FXの場合、指標があって、
指標によっては
大きく動くものがあります。

 

通常、FXの指標だと、

「大きく動いてリスクも高いので、
トレードをしない方がいい」

といった声をよく聞きます。

 

確かに、指標時は大きく動く上に、
スプレッドも広がるので、
“指標発表前にポジションを持つ”
というのは危険極まりないです。

だから、そのようなトレードをするなら、
指標トレードはすべきではありません。

 

訓練すれば立派な収入源になる

FXでの指標トレードは、
危険な部分もありますが、
検証や訓練をすれば、
立派な収入源になります。

 

しかも、指標トレードの場合、
大きく動く事で
ボラティリティが上がるので、
短時間で利益が出る利点もあります。

とはいっても、
短時間で利益が出るということは、
“短時間で損をする”
ということでもありますが。

 

また、指標には
動きの癖みたいのがあるので
経験を積んでいくと
その癖が読めるようになってきます。

そして、癖が読めるようになることで
より簡単にトレードが可能になります。

 

指標自体の勉強は必要ない

指標でのトレードは
検証や訓練をすれば
かなりの収入源になりますが
指標自体の勉強は必要ありません。

 

要するに、

「この指標がどんな指標で
どのように経済に影響を及ぼすか?」

といったことです。

 

なぜなら、これはあくまでも
短期的なトレードになるので
大きく動いてくれさえすれば
指標の結果なんてどうでもいいからです。

 

ですから、指標の動きを利用して
短期的に利益を狙っていくなら
指標自体の勉強は必要ないのです。

関連記事:FXで経済指標の勉強?それ、ほとんど意味ないですよ

 

指標にも大衆心理は使える

私のトレードスタイルは、
大衆心理を使ったトレードなので、
指標トレードをする際にも、
大衆心理を使います。

そのトレード例をここからは
簡単に解説していきます。

 

FOCMでトレードした場面

例えば、下記チャート画像は、
FOMCの時のドル円ですが、
大きく下落していますよね。

 

この時に私は、
大衆心理のトレード方法を使って
下記の黄色マルでエントリーして、
水色マルで利食いをしました。

 

これで+40pipsの利益です。

 

では、このトレードについて、
簡単に解説をしていきます。

 

まず、指標発表前に、
1時間足でチャートを見ると、
以下のように、4本の赤い水平線を
引くことができました。

 

その為、私としては、
1地番上と2番目の水平線辺りでは、
売りの利食いと逆張り買いが入って、
一旦上昇すると思っていたので、
このどちらかで
逆張り買いを狙っていました。

 

しかし、実際の値動きを見ると、
1本目の水平線はあっさり下抜けて、
2本目の水平線付近で少し反発し始めました。

 

この動きを見た時に、

「売りの勢いが強いな」

と感じたので、

「一旦逆張りで買ってくる人がいても、
戻り売りを狙ってくる人の方が多そうだ」

と考えました。

 

その為、反発具合や
ローソク足の形次第では
売っていこうと判断しました。

そして、2本目の赤ラインで
反発してからの動きを注視していると、
下に抜けそうな形状が出ました。

 

なぜなら、
まず反発する力が弱すぎたからです。

 

反発が本物の場合、
これだけ大きく下げたら、
売っている人達は、

「利食いしておくか」

と考えて、一斉に利食いが入り、
更に逆張り買いを狙っている人達も
買いでエントリーをしてくるので、
もっと短時間で大きく反発します。

 

しかし、ほとんど反発せずに、
1本強めの陰線が出たということは、
買いたい人達は、

 

「売りの勢いが強いから
まだ買わずに様子見をするか」

と考えて、
売っている人達は、

「反発が弱いから
まだ利食いをせずに様子見をするか」

と考えるので、
買いが入ってきません。

 

ということは、
逆に売りの方が入りやすくなるので、
私もこの心理に便乗して
黄色マルで売りエントリーをしたのです。

 

そしたら、運よく、
そのまま下抜けしていったのですが、
次に考えることが、

「どこで利食いをするか?」

ということですよね。

 

