FXで資金を失う典型的な例として、

“損切りできずにナンピン”

というのがありますよね。

 

私もこのナンピンには
めちゃくちゃ苦しめられて、
これのせいで”1,000万を失った”
といったも過言ではないです。

しかも、一回ナンピンが癖づくと、
この癖がなくなるまでに
物凄い時間が掛かりました。

 

でも、今になって思うのが、
損切りできずに
ナンピンしていた原因は、
実は物凄い単純なことでした。

 

損切りできずにナンピンする原因は?

私が損切りできずにナンピンして、
何度も資金を失ってきた原因として、

・トレードプランがない
・自分の手法が確立されていない
・ロットが大き過ぎる

ということが理由でした。

 

トレードプランがない

突然ですが、あなたは、
その日初めてチャートを見たときに、
トレードプランを立てていますか?

 

例えば、以下のように、
チャートを朝一でパッと見て、

「○○になったら買いたい(売りたい)」

といったように、
トレードプランを立てることです。

 

このように、
トレードプランを立てるだけでも、
余計なエントリーが減って、
無駄な損切りを減らすことができます。

 

逆に、トレードプランがないと、
行き当たりばったりのトレードになり、
損切りポイントが明確でない場所で
エントリーをすることが多くなります。

 

これをやってしまうと、
どこで損切りをすべきか迷ってしまい、
エントリー後に逆行されると、
損切りができなくなることが多いです。

そして、損を確定できずに、
最後はナンピンをしてしまいます。

 

だから、
前もってトレードプランを立てておくのは、

・損切りができない
・ナンピンをしてしまう

といった事を防ぐのに有効です。

 

しかも、トレードプランなんて、

・トレンドがある程度読める
・水平線がある程度引ける

といったことができれば、
5分程度で立てることができるので、
この5分を面倒くさがらずに費やすだけでも
十分効果はあります。

関連記事:FXで失敗しにくいトレードシナリオの書き方や考え方

 

自分の手法が確立されていない

自分の手法が確立されていない場合も、
損切りできずにナンピンすることが多いです。

 

これも、”トレードプランを立てない”
と同じようなことですが、
自分のトレード手法がないと、

・エントリーポイント
・利食いポイント
・損切りポイント

といった全てが曖昧なので、
適当なエントリーをしてしまいます。

 

だから、手法が確立していない状態で
トレードをしてしまうと、
損切りポイントですらわからないので、
損失を受け入れることが難しくなり、
ナンピンをしやすくなります。

 

しかも、手法が確立していないと、
損をして悔しい気持ちが特に強くなるので、
ナンピンをするだけでなく、
リベンジトレードも起きやすくなります。

その為、
自分のトレード手法が確立されていないと、
“損切りができずにナンピン”
というのが起きやすくなります。

 

それにちょっと考えてみてください。

 

もしあなたが使う手法が
10回中1回しか勝てなくても
確実にトータルで200pips取れれば、

・損切りができない
・ナンピンをしてしまう

といったことが起きると思いますか?

 

恐らく思わないですよね。

ということは、
自分の手法を確立することが
“損切りできずにナンピンをしてしまう”
というのを防いでくれる事がわかりますよね。

 

そもそも、”自分の手法がない”というのは、
裸で戦場に突っ込むようなものなので、
トレード自体をしてはいけません。

このような場合は、
まずは検証から始めて、
自分の手法を作り上げることが第一です。

勝てる手法を作るための検証方法はコチラ

 

ロットが大き過ぎる

ロットが大き過ぎる場合も、
ナンピンをしやすくなります。

 

なぜなら、
自分が損失を受け入れられる
限界値を超えたロットでトレードをすると、
いざ損切りポイントまでレートが来た時に
損失金額が頭をよぎって

「こんな大きな金額失いたくない!」

と感じてしまうからです。

 

これによって、
仮に損切り設定をしていても、
損切り寸前で
損切り設定を取り消してしまい、
ナンピンをしやすくなります。

 

そして結局、
そのまま逆行され続けて
最後は証拠金が足りなくなり、
強制ロスカットになるのです。

私もこれを
永遠と繰り返し続けていました。

 

「どうしても損切りができないんです」

という悩みを貰うことがありますが、
このような場合も
ロットが大き過ぎることが多いです。

 

だって、考えてみてください。

もし、ロットを
最低ロットまで下げたら
損切りできますよね?

