FXのチャートで騙しの形を暴露しちゃいます！

FXのチャートでは、
騙しが良くありますよね。

だから、騙しを利用すると、
短期間で利益を
大きく取れる可能性が高まります。

でも、騙しを利用すれば
利益が大きく取れるとはいえ、
その騙しの形って、
チャート上にどう現れるの？
って思いますよね。

そこで今回は、私が考える、
FXチャートでの騙しの形を
暴露しちゃいます。

チャート上に出る騙しの形ってどんなの？

FXの場合、
24時間市場が開いているので、
騙しの形はけっこう出てきます。

特に1分足を見ていると、
騙しの形は意外に多いです。

では、その騙しの形って、
どんな形なのでしょうか？

それが下記チャート画像の
黄色マルの部分になります。

え？

ただの上ヒゲ陰線じゃん

多分、そう思ったかもしれません。

でも、これが騙しの形なのです。

確かに、ローソク足1本だけを見ると、
ただの上ヒゲ陰線なのですが、
チャートの流れから見ていくと、
騙しなのがわかります。

では、その理由を
大衆心理を使って、
これからお伝えしていきますね。

まず、下記チャート画像では、
全体の流れが上昇トレンドですよね。

ということは、
相場参加者の多くが
買いポジションを持っていたり、

「買いたい」

と思って買いエントリーを
狙っていたりします。

そんな中、下記チャート画像の
黄色枠あたりでは、
高値更新を狙う動きが出ています。

しかも、良く見ると、
徐々に安値を切り上げて、
わずかに高値更新もしています。

黄色枠拡大図↓↓

このチャートの形が出ることで、
相場参加者の多くは、

「ブレイクする確率が高そうだ」

と考えているので、
少し下がれば買いが入って
上昇して行きます。

しかも、ブレイク買いを
狙っている人達もいるので、
高値を更新した少し上に、
指値買い注文を入れている人達もいます。

だから、
相場参加者のほとんどが、
とにかく強気なのです。

そして、更に高値付近まで来ると、

「これはブレイクする！」

とブレイクを
見据えた買いが入ってくるので、
これによって高値を更新します。

これに加えて、指値買い注文の発動と、
一瞬ブレイクした事で、
とびつき買いをしてきた人達によって、
素早い動きでドンッとレートが跳ね上がります。

が、しかし！

素早くドンッとブレイクすると、
すでに買いポジションを持っていて、
含み益が乗っている人達は、

「お！含み益が急に増えた！」
「これを失いたくない！」

と判断して、一斉に利食いをしてきます。

そうなると、
買いポジションの決済は売りになるので、
レートが下がってきます。

これが起きると、
グングン高値更新をしていくと
考えて買った人達は、

「あれ、上がらないぞ・・・」
「これは・・・」
「ヤバイ！下がっちゃう！！」

と焦り出して、一斉に、

・微益撤退
・建値決済
・損切り

といったように逃げてくるので、
下げが加速して行きます。

そして、この動きを見て、
まだ決済していない買っている人達も、

「これは騙しになる可能性が高い・・・」

と見て、更に決済をしてくるので、
レートが大きく下がっていきます。

騙しはこのようにして起こります。

その為、ローソク足1本だけを見ると、
単なる上ヒゲ陰線ですが、
チャートの左側から流れを見ていくと、
騙しが起きているのがわかります。

騙しがおきやすい場所は？

チャートの左側から流れを見ていけば、
騙しがおきているのがわかりますが、

「その騙しってどこでおきるの？」

って思いますよね。

私が考える、
騙しがおきやすい場所は、

・高安更新を狙う場所
・指標
・キリ番や強いサポレジ

主にこれら3つだと
私は考えています。

高安更新を狙う場所

これは上記で
説明したような場所なのですが、
トレンドが出ている最中の、
高安更新を狙う場所というのは、
騙しがおきやすくなります。

なぜなら、
トレンドが出ているということは、
その方向に、
ポジションが溜まっている証拠です。

