メルマガの読者さんから、
以下のような質問をいただきました。

 

ボロカスさんのブログで
かなり参考になり
少しずつ勝てるようになってきました。

一つ面倒な質問ですいませんが、
エントリーの際にその時の
損切りポイントの値幅で
リスクリワードの観念から
利確の幅を決めていますが、
トレンド転換の際を狙う時の値幅と、
トレンド継続中の際の押し戻りを狙う際の
リスクに対しての
リワードが決めるのに悩んでいます

良かったら記事にしていただけると嬉しいです。

 

まず、このメッセージを読んだ瞬間、

「ボロカスさんて呼び名!」

と爆笑してしまいました(笑)

 

ボロカスさんって呼び名、
ひどいですよね(笑)

まぁ、ボロカスに負けてきたので、
ボロカスさんで全然良いんですけどね^^

 

まぁ、そんなことはさておき、
私のブログを参考にしてくれて、
「少しずつ勝てるようになった」
とのことで、
なんとも嬉しすぎるメッセージでした。

 

そして、この方の質問内容を読むと、

「確かに勝てるようになってきてるな」

という内容でした。

質問内容がより高度というか、
トレンド時と転換時の
リスクリワードで悩むというのは、
なかなか鋭い部分に目が行くなと・・・

 

そこで今回は、私が考える、
トレンド時と、トレンド転換時の
リスクリワードの決め方について、
お伝えしていきます。

 

トレンド時のリスクリワードの決め方

では、まずはトレンドが出ている最中の、
押しや戻しに対する、
リスリワードについてですが、
私個人の考えでは、

最低でもリスクが1に対して、
リワードが2以上は欲しい

というのが本音です。

 

なぜなら、
トレンドが出ている時というのは、
利益が大きく伸びやすい傾向にあります

だから、このような時に、
リスクリワードを1:1などにすると、
トータルで取れる利益が
少なくなる可能性が高いです。

 

だから、トレンド時の押し・戻しは、
最低でもリスクリワードは、
1:2以上は欲しいところです。

 

ただし、トレンドが出ている最中は、
その方向にポジションが
溜まっている証拠です。

 

その為、リスクリワードを
良くしたいからといって、
利益を伸ばしすぎると、
トレンドが終了した時に
一気に利食いが入ってきて、
利益を大きく減らす可能性もあります。

 

更に、リスクリワードの比率を
良くすればするほど、
利食いポイントまで届かずに、
戻ってくる可能性も高まるので、
勝率も下がっていきます。

 

例えば、

損切り:-10pips
利食い:+20pips

のトレードよりも、

損切り:-10pips
利食い:100pips

のトレードを比べると、
利食いが+20pipsの方が
明らかに利食いできる
可能性が高いですよね。

 

しかも、含み益があるときって、
実は損切りのときと同じくらい
精神的ストレスが掛かっています。

 

基本的に私達人間は、
“失う”という事に対して
苦痛を感じる生き物なので、
含み益が減ってしまうと、

「利益を失った」
「損をした」

という感情になりやすいです。

 

本来はまだ含み益があるので、
全く損をしていないのにもかかわらずです。

 

だから、もしあなたが、

「含み益を失っても全然平気」

という性格であれば、
とことん伸ばすのもありですが、
そうでなければ、
ある程度のところで
利益をもらっておくのが一番です。

 

基本的な利食いの目安としては、
日足、1~4時間足で
パッと見てわかるような
サポレジラインの少し手前で
利食いをするのが無難ですね。

パッと見てわかるということは、
誰が見てもそう感じるので、
そのような場所で反転しやすくなるので。

 

この詳細に関しては、
以下の記事で詳しく説明しているので
よければ参考にしてみてください。
効果的な水平線を引く際のちょっとしたコツとは?

