FXでトレードをしていれば、
必ず損切りを経験します。

しかも、その損切りの中で、

・ヒゲで狩られてから伸びる
・小さな逆行ですぐ損切りになる

といった経験も、
必ずといっていいほどあります。

 

だから、

「どこで損切りすればいいんだよ!」

なんてわからなくなるんですよね。

私も、全く同じ経験をしていますから。

 

メルマガの読者さんの中にも、
このようなお悩みを抱えていて、

「損切りについて教えてほしい」

という方がいました。

 

そこで今回は、
私なりの損切りの考え方について、
お伝えしていこうと思います。

 

ヒゲで狩られてから伸びる場合

こういうのって、
めちゃくちゃ悔しいんですよね。

 

自分が見ている目線は合っているのに、
ちょっとした損切りに掛かって、
その瞬間から反転して、

“本来の利食いポイントまで届く”

なんてことがあると、
どこにもぶつけることのできない
怒りが沸々と湧いてきます。

 

じゃあ、これを無くすには、
どうすればいいのか?

なんて考えるのですが、

 

どうにもすることができない

 

というのが本音です。

 

こればっかりは、
どんなに損切り幅を広げても、
自分が損切りした場所が
底になって反転することは必ずあります。

 

そもそも、反転する場所がわかれば、
損切りをする必要がないわけです。

でも、そんな事、不可能だから、
損切りをしているわけです。

 

だから、
自分が損切りした場所が底になって、
そこから反転したら、
それは諦めるしかないです。

私も損切りした場所が底になって、
反転することなんて
しょっちゅうですからね。

 

因みに、この前のトレードも、
下記画像の黄色マルで買って、
水色マルで損切りでしたから。

 

この時は損切り幅を-15pipsにしていて、
完璧なまでにぴったり損切りされた後に、
そこから反転して
200pips以上伸びましたから。

こういうのは誰でも普通にあるので、
こればかりは仕方がないです。

 

損切り後の反転があまりにも多い場合

損切り後に反転して
思った方向へ動くのは
100%避けることはできません。

 

ただし、もし損切りトレードの内、
70%以上がこのようになるなら、
まずは自分のトレード記録を見返して、

どんな時にヒゲで狩られるのか?

といった事をチェックすべきです。

 

損切りは基本的に、

・直近安値の少し下
・直近高値の少し上
・強いサポートの少し下
・強いレジスタンスの少し上

といったように、

「ここを抜けたら
多くの相場参加者が諦めてくる」

という場所に設定します。

 

しかしながら、
呑み行為をしているFX業者が
価格を操作して損切りをさせたり、
大口投資家が大きなポジションを集める為に
わざと損切りを出させて
その間にポジションを取ったりする事があります。

いわゆるストップ狩りというやつです。

 

つまり、もしあなたの損切りの70%以上が
損切り後にすぐ反転するのであれば、
それはストップ狩りの標的にされている証拠です。

 

その為、
自分のトレードをチェックしてみて、
エントリーも完璧な位置で、

「ここ以外に損切り場所はない!」
「でも70%以上がヒゲで狩られる・・・」

といった場合は、

“損切り位置で
エントリーをするようにする”

など、対策を自分なりに考えてみましょう。

 

逆に損切り後に
そのまま逆行し続ける
トレードの方が多い場合は、
あなたの損切り位置は正しい証拠です。

だから、損切り後に反転したとしても、
それを受け入れていくしかありません。

もしくは、損切り後に
再度エントリーしなおす術を
身につけるしかありません。

 

ただ、私の経験上、
2連続で損切り後の反転が続いたりすると、

「損切り後の反転ばかりだなー」

なんて思いがちですが、
トレード記録を見返してみると、
実は全損切りトレードの
30%以下であることが多いです。

 

よって、とにかくまずは
自分の全トレード記録を見返して
損切り後の反転比率を
チェックしてみるとはっきりすると思います。

 

小さな逆行ですぐ損切りになる

上記では、

“ヒゲで狩られる場合は諦めるべき”

なんてお伝えしましたが、
ヒゲで狩られることが多い場合、
小さな逆行ですぐに損切りになることが、
関連している事が多いです。

 

この事に関しては、
以前、この記事で書いたのですが、
“損切りは小さければ良い”
というわけではありません。

 

もちろん、
損切り幅は小さい方がいいのですが、
損切りをすべき場所と、
我慢すべき場所があります。

 

小さな逆行で、
すぐに損切りしてしまう人の場合、
固定の損切り幅である事が多いです

損切り幅を固定にしていると、
常に損失が一定なので、
安心するのですが、
実はこれだと、
上手くいかないことが多いです。

 

もし、自分の手法を
徹底的に検証して、
固定の損切り幅でも”余裕で勝てる”
というのであれば、
何の問題もありません。

でも、そうでないなら、
相場参加者の心理から、
損切りを考えた方が効果的です。

 

まず、私の中では、
損切りをする場所と言うのは、

「ここを抜けたらヤバイ!」

多くの相場参加者が思う場所です。

 

例えば、下記画像では、
上昇トレンドなのですが、
どこを下抜けしたら、
多くの相場参加者が

「ヤバイ!」

と判断して損切りしてくると思いますか?

