あなたはFXでトレードをする前に、
チャートを確認して、
戦略をしっかり立てていますか?

 

この戦略を立てるか立てないかで、
トレードの質も結構変わってきます。

だから、トレードをする前に
チャートを見て、
大まかな戦略を立てる事は大切です。

 

ただ、戦略と言っても、
特に難しく考える必要はなく、

「この形で買いたいな(売りたいな)」

というのだけでも十分です。

 

私の戦略の立て方

トレード戦略と聞くと、
「チャートを細かく見る必要がある」
なんて思いがちですが、
そこまで細かく見る必要はありません。

 

私の場合、
短期のデイトレがメインなので、
まずは全体の流れを見るために、
1時間足をチェックします。

例えば、現在のチャートが、
以下のようだったとしましょう。

 

このチャートをパッと見た瞬間、
下落トレンドになっていますよね。

だから、「基本は売りで攻めていく」
という戦略をまず立てられます。

 

そしたら、次に考えるのが、

「どこで売りエントリーするか?」

ということになるのですが、
私の場合、トレンドが出ている際は、
基本的に戻り売りしかしないので、
戻り売りの候補をチェックします。

 

そして、その候補を見つけるために、
意識されそうな場所に、
ザット水平線を引きます。

例えば、以下のようにです。

 

上記のように、
チャート上に水平線を引いて、
エントリーポイントを
ある程度決めたら、
ラインに来るまでの動きを想定します。

 

このチャートの場合だと、
まず、一番下の水平線ですが、
私的には、ここでは
あまり戻り売りをしたくありません。

なぜなら、直近の安値から、
一番下の水平線までは、
30pips程度の値幅しかないので、
あまり利益が取れないからです。

 

しかも、安値付近でもみ合っているので、
そこがサポートとなりやすい為、
余計トレードはしたくないです。

 

次に、真ん中の水平線ですが、
ここは三尊のネックに加えて、
売りの起点となっているので、
強く意識されそうな場所と判断できます。

その為、ここでは、
「積極的に戻り売りをする」
という戦略が立てられます。

 

そして最後に、
一番上の水平線ですが、
ここまで戻ってくると、
少し戻りが強いので、
戦略を売りと買いの、
2パターン考えます。

 

まず、戻り売りに関してですが、
一番上の水平線は、
強いレジスタンスではあるものの、
ここまでレートが戻ってくると、
少し上昇が強いと判断します。

その為、戻り売りをするにしても、
明確な反転サインが出るのを待ちます。

 

私であれば、
ダブルトップの形が出るまで待ちます。

 

なぜなら、一番上の水平線抜けを、
2回試して失敗すると、
買っている人達と、
売りを狙っている人達が、

「もう上がらない」

と判断して、買いの利食いと、
新規の戻り売りが入りやすいからです。

 

そして、次に買いの戦略ですが、
この場合は、
真ん中の水平線を
ある程度しっかり上抜けしたら、
押し目買いを狙っていきます。

 

なぜなら、真ん中の水平線は、
売りの起点でもある為、
ここをしっかり上抜けすることで、

「短期的にトレンド転換が起きた」

と判断する人が増えるからです。

 

そうなると、
売っている人達も、

「ちょっと嫌だな~」

なんて感じて、
利食いの決済をしてきます。

 

更に、真ん中の水平線から、
一番上の水平線まで、
70pipsぐらいの値幅があるので、
買いを狙ったとしても、
それなりの利幅を狙えます。

だから、真ん中の水平線を
ある程度しっかり抜けたら、
押し目買いも狙っていきます。

 

ただし、押し目買いを狙う場合、
全体の流れはまだ下落トレンドなので、
一番上の赤ラインまでとなります。

そうしないと、
全体の流れに飲み込まれて、
せっかく含み益があったのに、
それを全て吐き出す可能性があります。

 

よって、このチャートの場合、
トレード戦略としては、

・真ん中の水平線で戻り売り
・一番上の水平線で戻り売り
・真ん中の水平線で押し目買い(限定的)

といったように、
3つの戦略を立てる事ができますよね。

 

このような感じで、
トレードをする前に
ある程度戦略を立てておくと、
いざその場面になった時も、
落ち着いて対応する事ができます。

 