この時の利食いの目安は、
当然のことながら、
3番目の赤ラインになります。

しかも、この場所は1時間足だと
ダブルトップのネックなので、
かなり強く意識される場所です。

 

その為、ここでは、
多くの逆張り買いや利食いが入って、
強く反発すると思っていました。

 

だから私も、

「ここで強めに反発したら逃げよう」

と考えていました。

 

そこでローソク足を見ていると、
3番目の水平線で、
1本大きい陽線が出て、
小さいダブルボトムを作りました。

 

この形を見た時点で、

「売りの利食いと逆張り買いが
一斉に入ってくるかも・・・」

と感じたので、次のローソク足が
上昇し始めたところで、
決済をしようと考えていました。

 

しかし、その後のローソク足を見ると、
今度は強めの陰線が出て、

「あ、まだ下に弱いかも」

と感じたので、
利食いはせずに様子見をしたら、
更に下がっていきました。

 

その後は、
時間的にも動かなくなってくるので、
どこかで安値更新できなくなったら、

「売りの利食いが入って反発するだろうな」

と考えて見ていたら、
5分足ではっきりした形の
ダブルボトムができそうだったので、
そこで利食いをして終了しました。

 

1分足

 

5分足

 

まぁ、後から見ると、
そのまま持っていれば
更に大きく利益を伸ばせたのですが、
40pipsの含み益が乗っていたし、
寝たかったので、
“もう十分”と判断して利食いをしました。

 

このような感じで、
指標トレードをする場合、
相場参加者の心理を考えながら
トレードする方法を使っています。

このトレード方法の良いところは、
ローソク足の動きを丁寧に見れるので、
エントリーの精度が高いことです。

 

また、
大衆心理を考えることによって、
売りと買いの気持ちがわかり、
利益の取りこぼしなども
抑えることもできます。

 

よって、指標トレードをする際は、
大衆心理を使ったトレード方法が
私個人としては
一番効果的な方法だと考えています。

関連記事:大衆心理を使って指標での相場をトレードする際のコツとは?

 

カナダの消費者物価指数

次のトレードは例は
カナダの指標で、
“消費者物価指数”
という指標がありました。

この指標は毎回大きく動くのですが、
その際にも、大衆心理を使って、
トレードをしました。

 

その際のトレードが、下記画像の
マルが付いている箇所になります。

 

全部買いエントリーで、

黄色マル:買い
水色マル:決済

となっています。

ドルカナダ1分足チャート

 

1回目のトレードは、
指標特有のエントリーなのですが、
勢いを見てエントリーしました。

 

まず指標発表前は、
以下のような感じで、
パッと見て目立つところに、
水平線を引いておきました。

 

普段のトレードでは、
あまり細かく水平線は引かないのですが、
指標の場合は、
細かい場所でもよく反応するので、
けっこう細かく水平線を引きます。

 

そして、水平線を引いて、
ある程度、
エントリーの目処を決めたら、
指標発表を待ちます。

 

因みに、この時の指標は、
上に大きく動きました。

1分足チャート

 

ちょうど、赤ラインで反応して、
上ヒゲを出していますよね。

最初は、この赤ラインで反転したら、
売ろうと考えていたのですが、
指標発表時の動きを見ていると、
上下に動きながらも、
勢い的に上に強く感じたんです。

 

そして、上ヒゲが出たけど、
実体も大きい陽線になったし、
“思ったほど利食いが出てない”
と感じたので、

「多分、上に行くな」

と判断して、
次の足で下に振ってから
勢いが止まったところを、
すかさずエントリーしました。

 

そしたら、次は利食い場所になるのですが、
まずはキリ番で買いの利食いや、
逆張り売りが入って反転すると思い、

「キリ番で決済かな~」

なんて考えていました。

 

ただ、動きを見ていると、
キリ番を意外にあっさり抜けた上に、
更に強く上へ昇っていったので、

「あ、これは一方的に上がるパターンかも」

と判断して、
キリ番では利食いをせずに、
更に1個上の水平線を利食い目処にしました。

 

そしたら、予想通り、
そのまま上昇していき、
利食いの目処に到達した時点で、
+40pipsの利が乗ったので、
十分だと思い利食いをしました。

 

