損切りって嫌なものですよね。
切らなきゃいけないってわかっていても、
損切り出来ずに我慢してると、
どんどん逆行して強制ロスカット。

 

逆に頑張って損切りすると、
今度は切った後に順行する。

こんな事がしょっちゅうですよね。

 

それでも損切りをしなきゃ、
資金が全て無くなってしまうので、
するしかないわけです。

なんとも苦痛な作業ですよね。

 

ただ、損切りにも、
実は我慢すべき場所と、
そうでない場所があります。

ここを知っておかないと、
逆に損切り貧乏になる確率が高くなります。

 

そこで今回は、
損切りを我慢すべき場所と
そうでない場所について、
私の考えをお伝えしていきます。

 

損切りを我慢すべき場所は?

まず、我慢すべき場所について、
解説をしていきます。

 

損切りを我慢すべき場所というのは、

“直近の高値や、
強いサポレジを抜けるまで”

ということです。

 

「なんだよ。そんなことかよ」

なんて思ったかもしれませんが、
バカにしてはいけません。

当然のことのように思えますが、
実はものすごく重要なことですから。

 

基本的に損切りは、
相場参加者の多くが、

「ここを抜けたらもうダメだ」

と思う場所です。

 

そのような場所で損切りをすることで、

“買い目線だったのが売り目線”
“売り目線だったのが買い目線”

へ変わっていきます。

 

その為、
そのような位置を抜けるまでは、
含み損を抱えたとしても、
損切りは我慢すべきです。

変に小さい損切り幅にこだわって、
根拠が崩れていない位置で切ってしまうと、
損切り貧乏になる可能性が高いです。

 

しかも、損切り貧乏になって、
ジワジワ資金が減っていくと、
それを取り返そうとして
いつか爆発してしまい、
いつもの倍ロットでトレードしたりして、
逆に資金を失う事になります。

 

固定幅の損切りは損切り貧乏になりやすい

FXでトレードをする際に
固定pipsでの損切を
使う人は多くいます。

しかし、どんな場面でも
固定pipsの損切りにこだわると
損切り貧乏になりやすいです。

 

なぜなら、FXの場合、

・相場環境
・通貨
・時間帯

といった場面で
ボラティリティの大きさが変わるからです。

 

例えば、アジア時間よりも
欧米時間の方が
ボラティリティが高いのは有名ですよね。

 

その為、欧米時間でトレードをする際に
固定pipsで損切りをすると、
アジア時間では根拠の崩れた位置に
損切りを設定できたのに、
欧米時間になるとそれよりも前に
損切り位置が来てしまうことが多々あります。

 

その例として、
下記チャート画像の
ピンクマルで買った場合、
ボラティリティを無視して
固定pipsの損切りにすると、
水色ラインのような場所で
損切りをすることになります。

 

これによって、

“損切りした後に順行する”

ということが増えて、
無駄な損失が増えてしまいます。

 

ですから、固定pipsでの損切は
損失を一定に抑えることができますが、
時と場合によっては
損切り貧乏になることがあるので、
ボラティリティも意識しておきましょう。

 

固定pipsでどうしても損切りをしたい場合は

もし、固定pipsで損切りをしたい場合は、
根拠の崩れた場所までの距離が
その幅で収まるような位置まで
エントリーを引きつけるのがいいです。

 

例えば、現在の位置からエントリーすると
根拠の崩れた場所までの損切り幅が
40pipsとあったとします。

しかし、自分の中で損切り幅を
20pips以内に抑えたい場合は、
現在の位置から
更に20pips下がった(上がった)場所で
エントリーをするのです。

 

こうすることで、

・固定pipsで損切りができる
・根拠の崩れた場所へ損切りを設定できる

といったことができるので、
納得できる損切りができるでしょう。

 

ただ、この方法だと、
エントリーポイントまで届かずに反転して
利益を取り逃すことも出てくるので、
この辺りのバランスを考えながら
損切り幅や位置を決めるのがいいと思います。