これが逆に、
戦略を立てずに、
行き当たりばったりの事をすると、
いざエントリーポイントに着た時に、

「ヤバイヤバイ!」

なんて焦って、
変なエントリーをする事が多くなります。
(私の経験上の話ですが・・・)

 

では、実際のその後どうなったかを、
以下のチャート画像で確認してみましょう。

 

真ん中の水平線で、
キレイに反転していますね。

やはり、真ん中の水平線は、
かなり意識される場所なので、
戻り売りが入りやすかったのでしょう。

 

複数の時間足を使ってトレードする場合は難易度が上がる

上記では1つの時間軸に対しての
戦略の立て方をお伝えしました。

しかし、
これが複数の時間足を使って
トレードをするような場合は
難易度はけっこう上がってきます。

 

なぜなら、長期足と短期足を
上手くシンクロさせながら
戦略を立てる必要があるからです。

 

例えば、5分足をメインにした
短期トレードをする場合、
基本的には、

・5分足
・15分足
・1時間足
・4時間足

といったように
複数の時間足を見ながら
トレードをしていきます。

 

これによって、押し目買いや
戻り売りを狙う時などは

・短期足は下落(上昇)トレンド
・長期足は上昇(下落)トレンド

といったように、
短期足と長期足のトレンドが
逆になっていることが多いです。

 

その為、
ここを上手く組み合わせないと

・上昇トレンドなのに売りでエントリー
・下落トレンドなのに買いでエントリー

みたいに、
大きなトレンド方向とは
逆にエントリーをしてしまい、
損切りになることが多くなります。

 

よって、複数の時間足を使って
トレードをするような場合は
戦略の立て方が少し難しくなるので
混乱しないように注意しましょう。

もし、長期足と短期足を
上手くシンクロさせる方法について
詳しく知りたい場合は
以下の記事も読んでみてください。
FXで複数の時間足チャートをシンクロさせてトレードする方法

FXでマルチタイムフレーム分析が苦手な時の対処方法とは?

 

トレード戦略を立てる際に必要な力

上記では、
私なりのトレード戦略の立て方を
お伝えしてきました。

しかし、トレード戦略とはいえ、
特に難しいことはなかったと思います。

 

なぜなら、トレード戦略は、

・全体の流れを見る力
・水平線を引く力

といった、基本的な力だけで
十分立てることができるからです。

 

ですから、チャートから
トレード戦略を考えることが
難しいと感じている場合は、

・全体のトレンドを確認する
・意識される場所に水平線を引く

ということをしてから、
押し目買いや戻り売りの候補を探して、
その後の動きがどうなるかを
確認する練習をしてみるといいでしょう。

 

これを繰り返していると、
自分なりのトレード戦略を
立てられるようになるはずです。

 

とはいっても、
この辺りの力に関しては
FX歴が1年以上ある場合は
特に問題ないはずです。

あとは戦略を立てることを
いくつもこなしていけば、
すぐにできるようになるでしょう。

 

それでも、トレンドの確認方法や
水平線の引き方に迷う場合は、
以下の記事も参考にしてみてください。

FXの効果的な勉強方法とは?まずやるべき事は環境認識から!

効果的な水平線を引く際のちょっとしたコツとは?

 

まとめ

今回は、トレードをする前に
チャートを見て戦略を立てることについて、
私の考えをお伝えしてきました。

 

FXの場合、要人発言や指標で
急な動きをすることもあるので、
前もって
ある程度戦略を立てておく事で
焦らずに対応することができます。

 

また、上記で説明したように、
ザッとでもいいので、
エントリー前に戦略を立てておくと、
トレードの精度もかなり上がります。

その為、もしあなたが、
トレード前に戦略を立てていないなら、
是非、この事にも挑戦してみてください。

 

戦略の立て方がわかったら、
次は細かいエントリーポイントを
判断できるようになりたくありませんか?

もしそう思う場合は、
以下の記事も読んでみてください。
デイトレで1分足を使ってピンポイントでエントリーする方法!

 

Visited 1 times, 1 visit(s) today

P.S. メルマガを始めました

大衆心理を中心に、
FXで勝つ為のコツをお伝えしていきます。

「FX歴が長いけど勝てない」
という方には特におススメです。

もちろん、"勉強すべき事がわからない"
という場合にもオススメです。

メルマガの詳細内容はコチラ


登録はもちろん無料で、
解除もワンクリックで出来ます。