FXで安定した成績を出すには、
正直な話、
そこまで高勝率でなくても可能です。

ぶっちゃけ、勝率が30%の手法でも、
リスクリワードが1:3以上あれば、
トータルでプラスになりますから。

 

ただ、それがわかっていても、
勝率が高いに越した事はないので、
高勝率な手法は欲しいですよね。

 

そこで今回は、
FXで高勝率手法を目指す為にすべき事を
お伝えしていこうと思います。

ただし、あくまでも私の考えなので、
完全に鵜呑みにはせずに、
参考程度に読んでみてくださいね。

 

手法を高勝率なものにするには?

手法を高勝率なものにするには、
私の個人的な意見を言うと
大衆心理を理解することが一番です

 

大衆心理とは、
チャートから相場参加者の心理を読んで、

「次にどっちへ行きやすいのか?」

というのを判断していきます。

 

通常、高勝率な手法にするとなると、

・MA(移動平均線)
・MACD
・RSI

といった、テクニカル指標や
インジケーターを
足すことに目が行きがちです。

 

ですが、これらのものは、
あくまでもスパイス的なものなので、
アレコレと足したところで、
フィルターが掛かり過ぎてしまい、
トレード回数が激減するだけで
勝率はそこまで上がりません。

関連記事:FXのチャートにインジケーターは絶対必要なのか!?

 

基本的にFXのチャート形状というのは、
人間の心理によって作られているので、
インジケーターを足すよりも、
相場参加者の心理を考えた方が
トレードを高勝率に持っていくことができます。

 

そして、
FXで使う手法を高勝率にするには、
大衆心理を使って、
細かい動きを良く見てあげると、
トレードの精度が劇的に上がります。

 

例えば先日、
私は下記画像の黄色マルで買って、
水色マルで決済をしました。

 

エントリーした場所を見ると、
2本の赤ラインで囲ったように、
完全なレンジになっていますよね。

 

だから、

「こんなレンジでエントリーして、
どこが高勝率の手法だよ!」

と思ったかもしれません。

 

確かにこの場面では、
短期的には下落トレンドで、
安値圏でのレンジになっているので、
レンジ下限を下抜けて、
一気に下げる可能性もありました。

 

ただ、私の中では、
大衆心理を考えてみたところ、
2つの条件が重なることで、

「多分、上に行くだろうな」
「しかも上に抜けたら強く上昇するだろうな」

というのがある程度わかりました。

 

では、その2つの条件とは何なのでしょうか?

 

それは・・・

・レンジ下限が111円のキリ番付近である事
・キリ番付近で安値を徐々に切り上げてる事

この2つの条件が重なることで、
「多分、反転するだろうな」
と考えていました。

 

まず、赤ラインのキリ番ですが、
トリプルゼロやダブルゼロというのは、
相場参加者の多くが意識します。

その為、キリ番と言うのは、
強いサポレジになりやすいのです。

 

今回の場面では、下落トレンドで
キリ番で一度止められた後に、
もう一度安値更新を狙う動きをしています。

 

しかし、安値更新を出来なかった事で、
上から売っている人達は、

「もうこれ以上下がらないかも」

と考え始めて、
徐々に利食いをしてくるので、
レートが反転するきっかけになります。

 

このように、キリ番のような、
誰が見てもわかるサポレジというのは、
安値更新や高値更新をできないと、

「そこから反転する可能性が高い」

と多くの相場参加者が考えるので、
“含み益を減らしたくない”
という考えから、
決済が徐々に出始めて、
レートが反転しやすくなります。

 

そして次に見るべきポイントが、
安値切り上げをしている点です。

私が今回レンジなのに買った理由は、
これが一番大きかったです。

 

キリ番を大きく下抜けずに
もみ合っている時点で、

「徐々に売りの利食いが出るだろうな~」

と思いながらも、
下落トレンドだったので、
キリ番を下抜けて、
一気に走る可能性も十分ありました。

 

だから、慎重に
ローソク足の動きを見ていました。

そしたら、徐々に安値を切り上げて、

「もう下に行く力がない」

という合図を出してきました。

 

これを見た時点で、

「多分、売りが逃げてくるな」

と感じました。

 

しかもレンジ上限を上抜けたら、

・安値更新を狙って売った人達の損切り
・上から売って含み益の人達の利食い

「この2つが出るだろう」
とある程度わかっていたので、
レンジ上限抜けを狙って、
買いでエントリーをしました。

 

そしたら運良くレンジを上抜けしてくれて、
しかも強めに上昇してくれました。

ただし、この上昇は、
売りポジションの決済がほとんどなので、
高確率で一旦戻りが入ってきます。

だから、あまり欲張らずに、
直近のレジスタンスになりそうな場所で、
一旦利食いをして+30pipsでした。

 

このように、
相場参加者の心理を考えながら、
細かくチャートを読み解いていくと、
ピンポイントでエントリーが可能になり、
高勝率な手法へと進化していきます。

似たようなトレードは
以下の記事でも紹介しているので
興味がある場合は
以下の記事も読んでみてください。
デイトレで1分足を使ってピンポイントでエントリーする方法

 

勝率が高いことで起きる弊害もある

手法の勝率を上げたいのであれば、
大衆心理を考えてあげると効果的です。

 

ただし、勝率90%など、
超高勝率の手法を求めてしまうと、
ちょっと連敗しただけで、

「勝率90%じゃないのか!?」

なんて思ってしまい、
すぐに損を取り返そうとして、
余計なトレードをしやすくなります。

 

また、高勝率を意識してしまうあまり、
たった1回損切りしただけで、

「これ以上負けられない」

と思い込んでしまい、
焦ってトレードをする原因にもなります。

 

このようなことが起きてしまうと、
手法の優位性を壊すだけでなく、
無駄な損失も増えるので、
“勝率が高いのが良い”
というわけでもないのです。

 

確率の概念を正しく理解しよう

仮に勝率90%の手法を使ったとしても、
普通に連敗はありえます。

 

なぜなら、本来確率と言うのは、
試行回数が多ければ多いほど、
その確率に”近づく”
というものだからです。

その為、勝率90%の手法を使っても、
10連敗して90連勝することもありえます。

 

因みに、サイコロが出る目の確率って、
一般的には6分の1って言われてますよね。

だから、1の目が出るのは、
6回振れば1回は出ると考えがちです。

 

しかし、とある研究場所で、
サイコロが6分の1になる確率を
実際に調べてみたところ、
2,000回以上振ってやっと、
大体6分の1の確率に収まったそうです。

 

この事を考えると、
高勝率の手法であっても、
普通に連敗はありえることが
なんとなく理解できると思います。

 

ですから、高勝率の手法を使うのも
実はストレスが多いこともあります。

個人的には70%ぐらいが、
高勝率だけど、高勝率過ぎないので、
一番理想的な勝率かなと思います。

関連記事:“高勝率な手法=FXで稼げる”という事ではない

 

まとめ

手法の勝率を上げるには、
相場参加者の心理を考えて、
ローソク足やチャートの
細かい動きを良く見た方がいいです。

 

その為、もし、あなたが
高勝率な手法を探しているなら、
大衆心理を取り入れてあげると、
精度の高いトレードが
出来るようになると思います。

 

しかし、先程もお伝えしたように、
勝率を求め過ぎると、
連敗した時などに、

「ほとんど負けないはずだろ!」

なんて思い込んでしまい、
逆に精神的負担が掛かることもあるので、
勝率はあまり意識しすぎない方がいいです。

 

もし、大衆心理について、
更に詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXでも相手の気持ちを考える事が重要です

 

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