅をどのくらいにすべきか
迷うかもしれませんが、
実は明確な決まりはありません

 

なぜなら、FXでは、

・スキャルピング
・デイトレード
・スイングトレード

といったように、
トレードスタイルによって
値幅が変わってくるからです。

 

また、例えば同じデイトレードでも、

・15分足のデイトレード
・1時間足のデイトレード

といったように、
時間別に分けることもできるので、
これによっても損切りの値幅が変わるし、

・ボラティリティが高い相場
・ボラティリティが低い相場

という相場状況に対しても
損切りの値幅が変わります。

 

その為、

「損切の値幅はどのくらい?」

と聞かれても、
決まった値幅はないのです。

 

ただ、私の感覚からすると、

スキャル:-10pips以内
15分足ぐらいのデイトレ:-10~-25pips
1時間足以上のデイトレ:-30~-50pips
スイングトレード:-50~-150pips

といった感じです。

 

もちろん、狙う利食い幅から
リスクリワードを考慮する必要があるし、
相場状況なども考える必要がありますが、
大体上記ぐらいの値幅であれば、
そこまで酷い結果にはならないでしょう。

 

因みに、デイトレードに関しては、
先程もお伝えしたように、

・15分足のデイトレード
・1時間足のデイトレード

といった時間軸があるので、
損切りの値幅が少し変わってきます。

 

その為、デイトレードに関しては、
別の記事で損切りの値幅について
書いた記事があるので、
よければ以下も参考にしてみてください。
FXのデイトレをする際の損切りpips数はいくつが良いの?

 

本当の損切りは根拠の崩れた位置ですること

損切りについて考える場合、

「値幅をどのくらいにすればいいのか?」

という事に目が行きがちなのですが、
それよりも大事なのは、
損切りをする位置です。

 

このブログでは何度も言っているのですが、
損切りをする場所は、相場参加者が、

「もうダメだ~!」

と思う、根拠の崩れた場所ですべきです。

 

例えば、
下記画像の黄色マルで売った場合、
水色マルが、その位置に当たります。

 

上記画像では、チャートの左側を見ると、
下落の流れが出ていますよね。

だから、多くの相場参加者は、
売り目線になっているので、
ショートポジションが溜まっています。

 

また、赤ラインで何度か反落して、
レジスタンスを作っているので、
売っている側からすれば、
そこを上抜けたら、

「もうダメかも・・・」

と考えて、損切りや、
利食いの決済を入れてきます。

 

そして、この動きによって、
今度は買いを狙っている人達が

「トレンドが変わったかも」

と判断して、
買いでの参戦を狙ってくるので、
レートが戻ってきたら、
押し目買いをしてきます。

 

これによって、
本格的に上昇相場が始まっていくのです。

その為、上昇相場が始まるきっかけとなる、
水色マルで損切りをしておくことで、
損失を最小限に抑えることができるのです。

 

このように損切りというのは、
値幅も大切ですが、
損切りをする位置というのが
もっとも重要です。

むしろ、
根拠の崩れた位置に来るまでは、
たとえ逆行されたとしても、
基本的に損切りをする必要はないと、
私は考えています。

 

もちろん、
値幅は狭いに越したことはありませんが、

「どのくらいの値幅が良いのか?」

という事に対して意識をしすぎてしまうと、
損切り貧乏になる可能性も高くなり、
逆効果になる事もあります。

 

因みに私の場合、
損切りの値幅は

スキャル:-5~-10pips
デイトレ:-10~-30pips

このぐらいの値幅に抑えながら、
根拠の崩れた位置に
設定するようにしています。

 

もし、根拠の崩れた位置に
損切りを置く方法について、
もう少し知りたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
実践例を紹介!FXのトレードで損切りラインはどこに置く?

 

トレード技術が上がると損切りの値幅を小さくできる

基本的に損切りというのは、
根拠の崩れた位置でしますが、
トレード技術が上がると、
損切りの値幅を極限まで小さくできます。

 

例えば、先程紹介した画像では、
黄色マルでエントリーしたら、
損切り位置は水色マルに設定するのが
セオリーになります。

 

しかし、チャートが読めるようになると、
この損切位置を
下記画像のピンクマルに
設定することができます。

 

なぜなら、
まず、黄色マルでエントリー後、
直近の安値を下抜けできずに
反転上昇していますよね。

 

しかし、反転してから、
今度は直近の高値に届かずに
反落をしています。

よって、この時点では、
まだ下に動いて
安値をブレイクする可能性を秘めています。

 

ただ、実際は、
直近の安値にすら届かずに
反転上昇し始めたので、

「売りの力が弱い」

と判断して、
先程の高値を少し超えた時点で
損切りをすることができます。

 

このように、
チャートが読めるようになれば、
根拠の崩れた位置に来るまで待たずに
損切りをできるようになるので、
損切りの値幅を限界まで小さくする事ができます。

 

因みに、チャートをこのような感じで
読めるようになりたい場合は、
相場参加者の心理を
考えるようにすると効果的です。

もし、相場参加者の心理を
読めるようになりたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXでも相手の気持ちを考える事が重要です

 

利食い幅との調整も忘れずに

自分の手法に合った損切り幅を
決める事は非常に大切ですが、
利食い幅に関しても
忘れずに考えておきましょう。

 

基本的にFXでは
損小利大がセオリーなので
利食い幅の方を損切り幅よりも
大きくするのがオススメです。

そっちの方が損切りになったとしても
1回の利食いで
損切り分を取り返せるだけでなく、
トータルでプラスに持っていけますから。

 

ただ、欲張って利食い幅を
あまりにも大きくし過ぎると
途中で反転してきてしまい、
建値や損切りになる確率が上がります。

要はトレードの勝率が下がるのです。

 

FXでは勝率は関係なく、
利益と損失の比率を3:1にすれば、
勝率30%でもプラスにできます。

しかし、
利食い幅と損切り幅の比率の差を
大きくするほど、
勝率が悪くなって連敗もしやすくなります。

 

もし、このようなことが続くと、
人によっては
切れてルール外のエントリーをしたり、
今までの損失を取り返そうとして
リベンジトレードをしたりしてしまいます。

そして更なる余計な損失を受けて
資金がどんどん減っていくのです。

 

ですから、
利食い幅と損切り幅の比率は
自分の性格も加味して
決めるようにしましょう。

私個人としては、
利益と損失の比率は2:1が
一番やりやすいです。

 

もし、これらの比率について、
もう少し詳しく知りたい場合は
以下の記事も読んでみてください。
FXでの利確と損切りの比率はいくつがベストなのか?

 

まとめ

今回は、

「損切りの値幅はどのくらいが良いのか?」

ということについて、
私の考えをお伝えしてきました。

 

損切り幅に関しては、

・トレードスタイル
・トレードをする時間軸
・相場のボラティリティ

といった部分によって、
決まった値幅は断言できません。

 

その為、自分で精神的に
耐えられる値幅をある程度決めて、
その損切り幅で
根拠の崩れた位置に設定できるような
損切りを心がけていくといいでしょう。

 

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