 

 

私なら、下記画像の、
赤ラインを下抜けたら、
多くの相場参加者が、
損切りをしてくると考えます。

 

 

なぜなら、赤ライン付近では、
何度も価格が止められていますよね。

 

全体の流れが上昇トレンドで、
“何度も赤ラインで止められている”
ということは、
そこがサポートラインとなり、
赤ライン付近で買っている人達が
多くいる証拠です。

 

そうなると、
買っている人達の多くが、
赤ラインを下抜けると、
損失を抱えることになるので、

「ここを下抜けたらヤバイ!」

と判断して、
一気に損切りをしてきて、
大きく下がる可能性が高いのです。

 

だから、この場面で損切りをするなら、
赤ラインから少し離した場所になります。

 

実際に、このチャートで、
その後どのように動いたかというと、
以下のようになりました。

 

やはり、赤ラインを下抜けたら、
大きく下がっていますよね。

黄色枠を良く見ると、
一旦赤ラインで反発するも、
反発する力が弱くて、
結局大きく下げていますよね。

 

これは赤ラインまで落ちてきたところを
押し目買いをしている人がいるのですが、
直近の強い下落によって、

「買いたい」と思う人より、

「逃げなきゃヤバイ!」

と思う人の方が多いので、
結局、押し目買いをした人達が負けて、
一気に急落しているのです。

 

損切りとは、このようにして、
買っている人や
売っている人の気持ちを考えながら、

「ここを抜けたらみんな逃げるだろうな」

という場所に設定するものだと
私は考えています。

 

しかし、この事とは逆に、

「とにかく損を小さくしたい」

という考えにとらわれすぎて、
固定の損切り幅にしてしまうと、
損切り貧乏になる可能性が高まります

 

例えば、あなたが、
下記画像の黄色マルで、
売りエントリーをしたとしましょう。
(ダブルトップネック割れ)

 

 

この時に意識されそうな場所は、
下記画像の水色ラインになります。

 

なぜなら、パッと見た瞬間に、
水色ラインが引けるので、
“ここは誰もが意識してそうな場所”
と見る事ができるからです。

 

そう考えると、

「ここを抜けたらヤバイ!」

という場所は、
水色ラインになり、
損切りはその少し上に設定するので、
-20pipsの損切りになるとしましょう。

 

それなのにも関わらず、
「損切り幅を小さくしたい」
という理由から、
損切り幅を-10pipsに固定してしまうと、
抜けたらヤバイ場所を抜けてもいないのに、
損切りすることになりますよね。

 

こうなると、

「ヒゲで狩られる」
「損切りした後に順行する」

といった事が起きやすくなります。

 

その為、私の場合は、
固定の損切り幅を使うよりも、
ある程度、幅を持たせて、

「ここを抜けたらヤバイ!」

といった場所に
損切りを置くべきだと考えています。

 

因みに私の場合は、

「固定幅の損切りは良くない」

と言っておきながら、
基本は固定の損切り幅です(笑)

 

ただし、損切り幅は固定でも、
抜けたらヤバイと思う場所に
その損切りが設定できる場所まで
引き付けてからエントリーします。

例えば以下のような感じです。

 

そうすれば、固定の損切り幅でも、
「ここを抜けたらヤバイ!」
という場所に、損切りを設定できます。

 

まとめ

今回は損切りの仕方について、
私の考えをお伝えしてきました。

 

損切り幅は、
小さければ小さいほど良いですが、
それよりも重要なのは、

“多くの相場参加者が
どこで損切りをしてくるのか?”

といった事を考えて、
損切り位置を決めることだと
私個人としては考えています。

 

そうすれば、

“ヒゲで狩られる”
“損切り後に順行する”

といったことも
減らす事ができると思います。

 

その為、もし、
このような事に悩んでいるなら、
自分のトレード記録を見返して、
上記の事を参考にしながら、
損切り位置を考えてもらえればと思います。

 

この損切りの考え方を使って、
実際にトレードをした際の
解説をした記事もあるので、
よければ併せて読んでみて下さい。

その記事はコチラ

 

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