カナダの指標の場合、
一方向に動き出すと、
とことん上がっていく特徴があります。

だから、短時間でも、
それなりに大きく利益を取れます。

この場合も、約6分で40pipsなので、
十分すぎますよね。

 

そして、次に考えていたのが、
明らかに上に強かったので、
キリ番付近での押し目買いでした。

 

しかし、上昇の勢いが強く、
結局キリ番まで下がらずに、
少し下がったところで
反転して上昇してしまいました。

 

因みに、後からできたチャートを見ると、
良い押し目買いポイントに見えますが、
私の場合は、
しっかりした水平線が引けない限り、
エントリーはしません。

 

なぜなら、水平線が引けないということは、

「どこで反転するかわからない」

と考えている人達が多いので、
反転せずに、
そのまま抜ける確率が大きくなるからです。

 

今回は上昇して行きましたが、
トータルで見ると、
下がる方が多いので、
私の場合はキリ番に来るまで
エントリーはしませんでした。

 

そして、
そのまましばらく動きを見ていると、
更に高値を更新して上がって行き、
レジスタンスとなる水平線も
抜けていったので、

「もう1回、チャンスがありそうだな」

と判断して、
水平線付近で押し目買いを狙っていました。

 

個人的には、下の赤ラインまで
深めに押して欲しかったのですが、
上の赤ラインで反発し始めたので、
下に引けないサインを確認してから、
再度、買いエントリーをしました。

 

エントリーポイント拡大図↓↓

 

そして、エントリー後は、
直近安値のすぐ下に損切りを置いて、
利食いはキリ番の少し上の
+20pipsで設定しました。

 

因みに、2回目のトレードは、
+20pips利益が乗ったら、
すぐに利食いをしました。

 

なぜ、この時は利食いを
伸ばさなかったのかというと、
2回目の利食いポイントまで、
指標発表から
30分ぐらいしか経っていないのに、
すでに100pips以上、
上昇していたからです。

 

さすがにこんな短時間で、
100pipsも上昇すれば、
買っている人達も、

「たくさん利益が乗ったからもう十分」

と判断して、
一旦は利食いをしてくるので、
反転することが多いです。

 

だから、2回目のトレードは、
無理に伸ばさずに、
サクッと利食いをしました。

実際にその後の動きを見ていると、
やっぱり下がってきましたからね。

 

あとはこの日は金曜日だったので、
持ち越したくない人が多いことから、
“調整も入りやすい”
というのも、
利を伸ばさない理由でもありました。

 

このような感じで、
指標であっても、
大衆心理を考えながら、
トレードをすることができます。

 

まぁ、こんなのは、
できあがったチャートなので、
いくらでも説明できるんですけどね。

だから、勝った部分を見るのではなく、
エントリーや利食いに対する考え方を
見ていただければと思います。

 

もし、大衆心理の読み方について、
基本的な部分から知りたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
FXは買いたい人と売りたい人の気持ちを考えると覚醒する!

 

まとめ

FXの場合、指標というものがあり、
大きく動く指標に関しては、
リスクもありますが、
検証と訓練を徹底的にすれば、
短期間でそれなりの利益を取れます。

今回も、40分程度で、
+60pipsも取れたので、
十分過ぎるくらいでした。

 

因みに私の場合、
大きく動く指標に関しては、
全て頭の中に入っています。

そして、指標トレードの精度を
更に上げる為に、
今も検証を続けています。

 

FXではボラティリティさえあれば、
稼ぐことはいくらでも可能です。

 

だから、指標のように、
ボラティリティが高くなる場所は、
私は積極的にトレードします。

 

ただし!

 

検証と訓練を徹底的に行って、
勝てると判断してからですけどね。

 

その為、今回の記事を読んで、

「指標トレードやろうかな」

なんて思ったとしても、
まずは検証を絶対にやってください

 

いきなりリアルトレードは、
絶対にやってはダメです。

さもないと、
あっという間に資金を失いますからね!

 

因みに、大衆心理を読むコツとしては、
私は3つの読み方を使っています。

その読み方については、
コチラの教材で説明しています。

 

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