例えば、先程のチャート解説でいうと、
上昇トレンドなので、
買いポジションが多く溜まっています。

“買いポジションが多く溜まっている”
ということは、
利食いを狙っている人達が多く、
更に買われる余地が少ない事を意味します。

だから、トレンドが出ている状態で、
高安値更新をするような場所で
ブレイクを狙った売買をすると、
騙しに会いやすくなるのです。

指標

FXには指標があるのですが、
この指標も、騙しがおきることが多いです。

例えば、下記チャート画像を
見てみてください。

大きな下ヒゲ陽線が出てますよね。

これは指標によって、
一瞬で大きく下落したのですが、
騙しになってその後、
大きく上昇していった例です。

先程もチラッと説明しましたが、
大きくドンッと一方向へ動くと、
動いた方向に
ポジションを持っている人達は、
急に含み益が増えるので、

「この含み益を減らしたくない」

という心理が働きやすくなる為、
一斉に利食いをしてきます。

更に、一瞬で大きく動くことによって、

「ヤバイ！置いてかれちゃう！」

と焦って、とびつきエントリーした人達の
損切りも一気に巻き込んでいくので、
反対方向へ動く力が急激に増えます。

だから、大きく動く指標で、
大きい下ヒゲや上ヒゲが出た場合も、
それが騙しとなることが結構多いです。

あとはこれに似た動きをするのが、
要人発言ですね。

これも発言によって、
いきなり下にドンッと動いたと思ったら、
その後に今度は逆の発言をすることで、
一気に反対方向へ動くことがありますよね。

あれなんて完全に騙しの動きですよね。

キリ番や強いサポレジ

キリ番や強いサポレジも
ダマシがけっこう起きやすいです。

なぜなら、
キリ番や強いサポレジは
誰が見ても

「ここは意識されるだろうな」

と判断できる場所だからです。

このような場所には、
損切りの注文が溜まっている事が多いので
大口の機関投資家などが狙ってきます。

例えば、誰が見てもわかるような
強いサポートラインがあったとします。

そうすると、大口の投資家達は
圧倒的な資金力を使って
わざとその付近で売りを入れて
サポートラインを割り込ませてきます。

これによって
サポートラインのすぐ下にある
損切り注文を発動させます。

そして、損切りを出させている間に
売りポジションを決済しながら
今度は買い注文を入れて
建玉を集めてきます。

これによって、
サポートラインを割って少ししたら、
急激に上昇し始めるので
損切りをした人達が騙されるのです。

更にこの時というのは
サポートラインを下抜けた時点で
ブレイクしたと判断して
売ってくる人もいます。

しかし、売りを入れてきた人たちも
大口の機関投資家の買いによって
ダマシにあってレートが上昇すると、

「あ、ヤバイ！」

なんて焦って
一斉に損切り注文が出るので
レートが更に急上昇していくのです。

このように、
キリ番や強いサポレジは
大口の餌食にされやすいので
ダマシが起きやすくなります。

関連記事：FXで大口投資家はどこを狙ってくる？大衆心理から考えてみた

以上が、私が考える、
騙しのおきやすい場所になります。

まとめ

今回は、

“FXのチャートで騙しの形を暴露”

ということでした。

FXでは24時間市場が開いているので、
要人発言や地政学的リスクなどに、
敏感に反応します。

更に、FXの場合、指標もあるので、
金融市場の中では、
騙しが多く起きる市場だと思います。

だから、騙しが起きた時に、
それを上手く利用すると、
短期間で大きな利益も狙えるので、
チャート上に出てくる騙しの形に関しても、
頭の中に入れておくといいかもしれません。

ただし、これはあくまでも
私の経験上の話なので、
全部を鵜呑みにせずに、
ご自身でも大衆心理を考えながら、
騙しの形をチェックしてみると、
より信頼度が増すと思います。

騙しなどを読めるようになるために、
大衆心理を勉強するなら、
以下の記事も読んでみてください。
⇒売買している人達の気持ちを考えてトレード精度を激増させよう