FXでは、

・オセアニア時間
・日本時間
・欧州時間
・米国時間

といったような時間帯があり、
それぞれの市場で、
動きが変わってきます。

 

その為、中には、
アジア時間と欧州時間では、

「チャートの見方は変わるの?」

といった質問をしてくる人がいます。

 

そこで今回は、FXをやる上で、
“チャートの見方は
時間帯によって変わるのか?”
といったことについて、
私の考えをお伝えしていきます。

 

基本的にチャートの見方は変わらない

時間帯別にチャートの見方が変わるか?
についてですが、

チャートの見方は基本的に変わらない

というのが私の考えになります。

 

なぜなら、どの時間帯であっても、
意識される場所は変わらないからです。

 

例えば、下記チャート画像の黄色マルは、
欧米時間の最高値で、
水色矢印辺りからアジア時間になります。

 

上記のチャート画像を見ると、
アジア時間で、欧米時間の最高値を
しっかりと上抜けたことで、
レンジ相場に決着がついて、
それをきっかけに上昇していますよね。

 

更に、この後の流れを見ていくと、
以下のようになりました。

 

上記のチャート画像を見るとわかりますが、
アジア時間に付けた安値が、
欧米時間にも意識されていて、
その安値で下げ止まって上昇していますよね。

 

これは欧米時間に入ってから、
欧米勢がアジア時間に付けた安値を
意識していて、その安値を割らない為に、

「これ以上下がらない」

と判断して、
買ってきたので上昇したのです。

 

このように、アジア時間の高安値、
欧米時間の高安値というのは、
時間帯が変わったとしても、
常に意識されているので、
“時間帯によってチャートの見方が変わる”
というのは基本的にありません。

 

もちろん、大衆心理の読み方も同じで、
欧米時間になったからと言って、
いきなり大衆心理の読み方が
変わることはありません。

常にチャートの左側から、
流れを読んでいくことが重要です。

 

変わるのは値動きやボラティリティ

時間帯によって、
チャートの見方は変わりませんが、
値動きやボラティリティは変わります。

 

例えば、先ほどのチャートで、
ボラティリティを比べると、
アジア時間の場合、
最安値と最高値の値幅が
31pipsとなっています。

 

一方で、欧米時間の場合、
最安値と最高値の値幅が、
63pipsとなっているので、
アジア時間の2倍以上、
ボラティリティがあることになります。

 

その為、
チャートの見方は変わらなくても、
値動きやボラティリティによって、
取れる利益の幅や、損切の幅などは、
アジア時間に比べると、
欧米時間の方が大きくなる傾向があります。

 

また、欧米時間の方が、
相場参加者が多くなるので、
一方向に動き出すと、
その方向にトレンドが出やすくなります。

 

だから、手法によっても、
“勝ちやすい・負けやすい”
といった事が出る場合もあるので、
トレードの仕方については、
少し調整が必要になる場合もあります。

 

各時間帯の動きの特徴

基本的に時間帯によって
チャートの見方自体は
そこまで変わることはありません。

ですから、
自分の手法に沿って
そのままトレードをしていけばいいでしょう。

 

ただ、そうはいっても、
各時間帯の動きを知りたいかもしれないので
そのことについて簡単にお伝えしていきます。

 

オセアニア時間

これは早朝の時間帯なので
実際のトレードには
そこまで影響しないと思います。

 

この時間帯で
大きく動く事はほとんどなく、
逆に動かないことがほとんどです。

しかも、流動性が低いので
いきなり変な動きをしやすいので
逆に手を出さない方がいいです。

スプレッドも広がりやすいですしね。

 

東京時間

この時間帯は日本の株式市場が開くので、
その動きに影響されて
ドル円が動くことが多いです。

 

ただ、そうはいっても、
この時間帯も普段は
そこまで大きく動くことはないです。

それでも日銀関係の発言など、
日本のことで大きなニュースが出ると
ドル円が大きく動きます。

 

そして、それにつられて
ポンド円やユーロ円などの
クロス円も一緒に動くので
トレードをするなら
ドル円かクロス円辺りがいいかもしれません。

 

欧州時間

16時になると
欧州勢が参入してくるので
ここからボラティリティが
大きくなってきます。

 

更に、この時間帯は
ポンドやユーロの指標もあるので、
それをきっかけに
大きく動き出して
トレンドが出やすくなる事も多いです。

その為、ここからの時間帯は
トレンドフォローの手法が
かなり効果的です。

 

ニューヨーク時間

夜になると欧州勢に加えて
アメリカ勢も参入してくるので
更にボラティリティが上がります。

 

しかも、欧州時間と
ニューヨーク時間は重なるので

“ゴールデンタイム”

なんて言われるくらい
良く動くので、
ここで利益を取るトレーダーも多いです。

 

この時は
どんな通貨でも大きく動くので
どれをトレードしてもいいでしょう。

私も欧米時間を中心に
トレードをする事がほとんどですが、
トレード対象通貨は特に絞っていません。

だから、同じ時間帯に
複数の通貨をトレードすることも
けっこうあります。

 

以上が、時間帯別の動きの特徴になります。

もし、より詳しく知りたい場合は
以下の記事を参考にしてみてください。
FXには時間帯で動きに特徴が!その際のトレードの注意点とは?

 

自分のトレードの時間帯別収益をチェックしてみよう

FXのチャートの見方は、
時間によって変わることは
基本的にありません。

 

ただ、もし自分が使っている手法が、

「特定の時間に負けこんでいるかも」

と感じている場合は、
時間帯別収益をチェックしてみると、
いいかもしれません。

 

なぜなら、先程もお伝えしたように、
時間帯によって、
ボラティリティが変わってくるので、
損切り幅や利食い幅が
合っていない可能性があるからです。

 

また、これ以外にも、

・アジア時間:レンジになりやすい
・欧米時間:トレンドが出やすい

といったような特徴もあります。

 

その為、自分が使う手法が、
レンジのような時に
力を発揮しやすい手法だと、
欧米時間は負けやすくなります。

そうなると、
手法が通用しないのではなく、
“使う時間帯が合っていないだけ”
ということもありえます。

 

ですから、
もし、トレードが上手くいっていないなら、
時間帯別収益もチェックしてみると、
良い方向へ進めるかもしれません。

関連記事:FXで使う手法は時間帯別で使い分けるべき?

 

時間に左右されにくいトレードがしたいなら

もし、時間帯別の動きに
左右されにくいトレードがしたいなら、
1時間足以上のデイトレードが
いいかもしれません。

 

なぜなら、1時間足以上になると、
トレードの値幅が大きくなるので、
多少ボラティリティが上がった程度では、
大きな影響を受けないからです。

逆に短期足のトレードになると、
ボラティリティが上がることで、
上下のふり幅が大きくなり、
ノイズで負けることが多くなります。

 

だから、
時間帯別の動きに
左右されにくいトレードがしたいなら、
1時間足以上のデイトレードがオススメです。

 

まとめ

今回は、時間帯別に
チャートの見方は変わるのか?
といったことについて、
私の考えをお伝えしてきました。

 

FXの場合、
時間別に市場が分かれてているので、
その時間によって、
動きやボラティリティは変わってきます。

その為、トレード仕方については、
少し調整が必要になる場合もあります。

 

ただし、意識される場所は、
どの時間帯であっても同じなので、

“チャートの見方自体に変わりはない”

というのが私の考えです。

 

よって、チャートから
大衆心理を読んでいく場合は、
時間帯はあまり気にせずに、
チャートの一連の流れから
順序立てて読んでいけば問題ありません。

 

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