FXでトレードをする上で、

損切り何pipsにするか?」

というのは常に迷いますよね。

私自身も昔は、
“損切り幅は何pipsがベストなのか?”
という事にかなり迷っていました。

 

そこで今回は、

「損切りは何pipsにするのが良いのか?」

という事に関して、
私の考えをお伝えしていきます。

 

損切りは何pipsがベストなのか?

トレードをする上での
適正な損切りpipsですが、
いきなり率直に言ってしまうと、

“トレードスタイルや
ボラティリティによって違う”

というのが答えです。

 

つまり、

「〇〇pipsであるべき!」

という決まった答えがないのです。

 

かなり拍子抜けしたかもしれませんが、
これが現実なのです。

 

特にFXの場合、

・スキャルピング
・デイトレード
・スイングトレード

といったように、時間軸による
トレードスタイルがあり、
ボラティリティや狙う利益幅が違うので、
損切り幅も変わってきます。

 

ただ、そうはいっても、
ある程度の目安は知りたいと思うので、
私の経験から、
損切りの目安をお伝えしていきます。

 

スキャルピング

スキャルピングをする場合、
何回もトレードをして
小さな利益を積み重ねますよね。

その為、損切り幅も小さくなります。

 

大体、私の感覚だと、

・利食い幅:2~5pips
・損切り幅:-10pips以内

というのが普通です。

 

損切り幅が10pipsを超えると、
その分、利食い幅も広げないと
トータルでプラスに持っていくのは
かなりきつくなります。

そうなると、スキャルピングではなく、
デイトレードになってしまうので、
損切り幅は最大でも-10pipsが
いいところだと思います。

私がスキャルピングをする際も、
損切りは大体-5~-10pipsの間です。

 

デイトレード

デイトレードになると、
スキャルピングよりも
ボラティリティが高くなります。

 

更に、デイトレードの場合、

・15分足のデイトレード
・1時間足以上のデイトレード

といったように、
時間軸によって複数種類があるので、
損切り幅が少し細かく変わります。

 

大体、私の感覚としては、

・利食い幅:20~100pips以上
・損切り幅:-15~-50pips以内

といった感じです。

 

私自身は、
15分足のデイトレードが
今はメインなのですが、
損切りは-15pips以内に
抑えるようにしています。

 

因みに、デイトレードに関しては、
別で記事を書いたので、
更に詳しく知りたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
FXのデイトレをする際の損切りpips数はいくつが良いの?

 

スイングトレード

スイングトレードの場合、
日足以上の時間軸で
トレードをするので、
ボラティリティが
かなり大きくなります。

 

私自身は
スイングトレードはしないのですが、
感覚としては、

・利食い:+200pips以上
・損切り:-100pips以内

といった感じだと思います。

 

スイングトレードになると、
大きな利益幅になりますが、
その分、損切り幅も大きく取るので、
もし損切りになった場合、
かなり精神的にキツイと思います。

 

また、利益を伸ばしている間も、

「含み益がなくなったらどうしよう」

なんていう気持ちになりやすいので、
ここでもストレスを受けることがあります。

 

ですから、スイングトレードに関しては、
トレード自体は一番簡単ですが、
FXに使える時間が少ない場合や、

「利益をとことん伸ばせる」

という性格の人以外は
あまりオススメはしません。

 

以上が私が考える、
トレードスタイルによる
損切り幅と利食い幅になります。

 

損切りはチャートの位置から決めるのがベスト

上記では、トレードスタイル別に

「損切り幅を何pipsにすればいいのか?」

ということをお伝えしました。

 

ただし、
あれはあくまでも目安であって、

「決まった損切り幅にすべき」

というのはありません。

 

それよりも、本来損切りというのは、
チャートの位置から
根拠の崩れた場所へ
設定していくのがセオリーです。

なぜなら、
根拠の崩れ場所を抜けない限り、
他の相場参加者も
損切りをしてこないので、
順行する確率が高くなるからです。

 

例えば、下記チャート画像の
黄色マルで買った場合、
損切りはどこに設定しますか?

 

私であれば、
以下の水色ライン辺りが
根拠の崩れた場所と判断して
損切りを設定します。

 

では、なぜ水色ライン辺りが
根拠の崩れた場所になるのでしょうか?

 

まず、全体の流れを見ると、
上昇トレンドになっていますよね。

つまり、売っている人よりも、
買っている人の方が多い状態です。

 

そして、このような状態で、
赤ラインを起点にして
高値更新をしていますよね。

ということは、
赤ライン近辺で買った人達が
多くいる証拠です。

 

その為、この人達というのは、
赤ラインをレートが下回ると、
含み損を抱えるわけですよね。

 

よって、赤ラインを下抜けることで、

「赤ラインから上がると思ったから買った」

という根拠が崩れることになるので、

「ここで逃げとかないと
一気に下げて損が大きくなってしまう」

と判断して、
赤ラインを下抜けた場所で
一斉に損切りをしてきます。

 

その為、水色ライン辺りで
損切りをしておかないと、
他のトレーダー達の損切りに巻き込まれて
損失が大きくなってしまうのです。

 

では、この後どうなったかを見ると、
以下のようになりました。

 

赤ラインを下抜けたら、
そのまま下がっていってますよね。

このように、本来損切りというのは、
pipsで損切りをするのではなく、
チャートの位置から
根拠の崩れた場所を判断して
設定していくのが基本です。

 

もし、根拠の崩れた位置に関して、
更に知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXで損切りを小さく抑える方法なら大衆心理を使ってみよう!

 

失う金額から損切り幅を決めないようにしよう

上記でお伝えしたように、
損切りというのは
本来pipsで決めるのではなく
チャートの位置から決めるものです。

更にこれに加えて、
自分が損をできる許容金額から
損切りのpips幅を決めないようにしましょう。

 

これはどういうことかというと、
例えば、
自分自身の損切り金額の
許容値が1万円だとしましょう。

 

これに対して、

「5万通貨でいつもトレードするから
1万円の損失となると
損切りは20pipsになるか」

といったように決めることです。

 

これは一見正しいのですが、
先程お伝えした、
損切りをする位置というのを
無視している状態です。

その為、このような決め方をすると、
本来損切りすべき場所の手前で
損切りをするようなことが起きて、
損切り貧乏になる可能性が高くなります。

 

もし、失える金額から
損切りを決めるのであれば、
まずはチャートから損切り位置を判断して
その値幅と金額を照らし合わせて
ロットを決めるようにしましょう。

 

例えば、先程と同じように
1回の損失を1万円までと
決めたとしましょう。

そして、
根拠の崩れた場所へ損切りを置くと
-40pipsの位置だったとします。

 

ということは、
金額と損切りpipsを照らし合わせると
ロット数は2.5万通貨となりますよね。

このような感じで、
金額をメインに考えるのではなく、
損切り位置をメインに
考えていくようにしましょう。

 

まとめ

今回は、

「損切りは何pipsでするのがいいのか?」

ということについて、
私の考えをお伝えしてきました。

 

損切りを考える場合、
pipsで考えることが多いですよね。

もちろんこれ自体は
何も間違ったことはなく、
ある程度の目安を持つことは大事です。

その為、上記でお伝えしたような
損切りpipsを参考にして、
ある程度、目安を決めましょう。

 

ただ、それよりも大事なのが、

「根拠の崩れた場所に設定する」

ということなので、
まずはチャートから
その位置を探すようにして、
そこから自分で決めた
損切り幅で治まるような
エントリー位置を見つけると
適切な損切ができるでしょう。

 

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