 

損切りを我慢すべきでない場所

一方で、

“損切りを我慢すべきでない場所”

というのは、
上記の説明を読んでいて、
もうわかったと思いますが、
根拠の崩れた位置を抜けたらです。

 

例えば、下記画像の黄色マルでは、
強いサポートラインを下抜けています。

 

本来、
このような強いサポートラインでは、
相場参加者の多くが

「押し目買いポイント」

と見ているので、
買いが入りやすい場所になります。

 

ただし、このような場所で、
本来入ってくるはずの
押し目買いが入らずに下抜けると、
多くの相場参加者が、

「ヤバイ!相場が転換したかも」

と判断して一斉に損切りをしてきます。

 

こうなると、
今まで買い目線だったのが、
売り目線に変わってしまい、
買いが入らなくなり、
更に大きく下がっていきます。

 

この目線が変わった事実が
わかっているのに、
含み損を抱えたまま、
我慢して買いポジションを持っていても、
損が拡大するだけです。

たから、直近の高安値や、
強いサポレジなど、
目線が変わる場所を抜けたら、
我慢などせずに損切りをすべきです。

 

もちろん、損切りをした後に、
そこから反転する事もありますが、
根拠が崩れた場所で損切りを出来ないと、
いずれは資金を全て失います。

 

私もFXで勝てていない頃は、
損切りすべき場所で、

・我慢をして保有し続ける
・ナンピンをする

といったことをしたせいで、
強制ロスカットになる事がしょっちゅうで、
1000万もの資金を失いましたから。

 

FXで損切りをすると、
単に資金をドブに捨てた気分になって、
物凄い苦痛を感じますよね。

私も今でも損切りをすると、
かなりイラ付きます。

 

それでも我慢して損切りせずに、
ポジションをキープすると、

“資金を失ってしまう”

というのが身に染みているので、
イラつきながらも、
何とか損切りできている感じです。

 

その代わり、
根拠の崩れた位置で損切りをして、
損失を最小限に抑えながら
利益を大きく伸ばすようにしているので、
トータルでは十分プラスになっています。

 

その為、もしあなたが、
損切りを変に我慢してしまい、
資金を失っている状態であれば、
相場参加者が、

「もうダメだ!」

と思う場所を見つける訓練をして、
その近辺まで引きつけてから
エントリーをすると、
損を小さく抑えながらも
利益を大きく伸ばせるようになるでしょう。

 

もし、相場参加者が諦める場所を
見つけられるようになりたい場合は、
以下の記事も参考に読んでみてください。
FXで損切りを小さく抑える方法なら大衆心理を使ってみよう!

実践例を紹介!FXのトレードで損切りラインはどこに置く?

 

どうしても損切りができない場合は?

上記では損切りを我慢すべき場所と
そうでない場所について
お伝えしたのですが、

「どうしても損切りができない」

という人も中にはいます。

 

そのような時は、

・ロットを最低ロットまで落としてみる
・自分の適性ロットを知る
・リスクリワードをチェックする
・勝率をチェックする

といったことを試してみて
自分が損切りできない理由を
探してみましょう。

 

もし、これらの方法について
更に詳しく知りたい場合は
以下の記事も読んでみてください。
FXでどうしても損切りできない時にまずやるべき事とは?

 

まとめ

今回は損切りを我慢すべき場所と、
そうでない場所について、
私の考えをお伝えしてきました。

 

損切りになると、
単純に苦痛でしかないのですが、
損切りをしないと
資金を全て失う確率が非常に高くなります。

ですが、損切りをするとはいっても、
我慢すべき場所と、
我慢すべきでない場所があるので、
この辺りをしっかり把握しておきましょう。

 

そうすれば、正しい位置で
損切りができるようになり、
それが資金を増やす為に
役立ってくれるはずですから。

 

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