 

因みに、私の場合、
トレンド中のリスクリワードは、
リスク1に対して、
リワードは2~3ぐらいにしています。

そして利食いの位置も
1時間足~日足の目立ったサポレジで
利食いをする事が多いです。

 

トレンド転換時のリスクリワードの決め方

次に、トレンド転換時の
リスクリワードですが、
私の場合は、
トレンド時よりも大きくしています

大体、1:3~5ぐらいにしています。

 

「え?トレンド時の方が
利益が伸びるんじゃないの?」

と思ったかもしれませんが、
実は逆だったりします。

 

これは同じ方向に対する、
ポジションの量が関係してきます。

 

例えば、上昇トレンドが出ている場合、
すでにトレンドが出ている状態なので、

「買いたい」

と思う相場参加者が多い為、
上昇する可能性は高いです。

 

ただし、逆の考え方をすると、
すでに上昇トレンドが出ているという事は、
買っている人も多くいる証拠です。

 

その為、更に上がる可能性は高いけど、
新規の買いを入れてくる人の数が
減ってきているので、
“買われる余地は少ない”
とも考えられますよね。

 

一方で、トレンド転換の場合、
同じく買いエントリーを考えた際に、
今まで下落トレンドだったので、
買っている人よりも、
売っている人の方がまだ多い状態です。

 

ということは、
もうお察しだと思いますが、
“買われる余地が大きい”
ということになりますよね。

 

このような相場の状態を考えると、
トレンド転換時の方が、
「利益を大きめに取れそう」
というのが何となくわかると思います。

 

 

ただし!

 

トレンド転換の方が、
大きく利益が狙えるとはいえ、
まだ下落の流れは途絶えていないので、
もう一回下がることで安値更新をして
下落トレンドが続く可能性もあります。

 

だから、
トレンド時のリスクリワードよりも、
2倍、3倍、5倍といったように
大きく伸ばしすぎるのも、
利益を取り損ねる原因にもなるので、
転換時もほどほどの利益がオススメです。

 

私個人の経験や検証結果からすると、
トレンド時のリスクリワードの、
1.5倍ぐらいだと、
勝率と利益幅のバランスが上手く取れます。

 

その為、私の場合、

トレンド時の押し・戻し

損切り:-10~-15pips
利食い:+20~+40pips

 

トレンド転換時

損切り:-10~-15pips
利食い:+30~+50pips

ぐらいに設定しています。

 

あ、因みにこの損と利幅は、
短期のデイトレードの場合です。

スキャルピングだと、
損切りと利益幅はもっと小さくなるし、
スイングトレードだと、
もっと大きくするのが普通です。

 

それでも、リスクリワードの”比率”は、
短期のデイトレードと同じですけどね。

関連記事:FXで損切りと利確の割合はどう決めると効果的なのか?

 

もし、利益を伸ばしたい場合は、
半分を直近の目立ったサポレジで利食いして
“もう半分をとことん伸ばしてみる”
なんて方法もあります。

この辺りは自分の精神面を考えながら
決めていくのでいいでしょう。

 

まとめ

今回は、トレンド時の押し・戻しと、
トレンド転換時のリスクリワードについて、
私の考えをお伝えしてきました。

ただ、上記の考えは、
あくまでも私個人の考えなので、
鵜呑みにせずに、実際にご自身でも、
検証をしてみてください。

 

それにしても
リスクリワードって、
確かに悩みますよね。

「利益幅を大きくし過ぎると、
勝率が悪くなる」

「でも、なるべく利益は大きく取りたい」

みたいに欲望と戦いますよね(笑)

 

でも、「ある程度の利益幅でOK」
と割り切らないと、
取れる利益も取れなくなります。

だから、月間でどれくらいのpips数を
取りたいのかを考えて、
そこから月間のトレード数や、
勝率と照らし合わせながら、
利益幅を決めていくと、
ある程度、満足のいく
リスクリワード比率が出来上がると思います。

 

今回の質問は少し高度な質問だったので、
上記の説明で伝わるか心配な部分もあります。

だから、わからない点があれば、
また質問してください。

この記事に追記する形でお答えしますので。

 

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