ということは、
今損切りができないのは
ロットが大き過ぎる証拠でもあります。

 

その為、ロット数に関しても、
自分の精神的苦痛が
限界を超えない程度に
抑えるのがいいでしょう。

もし、ロット数の決め方について、
悩んでいる場合は、
以下の記事を参考に読んでみてください。
FXでのリスク管理で特に重要な点とは?

 

ナンピンはなるべく使わない方がいい

FXで稼いでいる人の中には、
ナンピンを使っている人も普通にいます。

 

ですから、一概に

“ナンピンは絶対悪”

とは言えないし、
ナンピンを使って
安定した結果が出ているなら
それは正しい証拠です。

 

ですが、そのような人を見ると、

「自分もナンピンを使おうかな」

なんて思ってしまうのですが、
私の経験談からすると、
安定したトレードができない内は
ナンピンは使わない方がいいです。

 

なぜなら、
ナンピンを使って稼いでいる人達は、
ナンピンを使わなくても
稼ぐ実力を持っているからです。

 

あのような人達は、
ナンピンを使わなくても
普通にFXで勝てるのですが、
今までの経験や
徹底的な検証によって、

「ナンピンを取り入れた方が
より稼ぎが良くなる」

というのをわかってやっています。

 

つまり、計画的ナンピンというか、
“買い下がり、売り上がり”
と表現した方がいいかもしれません。

その為、
ナンピンをして逆行されたとしても、
ちゃんと損切りができます。

 

しかし、
安定したトレードができない状態で、

「勝っている人が使っているから」

といった理由だけで
上辺を真似してナンピンをしたとしても、
いざ損切りをしたら、
精神的苦痛が大き過ぎて
耐えられないことがほとんどです。

 

むしろ、その精神的苦痛から
すぐに再エントリーをしたり、
倍のロットでリベンジトレードをしたりして
逆に傷口を広げる事の方が多いです。

 

よって、
ナンピンをしない状態で
トレード成績が安定しない内は
ナンピンは使わない方がいいです。

実際に私も、
以下の記事で書いたのですが、
ナンピンによって
何度も逝かされてますから(笑)
損切りの大切さが身にしみる!ナンピンで何度も逝った過去!

 

まとめ

今回は、
“損切りできずにナンピンをする理由”
ということについて、
私の考えをお伝えしてきました。

 

再度まとめると、
私自身の経験上、
ナンピンをしてしまう理由は、

・トレードプランがない
・自分の手法が確立していない
・ロットが大き過ぎる

ということが考えられます。

 

もちろん、資金管理をしながら
ナンピンをする手法で、
勝つこともできると思います。

ただ、ナンピンをした状態で
損切りをすると、
資金的ダメージと
精神的ダメージが大きいので、
その両方を取り戻すには
かなり時間が掛かります。

 

それに、ナンピンをして
最後に損切りをすることになると、
損をすぐに取り返そうとして、

・大ロットでリベンジトレード
・ポジポジ病

といった悪い癖が
上乗せされる可能性が高くなります。

 

こうなってしまうと、
過去の私のように、
FXで結果が出るまでに
物凄い時間を必要としてしまいます。

だから、このようなことを考えると、
私個人としては、
ナンピンを必要としない手法の確立や、
事前のトレードプランを立てるのが
FXで生き残る手段だと考えています。

 

Visited 1 times, 1 visit(s) today

P.S. メルマガを始めました

大衆心理を中心に、
FXで勝つ為のコツをお伝えしていきます。

「FX歴が長いけど勝てない」
という方には特におススメです。

もちろん、"勉強すべき事がわからない"
という場合にもオススメです。

メルマガの詳細内容はコチラ


登録はもちろん無料で、
解除もワンクリックで出来ます。